※この記事は2026年05月21日(木)に大幅リニューアル・最新データに更新しました。
※この記事は最後に2026年06月22日(月)に追記編集しました。
こんにちは、かりんです🥰
こちらの宇宙関連株のまとめ記事はもともと2023年12月に公開したものでしたがだいぶ情報も古くなってきていましたし、いよいよ「スペースX(SpaceX)」の上場観測が本格化してきたので、この機会に当記事を大幅リニューアル・最新データへの更新を行います。
2026年5月20日(水)、イーロン・マスク氏率いる巨大宇宙ベンチャー「スペースX(SpaceX)」が米国で正式にIPO(新規株式公開)を申請したとの報道が出ました。早ければ2026年06月12日にもナスダック市場へ上場する見通しとのこと!
SpaceXの上場は日本の宇宙関連株にとっても大きな刺激材料です。株式市場において「宇宙インフラ」というテーマが本格的に資金を集める決定的な転換点になる可能性に期待。すでに日本の宇宙関連銘柄にも資金が流入していますしね!
と、いうことで当記事では改めて日本の宇宙関連株について本命株・出遅れ株・一覧をまとめていきますね!
宇宙関連株とは
宇宙関連株とは、人工衛星やロケット開発など宇宙に関連するサービス・製品等を手掛ける事業を行う銘柄の総称です。
宇宙開発事業で絶対的な知名度を誇る企業といえば、なんといっても米テスラのイーロン・マスク氏率いる「スペースX(SpaceX)」でしょう。スペースXは、これまで2020年の国際宇宙ステーション(ISS)初の有人宇宙飛行や、民間人だけの宇宙旅行の実績などで話題を集めてきましたが、いよいよ2026年5月に米国市場へIPO申請を行ったと報じられ、早ければ2026年6月にも上場が実現する見通し。
つまり、今まさに株式市場で「宇宙開発関連株」が最もアツいテーマの一角と言っても過言ではありません。
米モルガン・スタンレーによると、宇宙ビジネスの世界的な市場規模は2040年に1兆ドルを超える見通しだとか。これは2020年の市場規模の3倍に相当します。
宇宙関連事業は開発や研究にめちゃくちゃ時間がかかってリターンが遅い(赤字ベンチャーが目立つ)のが難点で、そこは少しバイオベンチャー企業にも似ている気がします。まぁバイオにしても宇宙にしても、人類の飛躍的進化の可能性を秘める分野ですし、時間とお金がかかるからこそ強力な国の支援が入る「国策テーマ」でもあります。
事実、日本政府も宇宙分野の先進的な技術開発を行う企業や研究機関を支えるため、JAXAに1兆円規模の「宇宙戦略基金」を設置しています。
AI、半導体、量子コンピューター、ロボットなどなど並み居る次世代テクノロジーの中でも特にロマンあふれるテーマ株が宇宙開発。「スペースXの上場を迎える2026年こそ、宇宙関連株が本格的に飛躍する年!」かもしれません。
今のうちに関連株はしっかり押さえておきましょう!
宇宙関連株 一覧
| コード | 銘柄名 | 特徴 | 時価総額(26.05.21時点) |
|---|---|---|---|
| 7011 | 三菱重工業 | 宇宙開発事業 JAXAと協力して次世代大型基幹ロケット「H3」開発 | 13,352,898百万円 |
| 7012 | 川崎重工業 | 宇宙開発事業 H3ロケット開発においても衛星フェアリングの設計・製造を担当 | 2,387,428百万円 |
| 7013 | IHI | 宇宙開発事業 ロケット飛翔体の総合メーカー | 2,896,382百万円 |
| 7270 | SUBARU | 航空宇宙事業を手掛ける 宇宙関連機器 | 1,788,317百万円 |
| 6503 | 三菱電機 | 1960年代より衛星事業に参画 人工衛星などさまざまな宇宙関連事業を展開 | 12,825,020百万円 |
| 6701 | NEC | 人工衛星をはじめとするさまざまな宇宙ソリューションを手掛ける | 5,627,528百万円 |
| 6501 | 日立製作所 | 国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟の一部(子アーム)の開発・運用 | 23,235,679百万円 |
| 6504 | 富士電機 | JAXAと宇宙空間の強力な放射線に耐えうる高信頼性の「宇宙用放射線耐性半導体」を開発 | 2,288,723百万円 |
| 9412 | スカパーJSAT | 日本で初めて人工衛星を打ち上げた民間の衛星通信事業者 法人向け「Starlink Business」の正規販売代理店 スペースデブリ(宇宙ゴミ)の除去事業を手掛ける「オービタルレーザーズ」社を設立 NTTと50%ずつ出資した合弁会社Space Compassがで宇宙データセンター事業 |
1,224,958百万円 |
| 9432 | NTT | スカパーJSATとSpace Compassを設立し宇宙データセンター事業目指す ドコモやエアバス等と2026年をめどに世界初のHAPS(成層圏通信)商業化を目指すほか、Amazonの衛星通信とも協業する国内通信最大手 |
13,917,584百万円 |
| 9433 | KDDI | SpaceX社の「Starlink」国内最大パートナー スマホと衛星が直接通信する「au Starlink Direct」を展開 | 11,382,569百万円 |
| 9434 | ソフトバンク | 法人向け「Starlink Business」に加え、スマホと衛星が直接通信する「SoftBank Starlink Direct」を開始 成層圏通信(HAPS)なども手掛ける | 10,769,712百万円 |
| 6758 | ソニーグループ | 2022年、米子会社が宇宙空間での光通信事業に特化した新会社「Sony Space Communications」を設立 | 21,856,427百万円 |
| 2768 | 双日 | 子会社の専門商社「双日エアロスペース」を通じて、国内外の宇宙・防衛・航空分野における強固なネットワークと実績 | 1,168,440百万円 |
| 7267 | ホンダ | 大幅なコスト削減と高頻度の打ち上げを実現する「再使用型小型ロケット」の開発や月面探査用ローバの研究開発 | 6,273,672百万円 |
| 7203 | トヨタ自動車 | JAXAと月面での有人探査活動に必要な有人与圧ローバ(愛称「ルナクルーザー」)の共同研究 | 47,037,473百万円 |
| 6965 | 浜松ホトニクス | X線CCDや可視光、近赤外半導体センサなどが、地球観測衛星、天文観測衛星、国際宇宙ステーションなどに幅広く搭載 | 853,535百万円 |
| 6946 | 日本アビオニクス | 電子デバイス技術が航空・宇宙・防衛分野で幅広く採用されている | 91,871百万円 |
| 9348 | ispace | 宇宙事業を手掛けるベンチャー 民間企業による月面探査プログラム「HAKUTO-R」に取り組む | 74,128百万円 |
| 186A | アストロスケールHD | 宇宙ゴミ(スペースデブリ)の除去に挑む民間ベンチャー 衛星軌道サービスなどを視野に「宇宙のJAF」を目指す | 265,188百万円 |
| 290A | Synspective | 小型SAR衛星の開発・運用、衛星観測データの販売、衛星データを活用したソリューションサービス | 200,589百万円 |
| 402A | アクセルスペースHD | 小型衛星事業「AxelLiner」と地球観測プラットフォーム「AxelGlobe」を軸にした宇宙ベンチャー企業 | 48,531百万円 |
| 464A | QPSHD | 九州大学発の宇宙ベンチャー 小型SAR人工衛星開発の技術 2025年12月にQPS研究所(5595)から持株会社体制へ移行 |
191,484百万円 |
| 6613 | QDレーザ | 同社のコア技術「量子ドットレーザ」は温度変化への極めて高い耐性を持つため宇宙用途でも期待か? | 108,786百万円 |
| 5572 | Ridge-i | 人工衛星データ(SAR衛生画像など)のAI解析サービスを提供 JAXA等からの受託案件でも実績 | 9,593百万円 |
| 7078 | INCLUSIVEHD | ホリエモン関連株 宇宙事業会社「INCLUSIVE SPACE CONSULTING」を通じて、民間ロケット開発のインターステラ社と強固に連携 | 3,800百万円 |
| 8023 | DAIKO XTECH | JAXAの筑波宇宙センターで人工衛星追跡管制軌道力学系運用業務・スペースデブリの観測システムなど | 13,508百万円 |
| 6363 | 酉島製作所 | ポンプ大手 ロケットエンジンで使用する液化水素昇圧ポンプの開発 | 77,208百万円 |
| 2359 | コア | 衛星を利用して高精度な位置情報を取得する「GNSS受信機」など位置管理サービス | 31,182百万円 |
| 4667 | アイサンテクノロジー | 日本版GPS「みちびき」を利用した高精度測位の利用拡大に向けた技術開発 | 8,884百万円 |
| 3741 | セック | 科学衛星や惑星探査機の搭載エンベデッドシステムと観測データの解析システムなど宇宙天文分野向けのソフトウェアを提供 | 37,632百万円 |
| 9233 | アジア航測 | 航空測量の大手 2021年に三菱電機、パスコ、スカパーJSAT、日本工営などと「衛星データサービス企画株式会社」設立 衛星ビジネスのベンチャー「アクセルスペース」と戦略的販売パートナーシップ契約 | 20,475百万円 |
| 3524 | 日東製網 | 漁網総合メーカー 宇宙ゴミ(スペースデブリ)を漁網で除去に挑む | 3,715百万円 |
| 4403 | 日油 | 宇宙ロケット用固体推進薬 | 655,527百万円 |
| 4275 | カーリット | ロケット用固体推進薬原料となる「過塩素酸アンモニウム」の国内唯一の製造メーカー | 47,235百万円 |
| 9790 | 福井コンピュータHD | 衛星測位システム(GNSS)を活用した測量端末 | 66,240百万円 |
| 6467 | ニチダイ | 航空宇宙業界向けフィルター | 3,051百万円 |
| 3914 | JIG-SAW | 2016年にispaceと、月や小惑星における水などの資源探査を目的とする自律制御ロボット『宇宙群ロボット』の共同研究開発を開始 | 18,363百万円 |
| 6674 | GSユアサG | 高性能宇宙用リチウムイオン電池 | 606,496百万円 |
| 3600 | フジックス | 小惑星探査機「はやぶさ」の帰還用カプセルパラシュート縫製にフジックスのミシン糸が採用された実績 | 2,459百万円 |
| 6507 | シンフォニアテクノロジー | 航空機用電源システムメーカー 宇宙分野でもロケットの飛行制御機器、推力偏向装置などを提供 | 405,132百万円 |
| 5189 | 櫻護謨 | 航空機用金具 ホース ゴム部品など JAXAのHⅡA/HⅡBロケットのエンジンチュービング採用実績 | 6,143百万円 |
| 4587 | ペプチドリーム | JAXAの協力を得て宇宙の無重力化で創薬実験 | 153,932百万円 |
| 4026 | 神島化学工業 | 宇宙太陽光発電システムにレーザー用YAGセラミックスを提供 | 16,447百万円 |
| 5214 | 日本電気硝子 | 宇宙太陽光発電システムに超薄型軽量ミラーで参画 | 589,242百万円 |
| 3004 | 神栄 | 子会社神栄テクノロジーが湿度計測分野でJAXAと共同研究 | 8,879百万円 |
| 4208 | UBE | 人工衛星の断熱材「ポリイミド」やロケット部材「チラノ繊維」など、過酷な宇宙環境に不可欠な超耐熱・軽量素材で宇宙開発を支える化学メーカー | 323,486百万円 |
| 4685 | 菱友システムズ | 三菱重工グループのシステム開発企業 航空宇宙エンジニアリングソリューション | 37,866百万円 |
| 4980 | デクセリアルズ | 2016年のJAXA宇宙ステーション補給機「こうのとり6号機」の実証実験装置に太陽電池用の導電接合フィルム(SCF)を供給 | 713,819百万円 |
| 6302 | 住友重機械工業 | 数々の人工衛星、探査機に極低温機器を供給 | 631,980百万円 |
| 6473 | ジェイテクト | JAXAと宇宙用長寿命軸受の共同研究 | 610,612百万円 |
| 6479 | ミネベアミツミ | 宇宙ロケット用圧力センサーの開発 | 1,655,792百万円 |
| 6486 | イーグル工業 | 国内唯一のロケット・航空機のエンジンシールメーカー | 139,222百万円 |
| 6807 | 日本航空電子工業 | ロケット用慣性センサユニット リングレーザジャイロなど | 177,795百万円 |
| 6838 | 多摩川HD | 東京大学にて量子センサー向けのアルカリ原子マイクロセルの実証に成功 ダークマターの研究に貢献する思惑 | 16,429百万円 |
| 7266 | 今仙電機製作所 | 子会社「東洋航空電子」が宇宙事業 ロケットの打ち上げ支援設備や試験装置、衛星やロケット本体への搭載品などを取り扱う | 20,293百万円 |
| 7713 | シグマ光機 | NASAの火星探査ミッション「Mars2020」プロジェクトにシグマ光機の光学部品が搭載される | 15,234百万円 |
| 7701 | 島津製作所 | 航空機部品製造メーカー 惑星分光観測衛星「ひさき」の心臓部である回折格子を手掛けた実績 | 1,095,460百万円 |
| 4088 | エア・ウォーター | 宇宙関連の試験や設備に産業ガスを提供 | 584,956百万円 |
| 6324 | ハーモニック・ドライブ・システムズ | 宇宙用途向けの超精密減速機(ハーモニックドライブ)を提供 人工衛星の太陽電池パドル駆動部や、NASAの火星探査車など過酷な環境での採用実績が豊富 |
630,866百万円 |
| 4055 | ティアンドエスG | JAXAと月面等の探査ロボットの高精度な位置把握システムを共同開発(2026年まで) | 17,098百万円 |
| 7867 | タカラトミー | 超小型の変形型月面ロボット「SORA-Q(ソラキュー)」をJAXA等と共同開発 | 268,867百万円 |
| 6469 | 放電精密加工研究所 | 放電加工を中心とする金属加工技術で航空宇宙分野にも部品等提供 24年01月30日に三菱重工と資本業務提携を発表 | 29,072百万円 |
| 3569 | セーレン | 福井県、東京大学などと連携し、CubeSAT(キューブサット)とよばれる超小型人工衛星の開発に取り組む | 210,383百万円 |
| 1803 | 清水建設 | 宇宙ベンチャー「スペースワン」を共同設立した一社 | 1,853,717百万円 |
| 3003 | ヒューリック | Synspective 、アストロスケールHDなど宇宙ベンチャーに出資 | 1,333,856百万円 |
| 6327 | 北川精機 | 真空プレス機で世界首位級 人工衛星の特殊基板に同社プレス機が活躍 また宇宙航空向け新素材CFRPの成形ラインを手掛ける |
52,303百万円(26.06.22時点) |
(ちなみに私が普段の情報収集でチラ見してるのはこのあたりです↓)
宇宙関連株 本命株・出遅れ株
それでは宇宙関連株の本命株・出遅れ株をピックアップします。この項目は個人的な主観コミなのでその点はご理解ください😋
宇宙関連株 本命株 7011 三菱重工業

