銅関連株 本命株・出遅れ株 一覧

銅関連株

 

※このページは最後に2024年04月21日(日)に追記編集しました。

こんにちは、かりんです🥰

直近では中東情勢の悪化など地政学リスクが高まっていることもあり、金(ゴールド)の価格高騰が話題ですが、ゴールドだけでなく「銅」も注目らしいです。

シンガポールに本社を置く資源商社大手トラフィグラは、AIとデータセンターに関連した銅の需要が2030年までに追加で最大100万トン増えて供給不足が悪化する可能性があるとの見通しを示しています。

銅は熱伝導率・導電性が高い金属で加工もしやすく耐食性も高いことから、さまざまな精密機械・家電製品などに用いられています。AI半導体などにも銅金属膜やリードフレームなど導電材料として使われていることから、AI需要、データセンター需要が拡大することによって、銅の需要もさらに拡大する見通し。

ということで、このページでは銅関連株について本命株出遅れ株 一覧をまとめておきます!

銅関連株とは

銅

銅(カッパー)関連株とはベースメタルの一種である「銅(カッパー)」に関連する銘柄の総称です。

埋蔵量・産出量が多く、精錬が容易な金属のことを「ベースメタル」と言いますが、銅もベースメタルに分類される金属です。

銅は熱伝導率・導電性に優れるうえ、耐食性も高く柔らかく加工が容易という特徴があります。
特に導電率は銀に次いで高いです。銀より銅の方が価格が安いので、良く銅線ケーブルとして用いられます。また半導体材料としても銅は導電材料として使われるため、AI需要、データセンター需要の拡大に伴い、銅需要も今後さらに拡大する見方が強いようです。

銅はその優れた性質から自動車や電線、家電製品、船舶、半導体などさまざまな分野で用いられ、銅価格は世界経済に非常に敏感に反応するため、世界景気の動向を診断する指標として「ドクター・カッパー」とも呼ばれたりします。

世界景気の動向を診断する指標としては鉄鋼とかも有名ですが、鉄と同じく銅も世界経済が順調なら設備投資が進み、銅の需要が高まる。銅価格も上昇しやすいって理屈ですね。

資源商社大手トラフィグラ社によると、AIとデータセンターに関連した銅の需要は2030年までに追加で最大100万トン増える見通しだそうなので、今後も世界経済の堅調な伸びに期待したいですね。

銅関連株 一覧

銅関連株リスト
コード 銘柄名 特徴 時価総額(24.04.15時点)
5711 三菱マテリアル 銅加工事業で世界的な製造・販売ネットワーク 伸銅品の国内生産量シェアNo.1 425,500百万円
5713 住友金属鉱山 資源開発、非鉄金属事業 銅鉱山・精錬所権益の保有多数 1,582,901百万円
5706 三井金属 IC基板用など銅箔で世界首位級 5μm以下の極薄電解銅箔の生産量世界一、世界シェア95%以上(※自社調べ) 293,897百万円
1515 日鉄鉱業 総合資源会社 南米チリ共和国のアタカマ銅鉱山の開発・操業および電気銅の製錬事業 85,695百万円
3036 アルコニックス 非鉄金属の総合企業 銅、アルミの各種ベースメタル製品・原料を取り扱い 銅、アルミスクラップのリサイクルも 45,043百万円
5020 ENEOSホールディングス グループのJX金属が銅鉱山事業 銅精錬地金生産能力年間45万トン 2,348,943百万円
8002 丸紅 総合商社大手 チリの2カ所の銅鉱山開発への追加投資 銅の取扱量を増やす 4,614,847百万円
8053 住友商事 総合商社大手 日本に輸入する銅精鉱のおよそ3割を取り扱う 海外の銅鉱山への出資 住友金属鉱山をパートナーに銅精鉱・銅地金の生産・販売事業 4,752,900百万円
8058 三菱商事 総合商社大手 2022年にペルーのケジャベコ銅鉱山で銅精鉱の生産を開始 2023年にチリのマリマカ銅鉱山の開発に新規参画する方針を発表 15,186,552百万円
8031 三井物産 総合商社大手 コマツと共同出資で銅鉱石の採掘から輸送までカバーする建設機械・鉱山機械の販売・サービス会社「KMMP」をペルーで発足 11,306,511百万円
8001 伊藤忠商事 総合商社大手 銅・ニッケル・プラチナなどのベースメタル・レアメタルの開発および探鉱 10,796,267百万円
5406 神戸製鋼所 リードフレームやコネクタ、端子など電子材料向けの銅板条の生産 781,792百万円
8075 神鋼商事 神戸製鋼所グループの専門商社 アルミと銅製品など 62,201百万円
5714 DOWAホールディングス グループのDOWAメタルが銅加工、DOWAメタルテックが伸銅、銅合金事業 367,844百万円
5715 古河機械金属 古河グループの非鉄金属製造 委託製錬により電気銅を生産 82,226百万円
5724 アサカ理研 使用済みの家電、携帯電話、パソコンなどから貴金属材料を回収リサイクル 5,551百万円
7456 松田産業 レアメタル・ベースメタルのリサイクル事業 72,357百万円
3168 黒谷 銅、銅合金などリサイクルを手掛ける 銅合金インゴッドの製造・販売 9,506百万円
5759 日本電解 電解銅箔の専業メーカー プリント配線板用電解銅箔・半導体パッケージ用電解銅箔・リチウムイオン電池用電解銅箔などを手掛ける 10,634百万円
7485 岡谷鋼機 非鉄金属部門で半導体、電子・電気機器向けの銅・亜鉛・アルミ・ニッケルなどを取り扱い 154,354百万円
5753 日本伸銅 黄銅棒・黄銅線メーカー 住宅向けに強い 4,875百万円
7637 白銅 鉄鋼・非鉄金属商社 アルミ・銅・鉄・チタンなどを取り扱い 30,967百万円
1693 WisdomTree 銅上場投信 Bloomberg Copper Subindexの総合商品指数に連動する投資成果を目指すETF
9824 泉州電業 電線の総合商社 銅価格の上昇が売上増に直結しやすい 109,590百万円(2024.04.19時点)

