※この記事は最後に2026年02月25日(水)に追記編集しました。
こんにちは、かりんです🥰
最近、「脱中国」の流れが非常に加速してきているように感じます。
特に高市政権になってから、経済安全保障の動きが一段と強まりましたよね。
中国が圧倒的シェアを誇る重要物資について「中国に依存する構造はリスク。脱却しよう!」という動きが日米を含め世界中で出てきています。
レアアース然り、人工ダイヤモンド然り。
身近なところだと、太陽光パネルもそうですね。
現状、太陽光パネルの基幹素材である「ポリシリコン」は中国が約8割のシェアを握っていると言われています。日本は現在、自国で原料であるヨウ素を調達できる「ペロブスカイト太陽電池」に置き換えるべく、国策として官民協力のもと開発・実用化を進めています。
これってつまり…他にも中国が圧倒的シェアを誇る重要な戦略物資において「脱中国の流れ」がさらに加速する可能性もあるってことかなぁと!
ということで、このページではレアアースや人工ダイヤモンド、太陽光パネルの他にも現状中国が高シェアを誇る重要物資を調べて「脱中国依存関連株」の本命株・出遅れ株・一覧をまとめておこうと思います!
脱中国関連株とは
脱中国関連株とは、現状中国が高いシェアを握っている重要物資について中国依存から抜け出すための技術やルートを持つ銘柄の総称です。
たとえば2025年ごろから話題になっている「レアアース」などは、まさに中国依存の脱却に向けた取り組みが本格化しています。日本のEEZ内にある南鳥島周辺の海底6000mに眠るレアアース泥の試験採掘は、高市首相とトランプ大統領のトップ会談を経て、日米が協力して推進することで合意しました。
深海6000mからレアアース泥を掘り上げるのは到底コストが見合わないとも言われていましたが、ハイテク産業や防衛産業になくてはならないレアアースの供給を中国に握られている現状は安全保障上も大きなリスクのため「多少のコストを度外視してでも、安全保障の観点から国策としてやり抜く!」という可能性もあると思われます。
直近では日米関税交渉で合意した85兆円規模の投融資第一号案件のうちのひとつとして「人工ダイヤモンドの製造拠点」を米国内に作る、という件も報じられました。人工ダイヤモンドも中国が現状で圧倒的シェアを誇る戦略物資。銅の約5倍の熱伝導率を誇り、次世代半導体材料としても期待される人工ダイヤモンドもハイテク産業には欠かせない重要物資のため、これも「中国依存脱却のため」という意味合いも強いと思われます。
このようにレアアース然り、人工ダイヤモンド然り。
日米はもちろん世界中で「重要物資の中国依存はリスク」という共通認識ができてきているように感じます。
この「脱中国」の流れはたぶん今後も加速していく気がするので、他にも中国が世界的シェアを握っている重要物資を調べて、それに関連する銘柄をまとめておこう!という狙いですね!
ちなみにレアアース関連株や人工ダイヤモンド関連株、ペロブスカイト太陽電池関連株など、すでにまとめてある脱中国関連株は、リンクを置いておくので併せてみておくといいかもです!
