MLCC関連株(積層セラミックコンデンサ関連株) 本命株・出遅れ株 一覧

    MLCC関連株(積層セラミックコンデンサ関連株)

    ※このページは最後に2026年06月01日(月)に追記編集しました。

    こんにちは、かりんです🥰

    2022年以11月の米OpenAI社のAIチャットボット「ChatGPT」のリリースを皮切りに、世界規模でAI需要の増大が話題となりAI分野に必要不可欠な半導体関連株も大注目されました。2023~2024年上半期は半導体関連株の独壇場といえる相場環境だったと思います。

    ですが、半導体関連株の熱狂的な物色も5月、6月はいったん落ち着いてきている状況です。
    次の主役テーマを探している方も多いと思います。

    半導体銘柄の熱狂が落ち着きつつある今、代わりに台頭してきているのが電子部品関連株
    特に半導体デバイスを正常に動作させるために必要不可欠な「MLCC(積層セラミックコンデンサ)」という電子部品に関連する銘柄に注目が集まっています。

    考えてみれば、半導体デバイスはそれ単体で動作させるものではありませんから、半導体の需要が増大すれば周辺に用いられる電子部品の需要も増大するのは自明の理ってやつですね!

    特にMLCCは日本企業が世界トップシェアを誇るなど日本勢が世界的競争力を持つ分野です。日本が世界的競争力を誇る点は、半導体部材や半導体製造装置の分野と共通しています。

    と、いうことでこのページではMLCC関連株(積層セラミックコンデンサ関連株)について、本命株出遅れ株 一覧をまとめておきます。

    MLCC関連株(積層セラミックコンデンサ関連株)とは

    積層セラミックコンデンサ

    MLCC関連株(積層セラミックコンデンサ関連株)とはほぼあらゆる電子機器に用いられる電子部品「MLCC(積層セラミックコンデンサ)」に関連する製品・サービスを手掛ける銘柄の総称です。

    「MLCC」ってワードはあまり聞きなじみがないかもしれませんが「積層セラミックコンデンサ」なら、なんとなく聞いたことある方が多いんじゃないでしょうか。とはいえ、どんなものかは知っている人は少数かも…なので、ザックリカンタンに解説しておきましょう!

    MLCC(積層セラミックコンデンサ)とは
    まず積層セラミックコンデンサは「コンデンサ」と呼ばれる電子部品の一種です。
    コンデンサとは、電気を一時的に蓄えたり放出したり電流の流れを制御する電子部品のこと。コンデンサの基本的な構造は絶縁体(誘電体)を電極で挟んだ構造となっており電圧を加えることで電気が蓄えられたりします。

    んで、積層セラミックコンデンサはセラミックを非導体の材料として使ったもので、さらに絶縁層と電極層を多層に重ねたもの。積層することで、容量を大きくしつつ小型化を実現しているため、ただのコンデンサよりも高性能。

    さまざまな種類のあるコンデンサの中でも、MLCC(積層セラミックコンデンサ)は小型で静電容量範囲が広いなどの特徴があり、どんな電子機器にも需要があることから電子部品のなかでも特に重要とされています。

    世界のコンデンサ市場の推移

    ※画像出展元:経済産業省・商務情報政策局 半導体・デジタル産業戦略(令和5年6月)

    まぁなんかごちゃごちゃと小難しいことを書きましたが、要するにほぼあらゆる電子機器に使われてる電子部品です。というか、半導体デバイスを正常に動作させるために使われる電子部品なので、半導体の需要が増える=MLCCの需要も増えると考えるのが自然かなと。

    ちなみに半導体は2022年12月に政府の「特定重要物資」指定されましたが、MLCCなど電子部品も同じく特定重要物資に指定することが検討されています。

    MLCCは、ほぼあらゆる電子機器に用いられており、スマホ一つにだいたい800~1000個くらい使われているらしい。スマホ1台に1000個も使われてるなら、最先端のAIサーバーにはいったい何個使われるの?!って感じですね。

    それからスマホもそうですが、AIカメラとか今後どんどん端末側にAIが搭載されるエッジAIデバイスも増えてくると思います。エッジAIデバイスやIoT端末が増えれば、半導体と同時にMLCCの活躍の機会も増えるはず。そう考えると、MLCC関連株はエッジAI関連株とも親和性が高そうですね!