宇宙関連株としてまず取り上げるのはやはり三菱重工でしょう。
防衛関連株として絶対的な存在感を誇る三菱重工ですが、日本の宇宙開発においても間違いなく中心と言える超中核銘柄です。というか「宇宙開発=ほぼ軍事力(防衛力)」といえるくらい密接ですから、防衛の王といえる銘柄が宇宙関連株でも中核的なのは当たり前といえば当たり前。
三菱重工はJAXAと共同で日本の基幹ロケットを開発している会社です。基幹ロケットとは、国が安全保障や宇宙開発などの重要なミッションを自立して遂行するためと位置づけるロケット。いわば国策ロケットですね。この時点で、宇宙関連株の中核です。
かつてH3ロケット試験機1号機(2023年)の打ち上げ失敗で市場を不安にさせたこともありましたが、それは過去の話で、その後の打ち上げでは見事連続で成功を収め、すでに実証段階を終えて本格的な「商業打ち上げ」のフェーズへと移行しています。
スペースXが主力ロケットで世界の打ち上げ市場を席巻していますが、日本がそれに価格と信頼性で対抗するための最大の切り札が、JAXAと共同開発したこのH3ロケットです。
宇宙インフラが拡大して人工衛星などの輸送需要が爆発的に増えれば、当然ロケットメーカーの元へ莫大な資金が落ちます。日本の宇宙ビジネスの成長を狙うなら三菱重工は外せない、ド本命銘柄と言えます。
宇宙関連株 本命株 7012 川崎重工業

