こんにちは、かりんです🥰
いきなりですが「DAC」って言葉は知っていますか?
DACとは「ダイレクト・エアー・キャプチャー(Direct Air Capture)」の略で、大気中の空気から直接、二酸化炭素(CO2)を回収する技術のことです。
これは今世界的に加速している脱炭素社会の実現に向けた切り札になり得る技術とのこと。
近年では世界中でできるだけCO2排出量を減らすように努力してきたわけですが、このDACという技術は「排出量を減らすとかじゃなくて、もう大気中から直接、二酸化炭素(CO2)を回収しちゃえばいいよね!」という考え方。ダイレクトアタックというわけです!
DACはあまりにも直接的で、これが広がるとCO2排出抑制の意識が薄れてしまうという懸念もあり、研究段階では「悪魔の技術」とも揶揄されたらしいですw
ただ「2050年カーボンニュートラル」という具体的な期限が定められたことで、もう悪魔の技術とか言ってられなくなって研究・開発が加速しているわけですね。
現状では、DAC技術では海外が先行しています。スイスではスタートアップ企業「クライムワークス」がすでにDACプラントを稼働させており、カナダでも2022年にもスタートアップ企業がDACプラントの建設を始める予定。米国でもDACプロジェクトが進行中です。
海外勢には後れをとっているものの、日本企業でもDACの研究・開発に乗り出している企業もあります。日本ではまだ実用化は先のようですが、脱炭素社会に向けた動きはこれからも加速していると思いますので、一応チェックしておいていいと思います。
と、いうことで今回の記事はDAC関連株の本命株・出遅れ株・一覧をまとめておきます。
DAC関連株とは
DAC関連株とは、DAC(ダイレクト・エアー・キャプチャー)に関連する銘柄の総称です。
DACとは、大気中から直接CO2を改修する技術のことで、主にファンで空気を取り込み、アミン溶液やアミン入りフィルターなどを使ってCO2を取り出します。回収したCO2はただ貯留するだけでなくプラスチックの原料や燃料にするなどリサイクルできるようにするのが課題の模様。確かにただ二酸化炭素を集めるだけでなく、うまいこと利用できれば良いですよね。
DACの実用化で日本は現状、海外に先行されているものの、日本でもDACを他の産業と結び付けてカーボンリサイクル技術として研究・開発が行われています。
DAC関連株は今すぐにドンと急騰するようなテーマ株ではないと思いますが、脱炭素社会に向けた動きはこれからも加速していると思われますので、中長期目線でチェックしておくとよいかもです。
DAC関連株 一覧
コード | 銘柄名 | 特徴 | 時価総額(21.12.23時点) |
---|---|---|---|
7013 | IHI | 2022年8月からDACで回収したCO2を植物工場で活用する実証試験を開始 | 352,825百万円 |
7011 | 三菱重工業 | 2022年からDACの実証試験を開始 | 900,089百万円 |
7012 | 川崎重工業 | DAC装置を2025年にも実用化 | 346,255百万円 |
9533 | 東邦ガス | 都市ガスの製造過程で余った冷熱を使ったDAC装置の開発 | 320,515百万円 |
1605 | INPEX | 水素プロジェクトの研究課程で、DACにも取り組む | 1,488,645百万円 |
DAC関連株 本命株・出遅れ株
それではDAC関連株の本命株・出遅れ株をピックアップしておきます。個人的な主観を含む内容なので参考程度におねがいします😘
DAC関連株 本命株 7012 川崎重工業
川崎重工はDAC関連株の本命株として注目です。川崎重工は2025年にもDACの実用化を目指しています。川崎重工のDAC技術は、現状では1日5kgのCO2を回収する規模ですが、2025年には回収能力を500~1000kgに高める目標のようです。実用化の際にはビルや商業施設などでの設置を想定しています。
DAC関連株 本命株 7011 三菱重工業
三菱重工もDAC関連株として注目。三菱重工は2022年の4月~6月にDACの実証試験を開始する予定です。固体吸着剤を使って1日に数十キログラムのCO2を回収する実証試験のようです。2025年にはさらに規模の大きい試験を行うために実証プラントを立ち上げます。
DAC関連株 本命株 7013 IHI
IHIもDAC関連株として注目です。IHIはDACで回収したCO2を植物工場で活用する実証試験を2022年8月からスタートするようです。この試験では、回収したCO2は植物工場内で育てるレタスなどに供給するみたい。DACを活用して循環型の農業の形で進めるとのこと。
DAC関連株 本命株 9533 東邦ガス
東邦ガスも注目。東邦ガスは名古屋大学などと都市ガス(LNG液化天然ガス)の未利用冷熱を活用したDAC装置の研究開発を行っています。CO2を冷やしてドライアイスにすることで圧力差を発生させて、CO2を取り出す仕組みのようです。202424年までに年間1トンのCO2を回収する試作機をつくって、2030年以降の実用化を目指しています。
DAC関連株 本命株 1605 INPEX
INPEXもDAC関連株と言えるかも。INPEXは原油・ガス開発生産の国内最大手ですが、脱炭素社会にむけてクリーンエネルギー事業にも力を入れています。INPEXはクリーンエネルギーの事業として水素エネルギーのプロジェクトを進めていて、天然ガスを水素とCO2に分離しCO2を地下に貯留しカーボンフリーの水素を生産する取り組みを行っています。その過程で、DACの研究開発にも取り組んでいるようで、DAC事業は2023年に事業開始する予定です。
DAC関連株 まとめ
DAC関連株は、時価総額規模が大きめな銘柄が多いしドカンと短期急騰するようなテーマ株ではないですが、脱炭素社会に向けた切り札とまで言われる技術なので、実用化に向けて目を付けておくと面白いかもしれないですね。
他にも、次にくる有望テーマ株とか材料株とかを初動で拾えるようにしっかりアンテナを広げておきましょう!
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