現状中国が圧倒的シェアを誇るもの
では実際に現状で中国が高シェアを誇る重要物資を具体的にみていきましょう。
ざっと表にしてみました。
| 重要物資 | カテゴリ | 主な用途 | 中国のシェア |
|---|---|---|---|
| 黒鉛(グラファイト) | 炭素 | リチウムイオン電池の負極材 | 天然黒鉛の生産で約7割、EV用負極材の球状化・精製工程で約90%以上 |
| ガリウム | レアメタル | 次世代パワー半導体材料・光学機器材料 | 世界の一次生産量の約98%(圧倒的独占状態)、リサイクル含めても圧倒的優位 |
| ゲルマニウム | レアメタル | 次世代パワー半導体材料・光ファイバー、赤外線レンズ(暗視カメラや防衛装備など) | 世界のゲルマニウム精製工程シェア約6割超 |
| リチウム | レアメタル | リチウムイオン電池の正極材、電解液など) | 採掘シェアは約10〜20%程度だが、バッテリー用に加工する精錬シェアは世界の約6割 |
| ニッケル | レアメタル | リチウムイオン電池の正極材、ステンレス鋼 | 鉱山の採掘トップはインドネシアだが、EV向け高純度ニッケル加工で中国主導 |
| コバルト | レアメタル | リチウムイオン電池の正極材、航空機エンジン用の超合金、超硬工具 | 採掘の約7割はアフリカのコンゴだが、バッテリー向けの精錬シェアは中国が約7割以上 |
| アンチモン | レアメタル | 難燃剤、半導体添加物、軍事・防衛装備 | 鉱山生産量で世界の約半分(約48%)、日本は金属アンチモンの中国輸入をゼロ化するも用途の約7割を占める三酸化アンチモンでは中国依存継続中 |
| タングステン | レアメタル | 超硬工具(工作機械など)、放電電極、軍事・防衛用など | 鉱山生産量で世界の約8割、精錬シェアも約8割 |
はい。
ザっと調べるとこんな感じ。
グラファイト以外はレアメタルですね。中国は特にこれらの精錬(加工)工程を支配している部分が大きいですかね。脱中国に向けた重要物資のサプライチェーン構築には精錬工程大事っぽいですね。もちろん採掘もですけど。
ちなみに中国が圧倒的シェアを誇るレアアースや人工ダイヤモンド、ニッケルの関連株は以下のリンク先ページで詳しくまとめているのでこちらもチェックしてみてください。
レアアース関連株 本命株 出遅れ株 一覧はコチラ≫
人工ダイヤモンド関連株 本命株 出遅れ株 一覧はコチラ≫
ニッケル関連株 本命株 出遅れ株 一覧はコチラ≫
それと太陽光パネル材料から脱却しようとしているペロブスカイト太陽電池やその原料であるヨウ素関連株も、脱中国関連株の一種といえると思います。
ペロブスカイト太陽電池関連株 本命株 出遅れ株 一覧はコチラ≫
ヨウ素関連株 本命株 出遅れ株 一覧はコチラ≫
脱中国関連株 一覧
| コード | 銘柄名 | 特徴 | 時価総額(26.02.20時点) |
|---|---|---|---|
| 5713 | 住友金属鉱山 | ニッケル・コバルトの精錬で世界屈指 フィリピン等に中国を通さない独自の精錬拠点 | 2,911,048百万円 |
| 8058 | 三菱商事 | カザフスタンでガリウム回収施設を建設しガリウム回収事業に関与 | 20,108,371百万円 |
| 2768 | 双日 | 豪アルコア社と協力しアルミ精錬工程に関与 副産物レアメタル(ガリウム等)に間接的に関与する可能性 | 1,420,860百万円 |
| 8053 | 住友商事 | アフリカのマダガスカルで世界有数規模のニッケル・コバルトの一貫生産事業アンバトビー・プロジェクト | 7,731,325百万円 |
| 8015 | 豊田通商 | アルゼンチンのリチウム塩湖権益などを持ち採掘から加工まで一貫 | 7,153,712百万円 |
| 8031 | 三井物産 | 銅・ニッケル・リチウムなどEV電池に不可欠な重要鉱物権益を世界中で確保 | 15,996,107百万円 |
| 8002 | 丸紅 | 銅鉱山の権益確保に加えニッケル・リチウムの資源リサイクル事業にも注力 | 9,482,930百万円 |
| 8001 | 伊藤忠商事 | 金属資源の権益確保に加え、蓄電池ビジネスなどの下流工程との連携に強み | 17,374,351百万円 |