続いて取り上げるのは川崎重工。直近で「フィジカルAI×NVIDIA」の協業報道でも話題になった川崎重工ですが、こちらも防衛関連株の中核銘柄。当然、宇宙関連株としても絶対に外せない本命株です。
同社が宇宙事業で長年担当しているのが、ロケットの最先端部でペイロード(人工衛星など)を格納する「衛星フェアリング」の設計・製造です。最新のH3ロケットにおいても、数十億円~数百億円もする超高価な人工衛星を打ち上げの強烈な振動や摩擦熱から確実に守り抜くという、ミッション成功の鍵を握る極めて重要な役割を担っています。
さらに見逃せないのが「射点設備(ロケット発射台)」の構築技術です。昭和50年から種子島宇宙センターの設備を納入し、現在に至るまで日本のロケット発射インフラの土台を支え続けています。スペースXが牽引するような「高頻度な打ち上げ時代」が日本にも到来すれば、発射場設備のアップデート需要は必然的に高まります。
「宇宙インフラ(発射台・フェアリング)」×「自律型ロボット(フィジカルAI)」という、現在の株式市場における大注目のテーマを複数内包した銘柄です。
宇宙関連株 本命株 7013 IHI

三菱重工、川崎重工と並ぶ重工大手のIHIも宇宙関連銘柄の中核的存在です。
グループ会社のIHIエアロスペースを通じて、主にロケットシステムや宇宙環境利用機器の開発・製造を手掛けています。
同社の代表的な宇宙事業が、固体燃料ロケット「イプシロン」の開発・製造です。イプシロンは「世界一コンパクトな打ち上げ」をコンセプトに、運用性の向上と低コスト化を目指したロケットであり、現在は商業打ち上げ市場での国際競争力をさらに高めた次期型「イプシロンS」の開発が進められています。
また、JAXAと三菱重工が主導する次世代基幹ロケット「H3」においても、IHIは重要な役割を担っています。IHIはH3ロケットの推力を増強する固体ロケットブースタ「SRB-3」の開発・製造を担当しており、直近のH3ロケット打ち上げ成功にも直接的に貢献しています。
独自の固体燃料技術を持ち、複数の国家規模の宇宙プロジェクトに中核として参画していることから、日本の宇宙インフラ構築において欠かせない企業です。
宇宙関連株 本命株 9433 KDDI

宇宙関連株として世界的知名度を誇る企業といえばやはり米「SpaceX」社。
2026年はスペースXがいよいよIPOする見通しですので、スペースX関連株としてKDDIを挙げておきます。
KDDIは、米スペースX社が展開する低軌道衛星ブロードバンド「Starlink(スターリンク)」における日本国内の最大パートナー企業です。スターリンクは「空さえ見えればどこでもつながる衛星通信」ですね。携帯電話の電波が届きにくい山間部や離島、海上などでも使えて、また災害時や通信障害時のバックアップ回線としても注目されます。
KDDIは法人や自治体向けに「Starlink Business」を提供しているほか、同社の通信網を利用する既存のスマートフォンとStarlink衛星が直接通信を行う「au Starlink Direct」のサービス展開を進めています。これにより、従来の地上基地局ではカバーしきれなかった山間部や島しょ部を含む、日本全土エリアでの通信網構築を目指しています。
2026年現在、スペースX社の企業価値(稼ぐ力)の大部分はStarlink事業が占めるとされており、同社のIPO観測が高まる中で、日本国内のStarlinkインフラを牽引する最大パートナーであるKDDIはその事業拡大の恩恵を直接的に受ける立ち位置にあります。
もちろんKDDIも時価総額規模の大きな銘柄ですし、宇宙専業ベンチャーなどに比べるとスペースX上場の株価感応度は低いですが、スターリンク事業の国内最大のパートナーであることから中核的な存在として注目です。またKDDIだけでなく、ソフトバンクも2026年4月から「SoftBank Starlink Direct」を開始しているため、こちらも併せて注目です。
宇宙関連株 本命株 9432 NTT

NTTも宇宙関連株として見逃せない銘柄。
NTTはスカパーJSATが折半出資でSpace Compass社を設立しています。Space Compass社は宇宙データセンターの事業化を目指す新会社ですから「宇宙×AI(データセンター)」という夢のあるテーマに絡んでいます。
またSpace CompassとNTT傘下のNTTドコモは、欧州航空宇宙の大手エアバス傘下の「AALTO HAPS」と資本業務提携を結んでいる点にも注目。最大1億ドル(約157億円)を出資し、2026年をめどに世界初となる「HAPS(成層圏通信)」の商業化とグローバル展開を目指すという極めてスケールの大きなプロジェクトです。
HAPSとは、地上約20kmの成層圏を太陽光エネルギーによって数ヶ月間「無着陸」で飛行し続ける無人機、いわば「空飛ぶ基地局」。これが実現すれば基地局が建てられない山間部や海上、空でも高速大容量・低遅延の通信が可能になるほか、災害時の状況把握やインフラ監視にも絶大な威力を発揮します。
さらにNTTは、スペースXのStarlinkの最大のライバルとされるAmazonの衛星通信網「Project Kuiper」との戦略的協業にも合意しています。KDDIが「SpaceX(Starlink)陣営」の筆頭であるなら、NTTは「Amazon陣営」として宇宙インフラ網の覇権を争う銘柄といえます。
こちらも時価総額が巨大なため株価の変動幅は小さいですが、日本の宇宙ビジネスを語る上で外せない銘柄です。
宇宙関連株 本命株 9412 スカパーJSATHD