銅関連株 本命株・出遅れ株

それでは銅関連株本命株出遅れ株をピックアップしていきますね。この項目は個人的な主観を含むので参考程度にお願いしますね😋

銅関連株 本命株 5711 三菱マテリアル

5711三菱マテリアル
5711 三菱マテリアル

銅関連株で本命視したいのは非鉄金属メーカー大手の三菱マテリアル。三菱マテリアルは銅加工事業で世界的な製造・販売ネットワークを有しており、海外銅鉱山への投資も行っています。2023年5月にはペルーのサフラナル銅鉱山開発プロジェクトで環境は5月に環境許認可を取得し、2028年の本格生産を計画しています。

三菱マテリアルは伸銅品の国内生産量シェアはNo.1で幅広い特性の銅合金、様々な形状の製品をラインアップ。自動車、エレクトロニクス、各種産業機器向けの重要な基礎素材として供給しています。

また三菱マテリアルは直島製錬所にて、銅の生産とともに金・プラチナ・銀などを生産しており導電材料としての金、銀地金のほか、宝飾用、個人投資用の金地金も提供。金・プラチナ・銀の積立購入サービス、金現物取引(金地金・金貨)を提供しています。「三菱の金」は歴史ある製錬メーカーとしてブランド化されており、ゴールド関連株としても注目。

銅関連株 本命株 5713 住友金属鉱山

5713住友金属鉱山
5713 住友金属鉱山

住友金属鉱山も銅関連株として注目。住友金属鉱山は資源開発事業、非鉄金属事業を手掛けており、海外に銅鉱山・精錬所権益を多数保有し、ペルー、チリなどから輸入した銅精鉱を東予工場の自溶炉で製錬した伸銅品を供給しています。

また住友金属鉱山は鹿児島県北部に位置する国内最大の金鉱山「菱刈鉱山」の権益を100%保有しているゴールド関連株でもあります。銅もですが、金の高騰も目覚ましい今注目しておきたい銘柄ですね。

銅関連株 本命株 5706 三井金属

5706三井金属
5706 三井金属

三井金属も銅関連株として注目。三井金属はIC基板用などの銅箔で世界首位級の銘柄。特に5マイクロメートル以下の極薄電解銅箔の生産量では世界シェア95%以上でトップ。(※三井金属調べ)

銅箔は半導体パッケージ基板やフレキシブルプリント基板などにも用いられており電子材料として欠かせないものですので、三井金属の銅箔は今後も堅調な需要に期待できそうですね。半導体、電子機器材料メーカーとして注目か。

銅関連株 本命株 1515 日鉄鉱業

1515日鉄鉱業
1515 日鉄鉱業

日鉄鉱業は石灰石の採掘や銅鉱山の開発・操業を手掛ける企業。南米チリ共和国のアタカマ銅鉱山の開発・操業を手掛けるほか、電気精錬によって得られる高純度の銅(電気銅)の製錬事業を手掛けています。こちらも銅需要の増大が恩恵になりそうな銘柄です。

