ＬＮＧ関連株(液化天然ガス関連株)　本命株・出遅れ株　一覧

こんにちは、かりんです🥰

2025年02月07日(日本時間で8日)に行われた日米首脳会談にて、日本が米国産のＬＮＧ(液化天然ガス)の輸入を拡大することで合意しました。

アメリカのトランプ大統領は、共同記者会見の場で「日本が近く記録的な量の米国のＬＮＧ輸入を始める」と述べ、石破首相は「両国間でエネルギー安全保障の強化に向けて強力していくことを確認した」と述べました。

トランプ政権の狙いは対日貿易赤字の削減とのこと。化石燃料の強烈な支持者であるトランプさんらしいですね。世界で一番影響力があると言っても過言ではないアメリカ大統領、トランプさんの号令ですからこれは無視できないテーマ株になりそうか。

と、いうことでこのページではＬＮＧ(液化天然ガス)関連株について本命株・出遅れ株　一覧をまとめていきます。

ＬＮＧ関連株(液化天然ガス関連株)とは

ＬＮＧ関連株(液化天然ガス関連株)とは、ＬＮＧ(液化天然ガス)に関連する事業を手掛ける銘柄の総称です。

このページでは、米国産ＬＮＧの輸入拡大にむけて恩恵のありそうな銘柄を中心にまとめるつもりです。ＬＮＧの輸送船やＬＮＧプラント、プラント関連設備やサービスを手掛ける銘柄がメインになるかと思います。

そもそもＬＮＧ(液化天然ガス)ってなんなん？なんに使うの？

ＬＮＧとはLiquefied Natural Gasの略で、-162℃まで冷却し液化させた天然ガスのこと。日本語で言うと液化天然ガス。

天然ガスは冷却して液化させることで体積が約600分の1になるため、輸送や貯蔵がしやすくなるっつーわけですね。ちなみに日本で供給されているＬＮＧのほぼ全量が海外から輸入されたものとなります。

ＬＮＧは石炭や石油と比較して、燃焼時の二酸化炭素(CO2)や大気汚染の原因物質とされる窒素酸化物(NOx)の発生量が少なく環境負荷の低いクリーンなエネルギーであることも知られていますね。

液化天然ガスは、火力発電の燃料や都市ガスの原料として使われていて、割合としては約７割が火力発電の燃料、残りが都市ガスって感じっぽい。ふむふむ。

都市ガスの原料なので、キッチンでコンロに火をつける時にでてくるガスがＬＮＧってこと！？身近なガスだったのか😋

ＬＮＧ関連株(液化天然ガス関連株)　一覧

ＬＮＧ関連株(液化天然ガス関連株)　本命株・出遅れ株

それではＬＮＧ(液化天然ガス)関連株の本命株・出遅れ株をピックアップします。この項目は個人的な主観コミなのでその点はご理解ください😋

ＬＮＧ関連株(液化天然ガス関連株)　本命株　9104 商船三井

ＬＮＧ関連株といえば商船三井。商船三井は海運３兄弟(日本郵船・商船三井・川崎汽船)のなかでも特にＬＮＧ船に強みを持つ銘柄。商船三井はＬＮＧ船の所有・管理・運航において世界トップクラスのシェアを誇ります。

チラッと調べたところによると2024年3月時点ではＬＮＧ関連船を97隻運航し、さらに28年度までにＬＮＧ船140隻体制にまで拡大、30年度には150隻を目指す、としている模様。

ＬＮＧの輸送に関連する銘柄としては本命株と言っていいのではなかろうかです。

ＬＮＧ関連株(液化天然ガス関連株)　本命株　9101 日本郵船

日本郵船もＬＮＧ船関連株としてピックアップしておきます。商船三井にはやや及ばないまでも日本郵船もＬＮＧ船に注力しており、23年3月末時点でＬＮＧ船86隻を運航しているっぽい。で、日本郵船もＬＮＧ船を拡大する方向性で2027年度までにＬＮＧ関与船を120隻超に拡大する計画。

また、日本郵船は米国の大型ＬＮＧ輸出プロジェクト「キャメロンＬＮＧプロジェクト」に三菱商事との合弁会社を通じて参画している点も注目。

ＬＮＧ関連株(液化天然ガス関連株)　本命株　1963 日揮ホールディングス

プランとエンジニアリング御三家の日記ホールディングスもＬＮＧ関連株の中核株と言えると思います。石油プラントや天然ガス関連のプラントの設計建設を手掛ける銘柄で、世界生産量の30％以上を占めるＬＮＧプラントの設計・建設に携わった実績のある銘柄。

日揮ホールディングスはＬＮＧプラントのほか、国内のＬＮＧ受入基地建設においても、3分の1以上の設備への参画実績あり。

ちなみにＬＮＧプラントってのは、ガス田から取り出された天然ガスを液化させる施設。主に輸出用の施設ですね。で、ＬＮＧ受入基地はLNG船で輸送されてきたLNGを受け入れる施設。