先ほどのNTTの項目でも登場しましたが、スカパーも宇宙関連株の本命株として注目。
スカパーJSATは日本で初めて人工衛星を打ち上げた民間企業でアジア最大の衛星通信事業者です。複数の強力な宇宙テーマを内包しています。
まず2026年のメインテーマである米SpaceX関連として、法人向けに「Starlink Business」を展開している点が注目ポイントですね。米SpaceXの事業に明確に関わっている日本の上場企業の一社です。
さらにNTTと折半出資で設立した合弁会社「Space Compass」を通じて、2026年をめどとしたHAPS(成層圏通信)の商業化や宇宙データセンター事業を推進しており、次世代宇宙インフラのど真ん中に位置しています。
また、防衛・安全保障の観点でも非常に重要な立ち位置にあります。同社はインド太平洋地域をカバーする静止衛星を17基保有(世界最多規模)しており、衛星を使った宇宙状況監視(SSA)の分野で米軍と連携拡大に向けた協議を進めています。「宇宙×防衛」のテーマにも絡む銘柄といえますね。
加えて、自社発のスタートアップとしてレーザーを用いた宇宙ゴミ(スペースデブリ)除去や衛星ライダー(LiDAR)事業を行う「Orbital Lasers」を設立したほか、地球観測衛星のビッグデータを活用するJAXA認定ベンチャー「天地人」へ出資を行うなど、先端分野の開拓にも積極的。
宇宙関連株は赤字が先行するスタートアップも多い中、スカパーはしっかり既存事業での強固な収益基盤があるので取り組みやすいところも◎。
宇宙関連株 本命株 6504 富士電機

重電大手の富士電機も宇宙関連株として注目。
同社はJAXAの種子島宇宙センターに対して、ロケット打ち上げに不可欠な電力の安定供給を担う「大型蓄電池制御システム」を納入しているほか、設備の安定稼働を支援する「まるごとスマート保安サービス」を受注するなど、日本の宇宙開発の最前線をインフラ面で支える確かな実績を持っています。
また、人工衛星や探査機に不可欠なコンポーネントとして、JAXAと共同で放射線耐性に優れ、電力損失を大幅に抑えられる「宇宙用半導体(宇宙用SJパワーMOSFET)」を開発(2018年)している点も見逃せません。この半導体技術は、過酷な宇宙環境での長期間のミッション成功に直結するものです。
基本的に重工業系の銘柄は宇宙関連事業に大なり小なり関わっていますが、重電やパワー半導体に強い同社の技術力は宇宙分野でも発揮されており、宇宙インフラの拡大とともに恩恵を受けやすい手堅い銘柄と言えそうか。
宇宙関連株 本命株 7203 トヨタ自動車

日本を代表する自動車メーカー「トヨタ」も宇宙関連の中核銘柄といえます。
トヨタはJAXAと共同で月面での有人探査活動に必要な有人与圧ローバ(愛称:ルナクルーザー)の研究開発を行っています。
月面は重力が地球の1/6であり、温度は-170℃から120℃、さらには真空、強力な放射線、レゴリス(月の砂)に覆われているという極めて過酷な環境です。既存の自動車技術だけでは走破できないこの極限環境において、トヨタが培ってきた燃料電池(FCV)技術や自動運転、高い走破性がフル活用されています。
さらに、月面探査機「LUPEXローバ」の開発を進める三菱重工(7011)とも連携し、日本の技術力を結集して2029年の打ち上げを目指しています。
時価総額が巨大なため、宇宙関連の材料単体で株価が大きく動く銘柄ではありませんが、日本の宇宙開拓を最前線で牽引する中核株ではありますので、いちおう取り上げておきます。
宇宙関連株 本命株 7267 ホンダ

トヨタに続いて、日本を代表するモビリティ企業「ホンダ」も取り上げておきます。
宇宙関連株としてのホンダの注目ポイント、まずは自社開発の「再使用型小型ロケット」です。自動車エンジンやF1で培った燃焼技術と自動運転の制御技術をフル活用し、地球低軌道向けに小型人工衛星を打ち上げるロケットの開発を推進しています。再使用型ロケットは、打ち上げ後に機体を回収し、繰り返し使用できる仕組みのため、打ち上げコストの大幅な軽減と高頻度での打ち上げペースを実現できるタイプですね。
再使用型ロケットにおいて世界的なプレイヤーはスペースXですから、国産の再使用型ロケットを手掛ける点はスペースXの対抗馬企業として今回の上場観測でも注目の的になる可能性はあるかもしれません。
また、ホンダはJAXAと月面での活動を支える「循環型再生エネルギーシステム」の共同研究・開発を進めています。これは、太陽光と水から酸素、水素、電気を自給自足で生み出し、循環させるというもの。トヨタの月面ローバーでの活動など人類の宇宙での長期滞在に不可欠な次世代インフラ技術です。
ホンダも時価総額規模が大きいので、短期的な宇宙関連の材料で株価が急騰するタイプの銘柄ではありませんが、日本の宇宙ビジネス開拓を長期的に牽引する中核プレイヤーとして外せない一社です。
宇宙関連株 本命株 9348 ispace

宇宙ベンチャーのispaceも取り上げておきます。ispaceは宇宙関連株の感応度の高さという点で外せない銘柄ですね。
同社は民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」を掲げています。2023年4月のミッション1に続き、2025年6月にもミッション2(RESILIENCEランダー)で月面着陸に再挑戦しましたが、最終の降下段階でセンサー(レーザーレンジファインダー)の異常が発生し、惜しくもハードランディング(着陸失敗)という結果に終わりました。
相次ぐ着陸未達により足元の業績は厳しい赤字が続いており、業績面では手放しで買える財務状況とは言いにくいですが、すでに2027年予定のミッション2.5(月周回衛星投入)や、2028年のミッション3(大型ランダーによる高精度着陸)に向けて進んでいます。
宇宙事業に専業で取り組んでいる銘柄ですから、米スペースXのIPOが実現するなど「宇宙関連株」に強烈な資金が流れ込めば、業績の良し悪しはいったん横に置かれて買われるのが株式市場です。決算などイベントを跨いで長期で持ち越すのはリスキーですが、テーマ相場が盛り上がった際の爆発力には注目。
宇宙関連株 本命株 464A QPSHD(旧:QPS研究所)

2023年12月に上場した九州大学発の宇宙ベンチャー「QPS研究所」ですが、2025年12月に持株会社体制へ移行し、現在は「QPSホールディングス(464A)」として新たに上場しています。名称やコードは変わりましたが、引き続き宇宙関連株の大本命として外せない銘柄です。
同社の中核事業は「小型SAR(合成開口レーダ)人工衛星」の開発・運用。SAR衛星とは、自ら電磁波(マイクロ波)を地表に向けて照射し、跳ね返ってきた電磁波を受信して地表の状態を映像化する技術です。一般的なカメラ(光学衛星)とは異なり、太陽光の当たらない夜間や、雲に覆われた悪天候下でも24時間関係なく地球を観測できるのが強みですね。
同社はこの小型SAR衛星を複数機打ち上げ、最終的に36機の「衛星コンステレーション(連携網)」を構築する計画を推進しています。これが完成すれば、世界中のほぼどこでも特定地域を「平均10分間隔」で観測できる「準リアルタイムデータ提供サービス」が実現します。防衛・安全保障から災害状況の把握、インフラ監視までデータ需要は計り知れません。軍事面でもめちゃくちゃ重要なデータですよね、これ。
先行投資フェーズのため直近の業績で買える銘柄ではありませんが、宇宙ビジネスど真ん中の事業内容ですので宇宙関連株としての株価感応度は非常に高い銘柄です。
宇宙関連株 本命株 402A アクセルスペースHD

