【5,500億ドルの対米投資】日米共同ファクトシート掲載銘柄 まとめ

    日米共同ファクトシート掲載企業

    こんにちは、かりんです🥰

    2025年10月28日(火)、日米両政府はトランプ大統領の訪日に際して「日米間の投資に関する共同ファクトシート」を発出しました。

    以下、共同ファクトシート(仮訳)の一文を抜粋しますね。

    『日米両政府は、9月4日に日米両国が署名を行った5,500億米ドルの戦略的投資に関する了解覚書の対象となる案件も含め、今後、日米両国のサプライチェーン強靱化に資する様々なビジネス上の取組が推進されることについて、強い期待を表明した。』

    ふむふむ。
    5,500億米ドル、日本円だと約84兆円です。
    つまりこの日米間の投資ってのは、石破政権下で赤沢経済再生大臣が米関税交渉を行った際に合意した「80兆円の対米投資」の流れを汲むものだと思われます。

    んで、直近で日米共同ファクトシートに企業名が掲載されている銘柄が物色されている印象です。
    日米両政府が後押しする戦略的投資、しかも80兆円規模の巨額プロジェクトですからファクトシート掲載企業に世界中から注目が集まるのも頷ける話なのかもですね。

    と、いうわけでこのページでは日米共同ファクトシート掲載企業についてまとめていきます。

    日米共同ファクトシート掲載銘柄とは

    日米共同投資

    日米共同ファクトシート掲載企業とは2025年10月28日(火)に日米両政府から発出された日米間の投資に関する共同ファクトシートに社名が掲載された銘柄のことです。そのままの意味ですね笑

    前述のとおり、この”日米間の投資”ってのは、石破政権下で米関税交渉を行った際に合意した「80兆円の対米投資」の流れを汲むもの。

    以前の報道だと、赤沢大臣が約束してきた80兆円の対米投資は利益配分が「アメリカ9:日本1」とされており、は?不平等じゃん!とかけっこうSNSだと騒がれていた記憶があります。

    ただ、その後に赤沢大臣は「”出資の部分は80兆円の1~2%の話であり、そこから利益がどのくらい上がるかというと数百億円の下の方」と述べています。それで自動車関税が27.5%→15%に、自動車以外も当初示唆されていた25%→15%に下がったのだから、日本にとってもメリットの方が多い!みたいに述べていた気がします。

    まぁ日本のメリットが実際どうなのかは知らないですけど「関税交渉」の提案で出てきた戦略的投資なわけなので多少はアメリカに有利なのは仕方ない気もします。

    それに本当に報道の通り「利益配分はアメリカ9:日本1」だとすれば、日本の民間投資なんか集まらないでしょ?って思いますが、共同ファクトシートにはソフトバンクGや日立、三菱電機、フジクラなどなど各分野のトップクラスの企業がズラリ。

    投資の利益配分がどうとかってより、日米政府が後押しするような対米投資の一大プロジェクトに参画すれば日本企業として米国市場でのサプライチェーン構築・強化、知名度やブランド力の強化など直接的な利益だけでなく長期戦略として有効と考えているのかもですね。それに国家レベルが協力する枠組みだし投資リスクも限定的という打算もあるか。

    まぁどっちかというと日本企業が対米投資で儲かるか?ってことより、このファクトシートに載った企業が「今世界的な注目度が増している」ってことのが重要な気がする。

    4つの分野でプロジェクト組成か?

    日米共同ファクトシートで日米企業が強い関心を示している、とされたのは「エネルギー」「AI向け電源開発」「AIインフラの強化」「重要鉱物等」の4つの分野。日本企業の社名が掲載された分野とあわせてザックリ以下に記載します。

    日米共同ファクトシートの4分野と掲載された日本企業
    ■エネルギー(電力・原子力)
    ┗ソフトバンクグループ【最大250億ドル】
    ┗米Westinghouse(三菱重工業・東芝・IHI等の関与を検討)【最大1000億ドル】
    ┗GEベルノバ日立(日立GEニュークリア・エナジーのこと?)【最大1000億ドル】

    ■AI向け電源開発

    ■AIインフラの強化
    ┗東芝【想定規模記載なし】
    ┗日立製作所【想定規模記載なし】
    ┗三菱電機【最大300億ドル】
    ┗フジクラ【想定規模記載なし】
    ┗TDK【想定規模記載なし】
    ┗村田製作所【最大150億ドル】
    ┗パナソニック【最大150億ドル】

    ■重要鉱物等

    ソフトバンクグループは大規模電力インフラ構築に関心。
    三菱重工、東芝、IHIは米Westinghouseの原子炉及びSMR(小型モジュール炉)の建設に関与を検討。
    GEベルノバ日立ってのはなに?日立GEニュークリア・エナジーのことでいいの?仮訳だからなのか、よくわからない。

    あと想定投資規模が記載されてるのとされてないのがありますね。
    今後わかってくる感じなのかも。

    日本企業は「AIインフラの強化」の分野に関心を示しているところが多いですね。

    ちなみに「重要鉱物等」の分野では現時点では特に日本企業の名前は挙がっていませんが、米ファルコン・カッパー社の米国西部に位置する銅製錬・精錬施設の建設のプロジェクトにおいて、日本のサプライヤーやオフテイカーによる関与を検討しているらしいので、日本の銅(カッパー)関連株もチェックしておいても良いかもですね。

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    日米共同ファクトシート掲載企業 一覧

    エネルギー(電力・原子力)分野

    日米共同ファクトシート掲載銘柄(エネルギー(電力・原子力)分野)
    コード 銘柄名 主な関与内容 想定規模
    9984 ソフトバンクG 大規模電力インフラ構築のための仕様、設計、調達、組立、統合、運用、メンテナンスを設計・開発 最大250億ドル
    6501 日立製作所 SMR(BWRX-300)建設において日立GEベルノバ等の日本企業の関与を検討 最大1000億ドル
    7011 三菱重工業 米Westinghouseの原発(AP1000・SMR)建設に協力検討 最大1000億ドル
    7013 IHI 米Westinghouseの原発(AP1000・SMR)建設に協力検討 最大1000億ドル

    AIインフラの強化

    日米共同ファクトシート掲載銘柄(AIインフラの強化)
    コード 銘柄名 主な関与内容 想定規模
    6501 日立製作所 HVDC送電・変電設備、データセンター用トランス供給 想定規模記載なし
    6503 三菱電機 データセンター向け発電・送配電システム及びUPS・チラー等データセンター機器の供給及び米国におけるサプライチェーンの強化 最大300億ドル
    5803 フジクラ 光ファイバーケーブル供給 想定規模記載なし
    6981 村田製作所 電子部品(MLCC等)・バッテリーモジュール・ESS開発、米国サプライチェーンの強化 最大150億ドル
    6762 TDK 電子部品・パワーモジュール供給、米国サプライチェーンの強化 想定規模記載なし
    6752 パナソニック ホールディングス ESS(蓄電システム)、電子機器・部品供給、米国サプライチェーンの強化 最大150億ドル

    日米共同ファクトシート掲載企業 まとめ

    はい。日米共同ファクトシート掲載企業に関しては取り急ぎ以上!
    今後、時間あるときにそれぞれの銘柄についてもう少し掘り下げて書くかもだけど、面倒くなったらしなやんない。とりあえず引き続きファクトシート掲載企業には注目していきます。

    他にも、次にくる有望テーマ株とか材料株とかを初動で拾えるようにしっかりアンテナを広げておきましょう!

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