| 5714 | DOWA HD | 国内亜鉛精錬工程からガリウムを副産物回収 都市鉱山事業で電子スクラップから貴金属・レアメタル(ゲルマニウム含む)を回収 |
628,571百万円 |
| 5857 | ARE HD | 都市鉱山由来の貴金属リサイクルで国内最大手級 金・銀・プラチナ等の貴金属やインジウム等を回収(その過程でガリウム・ゲルマニウムも回収?思惑株) | 338,363百万円 |
| 5724 | アサカ理研 | 都市鉱山事業 独自の溶媒抽出法により使用済みリチウムイオン電池等からリチウム、コバルト、ニッケルを抽出 | 17,620百万円 |
| 7456 | 松田産業 | 都市鉱山事業 半導体・電子部品業界と強固なパイプを持ち製造工程の廃棄物から貴金属を主軸に一部レアメタルも回収 | 197,240百万円 |
| 5802 | 住友電気工業 | 2014年から米国で超硬工具スクラップを中心としたリサイクル・再精製事業を開始 | 7,739,333百万円 |
| 5711 | 三菱マテリアル | タングステンの国内大手サプライヤー 使用済み製品からレアメタル・レアアースを回収するリサイクル事業も | 688,611百万円 |
| 6998 | 日本タングステン | 使い終わった超硬工具を回収し再びタングステン粉末に戻すリサイクル型の調達モデル | 10,615百万円 |
| 4004 | レゾナックHD | リチウムイオン電池用負極材(球塊状人造黒鉛)を手掛ける またグループ傘下のレゾナックGJが黒鉛電極の世界的サプライヤー(原料のニードルコークス等は外部調達) |
2,074,592百万円 |
| 5541 | 大平洋金属 | ステンレス向けフェロニッケル製錬メーカー(EV電池用高純度ニッケルとは用途が異なる) 主にインドネシア鉱石を原料とするニッケル中間材を生産 |
60,493百万円 |
| 4107 | 伊勢化学工業 | ヨウ素の国内トップだが リチウムイオン電池向けの化合物も手掛ける(あくまで主力はヨウ素、リチウムは主力ではない) | 361,000百万円 |
| 5729 | 日本精鉱 | アンチモンの国内トップ 中国以外の原料調達ルートへの切り替えをいち早く進める | 29,004百万円 |
| 1963 | 日揮HD | 資源精錬プラントの建設 中国を通さない精錬ルートを作るための技術基盤 | 619,866百万円 |
| 5020 | ENEOSHD | 麻里布製油所が石油コークス製造装置を備え、高品質ニードルコークスを生産(電気炉電極用の原材料として世界的に評価) | 3,897,744百万円(26.02.25時点) |
脱中国関連株 本命株 出遅れ株
それでは脱中国関連株の本命株・出遅れ株をピックアップしていきますね。この項目は個人的な主観を含むので参考程度にお願いしますね😋
脱中国関連株(ニッケル・コバルト関連株) 本命株 5713 住友金属鉱山

※2026年02月24日(火)追記
直近で金、銀、銅など非鉄金属関連株としても大相場を形成している住友金属鉱山。同社は「脱中国・重要鉱物の安定確保」というテーマを語るうえでも外せない銘柄です。
脱中国テーマにおける同社の最大の強みは「海外鉱山の開発(上流)から、EV向け電池材料の製造(下流)までグループ内で一貫して手がけられる体制」を構築している点にあります。
EV(電気自動車)用リチウムイオン電池に不可欠な「ニッケル」や「コバルト」は、世界の精錬分野では中国の存在感が大きいのが実情です。一方、住友金属鉱山はフィリピンなどに自社グループが関与する鉱山・製錬拠点を保有しており、中国依存度を相対的に抑えた供給体制を持っています。
フィリピンで生産された中間原料は日本国内へ輸送され、最終的には電池用正極材という高付加価値材料へと加工されます。資源採掘から電池材料までの一貫モデルを持つ点は、脱中国のサプライチェーン再編において大きな強みといえるでしょう。
また、ニッケルやコバルトの精錬工程で活躍しているのが、住友金属鉱山が世界に先駆けて商業化に成功した「HPAL(高圧硫酸浸出)技術」。この技術により、従来は経済性が低いとされてきた低品位のラテライト鉱から効率的にニッケル・コバルトを回収することが可能となりました。
さらに2026年6月からは使用済み車載電池からニッケルやコバルトを回収して再び電池材料に戻すリサイクル工場を新たに稼働させる予定も。天然鉱山だけでなく都市鉱山分野にも注力している点はなかなか隙がないですね。