アクセルスペースHDは2025年8月に東証グロース市場へ上場した宇宙ベンチャー。こちらも宇宙専業なのでテーマ全体に物色が波及した際の感応度が高い銘柄です。
同社の事業の柱は大きく2つ。
1つ目は超小型衛星の開発から運用までを包括的にサポートする「AxelLiner」。2つ目は、自社の衛星コンステレーションによる観測データを様々な産業に提供する地球観測プラットフォーム「AxelGlobe」です。特にAxelGlobeはSaaS型のビジネスモデルを採用しており、将来的なストック収入の柱として期待されています。
また日本の民間企業として初めて「地球観測に関する政府間会合(GEO)」のアソシエイトに認定されるなど、国際的な認知度も高めています。
現状は先行投資フェーズによる赤字企業ですが、比較的時価総額が軽い宇宙ベンチャーですからスペースX上場などのビッグイベント火がつきやすい銘柄といえそうです。
宇宙関連株 本命株 186A アストロスケールHD

2024年6月に東証グロース市場へ上場したアストロスケールホールディングスは、深刻化する「宇宙ゴミ(スペースデブリ)」問題の解決に特化した民間ベンチャーです。
宇宙ゴミ問題が宇宙開発における非常に大きなボトルネックになっていることは、名作アニメ「プラネテス」を見てる人ならご存知かも。地球の周りには役目を終えた人工衛星やロケットの破片などが、弾丸以上の猛スピードでビュンビュンと飛んでいます。デブリは年々増加しており今後の宇宙活動を脅かす非常に深刻な状況です。
アストロスケールは、誰にもコントロールされていない本物の巨大デブリに宇宙空間で安全に接近・観測する技術(ADRAS-J)をすでに実証しており、これは世界初の快挙とのこと。
また将来的には宇宙ゴミを回収するだけでなく、燃料が切れた衛星への補給や、宇宙空間での故障修理、軌道を外れた衛星の修正といったサービス展開も視野に入れています。
2025年の日経ビジネスのインタビュー記事で日本子会社アストロスケールのCEO「加藤英毅」氏が『宇宙のJAFを目指す』と明言していますが、これらの「軌道上サービス」の構想はまさに「宇宙のJAF」の名にふさわしい事業内容ですね。
こちらもまだ先行投資フェーズなので足元の業績(利益)で買える銘柄ではありませんが、JAXAや各国の政府機関と連携しており、今後の宇宙インフラ維持に絶対に欠かせない技術を持っています。ispaceやQPSホールディングスと並んで、日本の宇宙関連のロマン株として注目しておきたいです。
宇宙関連株 本命株 290A Synspective

Synspectiveは小型SAR(合成開口レーダ)衛星の開発から観測データの販売、ソリューション提供までを一貫して手掛ける宇宙専業ベンチャーです。
SAR衛星とは「Synthetic Aperture Radar satellite」の略でマイクロ波を地表に照射し、跳ね返ってきた反射波を受信・解析することで地表の状態を映像化する衛星のことです。カメラで映像を撮影するわけではないので、夜間や悪天候下でも観測ができ、また観測対象が自然物か人工物か、あるいは水か?などが識別可能。
太陽光の影響を受けずに24時間同条件で観測可能で、広域の地盤変動を解析したり、浸水被害の有無を把握する災害・防災向けソリューションを手掛けていますが、同社の技術は災害・防災向けにとどまらず、安全保障(防衛)分野で極めて高い需要を誇ります。
2025年5月にローンチした「ODC Solution」は、SARデータと解析アルゴリズムを活用し、天候や時間を問わず船舶や航空機を自動検知・分類するシステムであり、まさに防衛力に直結する技術です。
さらに2024年12月に三菱電機と安全保障分野での戦略的パートナーシップを締結したのに続き、直近の2026年2月には、防衛省が発注した約2,831億円の超大型「衛星コンステレーションの整備・運営等事業」において、三菱電機やスカパーJSATらと連携して画像データ取得に携わることが公表されました。
先行投資フェーズの赤字グロース株であるためリスクは伴いますが、こちらも宇宙専業なのでテーマの注目度が上がれば面白い銘柄の一角です。
宇宙関連株 本命株 3741 セック

セックは「リアルタイム技術」を専門とするソフトウェア企業です。リアルタイム技術とは「時々刻々と変化する外界と密接な相互作用を持ったコンピュータシステムを開発する技術」のこと。
極めて高い安全性が求められる宇宙開発と非常に親和性が高く、宇宙関連株のソフトウェア分野における本命株として注目しています。
同社の開発実績は多岐にわたり、小惑星探査機「はやぶさ2」やスペースデブリ除去衛星の搭載システムなどを手掛けてきました。
特に直近で大きな話題となったのが、2024年1月に月面着陸を成功させたJAXAの小型月着陸実証機(SLIM)に搭載された変形型月面ロボット「SORA-Q(LEV-2)」です。セックはこのSORA-Qのソフトウェアの一部を開発しており、日本の月面探査成功にダイレクトに貢献しています。
さらに2024年3月には、国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟で動作する多肢ロボットシステム「PORTRS」の開発において、複数企業からなる開発チームの代表(元請け)に選定されたことを発表しています。
月面探査やISSでの遠隔操作・自動化など、宇宙空間における精密なロボティクス制御に同社の技術は必要不可欠。セックはフィジカルAI関連株としても取り上げていますし、今後ロボティクス方面でも期待できそうな銘柄です。
宇宙関連株 本命株 6507 シンフォニアテクノロジー

シンフォニアテクノロジーは航空機用電源システムメーカーですね。
こちらも日本の宇宙産業の根幹を支える重要な企業といえます。
同社が宇宙分野で提供している「飛行制御機器」や「推力偏向装置(アクチュエータ)」は、わかりやすく言えばロケットの「ハンドル」です。ロケットエンジンの噴射方向をミリ単位で制御し、機体を正しい軌道へと導くための装置であり、これが機能しなければロケットは即座に姿勢を崩してミッション失敗に直結します。まさにロケットの生命線を握る最重要パーツの一つなわけですね。
この極めて高い信頼性が求められる分野において、同社は日本の歴代ロケット(H-I、H-II、イプシロン)の電装品を長年手掛けてきた実績を持ちます。さらに、現在の次世代基幹ロケット「H3」においても、1段・2段用の姿勢制御用アクチュエータや推進コントローラなどを独占的に供給しており、日本の宇宙インフラを文字通り根底から支えています。
日本の基幹ロケットの飛行制御を独占的に担い、量産フェーズに入っているわけなので宇宙分野のハードウェア枠の本命級として注目しておきたいですね。
宇宙関連株 本命株 6486 イーグル工業

