アルツハイマー関連株 本命株・出遅れ株 一覧

 

※この記事は2021年06月08日の投稿記事です。
※この記事は最後に2023年09月25日(月)に追記編集しました。

こんにちは、かりんです🥰

2021年06月08日(火)は、医薬品のエーザイが寄らずのストップ高になりましたね!

エーザイの買い材料となったのは、アメリカの製薬会社「バイオジェン」と共同開発したアルツハイマー病の新薬「アデュカヌマブ」が米FDA(食品医薬品局)の承認を受けたと発表したことです。

これ、アルツハイマー病の治療薬としては、これまでにない画期的なもののようです。

エーザイの株価上昇によって、アルツハイマー関連株にも人気が波及しています。と、いうことで今回はアルツハイマー関連株の本命株・出遅れ株 一覧をまとめておきますね!

アルツハイマー関連株とは

アルツハイマー

アルツハイマー関連株とはアルツハイマー型認知症の治療薬や関連する医薬品などを手掛ける銘柄の総称です。

よく「認知症」という言葉が使われますが、認知症は正確には病名ではなく、認識・記憶・判断の能力が低下して社会生活に支障をきたす状態のことのようです。で、アルツハイマー病は認知症を引き起こす病名。脳内に溜まった「アミロイドβ」という異常なたんぱく質が原因になって脳の神経細胞を壊すことが原因の病気です。

アルツハイマー病の国内の患者数は50万人以上。少子高齢化社会が進むことで、アルツハイマー患者数は年々増えているみたいですね。世界的にも非常に需要の多い治療薬のため、テーマ株としても注目しておくべきですね。

アルツハイマー関連株 一覧

コード 銘柄名 特徴 時価総額(21.06.08時点)
4523 エーザイ 米バイオジェンとアルツハイマー新薬「アデュカヌマブ」を共同開発 2,743,541百万円
6869 シスメックス アルツハイマー型認知症の血液検査キットをエーザイと共同開発 2,479,834百万円
4568 第一三共 NMDA受容体拮抗 アルツハイマー型認知症治療剤を販売 4,834,485百万円
4151 協和キリン アルツハイマー病の医薬品開発(イムナス・ファーマから独占的開発、製造、販売等の権利を取得) 1,965,600百万円
4578 大塚ホールディングス 大塚製薬がデンマーク「ルンドベック」社と共同でアルツハイマーの新薬開発 2,595,609百万円
4502 武田薬品工業 アルツハイマー発症リスク予測バイオマーカー開発? 5,843,119百万円
4592 サンバイオ アルツハイマー病の医薬品研究 81,409百万円
4881 ファンペップ 抗体誘導ペプチドを用いた医薬品開発 アルツハイマーも対象領域 8,253百万円
4528 小野薬品工業 スイス「ノバルティスファーマ」社とアルツハイマー治療薬の経皮吸収型の貼付剤を共同開発 1,291,531百万円
4565 そーせいグループ 米アッヴィからアルツハイマー型認知症治療薬の研究開発権・販売権が返還 129,853百万円
4992 北興化学工業 ダイズ種子でアルツハイマー病ワクチンを生産する技術 28,636百万円
6090 ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ 米国の研究所とアルツハイマー病の目印になる物質「バイオマーカー」を探索する契約 5,135百万円
4570 免疫生物研究所 アルツハイマー病の診断・検査に必要な抗体?ELISAキットなど 7,750百万円(23.08.23時点)
3386 コスモ・バイオ アルツハイマー病関連の研究用抗体・試薬・ELISAキットなどを取り扱っている(っぽい) 5,782百万円(23.08.23時点)

アルツハイマー関連株 本命株・出遅れ株

アルツハイマー関連株本命株出遅れ株をピックアップしておきます。個人的主観を含む内容なので参考程度にお願いします😘

アルツハイマー関連株 本命株 4523 エーザイ

4523 エーザイ
4523 エーザイ

2021年6月にアルツハイマー関連株の火付け役になったのがエーザイです。

エーザイは2021年06月08日(火)に寄らずのストップ高になりました。

買い材料は、アメリカの製薬会社「バイオジェン」と共同開発したアルツハイマー病の新薬「アデュカヌマブ」が米FDA(食品医薬品局)の承認を受けたと発表したことです。

アルツハイマー病(認知症)は、脳内に溜まった「アミロイドβ」という異常なたんぱく質が原因になって脳の神経細胞を壊すことが原因の病気ですが、アデュカヌマブはアミロイドβを取り除くことでアルツハイマー病の進行を抑える仕組み。

この仕組みはなかなか画期的なものらしく、従来のアルツハイマー病の薬は「脳に残った神経細胞を活性化させることで症状の悪化を遅らせる」もので、脳の神経細胞が壊されることを止めることはできなかったのですが、アデュカヌマブは病気の進行を抑えることができる根本的な治療薬とのこと。

ただ、一度壊れてしまった神経細胞を戻す作用があるわけではないので、治療が早いに越したことはないみたいですね。いずれにしても、アルツハイマー病はできるだけ初期の症状で治療する必要がありますが、それでも病気の進行を根本から抑えることができるのは画期的です。