    エッジAI関連株 本命株・出遅れ株 一覧はコチラ≫

    今後、AIサーバーはもちろん需要増に期待できますし、端末側にAIを搭載するデバイスもどんどん増えていくはずですので、半導体関連株と同様にMLCC関連株にも注目しておこうと思います。

    MLCC関連株(積層セラミックコンデンサ関連株) 一覧

    MLCC関連株(積層セラミックコンデンサ関連株)リスト
    コード 銘柄名 特徴 時価総額(24.07.10時点)
    6981 村田製作所 電子部品メーカー大手 MLCCメーカー MLCCで世界シェア首位(2021年度出荷金額ベース) 7,160,234百万円
    6976 太陽誘電 電子部品メーカー大手 MLCCメーカー MLCCで世界シェア3位(2021年度出荷金額ベース) 620,361百万円
    6762 TDK 電子部品メーカー大手 MLCCメーカー MLCCで世界シェア5位(2021年度出荷金額ベース) 4,278,436百万円
    6971 京セラ 電子部品メーカー大手 MLCCメーカー MLCC世界シェア5%?(日経新聞参考) 2,946,180百万円
    5344 MARUWA セラミックス材料メーカー MLCCメーカー 高熱伝導基板で世界シェア1位 503,540百万円
    6997 日本ケミコン アルミ電解コンデンサで世界シェア首位 MLCCも手掛ける 35,192百万円
    3101 東洋紡 MLCC向けフィルム 92,255百万円
    3402 東レ MLCC向けフィルム 1,246,289百万円
    5331 ノリタケ(※24年7月に社名変更) セラミックス材料の供給 子会社「共立マテリアル」がMLCC材料のチタン酸バリウムを手掛ける 123,789百万円
    4028 石原産業 チタン酸バリウムの原料「酸化チタン」を供給 子会社「富士チタン」がチタン酸バリウムを供給 66,028百万円
    4100 戸田工業 MLCC材料のチタン酸バリウムを供給 12,644百万円
    4078 堺化学工業 MLCC材料のチタン酸バリウムを供給 50,915百万円
    4092 日本化学工業 MLCC材料のチタン酸バリウムを供給 24,761百万円
    4027 テイカ チタン酸バリウムの原料「酸化チタン」を供給 39,503百万円
    5727 東邦チタニウム チタン酸バリウムの原料「酸化チタン」を供給
    ※親会社「JX金属」による株式交換(完全子会社可)で2026年05月28日付けで上場廃止
    103,343百万円
    4004 レゾナック・ホールディングス グループのレゾナック・セラミックスが「酸化チタン」を供給 699,482百万円
    4082 第一稀元素化学工業 ジルコニウム化合物のトップメーカー MLCC添加向けのジルコニウム化合物も供給 20,520百万円
    5333 ニッカトー MLCC製造に不可欠な粉砕用ジルコニアボールを展開 17,063百万円(26.06.01時点)
    5367 NGK MLCCを焼き固める工程で用いる焼成炉(ローラーハースキルン)を展開 1,857,207百万円(26.06.01時点)
    6245 ヒラノテクシード MLCC製造工程で用いる、材料を均一に塗布するコーティングマシン(塗工機)を手掛ける 38,578百万円(26.06.01時点)
    6376 日機装 MLCC製造工程で用いる「温水ラミネータ」で国内シェア9割以上(世界標準機として定着) 223,092百万円(26.06.01時点)

    (ちなみに私が普段の情報収集でチラ見してるのはこのあたりです↓)

    MLCC関連株(積層セラミックコンデンサ関連株) 本命株・出遅れ株

    MLCC関連株本命株出遅れ株をピックアップしておきますね。この項目は個人的な主観を含むので参考程度にお願いします😋

    MLCC関連株 本命株 6981 村田製作所

    6981村田製作所
    6981 村田製作所

    MLCC関連株の本命中核株は電子部品メーカー大手の村田製作所ですかね。
    村田製作所はMLCC(積層セラミックコンデンサ)が柱の製品で、MLCCで世界シェアトップ(39%:※2021年度出荷金額ベース)です。

    MLCCメーカの世界シェア(2021年度・出荷金額ベース)

    ※画像出展元:経済産業省・商務情報政策局 半導体・デジタル産業戦略(令和5年6月)