イーグル工業は自動車や建機向けのメカニカルシール(パッキン等の漏れ防止部品)を手掛ける大手で、宇宙・航空分野においては「国内唯一のメカニカルシールメーカー」という強力な独占的ポジションを築いています。
メカニカルシールとは、ポンプやコンプレッサーなどの回転機械に取り付けて軸の周りから流体の漏れを制御する部品。日本の主力ロケットエンジンは液体水素と液体酸素を使用しており、これらが万が一意図せず混ざり合えば大爆発に直結します。極低温かつ超高圧の過酷な環境下で、この危険な燃料と酸化剤を完全に遮断(シール)する同社の技術は、ロケットの安全性能を支えています。
1967年の開発参入以来、NロケットからH-IIA、H-IIB、そして最新の次世代基幹ロケット「H3」に至るまで、すべての国産ロケットに同社のメカニカルシールが採用されています。さらに、米国の宇宙開発における次世代エンジン(J-2X)のシール開発にも参画するなど、同社の技術力は世界的にも高く評価されています。
ロケット開発に絶対不可欠な部品を独占供給する「グローバルニッチトップ企業」であり、日本の宇宙インフラ拡大の恩恵を受けるであろう本命級銘柄として注目です。
宇宙関連株 本命株 6363 酉島製作所

老舗ポンプ専業メーカー「酉島製作所」も宇宙銘柄として挙げておきます。
同社最大の注目ポイントは、京都大学と共同で開発した超電導モータ搭載の「液化水素ポンプ」。ロケットエンジンの燃料などに使われる液化水素は、-253℃という極低温を保ちながら大流量を高圧で送り出す必要があり、モーターのわずかな発熱でもガス化してしまうため、ポンプによる移送が極めて困難とされてきました。
しかし同社は、世界で初めて極低温環境を利用した超電導モータを産業機械に搭載することで発熱の課題を克服。2024年3月にはJAXAの能代ロケット実験場において実液を使った運転試験を実施し、遠心ポンプによる液化水素の昇圧量として見事「世界最高圧」を達成し試験に成功しています。
ロケット開発への貢献はもちろんのこと、宇宙・新エネルギー分野におけるオンリーワン技術を確立している銘柄として注目。
宇宙関連株 本命株 6324 ハーモニック・ドライブ・システムズ

ハーモニック・ドライブ・システムズはロボティクス関連株としても取り上げた銘柄ですが、宇宙関連株としても注目しています。
同社が手掛ける「ハーモニックドライブ(波動歯車装置)」は、金属の弾性を利用した精密制御減速装置です。わずか3つの基本部品で構成されているため圧倒的に小型・軽量でありながら、歯車の遊びがほぼゼロという極めて精度の高い位置決めが可能です。1グラムの軽量化がコストに直結し、かつ絶対に故障が許されない宇宙空間において、この特長は高い優位性があります。
実績もすばらしく、NASAの火星探査車「パーシビアランス」のロボットアーム関節部や、JAXAの小惑星探査機「はやぶさ2」のイオンエンジン駆動部などに採用され、すでに人類未踏の過酷な環境下で同社の製品が活躍しています。もちろん、人工衛星の太陽電池パドルやアンテナの方向制御など、一般的な宇宙インフラの根幹を担う可動部にも不可欠な存在です。
今後宇宙ビジネスの規模が拡大すればするほど同社の精密減速機への需要は必然的に拡大する可能性が高そうです。
宇宙関連株 本命株 6302 住友重機械工業

総合重機大手の住友重機械工業も、日本の宇宙探査を高度な技術で裏支えする中核銘柄です。
同社が宇宙分野で強みを持つのが「極低温システム(冷却装置)」。
はるか遠くの宇宙空間から届く微弱な光や電波を人工衛星や探査機が高感度に捉えるためには、機器自体の熱によるノイズを極限まで減らす必要があり、センサー部を絶対零度(マイナス270℃)近くまで冷却し続けなければなりません。この高難易度のミッションにおいて、同社の宇宙用極低温冷凍機やクライオスタット(冷却装置)は不可欠な存在となっています。
住友重機械工業は1962年から極低温エンジニアリングの分野に挑戦してきた企業でおり、これまで数々の人工衛星やX線天文衛星、さらには小惑星探査機「はやぶさ」の周辺技術に至るまで機器を供給し続けてきた実績があります。
時価総額の大きめな銘柄なので、宇宙関連のニュース単体で株価が急騰するタイプではありませんが、精密な宇宙観測インフラにおいて重要なポジションを築いている銘柄です。
宇宙関連株 出遅れ株 5189 櫻護謨

櫻護謨(さくらごむ)は消防・防災向けのゴムホースを主力とする企業ですが、実は航空・宇宙分野においても実績を持つ銘柄です。
同社は航空機用金具やホースも手掛けており、JAXAの「H-IIA」および「H-IIB」ロケットのエンジンチュービングにも同社製品が採用されています。過酷な環境に耐えうる配管・ゴム部品の製造技術はロケット開発に不可欠。時価総額が非常に小さな小型株であるため、スペースX上場などの宇宙テーマに物色が向かった際、主力株の次に短期資金が流入する可能性のある出遅れ株としてマークしておくのも面白そう。
宇宙関連株 本命株 6807 日本航空電子工業

NEC系の電子部品メーカー「日本航空電子工業」も、日本のロケット開発に不可欠な銘柄として取り上げます。
同社はロケットの飛行姿勢や位置を正確に把握するための「慣性センサユニット(IMU)」や「リングレーザジャイロ」を手掛けています。これらは、宇宙空間という過酷な環境下で機体を正しい軌道へ導くための最重要ナビゲーション機器です。
日本の主力ロケットである「H-IIA」で長年採用されてきた確かな実績に加え、最新の基幹ロケット「H3」においても同社の慣性センサユニットが搭載され、ミッションの成功に直接的に貢献しています。
宇宙輸送インフラの拡大に伴って恩恵を受ける宇宙銘柄として注目。
宇宙関連株 出遅れ株 4026 神島化学工業

神島化学工業は窯業系サイディングなどの住宅建材を手掛ける会社ですが、同社の優れたセラミックス技術は宇宙用途でも実績があります。
最大の注目ポイントは、JAXAが研究を進める夢の次世代クリーンエネルギー「宇宙太陽光発電システム(SSPS)」において、同社の「レーザー用YAGセラミックス」がレーザー発振媒体として使用されている点です。これは宇宙で集めた太陽光エネルギーをレーザーに変換して地球へ送るという、壮大な宇宙インフラの根幹を担う技術です。
時価総額規模が比較的小さく手頃なため、人気に火が付けば面白そうな銘柄です。
宇宙関連株 出遅れ株 5214 日本電気硝子

日本電気硝子も、JAXAが研究を進める夢のクリーンエネルギー「宇宙太陽光発電システム(SSPS)」に中核部品を提供している一社です。
注目ポイントは、同社が開発した「超薄型軽量ミラー」。厚さわずか100ミクロン(0.1ミリ)という極めて薄い特殊ガラスに、高性能な反射膜を成膜したものであり、1グラム単位の軽量化が求められる宇宙空間において強力な技術となります。
実際に2011年という早い段階で、JAXAに対してSSPSのミラーユニット試作用として同製品を納入した確固たる実績を持っています。前述の神島化学工業と並んで、壮大な宇宙インフラに不可欠なデバイスを供給する銘柄としてマーク。
宇宙関連株 本命株 6838 多摩川HD

