AIエージェント関連株(MCP関連株) 本命株 出遅れ株 一覧

    AIエージェント関連株

    ※この記事は2026年10月09日(金)に全面リニューアルしました。

    こんにちは、かりんです🥰

    このページはもともと、AIエージェントを企業の独自システムや社内データに繋ぎ合わせる共通規格「MCP」に注目し「MCP関連株」としてまとめていた記事でしたが、改めて「AIエージェント関連株」として全面リニューアルすることにしました!

    2026年10月8日(米国時間)、米Googleがクラウド上で動作するマルチエージェントツール「Gemini agent」を発表しました。
    OpenAIの「Operator」などの単一のAIエージェントから一歩進み、Google自身の『Gemini』だけでなく、ライバルであるAnthropicの『Claude』なども含め、タスクごとに最適なAIモデルを組み合わせて動かせるのが最大の特徴です。

    ナレッジ業務、コードの作成・実行、各種ツールの操作などを「複数のエージェントが連携して自律的にこなす」というもの。社員一人ひとりに個別のメールアドレスやIDが配られるように、AI自身が固有のIDを持ち、人間がPCを閉じた後もクラウド上で数時間~数日間にわたって勝手に働き続けてくれます。

    米市場でもNVIDIAをはじめメガテック各社が「エージェンティックAI(Agentic AI)」を最重要テーマとして掲げており、株式市場の主役はこれまでの「単なる生成AI」から「自律型AIエージェント」へと移り変わりつつあります。

    日本国内でももちろんAIエージェントは今後主役になっていくはず。
    そこで思ったのが「日本株における実質的なAIエージェント銘柄の本丸ってMCP関連株では?」という点。

    詳しくは後述しますが、とにかくこのページではMCP関連株改め「AIエージェント関連株」について、本命株・出遅れ株・一覧をまとめていきますね😋

    AIエージェント関連株(MCP関連株)とは

    MCP

    AIエージェント関連株とは、文字通り「AIエージェント」に関連する製品・サービス・導入支援・運用監視などのさまざまな事業を手掛ける銘柄の総称です。

    そもそもAIエージェントとは何か?という点からざっくり整理しておきますね。

    AIエージェントとは?従来のチャットボット型AIとなにが違う?

    ChatGPTやClaudeなど従来のAIは、人間が質問やプロンプトを入力して適切な答えを返してもらう「チャットボット」でした。

    それに対してAIエージェントは、人間が「これやっておいて」と大まかな目標を投げるだけで、AI自らが段取りを考え、外部ツールを勝手に操作しながらタスクを最後まで完遂してくれる自律型のAIです。

    AIエージェントの大本命は米AI大手

    米テック

    言うまでもなく、世界最新鋭のAIエージェントを手掛けるのは米Google、Anthropic、OpenAIなどの米AI大手企業です。

    日本企業も国産AIの開発に心血を注いでいますが、世界覇権レベルのAIエージェントそのものを日本企業が生み出すというのは、現時点では正直望みが薄いと思っています。

    『では日本企業はAIエージェントを使わないのか?』というと、そんなわけはありませんよね。当然、業務効率化のためにClaude CodeやGemini agentをこぞって導入していくことになります。

    ですが、ここで大きな問題があります。
    米メガテック製の最先端AIエージェントは、日本の大企業や官公庁、金融機関などの独自システムに「はいダウンロードしたよ。これでOK!」というわけにはいきません。

    日本の大企業のシステムは、長年増改築を繰り返したレガシーシステムの塊。情報漏洩対策はもちろん、金融機関であれば極めて厳しい規制基準もクリアしなければなりません。

    つまり「AIエージェントのポン付けはできない」ってことです。
    どれだけAIの頭脳が賢くなっても、企業の社内データや各種業務ツールと安全に繋ぐ「配管工事」は、人の手(国内のIT企業)でしっかり施工してあげる必要があります。

    そして、AIエージェントと各社の独自システムを繋ぐ配管工事において世界標準の共通規格となっているのが、次にご説明する「MCP(モデルコンテキストプロトコル)」です。