    MLCCの世界市場で約4割ものシェアを誇っている点は素晴らしいですね。また今後成長が見込まれる自動車分野においては約5割のシェアを誇るとのこと。

    また村田製作所は、MLCCの材料である「チタン酸バリウム」を製造するサプライヤー「富士チタン工業」と、その親会社である石原産業と3社合弁で「MFマテリアル」を設立しています。出資比率は富士チタン(55%)、村田製作所(35%)、石原産業(10%)。

    世界トップのMLCCメーカー、またMLCC材料の供給面でも注目したい銘柄ですね。

    MLCC関連株 本命株 6976 太陽誘電

    6976太陽誘電
    6976 太陽誘電

    太陽誘電もMLCC関連株の本命株として注目です。
    太陽誘電もMLCCを手掛ける電子部品メーカーで、MLCCでは世界シェア3位(約12%:※2021年度出荷金額ベース)です。

    太陽誘電も柱の商品はMLCCでコンデンサ製品は商品化にあたり材料の開発から行っているようです。高精度印刷・積層技術を有し業界トップレベルの超小型、超薄型、超大容量商品に強み。日本(群馬県、新潟県)、マレーシア、中国、韓国の4カ国でグローバルに最適地生産体制、安定供給体制を構築している点も強みと言えるかもですね。

    MLCCの世界シェアでは村田製作所に及びませんが、太陽誘電は村田製作所よりも時価総額規模が小さいので注目。それでいて世界シェア3位(12%)は面白いですね。半導体需要と比例して業績が伸びていく可能性に期待か。

    MLCC関連株 本命株 6762 TDK

    6762TDK
    6762 TDK

    TDKもMLCC関連株の中核銘柄として注目。TDKも電子部品を手掛ける大手で、MLCCメーカーの一社です。経済産業省・商務情報政策局 半導体・デジタル産業戦略の資料によると世界シェアは約4%で5位。TDKもMLCCで世界的競争力を誇る日本勢の一社と言えると思います。また、TDKに限りませんが電子部品メーカーはMLCCだけでなくその他にもさまざまな種類を手掛けていますので、半導体分野の需要と併せてそれら電子部品の需要も伸びる可能性がありそうですね。

    MLCC関連株 出遅れ株 6971 京セラ

    6971京セラ
    6971 京セラ

    電子部品メーカー大手の京セラもMLCC関連株の一角として注目です。京セラも積層セラミックコンデンサを手掛けるメーカーの一社で、経済産業省・商務情報政策局 半導体・デジタル産業戦略の資料には社名がありませんが、日経オンラインの2023年11月07日の記事によると、京セラのMLCCの世界シェアは約5%とされる、とのこと。また、日経オンラインの同記事によると、京セラは2026年3月期までに電子部品事業に2100億円を投資する方針で、これによりMLCCの世界シェア10%への拡大を目指す模様。

    村田製作所、太陽誘電、TDKに比べると京セラはやや出遅れ感もありそうか。こちらもMLCC関連株として注目しておきたいです。

    MLCC関連株 本命株 5344 MARUWA

    5344MARUWA
    5344 MARUWA

    セラミックス材料メーカーであり、MLCCメーカーでもあるMARUWA。MARUWAはセラミック基板のなかでも、各産業の主流として高い需要のある「高熱伝導基板」において世界トップシェア(約60%)を誇ります。高熱伝導基板は、データセンターに使用される高出力の光発振子やパワー半導体など大量に熱が発生する電子部品に欠かせない製品のようですね。

    MARUWAはMLCCというよりセラミック高熱伝導基板に注目ですかね。いずれにしろ、MARUWAは今後AIデータセンターやEV向けでさらなる需要を獲得する可能性に期待。

    MLCC関連株 出遅れ株 3101 東洋紡

    3101東洋紡
    3101 東洋紡

    工業用フィルムや包装用フィルムを手掛ける東洋紡もMLCC関連株として注目。
    東洋紡はMLCCの製造工程に必要不可欠な離型フィルムを供給しているメーカーです。

    東洋紡のセラミックコンデンサ用フィルムは平滑性や離型性に優れ、製造時の不良率を低減できる点や、ハイエンド品と位置付けられる超小型タイプに対応している点などが評価されています。

    また東洋紡は2021年にセラミックコンデンサ用離型フィルムの生産体制を強化すべく宇都宮工場に製造設備を新設することを発表しています。発表によるとこちらは2024年秋の稼働スタートを目指しているようです。