多摩川HDは高周波無線機器の開発・製造を得意とする「多摩川電子」を擁する企業ですね。
同社は実用的な「宇宙・防衛ビジネス」のインフラを通信面から支える出遅れ銘柄として注目。
注目ポイントは、準天頂衛星「みちびき」関連の地上局設備や、防衛用通信衛星向けの試験装置など、国策である宇宙・防衛分野の受注が急拡大している点です。同社の高度な高周波・マイクロ波技術は、宇宙インフラの確実な通信網構築に不可欠なものとなっています。
さらに、JAXAや早稲田大学などが2025年6月に実施した世界初の「テラヘルツ波を利用した航空機・地上局間での高速データ通信実験」において、同社が設計・製造した周波数変換装置が使用されるなど、次世代の宇宙通信インフラにおいても確かな技術力を証明しています。
宇宙・防衛関連の売上がすでに利益の牽引役になりつつある小型株なので、スペースX上場等の宇宙テーマに資金が向かった際の爆発力にも注目したいですね。
宇宙関連株 出遅れ株?2026 3524 日東製網

日東製網は水産業に不可欠な「漁網」を主力とする老舗企業ですが、実は宇宙関連の出遅れ銘柄としても注目。
最大の注目ポイントは、JAXAと共同で進めているスペースデブリ(宇宙ゴミ)除去システムの開発です。同社の主力である「無結節網(結び目のない網)」の繊維技術を応用し、宇宙空間でデブリを捕獲・降下させるための金属製のひも「導電性テザー」の開発に参画しています。
「漁網から宇宙網へ」というストーリー性が非常に面白く、投資家としてのロマンをくすぐられますね。
普段は出来高が少なく株価も低迷しがちな地味な小型株ですが、それゆえに宇宙関連の具体的な材料が出た際の爆発力には期待か。
宇宙関連株 出遅れ株 4055 ティアンドエスグループ

ティアンドエスGはシステム開発やAIソフトウェア開発を手掛けるIT企業。直近では、キオクシアをはじめとする大手半導体工場の運用・保守開発を手掛けることからキオクシア関連株としても注目されてますね。
宇宙関連としての最大の注目ポイントは、2023年11月にJAXAから同社のAI関連技術を利用したソリューションを受注した実績がある点です。さらに2024年11月には、JAXA「宇宙探査イノベーションハブ」の研究提案(月面・火星探査に向けた技術)にも採択内定されるなど、単発の取引にとどまらず、宇宙ビジネス×AIの領域で存在感を高めています。
小型グロース株ですから、AI・宇宙・半導体などいずれかのテーマに強力な資金が向かった際には連れ高で大相場になる可能性にも期待か。
宇宙関連株 出遅れ株 7867 タカラトミー

大手おもちゃメーカーのタカラトミーも、宇宙空間で技術力を証明した異色の出遅れ銘柄です。
最大の注目ポイントは、JAXA等と共同開発した変形型月面ロボット「SORA-Q(LEV-2)」ですね。2024年1月に月面着陸を成功させた小型月着陸実証機(SLIM)に搭載され、見事に月面での走行と撮影・データ送信を成功させました。
この世界最小・最軽量の月面探査ロボットの開発には、同社が長年の玩具づくりで培ってきた「小型化・軽量化」のノウハウと、トランスフォーマー等に代表される高度な「変形機構」の技術が活用されています。
本業の規模が大きいため、宇宙関連事業が直近の業績に与えるインパクトは限定的ですが「おもちゃの技術が月面探査に貢献した」点はすごく面白いですし、個人投資家の関心も惹きつけやすいと思います。宇宙関連株のロマン枠として注目しておいても!
宇宙関連株 本命株・出遅れ株 6469 放電精密加工研究所

放電精密加工研究所は「放電加工」という特殊な金属加工技術による精密部品製造を得意とする企業です。航空・宇宙分野においても、過酷な環境に耐えうる部品の放電加工や表面処理を中心とした受託加工、さらには航空機用エンジン部品の一貫生産を担う確かな技術力を持っています。
最大の注目ポイントであり同社の立ち位置を激変させたのが、2024年1月に発表された三菱重工との資本業務提携ですね。この提携は、三菱重工サイドからの「GTCC(高効率ガスタービンコンバインドサイクルプラント)」「航空機エンジン」「防衛関連」向けの強烈な増産打診に応えるためのものであり、調達した資金は生産設備の増強に直結しています。
それまでは出来高も少なく目立たない銘柄でしたが、この提携により日本を代表する重工業メーカーの増産を裏支えする重要パートナー企業として認知された格好です。
小型株でありながら、宇宙関連にとどまらず「防衛関連株」や「水素・アンモニア関連株(GTCC経由)」という複数の強力な国策テーマを内包する銘柄として注目。
宇宙関連株 本命株 4275 カーリットHD

カーリットホールディングスも宇宙関連株の一社としてピックアップしておきます。
産業用の爆薬や発煙筒などの化学品製造を手掛ける企業ですが、宇宙関連の「燃料銘柄」として唯一無二のポジションを築いている本命株です。
社名の由来は、創業者の浅野総一郎氏が北欧スウェーデンから技術導入した「カーリット爆薬」にあります。同社はこの爆薬の主原料である「塩」の電気分解技術を長年培い、独自に発展させてきました。
最大の注目ポイントは、同社がロケット用固体推進薬(燃料)の主原料となる「過塩素酸アンモニウム」を製造している国内唯一のメーカーであるという点です。日本の基幹ロケット(H-IIA、H3、イプシロン)の固体ブースターや防衛用ミサイルにおいて、同社の製品は欠かすことのできない最重要の酸化剤として使用されています。
過塩素酸アンモニウムなどの推進薬原料は火薬類取締法などの厳しい制限があり、巨大なプラントと安全管理技術が必要なため、他社の新規参入が極めて困難です。「ロケット燃料原料を独占供給している」という強力な事実を持った面白い銘柄です。
宇宙関連株 出遅れ株 3569 セーレン

セーレンも宇宙関連株の一社として取り上げておきます。セーレンは繊維技術に強みをもつ会社で、自動車向けのシート材やエアバックなどを手掛けるほか、建築・土木・産業資材、住宅、インテリア資材など幅広い分野で事業展開していますが、宇宙分野も事業化へ本格参入しています。
セーレンは福井県、東京大学などと連携し、CubeSAT(キューブサット)とよばれる超小型人工衛星の開発に取り組んでおり、同社が開発した衛星バスを搭載する人工衛星は既に複数機が軌道投入され様々なデータを地上に送信しています。
また、2024年2月17日に打ち上げられた「H3ロケット」試験機2号機(H3TF2)にもセーレンが開発・製造したキューブサット「TIRSAT」が搭載されていたようですね。セーレンも宇宙関連株の一社として引き続き注目しておきます。
宇宙関連株 出遅れ株 6613 QDレーザ

※2026年05月25日(月)追記
先日、光デバイス関連株としても改めてピックアップしたQDレーザ。同社は独自の半導体結晶成長技術を基盤とした「量子ドットレーザ」をコア技術とするベンチャーです。
コア技術の量子ドットレーザーは、高温下でも安定動作する特性をもつため、AIデータセンター向けの次世代通信技術としても期待視され、直近で急激に存在感を高めています。
この量子ドットレーザが持つ「温度変化への圧倒的な耐性」は、宇宙用途としても極めて有用です。激しい温度差が生じる過酷な宇宙空間において、量子ドットレーザーは従来のレーザで不可欠だった重くて巨大な冷却装置を大幅に簡素化、あるいは不要にできるため、人工衛星の「小型化・軽量化・省電力化」に直結します。
宇宙用途デバイスは0.1g単位の軽量化が大きなコスト差を生む世界ですから、量子ドットレーザーが宇宙用途として実用化された場合の恩恵は計り知れません。
2026年現在、まだ宇宙事業における具体的な衛星搭載実績などは発表されていませんので、現時点ではあくまでも「思惑株」の域を出ませんが、宇宙用途でも期待される技術をもつ企業として注目。
宇宙関連株 出遅れ株 4208 UBE