    AIエージェントと外部システムを繋ぐ世界共通規格「MCP」

    「MCP(モデルコンテキストプロトコル/Model Context Protocol)」とは、米Anthropic社が提唱した、AIと外部システムを繋ぐオープンな通信規格のことです。

    「プロトコル…?難しそう」と感じるかもしれませんが、仕組みのイメージはいたってシンプルです。

    MCPはよく「AIのUSB-Cケーブル」に例えられます。

    これまでのAIは、企業が使っている社内データベースやSaaSツールにアクセスしようとすると、ツールごとにバラバラな規格(API)に合わせる必要がありました。

    例えるなら、「日本のコンセント」「アメリカのコンセント」「ヨーロッパのコンセント」のように各ツールでプラグの形状がバラバラだったわけです。そのため、エンジニアが手作業でツールごとの専用変換プラグ(接続プログラム)を1個ずつ作らなければならず、膨大な手間とコストがかかっていました。

    そこで「もうバラバラのルールで作るのをやめて、世界共通規格に統一しよう!」と声を上げたのが、米AIスタートアップのアンソロピック(Anthropic)です。同社は2024年11月に共通規格「MCP」をオープンソースとして一般公開しました。

    直近でGoogleが発表した「Gemini agent」の仕様にも『任意のMCPサーバーにも繋げる』と明記されています。

    つまりAIエージェントが各社の独自システム・ツールを動かすための接続規格はMCPに一本化されつつあるわけですね。

    日本の国産汎用AIが米メガテックを抑えて世界の覇権を獲る可能性は現時点では薄いですが、もしも凄まじい性能の国産汎用AIエージェントが出来たとしても、接続規格にはMCPが採用される可能性が高いと思います。

    現時点では「日本国内におけるAIエージェントの普及=MCPの実装工事の急増」であり『日本株におけるAIエージェント関連株=MCP関連株』という構図が成り立つんじゃない?って感じですね!

    「SaaSの死」と生き残る企業の違い

    SaaS

    2026年の序盤頃、株式市場で急速に意識され始めたのが「SaaSの死(SaaS不要論)」という不穏なテーマです。まさにAIエージェントとMCPの登場によって浮上したやつですね。

    これまでのITツールやSaaSは「人間にとって使いやすい画面(UI)」であることに最大の価値がありました。見やすいダッシュボードや操作しやすい入力フォームを用意し、「社員1人あたり月額〇〇円」というアカウント(ID)課金で手堅いストックビジネスを展開してきたわけです。

    ですが、MCPによってAIエージェントがあらゆるツールを自律的に操作できるようになれば、「人間がわざわざ画面をポチポチ操作する時間」そのものが消滅します。

    AIエージェントが裏側で勝手にデータをやり取りしてタスクを終わらせてくれるなら、人間向けの綺麗な画面の価値は暴落しますよね。そうなると、「社員100人分のID課金」で高収益を上げてきたビジネスモデルの根幹が揺らぎます。これが一時期、SaaS銘柄が市場で容赦なく売り叩かれた背景です。

    では、すべてのSaaS企業が本当に淘汰されてしまうのでしょうか?
    答えはたぶん「NO」で、ここからは二極化が進むと考えています。

    ■淘汰される可能性が高いSaaS企業の特徴
    ・「人間向けの使いやすい画面(UI)」だけが最大の差別化要素になっている
    ・「社員1人あたり月額〇〇円」というID課金モデルへの依存度が極めて高い
    ・ChatGPTなどのAPIを借りてきて、綺麗な画面を被せただけのAIツール
    ・自社ツールに閉じこもり、外部のAIエージェントとの連携(MCP対応)に消極的
    ・他社でも代用できる汎用的な機能しか持たず、独自のデータを持っていない
    ■AIエージェント時代でも生き残るSaaS企業の特徴
    ・いち早く「ヘッドレスSaaS」へビジネスモデルを転換できている
    ・他社に真似できない独自の一次データを握っている

    生き残る企業の特徴について補足すると、まず1つ目は人間向けの画面を捨て、AIエージェントが裏側でデータを高速送受信しやすい「APIファースト」な仕組みにビジネスを作り変えられる企業です。