ＬＮＧ関連株(液化天然ガス関連株)　本命株　6366 千代田化工建設

千代田化工建設もＬＮＧ関連株の本命株として注目。
千代田化工建設もプラントエンジニアリング御三家の一角で、こちらは国内のLNG(液化天然ガス)受入基地の建設ではNo.1のシェアを誇る企業。またLNGプラントにおいても過去10年間で世界の40%のシェア。

時価総額規模は、日揮ホールディングスよりも小さいですし値動き的にも面白みありそうですね。

ＬＮＧ関連株(液化天然ガス関連株)　本命株　7013 ＩＨＩ

重工３兄弟のＩＨＩもＬＮＧ関連株として注目です。ＩＨＩはＬＮＧ受入基地およびＬＮＧ貯蔵タンクで国内トップシェアを誇る企業。海外市場にも積極的に進出し、インド・カタール・メキシコ・台湾・アメリカ・中国で建設実績あり。

特にLNG貯蔵タンクの建設では「金属二重殻式タンク」「PC（プレストレストコンクリート）」「外槽式タンクおよび地下式メンブレンタンク」とすべての型式に対応しているらしく、こちらは世界においてもトップシェアらしい。

ＩＨＩもＬＮＧ関連株の本命株として注目。

ＬＮＧ関連株(液化天然ガス関連株)　本命株　1976 明星工業

明星工業は発電所や化学プラント、ＬＮＧ関連施設などの断熱工事に強みをもつ銘柄で、特にLNG関連施設には欠かせない「熱絶縁技術」をもつ点に注目。

ＬＮＧは-162℃という超低温にまで冷却する必要があるため、ＬＮＧ関連の施設には非常に強力な断熱技術が求められます。その技術を担うのが明星工業ってことですね。

LNG(液化天然ガス)製造・貯蓄設備等における豊富な工事実績を持つ銘柄なのでこちらも注目です。

ＬＮＧ関連株(液化天然ガス関連株)　本命株　6495 宮入バルブ製作所

バルブといったら宮入バルブ製作所。宮入バルブはLPG容器用バルブを手掛けるバルブメーカーですが、LNGプラント向けのバルブ、LNGサテライト設備向けバルブなどＬＮＧ用バルブも手掛けています。関連株のなかでも宮入バルブは特に時価総額規模が小さめなので値動きが面白い銘柄。

ＬＮＧ関連株(液化天然ガス関連株)　本命株　6498 キッツ

総合バルブメーカーのキッツにも注目です。
キッツもLNGプラント向けの超低温バルブを生産・供給している銘柄です。
ちなみにキッツの社名はバルブを「キッツく締める」みたいな由来かと思いきや、創業者である北澤利男氏の「ＫＩＴＡＺＡＷＡ」のKITZを取ってるらしい。Ｗはどこいったん。

ＬＮＧ関連株(液化天然ガス関連株)　本命株　6369 トーヨーカネツ

LNG、LPG、原油などのタンクメーカーのトーヨーカネツも注目。トーヨーカネツは世界の石油・天然ガス産出国、消費国に5,700基以上納入した実績のある銘柄。

ＬＮＧ関連株(液化天然ガス関連株)　本命株　6361 荏原

総合ポンプメーカーの荏原もＬＮＧ関連株として注目。
荏原はLNGプラント向け特殊ポンプを手掛けています。
極低温の環境下でも安定して稼働する特殊ポンプ「クライオジェニックポンプ」とプラントの圧力エネルギーを利用可能な動力に変換する「エキスパンダ」を世界中のLNGプラントに供給し、世界トップシェアを誇ります。

ＬＮＧ関連株(液化天然ガス関連株)　出遅れ株？　3355 クリヤマホールディングス

クリヤマホールディングスもいちおう注目株としてピックアップ。クリヤマホールディングスはゴムや合成樹脂製品を中心としたホースメーカーで、シェール・オイル＆ガス業界にて遠距離送水に使用する耐久性に優れた大口径ホースを手掛けています。

米国はシェール革命によって、シェールガス由来のＬＮＧの生産が本格化したらしいですね。なのでクリヤマホールディングスのシェールオイル・ガス向けの特殊ホースも今後商機に期待か？！過去にもトランプ関連(パイプライン関連株)として注目されたこともあるのでちょっと注目しています。

ＬＮＧ関連株(液化天然ガス関連株)　出遅れ株？　4613 関西ペイント

関西ペイントは総合塗料で首位の銘柄。
ＬＮＧとはなんも関係なさそうに見えて実はガスパイプラインの内面塗装技術を持つ点に注目。
関西ペイントの「FEC（Flow Efficiency Coatings）技術」というのが、パイプラインの内面に塗装することでガスの運搬効率を上げることが可能な技術らしい。

他にも天然ガスパイプライン用塗料で実績のある川上塗料とかも一応監視しています。

ＬＮＧ関連株(液化天然ガス関連株)　まとめ

はい、とりあえずＬＮＧ(液化天然ガス)関連株については以上ですかね！
またなにか見落としている銘柄とか、新情報が出てきたら追記するかもしれません。

他にも、次にくる有望テーマ株とか材料株とかを初動で拾えるようにしっかりアンテナを広げておきましょう！

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