こんにちは、かりんです🥰
2021年4月13日(火)、政府は福島第一原発の放射性物質を含む処理水(汚染水)の処分方法について、国の基準を下回る濃度に薄めたうえで、海へ放出する方針を決めました。
これ、本当に大丈夫なんですかね🤔
漁業に携わる方をはじめとして、世界中から猛反発されているっぽいですけど…。
とはいえ、一応政府が「汚染水はうすめて海に流すんだ!」と方針を決めたということなので、今回の記事では、原発汚染水の海洋放出に関連する銘柄についてまとめていきますね。
原発汚染水海洋放出関連株とは
原発汚染水海洋放出関連株とは、東京電力福島第一原発の処理水(放射性物質で汚染された水)を海へ放出することによって、恩恵を受ける可能性のある銘柄の総称です。
そもそも汚染水ってなに?って人もいるかもしんないんで軽く説明しとくと、福島第一原発の原子炉内部には事故により溶けた核燃料というヤバいやつがあって、これを冷却するために水をぶっかけてます。この冷却水や建屋に流れ込む雨水などが「汚染水」として日々、発生し続けているってわけですね!
で、この汚染水が溜まりに溜まりまくっちゃってるってて、そろそろこれどうするか決めなくちゃいけない。「よし、じゃあ薄めて海に流そう!」ってことが決まった段階です。
そんなヤバい水を海に流して大丈夫なの?という点はちょっと私にはわかんないですが、とにかく海に流すらしいです。
ただ一応、汚染水はできるだけ放射性物質のリスクを下げるためにいろいろ処理されています。まずセシウムやストロンチウムを除去する装置(キュリオン、サリーなど)に通され、その後は「ALPS(アルプス)」という多核種除去設備を通されます。このALPSというのは汚染水に含まれる62種類の放射性物質を除去できるすごい装置。
ですが、ALPSでも取り除けないとされているのが「トリチウム」という放射性物質。つまりこれから海洋放出される汚染水にはトリチウムが含まれます。トリチウムが出す放射線は弱いらしく、紙一枚でも遮れると言われていますが、それでも大量のトリチウムを含む汚染水が海に放出されるのはちょっと不安ですよね。
と、いうことで原発汚染水海洋放出関連株は、トリチウム除去技術などを研究開発する銘柄や、海洋・土壌放射能汚染を測定するサービス・製品を手掛ける銘柄が中心になりそうかなー、と思います!
原発汚染水海洋放出関連株 一覧
コード | 銘柄名 | 特徴 | 時価総額(21.04.13時点) |
---|---|---|---|
2667 | イメージ ワン | 創イノベーションと「トリチウムの分離技術」の共同実証試験 | 6,186百万円 |
1963 | 日揮ホールディングス | 放射性廃棄物処理に関する技術 | 341,127百万円 |
4118 | カネカ | 北里研究所などと放射線汚染水を浄化できる粉末剤を開発 | 310,420百万円 |
6502 | 東芝 | 放射線汚染水処理装置「サリー」多核種除去設備「ALPS」など | 2,092,015百万円 |
6501 | 日立製作所 | 多核種除去設備「ALPS」? | 5,080,430百万円 |
7013 | IHI | 放射線汚染水処理装置「サリー」を共同開発 | 342,461百万円 |
4657 | 環境管理センター | 土壌汚染調査・放射能測定など | 2,835百万円 |
6299 | 神鋼環境ソリューション | 放射能汚染土壌のセシウム除去、減容化技術を開発 | 42,186百万円 |
6504 | 富士電機 | 放射線・汚染検査・線量測定システム | 746,485百万円 |
6856 | 堀場製作所 | 放射線計測器・放射線簡易測定キット | 304,960百万円 |
1719 | 安藤ハザマ | 汚染水からセシウムを除去できる添加剤開発 | 174,499百万円 |
5233 | 太平洋セメント | 放射性物質に汚染された土壌や焼却灰などを処理 | 359,807百万円 |
2488 | JTP | 内部被ばく検査・測定サービス | 4,812百万円 |
6092 | エンバイオ・ホールディングス | 土壌汚染対策事業(思惑?) | 4,420百万円 |
1712 | ダイセキ環境ソリューション | 土壌汚染対策事業(思惑?) | 17,063百万円 |
6171 | 土木管理総合試験所 | 土壌汚染対策事業(思惑?) | 5,654百万円 |
6297 | 鉱研工業 | 土壌汚染対策事業(思惑?) | 5,068百万円 |
9755 | 応用地質 | 土壌汚染対策事業(思惑?) | 35,677百万円 |
4673 | 川崎地質 | 地質調査の専業大手 環境調査、海洋部門に強み(思惑?) | 2,507百万円 |
原発汚染水海洋放出関連株 本命株・出遅れ株
原発汚染水海洋放出関連株の本命株・出遅れ株をピックアップしておきますね!個人的主観を含む内容なので参考程度にお願いします😘
原発汚染水海洋放出関連株 本命株 2667 イメージ ワン
原発汚染水海洋放出関連株の本命株はイメージ ワンですね。イメージ ワンは医療向けの画像処理やドローン関連のソリューションなどを手掛ける企業ですが、「創イノベーション」という会社と「ALPS処理水に含まれるトリチウムの分離技術」の共同実証試験を進めている点に注目。
04/09(金)の大引け後には、ALPS処理水のトリチウム除去技術の共同実証試験における2次試験の結果を発表。福島第一原発の汚染水では、トリチウムを除去することができていないため、イメージ ワンの取り組む実証試験がうまくいけば、原発汚染水の海洋放出問題も解決する可能性があるかもしれません。
このテーマにおける大本命銘柄だと思いますので、引き続き注目です。
原発汚染水海洋放出関連株 本命株 4657 環境管理センター
環境管理センターも原発汚染水海洋放出関連株の本命株として注目。原発汚染水海洋放出関連株は環境総合コンサルを手掛け、有害物質などの分析に強みをもつ会社。放射能測定なども手掛けているため、今後、汚染水が海洋に放出されれば、放射能測定の需要が増えるかもしれません。
環境管理センターは、時価総額規模も小さめで値動き的にも面白い銘柄です。
原発汚染水海洋放出関連株 出遅れ株 6504 富士電機
富士電機も原発汚染水海洋放出関連株として注目です。富士電機は原子力災害対策事業として放射線測定・汚染検査・線量測定などを手掛けています。こちらも関連株として注目。
原発汚染水海洋放出関連株 出遅れ株 6856 堀場製作所
堀場製作所は独立系の分析機器大手で、放射線計測器・放射線簡易測定キットを手掛けています。こちらも原発汚染水海洋放出関連株の出遅れ株として注目。
原発汚染水海洋放出関連株 出遅れ株 2488 JTP
JTPは旧社名「日本サードパーティ」。JTPは本社内に「放射能プレミアム・ドックセンタ」を開設し内部被ばく、甲状腺被ばく、食品汚染検査などの検査サービスの提供をしています。汚染水の海洋放出が始まったら、内部被ばくの検査を受ける人も増える可能性ありそうですね。時価総額規模も小さいので一応、関連株として注目します。
原発汚染水海洋放出関連株 まとめ
原発汚染水の海洋放出は、世界的なバッシングを受けそうですが、これもうどうしようもないってことですよね。早く、トリチウムを除去する技術を開発してほしいものですね。一応、引き続き原発汚染水海洋放出関連株には注目しておきます。
他にも次にくる有望テーマとか材料株とか、しっかりアンテナを広げておきましょう!
もっとドンピシャで今買うべき株!みたいなの探してる人はこっちも並行してみておくのがオススメ↓情報早いです😋
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