ちなみに今回の、米FDAの承認は「迅速承認」という、深刻な病気の患者に早期の治療を提供する特殊な仕組みで行われたらしく、この場合は追加の臨床試験が必要で、もし追加の臨床試験で効果が認められない場合、承認が取り消されることもあるらしいです。この点はちょっと懸念点かも。

それと「アデュカヌマブ」は、日本でも2020年12月に厚生労働省の承認申請が出されていて、今後承認が下りるかどうかも注目です。

それにしても、アルツハイマー病の効果的な薬を、アメリカの製薬会社と共同開発とはいえ、日本企業が携わっている点は凄いですね!エーザイ、引き続き注目したいけどこれからだと入るタイミングは難しそうです。

2023年08月23日(水)追記↓

2023年08月21日(月)、エーザイと米バイオジェンが共同開発したアルツハイマー新薬「レカネマブ」について厚生労働省の専門部会は製造販売承認を了承したことが報じられました。

レカネマブは「アデュカヌマブ」と同じく、エーザイと米バイオジェンが共同開発したアルツハイマー新薬ですが、アデュカヌマブが水に溶けない形のアミロイドβにより強く結合するのに対して、レカネマブはニューロンに対する毒性がより強いと考えられている「プロトフィブリル」と呼ばれる水に溶ける形のアミロイドβを標的としている新薬のようですね。

アデュカヌマブに関しては2021年末に厚生労働省が「現時点のデータでは有効性を明確に判断することは困難」として承認を見送った経緯がありますが、レカネマブは2023年1月にFDA(アメリカ食品医薬品局)が「迅速承認」したもので、認知機能の低下を遅らせる効果があることが初めて治験で示されたもの。

なのでレカネマブが現時点でアデュカヌマブよりも期待値の高いアルツハイマー新薬と言えると思います。レカネマブは今後1か月程度(23年9月~10月くらい?)で正式承認され、2023年中にも保険適用される可能性があるとのこと。

今後、レカネマブが正式承認されれば国内初のアルツハイマー治療薬となる見込み。
エーザイの今後の株価推移にも注目ですね。

2023年09月25日(月)追記↓

厚生労働省は2023年09月25日に、エーザイと米バイオジェンが共同開発したアルツハイマー病の新薬「レカネマブ」の製造販売を承認しました。2023年内にも保険適用される見通し。国内発のアルツハイマー新薬ってわけですね。

レカネマブの対象は早期のアルツハイマー病患者とその前段階の軽度認知障害の人で、国内に500万~600万人いるとみられていますが、エーザイは実際に使用するのはこのうち1%程度と推計しているようです。

アルツハイマー関連株 本命株 6869 シスメックス

6869シスメックス
6869 シスメックス

シスメックスもアルツハイマー関連株として注目です。シスメックスは検体検査機器・試薬で高いシェアをもつ企業で、アルツハイマー型認知症の血液検査キットをエーザイと共同開発している銘柄。この血液検査キットでは、アルツハイマー病の原因物質「アミロイドβ」を測定するものなので、エーザイの「アデュカヌマブ」が普及すればこの血液検査キットの需要も拡大するかもしれません。

シスメックスもエーザイに並ぶアルツハイマー関連株として注目。

アルツハイマー関連株 本命株 4565 そーせいグループ

4565そーせいグループ
4565 そーせいグループ

そーせいグループは2016年に英製薬大手「アラガン」とアルツハイマー病などの中枢神経系疾患に対する新規治療薬の開発・販売提携を発表していますが、その後2018年9月に、アルツハイマー病やレビー小体型認知症などの治療候補薬で行っていた臨床試験を自主的に中断しています。これは治験と並行して行っていた副作用を確認する動物試験で「がん」などの重篤な副作用が発生したことが原因のようです。

この臨床試験の中断でそーせいグループの株価は大きく下がったものの、2021年1月にSMBC日興証券がそーせいの投資判断を「2(中立)」から「1(強気)」に引き上げ、目標株価も1800円から2300円に引き上げています。

このレポートによると米アッヴィ(アラガンを買収した米企業)からアルツハイマー型認知症治療薬の研究開発権・販売権がそーせいに返還されたことで、再度導出交渉を行うことができると指摘しています。

アルツハイマー関連株 注目株 4568 第一三共

4568第一三共
4568 第一三共

第一三共もアルツハイマー関連株として注目。第一三共はドイツ「メルツファーマシューティカルズ」により創製されたNMDA受容体拮抗アルツハイマー型認知症治療剤「メマリー」を国内で販売しています。

このメマリーは2003年に米FDAで承認されているアルツハイマー治療薬です。エーザイの「アデュカヌマブ」は2003年以来18年ぶりの承認なので、アデュカヌマブの前に承認されたアルツハイマー治療薬ということかな。

日本における販売代理ということだと思うので、本命というわけではないですが、一応注目。

アルツハイマー関連株 本命株 4151 協和キリン

4151協和キリン
4151 協和キリン

協和キリンもアルツハイマー型認知症の治療薬を研究開発しています。2014年に抗アミロイドβ(以下、Aβ)ペプチド抗体KHK6640の第I相臨床試験を欧州で開始すると発表していますが、その後の動きがわからない。一応、アルツハイマー関連株ではあるので引き続き注目。