ただし直近だと金・銀・銅・プラチナなどの資源価格が乱高下しているため、代表的な鉱山株の同社はその変動に影響を受けやすいというリスクもありますのでその点は注意はしておきたいところ。ただ重要物資の脱中国依存というテーマでは本命格といえると思います。
脱中国関連株(ガリウム・ゲルマニウム関連株) 本命株 DOWA HD

※2026年02月24日(火)追記
ガリウム・ゲルマニウムの国内調達における本命株としてDOWAホールディングスをピックアップ。
同社の最大の強みは、中国に依存せずに重要物資を確保するための2つの独自ルートを持つ点です。
一つは亜鉛精錬の「副産物」として取り出すルート。DOWAグループ(傘下のDOWAメタルマイン社)は日本有数の亜鉛生産量を誇るトップクラスの企業です。ガリウムやゲルマニウムは直接、鉱山から掘り出されるわけではなく亜鉛を精錬する過程で副産物として発生します。DOWAは独自技術を用いて、亜鉛精錬のプロセスから微量なガリウムやゲルマニウムを抽出し、半導体などに使われる高純度品として回収・生産しています。中国からの輸入に頼らず、国内の製錬工程から直接レアメタルを生み出せるわけです。
そしてもう一つは電子スクラップから回収する都市鉱山ルートです。DOWAグループの秋田県の「小坂製錬」では使い終えた電子スクラップから20種類以上のレアメタル含む金属を回収する「リサイクル製錬コンビナート」を構築しています。都市鉱山ルートではガリウム・ゲルマニウムだけでなく、金、銀、銅などの貴金属、非鉄金属も回収しているため、こちらも金・銀・銅などの資源価格に株価が影響される側面があります。
亜鉛精錬の副産物として一次生産でき、なおかつ都市鉱山事業で二次生産もできる国内のガリウム・ゲルマニウム供給を支えるDOWAホールディングスは、脱中国テーマにおいて重要な銘柄と言えそうです。
脱中国関連株(ガリウム関連株) 本命株 8058 三菱商事

※2026年02月24日(火)追記
資源関連株として外せない総合商社株からは、三菱商事をピックアップ。
三菱商事は「ガリウムの脱中国ルート開拓」を行う点に注目。
これまで何度か触れてきた通り、次世代半導体などに使われるレアメタル「ガリウム」は世界生産の9割以上を中国が独占している重要物資。三菱商事(傘下の三菱商事RtMジャパン)は2025年12月、中央アジアの資源国・カザフスタンの政府系企業と、ガリウムの長期調達契約を締結しました。これは単に買い付けて国内に輸入するというだけではなく、現地カザフスタンにガリウムの生産・回収設備を整備するという踏み込んだ取り組みです。
2026年の7~9月ごろを目処に生産をスタートさせ日本国内の年間使用量のおよそ1割にあたる「年間15トン」を生産、その全量を日本へ輸出・供給する計画となっています。まさに「ガリウムの中国依存からの脱却」を目指した取り組みですからガリウムの資源供給を支える銘柄としては本命クラスといえると思います。
脱中国関連株(ニッケル・コバルト関連株) 本命株 8053 住友商事

※2026年02月24日(火)追記
総合商社からもうひとつ「住友商事」もピックアップします。
住友商事の脱中国・経済安全保障における強みは「EV(電気自動車)向け重要物資」において、中国を通さない独自ルートを複数持つ点。
ひとつは米国産「レアアース」の日本独占供給ルートです。EVのモーターに不可欠な「レアアース(ネオジム等)」は、現在そのほとんどを中国からの輸入に頼っていますが、住友商事は2023年に米国のレアアース採掘・分離大手「エムピーマテリアルズ社」と日本向けの独占販売契約を結びました。中国の独占状態に風穴を開け、米国産のレアアースを日本へ安定供給する「脱中国ルート」をいち早く確立した点は高く評価できます。
もうひとつの武器がアフリカのマダガスカルで展開する世界有数規模のニッケル・コバルトの一貫生産事業「アンバトビー・プロジェクト」です。現在、世界のニッケル市場はインドネシア産が主流ですが、そこには中国資本が大量に入り込んでいます。そのため、中国資本に依存しないマダガスカルの巨大プロジェクトは日本のサプライチェーン強靭化において重要な拠点といえます。
