農薬・肥料関連株 本命株・出遅れ株 一覧

 

こんにちは、かりんです🥰

また株式市場で農業関連株に注目が集まっています。農業関連株のなかでも、農薬・肥料に関連する銘柄が特に物色されているみたい。

ウクライナ情勢の混乱によって肥料価格はもともと上昇していましたが、さらに円安進行も関連銘柄のメリットに働くとの思惑もあり注目されています。

また、直近の記録的猛暑も要因の一つっぽいですね。異常気象による農作物の品質低下を防ぐために農薬を適切に使うケースも増えているとのこと。

以前、ウクライナ情勢の悪化によって世界の穀物相場が上昇していることなどで「穀物・農業関連株」についてまとめましたが、今回は「農薬・肥料関連株」に絞り込んで本命株出遅れ株一覧をまとめておきますね😘

農薬・肥料関連株とは

農薬・肥料

農薬・肥料関連株とは農薬や肥料を開発・製造・販売している銘柄の総称です。そのまんまの意味ですね!

農薬・肥料関連株に注目が集まっている背景としては、ウクライナ情勢の悪化の影響が大きいです。肥料は窒素・リン・カリウムが「肥料の三要素」と言われていますが、ロシア・ウクライナ・ベラルーシの3国はこれらの肥料をたくさん供給している国なのです。

特にロシアは世界の窒素肥料の約20%、カリウム肥料は隣国ベラルーシとあわせて40%の供給量を占めています。ロシア、ウクライナは戦乱のさなかで、隣国ベラルーシも米国、EUなどから経済制裁措置をとられているため、世界的に肥料が供給不足になっているってことですね。特にカリウム肥料の価格上昇が顕著のようで、肥料関連株に注目が集まっているわけですね。

で、ロシア、ウクライナは肥料だけでなく小麦などの穀物の輸出国でもあるので、戦争が長引けば世界的に食料不足になる恐れもあり、今後国内外で食糧増産に向けた動きが出てくれば、肥料のほか農薬の需要も増えるだろう、という思惑から農薬関連株にも注目が集まっています。

そしてウクライナ情勢のほか、直近の異常な猛暑による野菜の高騰なども農業関連株への注目に拍車をかけているのと、為替相場が円安に傾いているので農薬・肥料を輸出している銘柄は円安メリットもあります。

農薬・肥料の需要増はしばらく続きそうなので関連株には注目しておいていいかもですね😙

農薬・肥料関連株 一覧

コード 銘柄名 特徴 時価総額(22.08.26時点)
4997 日本農薬 農薬専業大手 69,344百万円
4005 住友化学 総合化学大手 農薬事業国内最大手 922,314百万円
4996 クミアイ化学工業 農薬専業大手 146,370百万円
4992 北興化学工業 全農系農薬専業 32,894百万円
4979 OATアグリオ 農薬と肥料の開発・製造 21,701百万円
4955 アグロ カネショウ 果樹、野菜向け農薬専業 18,619百万円
4031 片倉コープアグリ 肥料最大手 13,068百万円
4025 多木化学 化学肥料など 47,672百万円
1376 カネコ種苗 種苗事業や農薬 19,154百万円
4021 日産化学 半導体材料などケミカル製品のほか、農薬事業も 1,029,500百万円
4041 日本曹達 農薬・医薬品・化学品など 132,246百万円
4023 クレハ NEWクレラップなどの家庭用樹脂製品 農薬事業も 205,349百万円
2053 中部飼料 畜産向け飼料が主体だが、有機入り配合肥料も 33,166百万円

農薬・肥料関連株 本命株・出遅れ株

それでは農薬・肥料関連株本命株出遅れ株をピックアップしていきますね。個人的な主観を含んだ内容なので参考程度にお願いします😊

農薬・肥料関連株 本命株 4997 日本農薬

4997日本農薬
4997 日本農薬

日本農薬は社名のとおり、農薬専業メーカーなので農薬関連株の本命株として注目。農薬は国内だけでなく海外の販路も開拓しており、インド・ブラジルの営業強化が奏功し拡大。海外売上比率68%と高いので円安メリットも享受。

農薬・肥料関連株 本命株 4979 OATアグリオ

4979OATアグリオ
4979 OATアグリオ

OATアグリオも農薬・肥料関連株の本命銘柄として注目です。OATアグリオは農薬と肥料をどちらも手掛ける銘柄。農薬は国内も伸びてますし、海外売上比率67%なので円安メリットもあります。農薬と肥料のどちらも手掛けていて、円安恩恵もあり、なおかつ時価総額規模がお手頃なので本命株かなと。

農薬・肥料関連株 本命株 4031 片倉コープアグリ

4031片倉コープアグリ
4031 片倉コープアグリ

片倉コープアグリは国内の肥料最大手銘柄です。2022/08/15に発表した決算も堅調でしたね。引き続き肥料需要増の恩恵を受けるか注目したい銘柄。時価総額規模もお手頃なので人気化する可能性に期待。ただ円安メリットはない。

農薬・肥料関連株 本命株 4005 住友化学

4005住友化学
4005 住友化学

住友化学は国内の農薬事業における最大手なので注目。ただ住友化学は農薬の専業ではなく、総合化学メーカーなので農薬事業は数ある事業のなかの一つです。なので、農薬需要が増えてもインパクトはそれほど大きくないかもしれません。

農薬・肥料関連株 本命株 4996 クミアイ化学工業

4996クミアイ化学工業
4996 クミアイ化学工業

クミアイ化学工業は農薬専業メーカーです。全農系。海外売上比率47%で円安恩恵あり。時価総額規模が少し大きめなのでやや値動きが重めかも。

農薬・肥料関連株 本命株 4992 北興化学工業

4992北興化学工業
4992 北興化学工業

北興化学工業も全農系の農薬専業メーカーです。農薬はアジアの輸出が伸びているのと国内も回復基調。海外比率17%なので、そこまで大きくはないですが円安メリットも。

農薬・肥料関連 出遅れ株 4955 アグロ カネショウ

4955アグロ カネショウ
4955 アグロ カネショウ

アグロ カネショウは果樹・野菜向けの農薬を手掛ける銘柄です。海外比率30%。板うすうす銘柄。

農薬・肥料関連株 本命株 4025 多木化学

4025多木化学
4025 多木化学

多木化学は1885年創業の化学肥料のパイオニアです。ただ多木化学のアグリ事業は売上の31%なので肥料需要増のインパクトも限定的かも。

ちなみに多木化学はバカマツタケという面白材料がある銘柄でもありますので、そちらも注目です。バカマツタケについては、2022年1月に「商業生産を可能とする栽培方法を概ね確立した」という発表がありましたので、今後の動きに注目。早く、安くマツタケを食べられるようになると嬉しいですね😍

農薬・肥料関連株 まとめ

農薬・肥料関連株については以上ですかね🙂
ウクライナ情勢が落ち着くまでは農薬・肥料の需要が増える可能性があるのでチェックしておきましょう。ちなみに前にまとめた穀物・農業関連株もみておくといいかも。

他にも、次にくる有望テーマ株とか材料株とかを初動で拾えるようにしっかりアンテナを広げておきましょう!

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