    MLCC関連株 出遅れ株? 3402 東レ

    3402東レ
    3402 東レ

    同じく、MLCC用のフィルムメーカーでは東レも注目。東レはMLCC離型用ポリエステルフィルム「ルミラー」を手掛けており、世界ナンバーワンのシェアを占めています。そして今後のMLCC市場の拡大にいち早く対応するため、2022年10月には「ルミラー」の生産能力増強を決定。

    岐阜工場の生産設備を増強し、生産能力を現行比1.6倍にするようです。設備投資額は80億円で、2025年からの稼働開始を予定。

    MLCC関連株 本命株 5331 ノリタケ(旧:ノリタケカンパニーリミテド)

    5331ノリタケカンパニーリミテド
    5331 ノリタケカンパニーリミテド

    ※2024年07月11日(木)追記

    ノリタケカンパニーリミテドもMLCC関連株としてピックアップしておきますね。ノリタケカンパニーの子会社「共立マテリアル」がMLCC材料となるチタン酸バリウムを手掛けているほか、ノリタケカンパニーもMLCC用内部電子ペーストを手掛けています。

    また、ノリタケカンパニーは2023年05月にMLCC向け電子材料の増産方針を発表しています。名古屋市港区と愛知県みよし市の工場に新棟建設を検討し、投資額は約130億円の見込みと報じられています。AIやEV普及に伴うMLCC需要の拡大を取り込みにいく動きですね!

    ※2026年06月01日(月)追記
    2024年7月25日(創立120周年記念日)にノリタケカンパニーリミテド→ノリタケに社名変更

    MLCC関連株 本命株 4028 石原産業

    4028石原産業
    4028 石原産業

    ※2024年07月11日(木)追記

    化学メーカーの石原産業もMLCC関連株として注目。石原産業は酸化チタンの国内シェア約3分の1でトップシェアを誇る銘柄です。酸化チタンは光触媒や遮熱材料、導電性材料などさまざまな分野で活用されていますが、MLCC材料となるチタン酸バリウムの原料にもなります。石原産業の子会社「富士チタン」ではチタン酸バリウムを手掛けているので、直接MLCC材料の供給も手掛けています。

    さらに、MLCCで世界トップシェアを誇る村田製作所と「富士チタン工業」と「石原産業」の3社合弁でチタン酸バリウムメーカーの新会社「MFマテリアル」を設立している点も注目。出資比率は富士チタン(55%)、村田製作所(35%)、石原産業(10%)です。

    MLCC関連株 本命株 4100 戸田工業

    4100戸田工業
    4100 戸田工業

    ※2024年07月11日(木)追記

    戸田工業もMLCC関連株として注目。戸田工業は老舗の化学素材メーカーで機能性顔料と電子素材が軸。
    MLCC向けにはチタン酸バリウムを供給しています。またリチウムイオン電池向けの正極材料を供給していることから、EV電池関連株としても知られる銘柄ですね。戸田工業は時価総額規模小さめ。

    MLCCの材料となる「チタン酸バリウム」を手掛けるメーカーとしては、戸田工業のほかに堺化学工業、日本化学工業にも注目。

    MLCC関連株 出遅れ株? 4027 テイカ

    4027テイカ
    4027 テイカ

    ※2024年07月11日(木)追記

    化学メーカーのテイカは、MLCCの材料となるチタン酸バリウムの原料となる酸化チタンを供給する会社。酸化チタンは電子材料向け以外にも顔料、塗料、印刷インキ、光触媒として住宅外壁に塗布するなどさまざまな分野に使われます。

    酸化チタンメーカーとしては、テイカだけでなく東邦チタニウムやレゾナックホールディングスなどにも注目してもいいかもですね。

    MLCC関連株 出遅れ株 4082 第一稀元素化学工業

    4082第一稀元素化学工業
    4082 第一稀元素化学工業

    ※2024年07月11日(木)追記

    第一稀元素化学工業もピックアップしておきます。
    第一稀元素化学工業はジルコニウム化合物のトップメーカーで、ジルコニウム化合物ってやつは自動車排ガス浄化触媒とか、工業用の化学触媒、環境触媒とか人工歯などの歯科材料としても使われるほか、MLCCの添加材としても使われます。売上高の割合としては2022年度で、自動車排ガス浄化触媒向けが約6割でメイン、電子機器向けは約9.8%とそこまで比率は大きくないですが、こちらも一応関連株として注目しておきます。