    そして2つ目は、医療、法務、金融、名刺、購買履歴など、AIエージェントが的確な判断を下すためにどうしても参照せざるを得ない「独自の生データ」を囲い込んでいる企業です。これは極めて強力です。

    いくらAIエージェントが賢くても、判断材料となる一次データがなければ何もできません。
    「綺麗な画面を提供してきただけの企業」は淘汰のリスクがありますが、「AIエージェントに不可欠なデータを持つ企業」や「AIが使いやすい裏方へ進化できる企業」は、むしろ新しい課金モデル(データ連携量に応じた従量課金など)を確立して生き残る可能性が高いと見ています。

    AIエージェント(MCP)の普及で恩恵を受ける銘柄は?

    さて前置きが長くなりましたが、ここからが重要なところ!
    「じゃあ具体的にどんな銘柄が恩恵を受けるのか?」という話ですね。

    前述のとおり、いくら世界共通規格(MCP)があるとはいえ、日本の大企業や官公庁の複雑な社内システムにAIエージェントを繋ぎこむには、高度な「配管工事(設計・実装)」が欠かせません。

    そのため、このページではAIエージェント普及の特需を直接・間接的に取り込める「上流のITコンサル」「大手メガSIer」「AI特化のインテグレーター」を中心に関連銘柄をピックアップしていきます。

    まずは全体像が把握しやすいように、商流ごとの一覧リストからまとめておきますね😋

    AIエージェント(MCP)関連株 一覧

    AIエージェント関連株の一覧、わかりやすいようにジャンル分けしておきます。

    上流(AIエージェント導入の全体構想) ITコンサル・アーキテクト系

    AIエージェント関連株(ITコンサル・アーキテクト系)
    コード 銘柄名 特徴 時価総額(26.10.09時点)
    3798 ULSグループ 企業の大規模・複雑システムのアーキテクチャ設計に強い技術特化型ITコンサル
    API設計の知見を有し、AIエージェント導入(MCP対応)に伴うシステム再設計・接続構造見直し需要の中核を担うか
    33,643百万円
    6088 シグマクシスHD 企業のDX化支援を軸としたコンサル会社
    AIエージェント導入の配管工事をSIerに発注する前にグランドデザインを描く役割 全体アーキテクチャや業務構想の策定段階から関与できる立場
    51,758百万円
    6532 ベイカレント 国内最大手クラスの総合ITコンサル
    大企業の「AIエージェント導入に伴う業務プロセス再設計」など最上流のグランドデザイン策定で高単価案件の獲得期待
    1,314,188百万円

    中流(AIエージェントの実装・配管工事) SIer系

    AIエージェント関連株(SIer系)
    コード 銘柄名 特徴 時価総額(26.10.09時点)
    4307 野村総合研究所 金融・産業IT分野で高シェアの5大メガSIerの一社 大企業向けAI導入案件に強く、高度なセキュリティを担保したAIエージェント実装を支援 公式で「MCPはHTTP、ブラウザ登場に匹敵」と発信 3,150,001百万円
    6702 富士通 官公庁や大企業の巨大システムを支える5大メガSier AIエージェント実装の配管特需で恩恵か 専有型AIプラットフォームがMCP対応の土台に? 7,394,058百万円
    6701 NEC 高度なセキュリティ技術を持ち官公庁・企業に強みをもつ5大メガSier
    自社生成AI「cotomi」をいち早くMCP対応させ、外部システム連携の実証も開始 エージェント導入の実績作りに先行
    7,139,117百万円
    6501 日立製作所 金融・製造・公共などの大規模基幹システムに強みをもつメガSier
    自社のDX基盤「Lumada」を軸にデータ統合・API化の実績豊富 企業のAIエージェント対応の流れで巨大な恩恵か
    25,712,095百万円
    3626 TISI 金融・決済分野に強い独立系Sier
    クレジットカード基幹システムで国内トップクラス 金融分野の既存SIerとしてAIエージェント(MCP)実装需要の恩恵を受けやすい立場
    896,158百万円
    8056 BIPROGY 金融・航空・流通分野に強みをもつ大手独立系Sier
    基幹システムを多く手掛ける立場から、AIエージェント導入に伴う改修・連携需要の恩恵を受けやすいポジション
    474,017百万円
    4373 シンプレクスHD 証券・メガバンク向けの重要な金融システム構築に特化した高難度・高収益案件型Sier
    AIエージェントを活用した金融機関の業務高度化において、高付加価値な配管工事を受注できる素地
    282,148百万円

