ヨウ素関連株　本命株・出遅れ株　一覧

こんにちは、かりんです🥰

このページでは、ヨウ素関連株をまとめておきますね。
ヨウ素はうがい薬や消毒薬、レントゲンの造影剤などに用いられるほか、近年ではスマホやパソコンの液晶ディスプレイ用偏光フィルムや太陽電池の電解液などハイテク産業にも用いられています。

特に直近では次世代太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」の原料の一つとして注目されていますね。

ヨウ素関連株はペロブスカイト太陽電池関連株のまとめ記事でも取り上げていますが、わかりやすいように改めて「ヨウ素関連株」だけをこのページでまとめておきますね。

ヨウ素関連株とは

ヨウ素関連株とは、その名の通り化学元素のひとつである「ヨウ素」に関連する銘柄の総称です。
おもにヨウ素の生産に関連する銘柄がメインとなりそうですね。

「そもそもヨウ素ってなんなの？」
という方もたくさんいると思うので、簡単に説明しておきますか。

ヨウ素とは原子番号53、第17族ハロゲン元素に属する非鉄金属元素のことで「ヨード」とも呼ばれます。うがい薬や殺菌剤、レントゲン造影剤などに使われているやつですね。またヨウ素は人体にも必須の元素で、甲状腺ホルモンの生成に不可欠であり、ヨウ素が不足すると「ヨード欠乏症」という病気(症状？)になることも。

またヨウ素はディスプレー用偏光フィルムや太陽電池の電解液などのハイテク産業や、化学薬品の触媒、バイオテクノロジーの研究など、さまざまな分野に用いられています。特に最近注目されているのは、次世代太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」の原料の一つとなることですかね！

他にも半導体の微細加工などに使われる光リソグラフィ材料とかにも使われるみたい。

ふむふむ、まぁいろいろな使い道があるわけですね！

ヨウ素は海水、海草、かん水、鉱物（硝石）などに含まれるのですが、基本的に非常に低濃度なので地球上で経済的に採取できる地域は極めて限られているらしい。

でもその極めて限られた地域が日本にある！
日本はヨウ素の世界生産量2位の産出国です。

日本のヨウ素生産量の大部分は千葉県に広がる水溶性天然ガス鉱床から産出されます。
天然ガスとともに眠る古代地下水(かん水)からヨウ素を分離させる方法でつくるらしい。

世界のヨウ素年間生産量はおよそ34,000トンで、そのうち約60％をチリ、30％を日本で生産しています。すごい！

資源の少ない日本にとってヨウ素はとても貴重な地下資源。
しかも日本が世界生産の３割を握るヨウ素が次世代太陽電池(ペロブスカイト太陽電池)の原料となるのはなかなかアツいですよね！日本はヨウ素を輸入に頼る必要ないですし、生産コストを抑えられるでしょうから価格競争の観点でも有利なはず。

ということでこれからますます需要が増えそうなヨウ素生産に関連する銘柄を把握しておこう！ってことですな。

ヨウ素関連株　一覧

ヨウ素関連株　本命株・出遅れ株

それではヨウ素関連株の本命株・出遅れ株をピックアップします。個人的な主観コミなのでその点はご理解ください😋

ヨウ素関連株　本命株　4107 伊勢化学工業

ヨウ素関連株の大本命は伊勢化学工業でしょう。伊勢化学工業は国内のヨウ素生産量の約45％、世界生産量の約15％を握る国内のヨウ素トップメーカーです。

ヨウ素の世界生産量は年間約34,000トンですから、それの15％ということは伊勢化学のヨウ素生産量は5,100トンってことですかね。
伊勢化学工業はヨウ素の生産量がダントツであること、そしてその他のヨウ素関連株よりも時価総額規模も小さいことで、2024年に大相場になり年初来高値40,500円を付けましたが、その後急落。その後また上昇に転じていますが、ここからは未知数かなと。さらに新高値いったらマジで凄い。

ヨウ素関連株　本命株　1663 Ｋ＆Ｏエナジーグループ

Ｋ＆Ｏエナジーグループは関東天然瓦斯開発株式会社とその子会社であった大多喜ガス株式会社が共同株式移転により設立した持株会社。天然ガスの開発・採取とそれに付随するヨウ素の生産・販売を手掛けています。