    MLCC関連株 出遅れ株 4078 堺化学工業

    4078 堺化学工業
    4078 堺化学工業

    ※2026年06月01日(月)追記

    堺化学工業はもともと上記一覧には記載していたんですが、改めてこちらでも出遅れ株として取り上げておきますね。

    2026年06月01日(月)、堺化学工業はMLCC材料関連株として資金が向かいストップ高に。
    堺化学工業は1918年創業の老舗化学メーカーでMLCCの主要材料である「チタン酸バリウム」を供給する会社です。

    直近の決算では化粧品材料の不振などが足を引っ張り全体の業績こそ苦戦しているものの、AIサーバーや半導体向けの需要回復により、MLCC向けを含む「電子材料事業」では今期計画でも利益率の向上を見込んでいます。また長年収益の足を引っ張っていた汎用品の「顔料級酸化チタン事業」を2026年3月期をもって撤退し、電子材料などの高利益率な成長分野へ経営資源を集中させる強力な構造改革を進めている点も注目ポイントか。

    現状では足元の業績よりもテーマ性への期待が先行して買われているような状況ですが、未来を織り込むのが株ですし、それを言ったらMLCC全部そうですし。

    とりあえず村田製作所や太陽誘電などのMLCCメーカーの中心どころが株価を大きく伸ばしているうちは、材料を供給する川上の銘柄として注目してもよさそうか。

    MLCC関連株 出遅れ株 4092 日本化学工業

    4092 日本化学工業
    4092 日本化学工業

    ※2026年06月01日(月)追記

    堺化学工業と同じく日本化学工業も2026年06月01日(月)にS高となりました。
    こちらも、もともと一覧に挙げていましたが改めて取り上げておきます。

    同社もMLCCの主要材料である「チタン酸バリウム」を供給する化学メーカーですね。チタン酸バリウムをはじめ、電子セラミック材料を供給しています。

    日本化学工業もMLCC向けのチタン酸バリウムなど電子セラミック材料事業は好調で、今期もやや地味ながらも増収増益の見通し。こちらも今後のAI普及局面においてMLCC需要の底上げを考慮すると、引き続き動向を注視しておきたい出遅れ銘柄といえそうです。

    MLCC関連株 出遅れ株 5367 ニッカトー

    5367 ニッカトー
    5367 ニッカトー

    ※2026年06月01日(月)追記

    ニッカトーはセラミックス関連株のページでも取り上げていますが、2026年06月01日(月)の株価急騰は明らかに「MLCCの出遅れ株」としての物色資金が向かった形だと思うので、こちらのページにも追記しておきます。

    ニッカトーは工業用セラミックスを主力とするメーカーですが、MLCCの製造工程において絶対に欠かせない「消耗品」で圧倒的なシェアを持っています。それが電子部品材料の粉砕・分散に用いられる「ジルコニアボール(YTZボール)」です。

    MLCCを製造するためには「チタン酸バリウム」などの原料粉末を、ミクロン単位で均一に細かく砕く、というかすり潰す必要があります。ニッカトーのジルコニアボールは極めて硬く摩耗しにくいため、すり潰す際に不純物が混ざらないという圧倒的な強みがあり、国内の主要なMLCCメーカーにおいて業界標準レベルで採用されています。

    ニッカトーのジルコニアボールは摩耗しにくいとはいえ、製造ラインが稼働すればそれだけすり減っていく「消耗品」です。この消耗品ってのが良いですよね。MLCCの需要拡大が続く限りニッカトーのジルコニアボールも継続的に買い替え需要が発生し業績へ恩恵をもたらします。
    こちらも引き続き動向を注視しておきたいですね。

    MLCC関連株 出遅れ株 6245 ヒラノテクシード

    6245 ヒラノテクシード
    6245 ヒラノテクシード

    ※2026年06月01日(月)追記

    MLCC関連株としてヒラノテクシードも追記しておきます。
    これは見落としてましたね。こちらはMLCC製造工程で用いる「装置関連株」ですね。

    ヒラノテクシードは、フィルムや金属箔、ガラスなど様々な素材に極薄のコーティングを行う「塗工機(コーティングマシン)」に強みをもつ産業機械メーカーです。

    ヒラノテクシードが村田製作所や太陽誘電などの主要なMLCCメーカーに向けてコーティングマシンを納入した実績は一次ソースでは確認できませんでしたが、MLCCの製造工程において材料を均一に塗布する装置は必要不可欠であり、同社のコーターも「MLCC向け用途」との記載があることから、設備投資局面では恩恵を受ける可能性のある装置メーカーといえると思います。おそらく電子部品業界の守秘義務の関係上、具体的な納入先企業名は公表されていないのではないかと(たぶん)。