ただひとつ注意として、テーマ性としては申し分ないのですが、アンバトビー・プロジェクトは操業トラブルや市況悪化によって過去に巨額の減損損失を計上しており、住友商事の業績の足を引っ張ってきたという点も留意しておきたいところ。
日本の脱中国に向けたプロジェクトとして注目である反面「会社の利益にはネガティブに働く局面もある」という複雑な事情は投資する上で頭に入れておくべきですかね。
脱中国関連株(グラファイト関連株) 本命株? 5020 ENEOSHD

※2026年02月25日(水)追記
脱中国関連株の一角、黒鉛(グラファイト)関連株としてENEOSもピックアップしておきます。
ENEOSホールディングスは最終的な人造黒鉛やEV向けの負極材そのものを製造するメーカーではありませんが、同社の麻里布製油所(まりふせいゆじょ)では石油コークス製造装置が備えられており、高品質なニードルコークスを生産しています。
麻里布製油所の高品質ニードルコークスは電気炉電極用の最高級グレード品において世界シェア50%超を占めるなど世界的な評価を受けています。
このニードルコークスは主に黒鉛電極の原料として供給されていますが、高温処理を経て「人造黒鉛」となりEV(電気自動車)等のリチウムイオン電池の負極材やキャパシタ(蓄電池)用の材料にも用いられています。
ENEOSといえば巨大な総合エネルギー企業ですので、グラファイト関連テーマ単体での株価への感応度は、純粋な炭素製品メーカーと比較すると低いと思われますが黒鉛の原料となる「ニードルコークス」の供給元ではあるので、グラファイト(黒鉛)関連のサプライチェーンにおける「川上」の銘柄として挙げておきます。
脱中国関連株(グラファイト関連株) 本命株? 4004 レゾナックHD

※2026年02月25日(水)追記
レゾナックHDもいちおう黒鉛(グラファイト)関連株としてピックアップしておきます。
本命株とまでは言い切れないかもですが、少し疑問点が残る枠としての紹介です。
関連性としては、グループ傘下のレゾナックグラファイトジャパンが電気炉用の「黒鉛電極」で世界トップクラスのシェアを持つサプライヤーであるほか、EV(電気自動車)などのリチウムイオン電池向けに「球塊状の人造黒鉛(負極材)」を製品ラインアップとして展開しています。
ただ、ENEOSのようにニードルコークスなどの原料そのものを供給しているわけではなく、原料は外部調達が前提となるため、原料供給元そのものと比べると「上流の脱中国銘柄とは言いにくい」かもしれません。ですが「人造黒鉛の技術がある」「EV負極材を供給している」という点から、グラファイト関連テーマに資金が向かった際に投資家から注目されやすい素地はあるのかな?とも思います。
レゾナックは、グラファイト関連株というよりは半導体(後工程)材料で圧倒的な存在感を誇る銘柄ですし、配線板関連材料やセラミック材料などさまざまなハイテク系テーマに絡む銘柄なので、グラファイトはプラスアルファの一つとして意識するくらいがちょうどいいかもですね。
脱中国関連株(タングステン関連株) 本命株 5802 住友電気工業

※2026年02月25日(水)追記
脱中国関連株として、電線御三家の一角「住友電気工業」もピックアップしておきます。
住友電工といえば電線や自動車用ワイヤーハーネスなどで世界的なシェアを持つ会社ですが、金属の切削加工などに使われる「超硬工具」の製造にも注力しています。この超硬工具の主原料となるのがレアメタルの一種「タングステン」ですが、タングステンは埋蔵・産出の大部分を中国に依存しているため、常に供給リスクが存在しています。
この課題への対策として住友電気工業は2014年3月から米国の合弁会社(NIRE社)を稼働させ、タングステンの鉱石精錬と、使用済み超硬工具スクラップのリサイクル事業を展開しています。
これにより中国依存度の高いタングステンについて、米国での精錬やリサイクルを通じて調達源の多様化を進める体制を構築。自社で消費するレアメタルの中国依存度低減の具体例と言えます。
住友電工も時価総額の大きい銘柄ですし、その他AIインフラ(データセンター)系、フィジカルAI系などハイテク分野の材料を豊富に内包する銘柄なのでタングステン単体のテーマで大きな値動きは期待しにくいですが、脱中国のサプライチェーン構築を進めている実績があるのは事実なので一応紹介したという感じ。どちらかというとタングステンの脱中国依存もプラスアルファの材料のひとつとして認識しておくくらいが良さそうです。