※2026年05月25日(月)追記
UBEも宇宙関連株として取り上げておきます。
UBEは車のタイヤに使われる合成ゴムやナイロン樹脂、バッテリー関連の素材などを手掛ける大手総合化学メーカーですが、宇宙関連用途のハイテク素材も手掛けています。
具体的には人工衛星の断熱材「ポリイミド」やロケット部材「チラノ繊維」。これらは過酷な宇宙環境に不可欠な超耐熱・軽量素材です。
宇宙空間は、太陽光が当たる面は100℃以上、逆に日陰はマイナス100℃以下になるという超過酷な環境です。同社のポリイミドフィルム(商品名ユーピレックス)は、この激しい温度差や宇宙空間の放射線から機体全体を守る多層断熱材の表面材として、JAXAの探査機「はやぶさ」をはじめとする数多くの人工衛星に採用されてきた実績を持ちます。
さらに同社が展開する「チラノ繊維(連続無機繊維)」は、非常に軽量でありながら超高温に耐えられる特性があり、ロケットエンジンのノズル部材や、大気圏に再突入する宇宙往還機の熱防護システムへの応用が進む戦略マテリアルです。
宇宙ビジネスの最重要課題は「いかに機体を軽量化し、打ち上げコストを下げるか」に尽きます。すでにJAXA等での実績が豊富な同社の高機能素材は、今後の宇宙開発競争が激化するほど需要が高まるため、実利を伴う宇宙関連株としてマークしておきたいですね。
宇宙関連株 本命株 4980 デクセリアルズ

2026年05月26日(火)追記
宇宙関連株としてもデクセリアルズを取り上げておきますね。
デクセリアルズはもともとソニーグループだった高機能化学メーカー。現在はカーブアウトし独立系メーカーとなっています。わかりやすく言うとスマホや自動車、データセンター向けなどの電子部品や機能素材を開発製造する会社ですね。
宇宙関連株としては、2016年にJAXAの宇宙ステーション補給機「こうのとり6号機」に搭載された実証実験装置において、同社の太陽電池向け導電接合フィルム(SCF)が採用・供給された実績があります。
宇宙空間における人工衛星の太陽電池モジュールなどは、強烈な宇宙放射線やマイナス数十度~100度超えという極端な温度差に晒されるため、部材の接合には極めて高い耐久性と信頼性が求められます。2016年の採用実績という点で「やや古い実績なのでは?」との印象もありますが、とはいえ自社の高機能接合技術がJAXAに採用されたという点はひとつ評価すべきポイントです。
それとやはり注目したいのは、デクセリアルズの近年の成長ドライバーとなっている光半導体(フォトニクス)分野です。デクセリアルズはAIデータセンターで大量に使用される光トランシーバー向けのフォトダイオードや精密接合材料などを展開しています。
フォトニクス領域はAI普及に向けたデータセンター需要の増大という点だけでも高い注目度を誇りますが、それに加えて宇宙分野との親和性も極めて高いですから、宇宙用途デバイスの関連株としても注目。
実際、すでに宇宙用途で一定の実績をもつ企業ですし、本業の業績・財務基盤も文句なしの優良企業なので、赤字が目立つ宇宙ベンチャーよりも長期で取り組みやすいのも個人的に好み。
宇宙関連株 本命株 6965 浜松ホトニクス

2026年05月26日(火)追記
浜松ホトニクスも追加でピックアップしておきます。
浜松ホトニクスといえば光学分野のエキスパートであり世界的なリーディングカンパニー。光電子増倍管(PMT)では世界シェア約90%を誇るグローバルニッチトップ企業です。
宇宙分野での実績は、日本の企業の中でも群を抜いています。JAXAの小惑星探査機「はやぶさ」および「はやぶさ2」には、同社が専用設計した高性能イメージセンサが搭載され、小惑星「イトカワ」や「リュウグウ」の地表の水分測定や組成解析という歴史的偉業にダイレクトに貢献しています。
宇宙空間を飛ぶ探査機に搭載される精密機器は、強烈な宇宙放射線に耐えうる極めて高い耐久性と信頼性が要求されます。そこをクリアしJAXAの過酷なミッションに採用され続けている点は、まさしく技術力の証ですね。
前述のデクセリアルズと同様、浜松ホトニクスの「光技術」は次世代の宇宙通信インフラにおいても不可欠な技術と言えると思います。宇宙空間における大容量通信は従来の電波から「光(レーザ)」へと移行しつつあることも踏まえ、主要な光関連株は宇宙銘柄としても注目しても良いのかなと。
浜松ホトニクスは、一時期は売りに売り込まれてた印象ですが直近では光分野と半導体、AIインフラ、そして宇宙関連株としても注目されてきて、チャートも強い推移です。これも赤字宇宙ベンチャーとは一線を画す、業績を伴う宇宙株として注目です。
宇宙関連株 本命株 6327 北川精機

※2026年06月22日(月)追記
プリント配線板やICパッケージ基板の関連株としても紹介している北川精機ですが、宇宙関連株としての側面も持っているので、こちらのページにも追記しておきます。
同社は基板を熱と圧力で張り合わせる「真空プレス装置」で世界トップクラスのシェアを持つ装置メーカーですが、この技術は宇宙産業でも大活躍しています。
言わずもがなですが、宇宙空間は極端な温度変化や真空状態など極めて過酷な環境です。その環境に耐えうる人工衛星や宇宙探査機に搭載される特殊なプリント基板の多くは、実は北川精機のプレス装置を使って製造されています。さらに北川精機は基板だけでなく、宇宙・航空産業に欠かせない軽量かつ高強度な新素材『CFRP(炭素繊維強化プラスチック)』や『ハニカム材』を成形するための、プレスライン(機械単体ではなく製造システムそのもの)も展開しています。
AI向けの最先端パッケージ基板で需要を伸ばしつつ、実は人工衛星などの宇宙開拓の裏側も支えているという、ロマンもある企業なわけですね。
時価総額規模も比較的小さく値動きも軽いため、「半導体×宇宙」という複数テーマにまたがる中小型のロマン株として中長期でもチェックしておきたい銘柄です!
宇宙関連株 まとめ
宇宙関連株の本命株・出遅れ株はとりあえず以上。
各国の宇宙開発競争の激化や民間宇宙ビジネスの拡大、そして忘れてはいけない軍事力拡大の流れが加速していることからも、宇宙産業はもはや夢物語ではなく、確実な実利を伴う強力な国策テーマへと成長しています。
今後も新たな技術革新や特大IRによって急浮上する銘柄が出てくると思いますし、米スペースXの上場が実現すれば、宇宙テーマへの資金流入の勢いはさらに加速していくはずです。宇宙銘柄、今後も必見の特大テーマですね。
引き続き有望な銘柄を見つけ次第、本記事のリストも随時アップデートしていくつもりです。
他にも、次にくる有望テーマ株とか材料株とかを初動で拾えるようにしっかりアンテナを広げておきましょう!
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はじめまして
おこがましいですが、すごく理路整然されてなるほど!って感じで参考させております。
そこでひとつ、デンカ4061なんですがどのように分析されますでしょうか(・・?
よろしければご意見いただければ幸いです。