アルツハイマー関連株 本命株 4578 大塚ホールディングス

4578大塚ホールディングス
4578 大塚ホールディングス

大塚ホールディングスもアルツハイマー関連株として注目。大塚ホールディングスの傘下大塚製薬は、デンマークの「ルンドベック」社と共同でアルツハイマーの新薬「ブレクスピプラゾール」を開発中。この新薬は2021年4月13日にグローバルフェーズ3試験の中間解析を実施し、今後は患者登録(330名)まで試験を継続し、試験終了は2022年前半を予定しているとのこと。試験がどうなるか?が焦点になるのでしょうが、割と面白そうなアルツハイマー関連株だと思います。

アルツハイマー関連株 本命株 4592 サンバイオ

4592サンバイオ
4592 サンバイオ

サンバイオもアルツハイマー関連株として注目。サンバイオは中枢神経系疾患領域の再生細胞薬を開発するバイオベンチャー。サンバイオの開発パイプラインにアルツハイマー病の研究も入ってます。まだ研究段階ですが。

アルツハイマー関連株は時価総額規模が大きいところが多いですが、その中でサンバイオは時価総額規模が手ごろなので、値動き的に面白いかも。

アルツハイマー関連株 出遅れ株 4881 ファンペップ

4881ファンペップ
4881 ファンペップ

ファンペップもアルツハイマー関連株として注目。ファンペップは「抗体誘導ペプチド」を用いた医薬品開発を手掛けるバイオベンチャーです。抗体誘導ペプチドというのはアルツハイマー病も対象領域のようで、アルツハイマー関連株に人気が波及すれば思惑的な人気を生む可能性も。

ファンペップは時価総額規模がサンバイオよりも全然小さいので、値動き的にはコチラの方が面白いかもですね。

アルツハイマー関連株 出遅れ株 4992 北興化学工業

4992北興化学工業
4992 北興化学工業

北興化学工業もアルツハイマー関連株として注目。北興化学工業は農薬などを手掛ける化学メーカーですが、2014年に「ダイズ種子でアルツハイマー病ワクチンを生産する技術を開発した」と化学工業日報が伝えたことで株価が上がった経緯があるみたい。

この時の報道では「遺伝子組み換え技術によってワクチン成分を種子中に蓄積するダイズを作ることに成功した」と報じられていて、将来的には製薬メーカーと共同で医薬品として製品化を目指しているらしいです。

ちょっと2014年以降の動きが見つけられなかったですが、出遅れのアルツハイマー関連株として注目するのは面白いかも?時価総額の規模もそこそこお手頃です。

アルツハイマー関連株 出遅れ株 6090 ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ

6090ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ
6090 ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ

ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズは2016年に米国の研究所とアルツハイマー病の仕組みの調査・研究や、アルツハイマー病の目印になる物質「バイオマーカー」を探索する契約を結んでいます。その後の動きがちょっと見つけられなかったですが、こちらも一応注目。ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズも時価総額規模は小粒なので人気が波及すれば面白いかもです。

アルツハイマー関連株 本命株 4570 免疫生物研究所

4570免疫生物研究所
4570 免疫生物研究所

2023年08月23日(水)追記↓

アルツハイマー関連株として免疫生物研究所も注目の一社です。免疫生物研究所は研究用試薬の製造販売・受託などを手掛ける企業で「がん」や「アルツハイマー」「糖尿病」などの研究に用いられる抗体やELISA(酸素結合免疫吸着検査)製品を取り扱っています。

特に免疫生物研究所はアルツハイマー病の診断に必要な検査薬や原料を取り扱っていることから注目されています。レカネマブが国内で正式に承認、また世界中で承認されると治療を受けるためにまずはアルツハイマー病の診断が必要になります。その診断・検査に必要な抗体?ELISAキットなどを取り扱う会社は需要が拡大する可能性がありそうってことですね。

免疫生物研究所は時価総額規模も小粒なほうですし、値動き的にも面白そうです。
アルツハイマー関連株として注目されてかなり株価上がっちゃってますけど…。一応引き続き注目。

アルツハイマー関連株 出遅れ株? 3386 コスモ・バイオ

3386コスモ・バイオ
3386 コスモ・バイオ

2023年08月23日(水)追記↓

コスモバイオもアルツハイマー病関連株として注目か。コスモバイオはバイオ専門商社で研究用試薬や臨床検査薬などを販売しています。アルツハイマー病関連の研究用抗体・試薬・ELISAキットなども取り扱っているっぽいので注目してみたいと思います。ただ「研究用」っぽいので、診断に向けたものではないかもしれないので注意。

アルツハイマー関連株 まとめ

エーザイのアルツハイマー新薬のニュースがアルツハイマー関連株の刺激になりそうなので、しばらく関連株には注目しておきます。

他にも次にくる有望テーマとか材料株とか、しっかりアンテナを広げておきましょう!
こっちも並行してみておくのがオススメ↓情報早いです🥰

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かりん

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