※この記事は2024/03/06(水)に追記編集しました。
こんにちは、かりんです🥰
2024年1月19日(金)、米Amazonが提供するクラウドサービス「AWS(Amazon Web Services)」は生成AIなどの需要拡大を見込んで2023年から2027年までの5年間で日本に2兆2600億円を投資する計画を発表しました。
ちなみにAWSは複数のデータセンター群の建設、ネットワーク、運用、保守のために2011年から2022年にかけて1兆5100億円を投資しています。この投資で日本のGDPに1兆4600億円貢献し、年間平均7100人を超える雇用を支えたと推計されているらしい。
で、今回の2023年~2027年の5年間:2兆2600億円の投資では、日本のGDP:5兆5700億円貢献し、年間平均35,000人の雇用を支える見込み。
これがAWS関連銘柄の刺激に。
と、いうことでこのページではAWS関連株の本命株・出遅れ株 一覧をしっかりとまとめていきたいと思います。
AWS関連株とは
AWS関連株とは、米Amazonが手掛けるクラウドサービス「Amazon Web Services(AWS)」に関連する製品、サービスを手掛ける銘柄の総称です。
AWSはインターネットを介してサーバー、ストレージ、データベースなどを使ったさまざまなサービスを利用できるやつです。よく似たやつで「レンタルサーバー」ってのがありますけど、AWSは厳密にはレンタルサーバーとは違うんだって。レンタルサーバー全般よりもカスタマイズの自由度が高く通信速度なども優位性があるみたい。ふむふむ。
AWS関連株は、AWSパートナーとして認定されている企業が中心になるかと思います。
AWSパートナーのランク(ティア)
AWSでは顧客の課題解決をサポートするパートナー認定制度を用意しており、AWS関連株の多くはAWSパートナーに認定されている企業です。
AWSパートナーにはなんかいろいろ種類があるっぽいですが、全部調べるのはちょっと面倒くさいので(笑)おおまかにね。
・その次 AWS アドバンストティアサービスパートナー
・その次 AWS セレクトティアサービスパートナー
上からプレミア、アドバンスト、セレクトの順です。それぞれのティアでAWS認定技術者が何名以上いなければならないとか細かくルールが決められているっぽい。
最上位パートナーであるAWSプレミアティアサービスパートナーは、国内だと14社しかない(2023年10月時点)のでかなりレアですね。
AWSはクラウドサービスで世界トップシェア
アマゾンといえばEC(通販)サイトのイメージですが、実はクラウド事業も稼ぎ頭のひとつ。AWSは世界3大クラウドサービスのひとつに数えられており、その中でもトップシェアを誇ります。
■2位Azure(Microsoft):世界シェア約23%
■3位Google Cloud Platform(Google):世界シェア約10%
AWS、Azure、GCPだけで世界のクラウド市場のシェア6割以上を占めているわけですね。なかでもAWSは圧倒的な首位。アマゾンは2006年に副業的な感じでクラウド事業を始めたらしいですが、もはや屋台骨を支えるセグメントと言えそうです。
AWS関連株 一覧
コード | 銘柄名 | 特徴 | 時価総額(24.01.24時点) |
---|---|---|---|
4434 | サーバーワークス | AWS プレミアティア サービスパートナー AWSの課金代行・導入・運用支援・監視サービスを展開 | 30,786百万円 |
9749 | 富士ソフト | AWSプレミアサービスパートナー ソフトウェア・組み込みソフト開発など | 436,752百万円 |
9719 | SCSK | AWSプレミアティアサービスパートナー。住友商事グループのSI。2011年からAWSの活用支援。2023年10月にAWSと3年間の戦略的協業契約を締結。 | 909,261百万円 |
9613 | NTTデータグループ | 大手SI。AWSプレミアティアサービスパートナー。 | 2,999,948百万円 |
6701 | NEC | AWS プレミアティア サービスパートナー | 2,521,951百万円 |
3626 | TIS | 大手SI。AWS プレミアティア サービスパートナー | 822,559百万円 |
4307 | 野村総合研究所 | AWS プレミアティア サービスパートナー | 2,585,221百万円 |
3167 | TOKAIホールディングス | グループ「TOKAIコミュニケーションズ」がAWS プレミアティア サービスパートナー | 137,445百万円 |