    AIデータセンター向けでのMLCCの需要急拡大によって、各メーカーが工場設備を増強する期待から、設備投資の恩恵をダイレクトに受ける装置メーカーとしてヒラノテクシードに資金が向かった形ですね。

    半導体関連株も「半導体メーカー」「装置メーカー」「材料メーカー」などそれぞれが物色された流れを考えると、MLCCの需要増が意識される局面でも同じような流れで物色される可能性がありますね。

    ヒラノテクシードもMLCCの製造装置関連株として引き続き注目しておきます。

    MLCC関連株 出遅れ株(製造装置) 5333 NGK(旧:日本ガイシ)

    5333 NGK
    5333 NGK

    ※2026年06月01日(月)追記

    セラミックス関連株のページでも本命株として取り上げているNGKですが、MLCCの「製造装置関連株」としても注目なのでこちらにも追記しておきます。

    前述のヒラノテクシードが材料を「塗る」工程の装置だとすれば、NGKはそれを「焼く」工程の装置を手掛けています。

    MLCCは薄いセラミックシートと金属をミルフィーユのように何百層も重ねた後、高温で焼き固める工程が必要になります。この時、温度や炉内のガス成分(雰囲気)を精密にコントロールしないと歩留まりが下がる(製品不良に繋がる)可能性があります。

    NGKは自社のセラミックス製造で培った高度な熱コントロール技術を活かし、この工程で使われる焼成炉「ローラーハースキルン」を展開しており、公式にもMLCC向けに100基以上の納入実績があると明記されています。

    ただNGKは時価総額規模が大きく、手掛ける事業も自動車向けや半導体製造装置向けのセラミックスなど多岐にわたるため、MLCC装置関連株という単一のテーマだけでは株価感応度はさほど高くはないかもです。

    とはいえセラミックス関連の中核銘柄ですし、その他半導体や送電網再整備、電池関連などさまざまなテーマ性を包含する銘柄としては大注目。チャートもきれいだし個人的にはかなり好きな銘柄です。引き続き注目!

    MLCC関連株 出遅れ株 6376 日機装

    6376 日機装
    6376 日機装

    ※2026年06月01日(月)追記

    MLCCの製造装置関連株として日機装もピックアップしておきます。
    日機装は「産業用特殊ポンプ」や「航空機向け部品」「医療機器(透析装置)」のほか、半導体チップやMLCCを均一に加圧し押し固める装置を手掛けています。

    MLCCは極薄のセラミックシートと金属電極を何百層も重ね合わせますが、ただ重ねただけでは層の間にわずかな隙間(空気)が残ってしまい、そのまま焼くと割れや不良の原因になります。
    そこで、焼く前に全方向から均一に強い圧力をかけて隙間なくピタッと密着させる必要があるのですが、ここで使われるのが日機装の「温水ラミネーター」です。同社はこの分野で国内シェア9割以上(世界標準機として定着)を誇ります。

    ヒラノテクシードが材料を「塗る」工程、NGKがそれを「焼く」工程だとすれば、日機装はその間にある「圧着する(押し固める)」工程の装置を手掛けている企業といったところですかね。

    日機装の時価総額規模もそれなりに大きめですし、事業の柱が医療機器(人工透析装置など)や航空宇宙部品、特殊ポンプなど多岐にわたるため、MLCC単一のテーマとしての感応度はさほど高くはないかもです。

    とはいえMLCC製造のプロセスで必要なプレス装置で世界トップクラスのシェアを誇る点は見逃せないです。中長期的な設備投資の恩恵を受ける周辺株としてこちらもチェックしておきます。

    MLCC関連株(積層セラミックコンデンサ関連株) まとめ

    MLCC関連株については取り急ぎ以上ですかね!
    また新たな関連株が浮上したり、書き忘れた銘柄なんかがあったらその都度追記していきたいと思います🥰

    他にも、次にくる有望テーマ株とか材料株とかを初動で拾えるようにしっかりアンテナを広げておきましょう!

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