K&Oエナジーグループの「K&Oヨウ素」は年間約1,600トンのヨウ素を生産しています。これは世界のヨウ素シェアの約5％。伊勢化学工業の3分の1くらいの生産量ですね。

国内トップの伊勢化学には少し及びませんがこちらもヨウ素の世界的サプライヤーと言えます。
ちなみに「K&Oヨウ素」はK&Oエナジーグループが80％、豊田通商が20％の割合で出資しています。

ヨウ素関連株　本命株　8015 豊田通商

豊田通商もヨウ素関連株ですね。前述の通り、Ｋ＆Ｏエナジーグループの「K&Oヨウ素」に出資(20％)しているほか、豊田通商は、は2010年5月に世界最大のヨウ素産出国であるチリで現地のパートナー企業「ACF Minera S.A.」と共同でヨード製造会社のAlgorta Norte S.A.を設立しており、ヨウ素の主要生産地である日本、米国、チリの3大拠点を持つ世界で唯一の商社です。

チリの現地法人がどれくらいのヨウ素を生産しているか、2010年の日経新聞の記事しか見つけられなかったですが、2010年時点で「2～3年かけて生産量を年間約6000トンに引き上げる」とのことでした。

ヨウ素関連株　本命株？　5020 ＥＮＥＯＳホールディングス

石油や天然ガスの探査・開発を手掛ける石油元売りのＥＮＥＯＳホールディングスもヨウ素関連株ですね。傘下のＪＸ石油開発が100億円以上を追加投資し、5年以内に生産能力を従来の２倍(年間440トン)に増やすと報じられています。増産して年間生産量440トンに増やすってことは現在は年間220トンくらいってことか。

ヨウ素関連株　本命株？　1605 ＩＮＰＥＸ

ＩＮＰＥＸも国内でヨウ素を生産する会社の一社。ＩＮＰＥＸのヨウ素年間生産量は約600トンくらいらしいですが、ヨウ素の増産にむけて検討中のようです。増産でどれくらい生産量が増やすのか、続報があったら追記したい。

ヨウ素関連株　本命株？　4182 三菱ガス化学

三菱瓦斯化学もヨウ素関連株。
三菱ガス化学は、連結子会社「東邦アーステック」が1988年から「ヨウ素」の製造を行っています。

で、東邦アーステックは2019年9月に、水溶性天然ガスおよびヨウ素の増産計画に着手したことを発表。2024年4月12日に第2期設備建設工事を終え水溶性天然ガスの増産およびヨウ素の製造を開始していますが、この増産計画はまだ途中で、以降も段階的に稼働設備を増やし2026年度にすべての設備を稼働させる計画。全面操業時の生産能力は「天然ガス：約2,000万m3/年」「ヨウ素：約400トン/年」とのこと。

こちらもヨウ素関連株として注目しておきます。

ヨウ素関連株　出遅れ株　4360 マナック・ケミカル・パートナーズ

マナック・ケミカル・パートナーズは難燃剤、医薬品、抗菌剤、動物用医薬品、食品添加物、写真感光材料、高機能性材料など様々な分野の先端技術産業に原材料を供給している会社です。

マナックは関連会社の「ヨード・ファインケム」ヨード化合物の製造・販売を手掛けています。ヨード・ファインケムは日本で初めて工業的にかん水からヨウ素の生産を開始した「株式会社合同資源」と資本比率50：50で運営されています。

ヨウ素関連株　出遅れ株　4114 日本触媒

日本触媒は子会社「日宝化学」がヨウ素化合物を供給している点に注目。
日宝化学は自社鉱区で天然ガス・かん水(ヨウ素を取り出す)を産出しているらしいですが、年間生産量はよくわからなかった。むしろ教えてほしい。

ヨウ素関連株　まとめ

ヨウ素関連株については以上です。
ペロブスカイト太陽電池関連株のまとめ記事と一部かぶる内容となりましたが、わかりやすさ重視ということで何卒ご容赦頂ければと思います。

他にも、次にくる有望テーマ株とか材料株とかを初動で拾えるようにしっかりアンテナを広げておきましょう！

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