5574 | ABEJA | 「ABEJA Platform」、国内で初となる 「AWS Machine Learning コンピテンシー」パートナーに認定 | 31,200百万円 |
2349 | エヌアイデイ | AWSアドバンスドコンサルティングパートナー AWS ソリューションプロバイダーに認定 | 25,078百万円 |
5256 | Fusic | クラウド型システム開発会社。AWSアドバンストティアサービスパートナー / パブリックセクターパートナー | 5,390百万円 |
7518 | ネットワンシステムズ | AWS Advancedパートナー | 198,343百万円 |
4174 | アピリッツ | AWSアドバンスドコンサルティングパートナー AWSを最大限活用する大規模システム開発サービス 実績120プロジェクト超 | 5,000百万円 |
3914 | JIG-SAW | AWSアドバンストティアサービスパートナー サーバーの自動監視システム AWS監視・運用代行サービスなど | 36,658百万円 |
4270 | BeeX | AWSアドバンストティアサービスパートナー 内製化支援推進 AWS パートナー ↓24.03.06追記 2024年02月22日にAWSプレミアティア サービスパートナーに昇格認定 |
8,531百万円 |
5129 | FIXER | AWSアドバンストティアサービスパートナー | 18,266百万円 |
8056 | BIPROGY | SI大手 AWSアドバンストティアサービスパートナー | 483,068百万円 |
5578 | ARアドバンストテクノロジ | AWSアドバンストティアサービスパートナー AWS/クラウド導入支援 | 7,656百万円 |
3774 | インターネットイニシアティブ | AWSアドバンストティアサービスパートナー AWS導入・設計・構築・運用を支援 | 554,734百万円 |
3393 | スターティアホールディングス | スターティアレイズがAWSアドバンスドテクノロジーパートナー | 15,402百万円 |
3844 | コムチュア | クラウドが主力のSI。AWS Advancedコンサルティングパートナー | 59,454百万円 |
3915 | テラスカイ | Salesforce・AWSのスペシャリスト人材に特化した人材派遣サービス・AWSぴたっとコンサル | 19,621百万円 |
2154 | オープンアップグループ | 人材サービス型 AWSパートナー | 202,613百万円 |
3648 | AGS | AWSセレクトティアサービスパートナー AWSの導入から運用までサポートする『クラウドソリューション for AWS』 | 14,422百万円 |
2307 | クロスキャット | AWSセレクトティアサービスパートナー | 19,540百万円 |
4198 | テンダ | AWSセレクトティアコンサルティングパートナー | 4,958百万円 |
4419 | Finatextホールディングス | AWSセレクトティアコンサルティングパートナーおよびISVパートナーパスに認定 | 31,881百万円 |
4165 | プレイド | 顧客分析プラットフォーム「KARTE」がAWSが提供するコンタクトセンターサービス「アマゾンコネクト」と連携 | 23,800百万円 |
3771 | システムリサーチ | 独立系SI Azure、AWSなどを使ったクラウド基盤環境の構築 | 25,013百万円 |
3766 | システムズ・デザイン | インフラ構築・運用保守ソリューション AWSでも実績あり | 2,898百万円 |
3677 | システム情報 | クラウド活用支援サービス AWSでも実績あり | 21,897百万円 |
3371 | ソフトクリエイトホールディングス | AzureやAWSなどのクラウドサービスの設計、構築、請求代行、保守などをワンストップで提供 | 47,001百万円 |
6193 | バーチャレクス・ホールディングス | AWS 基盤活用のコールセンターシステムクラウドサービス「Connectrek(コネクトレック)」を開発・提供 | 3,172百万円 |
4413 | ボードルア | ITインフラストラクチャ分野に特化。AWS、Azure、GCPなどのクラウド導入支援 | 55,499百万円 |
2332 | クエスト | ソフト開発・システム開発・保守など。AWS設計・構築・運用サービスを提供。 | 6,827百万円 |
9360 | 鈴与シンワート | AWSの活用をトータルで支援「S-Port X コネクト for AWS」 | 6,546百万円 |