銅関連株 本命株 3036 アルコニックス

3036アルコニックス
3036 アルコニックス

アルコニックスは商社機能とメーカー機能を併せ持つ非鉄金属の総合企業。銅、アルミの各種ベースメタル製品や原料を取り扱うほか、銅、アルミスクラップのリサイクル事業も手掛けています。こちらも銅の需要拡大がビジネスチャンスになりそうですね。

銅関連株 本命株 5020 ENEOSホールディングス

5020ENEOSホールディングス
5020 ENEOSホールディングス

ENEOSホールディングスはグループのJX金属に注目ですね。JX金属は非鉄金属素材の上流である資源開発から製錬、下流である先端素材の製造・開発、 さらに使用済み電子機器からのリサイクル事業まで手掛ける非鉄金属の総合企業。銅鉱山事業で年間約20万トン、銅精錬地金生産能力年間45万トンを誇ります(2022年度末実績)

また、ENEOSは2023年5月にJX金属と連盟で、JX金属の東証への上場準備開始について発表しています。上場時期・上場市場は未定としているものの、今後材料が控えているのも面白いですね。ENEOSは原油高メリット株としても引き続き注目。

銅関連株 本命株 8002 丸紅

8002丸紅
8002 丸紅

総合商社も金属資源分野に注力していますので銅関連株としても注目。丸紅は銅精鉱・銅地金を生産するチリの銅鉱山に投資し、アジア圏の需要家向け中心に銅地金トレードに取り組んでおり、2023年にチリの2カ所の銅鉱山開発への追加投資し銅の取扱量を増やすと発表しています。

銅需要が拡大する見通しですので、大手商社も銅資源事業を拡張する動きが広がっています。

銅関連株 本命株 8053 住友商事

8053住友商事
8053 住友商事

住友商事もは日本に輸入する銅精鉱のおよそ3割を取り扱う総合商社。海外の銅鉱山への出資もしているほか、住友金属鉱山をパートナーに銅精鉱・銅地金の生産・販売事業も手掛けています。

銅関連株 本命株 8058 三菱商事

8058三菱商事
8058 三菱商事

三菱商事も銅事業を拡大しようとしています。三菱商事は2022年にペルーのケジャベコ銅鉱山で銅精鉱の生産を開始しているほか、2023年にチリのマリマカ銅鉱山の開発に新規参画する方針を発表しています。

銅関連株 出遅れ株? 3168 黒谷

3168黒谷
3168 黒谷

小型の銅関連株だと黒谷に注目ですかね。黒谷は銅を中心とした非鉄金属のリサイクルを専業とする企業です。
日本にも昔は栃木県の足尾銅山や愛媛県の別子銅山などの銅鉱山で銅が産出できましたが、現在では国内の銅鉱山はすべて廃鉱となっています。

そこで注目されているのが「都市鉱山」。都市鉱山とは、使用済みの家電や携帯電話、パソコンなどの電化製品から金属材料を回収してリサイクルすることです。都市の廃製品から、金属資源を得ることから鉱山での採掘になぞらえて都市鉱山と呼びます。

銅は回収と精錬で半永久的に再生可能なリサイクル金属ですので、銅を中心としたリサイクル事業を手掛ける黒谷は注目か。また同じくレアメタルやベースメタルのリサイクル事業を手掛けるアサカ理研や松田産業も注目してもいいかもですね。

銅関連株 出遅れ株? 7637 白銅

7637白銅
7637 白銅

白銅は鉄鋼や非鉄金属商社でアルミ・銅・鉄・チタンなどを取り扱っています。主な納入先が半導体製造装置メーカー向けなのも注目ポイント。

銅関連株 本命株 9824 泉州電業

9824泉州電業
9824 泉州電業

※2024年04月21日(日)追記

銅関連株に泉州電業も追記しておきます。
こちらはフォロワーさんから教えてもらった銘柄。ありがとうございます!
泉州電業は独立系では国内トップの電線の総合商社。電力用ケーブルやその他電線の多くが銅線で調達した商品アイテムを在庫として確保しているため、銅価格の上昇が売上増に直結しやすい銘柄です。

データセンターの増設で銅線需要は引き続き堅調だと思われますし注目したい銘柄ですね。

銅関連株 まとめ

銅関連株については以上。
もしまたなんか面白い銘柄が浮上したら追加していくかもです。

AI需要はまだ継続しそうですし、他にもEVや再エネ技術にも銅は必要不可欠な金属ですので、今後も堅調な需要が続きそうですね。今後も銅関連株には注目。

他にも、次にくる有望テーマ株とか材料株とかを初動で拾えるようにしっかりアンテナを広げておきましょう!

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