脱中国関連株(タングステン関連株) 本命株 5711 三菱マテリアル

※2026年02月25日(水)追記
非鉄金属大手の三菱マテリアルも取り上げておきますね。
同社は銅などの製錬で有名な非鉄メーカーですが、タングステンにおいても世界有数のサプライヤーです。
三菱マテリアルは2024年5月に独タングステン大手「H.C.スタルク・ホールディング」の買収を発表。H.C. Starckを買収したことで、タングステン製錬およびリサイクル分野において世界トップクラスのサプライヤーへと規模を拡大。中国勢を除くグローバル市場でも有力プレイヤーの一角を占める存在となりました。
世界有数のタングステンサプライヤーですのでタングステンの供給不安のニュースで注目される可能性はあると思います。ただ三菱マテリアルも時価総額の大きい銘柄であり、主力の銅事業や半導体材料、都市鉱山事業など多様なテーマを内包しているため、タングステン単体の材料だけで値動きが決まるような銘柄ではないと思うので材料の一つとして注目って感じで。
脱中国関連株(タングステン関連株) 本命株 6998 日本タングステン

※2026年02月25日(水)追記
日本タングステンも脱中国銘柄としてピックアップ。社名の通りタングステン製品に強みを持つメーカーです。
同社はタングステンの中国依存リスクに対応するため、スクラップ回収や資源循環を推進。自社製品に加え、他社製の使用済み超硬工具なども回収しリサイクル原料として再利用する循環型の調達モデルを展開しています。
日本タングステンは時価総額が小さいので、タングステンの供給不安のニュースはもちろん、直近の2026年2月のように「人工ダイヤモンド関連」のニュースが出た際にも、関連株として短期資金に物色されやすい銘柄と言えると思います。
脱中国関連株(アンチモン関連株) 本命株 5729 日本精鉱

※2026年02月25日(水)追記
日本精鉱はアンチモン関連の脱中国銘柄として注目。
そもそも「アンチモンってなんなん、カワイイ名前して」って感じだと思いますのでちょこっと説明。
アンチモンってのは銀白色で金属と非金属の中間(半金属)の性質を持つレアメタル一種。硬いのに脆いというよくわかんない性質をもっていて、主に樹脂や繊維の難燃剤や鉛蓄電池の電極や合金材料として使われます。
レアメタルのアンチモンは世界生産の大部分を中国が占めており、2024年9月に中国政府がアンチモンの輸出規制を実施したことで、世界的に深刻な供給不安と価格高騰が発生。これにより、2023年までアンチモン金属の40%以上を占めていた中国の比率が2025年に大幅に低下(ネットで調べると実質ゼロとの記載もあるくらい)したようです。
一方で、アンチモンの代表的な化合物である「三酸化アンチモン」は依然として中国の存在感が大きく、過去は8割超を中国に依存していた経緯があります。規制後は依存度が大きく低下した(2割台?)ものの、完全に中国リスクが解消されたわけではありません。なのでアンチモンは中国リスクが未だに残る重要物資といえると思います。
で、このアンチモンの国内トップクラスの供給企業が日本精鉱です。
同社は電子部品や樹脂などの発火を防ぐ難燃助剤「三酸化アンチモン」において、国内シェア約7割を占める有力メーカーです。
日本精鉱は以前から中国への原料調達依存度を減らす取り組みを進めてきた企業で、2024年9月の中国当局によるアンチモン輸出規制時にも、中国以外の調達ルートへの切り替えを進めていた強みが活き、既存の取引先への安定供給を維持。結果として業績拡大につながりました。
日本精鉱も時価総額規模が小さめですし、実際に脱中国ルートの構築による恩恵を受けた経緯がある銘柄のためアンチモン関連株なら日本精鉱かなという印象です。
脱中国関連株 まとめ
脱中国関連株については取り急ぎ以上です。
なんか最近やけに非鉄、商社セクターがやたらと強いのが頷けるような気がしますね。
金・銀・銅・プラチナなどの上昇に加えてレアアース関連株としての思惑、さらにその他のレアメタル関連の思惑もあったのかも?そりゃつよいかー、と。
他にも、次にくる有望テーマ株とか材料株とかを初動で拾えるようにしっかりアンテナを広げておきましょう!
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