3776 | ブロードバンドタワー | AWS 設計・構築・監視・運用代行 | 8,987百万円 |
3778 | さくらインターネット | さくらのクラウドとAWSを閉域網で接続する「AWS接続オプション」 | 153,304百万円 |
3992 | ニーズウェル | サーバ・クラウドなどの環境設計、構築、導入 AWSを取り扱い | 15,628百万円 |
AWS関連株 本命株・出遅れ株
それではAWS関連株の本命株・出遅れ株をピックアップしていきます。この項目は個人的な主観を含むので参考程度にお願いしますね😋
AWS関連株 本命株 4434 サーバーワークス
サーバーワークスはAWS関連株の本命銘柄として注目。AWSの最上位パートナーである「AWSプレミアティアサービスパートナー」は2023年11月時点で国内14社しか認定がありませんが、サーバーワークスは数少ない最上位パートナーの一社。2014年から継続して認定されており、幅広い業種・業界でAWSの導入実績は1240社以上、案件としては18,800プロジェクトも実績あり。
サーバーワークスはAWSプレミアティアサービスパートナーのなかで唯一のクラウド専業上場企業で、時価総額規模もお手頃。他のAWSプレミアティアサービスパートナーは、富士ソフト、SCSK、NTTデータ、NEC、TIS、野村総合研究所、TOKAIコミュニケーションズ(TOKAIグループ)など規模が大きめの銘柄になりますので、AWSの需要増で業績に与えるインパクトとしてはサーバーワークスが期待できそうかなと思います。
AWS関連株 本命株 5574 ABEJA
AI関連株のABEJAもAWS関連株の本命株として注目。
ABEJAは「AWS Machine Learning コンピテンシー」パートナーにグローバルでは8社目、国内では初認定された企業です。
AWS Machine Learningコンピテンシーってのは一体なんなんだ!?って話ですが、こちらは機械学習領域の卓越した技術と導入実績を持つパートナー向けのAWSコンピテンシーで、ABEJAは自社で提供するビジネスを自動化するAIプラットフォーム「ABEJA Platform」が、プラットフォームソリューションカテゴリーで評価を受け国内初となるパートナーとして認定されました。
ちなみにABEJAは2018年にAWS Machine Learning コンピテンシーパートナーに認定されていますが、まだこの認定を受けているのは国内では2社のみだと思います(2024年1月時点)。2021年11月にアクロクエストテクノロジー(非上場)という会社が国内2社目の認定を受けていますが、上場企業ではABEJAのみ。
AWSは生成AIなどの需要増を見込んで日本での投資も拡大するわけなので、AI分野で重要な認定を受けるABEJAは注目したいですね。しかも今のところこの認定を受けている上場企業はABEJAのみってところも良い。
AWS関連株 本命株 2349 エヌアイデイ
独立系のシステムインテグレータ(SI)、エヌアイデイもAWS関連株として注目。エヌアイデイは2020年にAWSアドバンスドコンサルティングパートナーに認定、また2021年にはAWSソリューションプロバイダーに認定されています。AWSの設計・構築、監視運用業務を提供する銘柄なので、こちらも注目。時価総額の規模もそこまで大きくはないので値動き的にも面白いかも?
AWS関連株 本命株 5256 Fusic
FusicもAWS関連株として注目。FusicはテクノロジーコンサルティングやWebシステムの開発を中心に行っている企業でAWSアドバンストティアサービスパートナーに認定されているほか、パブリックセクターパートナーでもあります。時価総額規模が小さいので値動きしやすい銘柄ですね。
AWS関連株 本命株 4174 アピリッツ
アピリッツはオンラインゲームの運営や、ECサイトやウェブサイトのシステムを受託開発する事業を手掛ける銘柄。AWSのアドバンスドコンサルティングパートナーでもあり、AWSの環境構築やデータ移行設計はもちろん、AWS要件の策定から利用するサービスの最適化などのサービス提供実績は120プロジェクト以上。こちらも時価総額規模が軽めでドンピシャのAWS関連株なので注目。
AWS関連株 本命株 3914 JIG-SAW
JIG-SAWもAWSアドバンストティアサービスパートナーとして認定されている企業です。サーバーの自動監視システムやAWS監視・運用代行サービスなどを提供しています。
AWS関連株 出遅れ株? 4270 BeeX
BeeXは企業の基幹システムのクラウド移行を支援する事業を手掛けており、AWSアドバンストティアサービスパートナーとしても認定されておりAWSを導入する顧客に対して設計・構築、運用までワンストップで対応。また2023年10月にはAWS JAPAN APN ブログにおいて、新たな「内製化支援推進 AWS パートナー」として紹介された模様。
「内製化支援推進AWSパートナー」とはユーザー企業の内製化を支援するためのソリューションを持ったAWS パートナーのことらしい。日本独自の位置づけっぽい。
BeeXも時価総額規模小さめですし値動き的な意味でも注目かと。
※2024年03月06日(水)追記↓
BeeはもともとAWSアドバンストティアサービスパートナーでした
2024年02月22日に、BeeXはAWSパートナーネットワークにおける最上位レベル「AWSプレミアティアサービスパートナー」に認定されたことを発表。BeeXはAWSプレミアティアサービスパートナーの国内15社目の認定取得となります。
これまでのAWSパートナーとしての活動実績が評価され最上位パートナーに昇格した格好ですね。
AWS関連株としての存在感が高まったと言えそうです。
AWS関連株 本命株 3915 テラスカイ
テラスカイはクラウド関連株としてよく知られる銘柄ですかね。テラスカイは米セールスフォースやAWS等のクラウド導入・運用支援などを展開しており、サーバーワークスと資本業務提携を結んでいるほか、BeeXの親会社でもあります。こちらもAWS関連株として注目。
AWS関連株 本命株 5129 FIXER
※2024年01月30日(火)追記
FIXERはクラウドコンサルやクラウド構築・運用サービスなどを手掛ける会社です。クラウド関連が中心の事業内容でAWSアドバンストティアサービスパートナーなので、こちらもAWS関連株として注目。時価総額規模もまぁまぁお手頃。
AWS関連株 本命株 5578 ARアドバンストテクノロジ
※2024年01月30日(火)追記
ARアドバンストテクノロジもクラウド関連の事業内容を手掛ける会社で、AIによるデータの利活用など企業のDX化支援も提供しています。AWSアドバンストティアサービスパートナーとして認定されており、AWSクラウド導入支援を手掛けます。時価総額規模小さめで値動き軽い。
AWS関連株 本命株 3393 スターティアホールディングス
※2024年01月30日(火)追記
スターティアホールディングスは「デジタルマーケティングSaaS関連事業」と「ITインフラ関連事業」を手掛けており、グループのスターティアレイズがAWSアドバンスドテクノロジーパートナーとして認定されています。こちらもAWSの投資拡大・需要拡大で恩恵があるかもしれない銘柄ですかね。
AWS関連株 本命株 3648 AGS
※2024年01月30日(火)追記
AGSは独立系のシステムインテグレータで、AWSセレクトティアサービスパートナーに認定。AWSの導入から運用までサポートする『クラウドソリューション for AWS』を提供しています。AGSも時価総額規模お手頃ですし、AWS関連株として注目しておいても良さそう。
AWS関連株 本命株 4413 ボードルア
※2024年01月30日(火)追記
ボードルアはITインフラストラクチャ分野に特化した会社で、ネットワーク、サーバ、セキュリティ、クラウドの各領域で顧客企業に最適なITソリューションを提供しています。クラウドではAWS、Azure、GCPなどのクラウド導入支援を手掛けています。
AWS関連株 出遅れ株? 9360 鈴与シンワート
※2024年01月30日(火)追記
鈴与シンワートは「S-Port」という、自社保有国内データセンターを基盤としたトータルITソリューションを提供しており、S-Portサービスの一つとしてAWSの活用をトータルで支援する「S-Port X コネクト for AWS」を提供しています。
AWS関連株 出遅れ株? 3992 ニーズウェル
※2024年01月30日(火)追記
ニーズウェルは独立系システムインテグレータで、金融系システム開発に強みを持つ企業。サーバ・クラウドなどの環境設計、構築、導入を手掛けておりAWSも取り扱いがありますので、こちらも関連株と言えるかもです。
AWS関連株 まとめ
AWS関連株のまとめ記事はとりあえず以上ですかね。
また新たな関連銘柄が浮上すれば追記するかもしれないです。
まぁいずれにしろ、データセンター銘柄と同様でAWSも今後生成AIなどの需要増でビジネスチャンスとなると思いますし、AWS関連株は引き続き注目しておきたいテーマ株かなと思います。
他にも、次にくる有望テーマ株とか材料株とかを初動で拾えるようにしっかりアンテナを広げておきましょう!
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