    中流(AIエージェントの実装) AI特化インテグレーター系

    AIエージェント関連株(AI特化インテグレーター系)
    コード 銘柄名 特徴 時価総額(26.10.09時点)
    4011 ヘッドウォータース AIを活用したDX支援企業 自社SaaSをいち早くMCP対応し「カスタムMCPサーバー導入支援」も展開 AIエージェントの実装において国内トップクラスのスピード感 14,752百万円
    5574 ABEJA 顧客の複雑な業務フローにAIを直接組み込む実装のプロ AIエージェント化に向けた特注のAI組み込みサービスの一環で、MCP対応の配管工事も手掛ける 28,663百万円
    3993 PKSHA 国内首位のAIチャットボットSaaSと並んで大企業向けのAIインテグレーターも柱 MCPを活用したプロダクト開発で実績があり、顧客企業のAIエージェント対応も行う 111,818百万円
    4259 エクサウィザーズ 業務課題をAIで解決するDXコンサル&インテグレーター
    安全なAIプラットフォーム「exaBase」を提供。企業のAIエージェント導入を安全に進める「土台」として期待か
    81,015百万円

    下流(AIエージェント導入前のデータ基盤整備) クラウドインテグレーター系

    AIエージェント関連株(クラウドインテグレーター系)
    コード 銘柄名 特徴 時価総額(26.10.09時点)
    4434 サーバーワークス AWS最上位パートナー認定のクラウドインテグレーター
    社内データをAIエージェントに繋ぐには「安全なクラウド基盤」が必要不可欠のため間接的恩恵か
    20,388百万円
    3774 IIJ SalesforceやAWSを活用したクラウドインテグレーター
    バラバラのシステムを繋ぐAPI統合は、社内システムのAIエージェント化における事前準備として需要拡大か
    675,201百万円
    4414 フレクト 法人向けネットワーク、セキュリティ、クラウド構築が軸
    AIエージェント導入に伴う接続基盤・認証・監視強化の需要増から、セキュリティ領域で間接的な恩恵に期待
    6,957百万円
    5256 Fusic クラウドネイティブなシステム開発とAI実装に強い技術者集団
    AIエージェント普及に伴うクラウド連携需要の拡大から受注機会増。迅速なMCP接続実装で差別化
    4,783百万円
    4270 BeeX 企業の基幹システムのAWS/Azureへ移行を得意とするクラウドインテグレーター
    レガシー環境のクラウド化を通じてAIエージェント接続の前提整備需要の恩恵か
    4,288百万円
    4847 インテリジェントW 金融決済や不正利用検知システムで高シェア
    金融分野でのAIエージェント活用やデータ連携が進む際の基盤・セキュリティ需要の受け皿となる可能性
    41,248百万円
    4493 サイバーセキュリティクラウド クラウドWAF国内首位 AIエージェントが各システムを横断して自律操作する際、通信経路(Web API)をサイバー攻撃から守る防壁として間接恩恵に期待 38,445百万円

    (ちなみに私が普段の情報収集でチラ見してるのはこのあたりです↓)

    AIエージェント(MCP)関連株 本命株 出遅れ株

    それではAIエージェント(MCP)関連株の本命株・出遅れ株をピックアップしていきますが、この項目は個人的な主観含むので参考程度にお願いします😋

    AIエージェント(MCP)関連株 本命株 3798 ULSグループ

    3798 ULSグループ
    3798 ULSグループ

    AIエージェント(MCP)関連株の本命の一角として、まずはULSグループをピックアップします。
    ULSグループはITコンサルとシステム開発を行う技術者集団です。

    大企業がいきなりAIエージェントを導入しようとしても、古いシステムが複雑に絡み合っていてはAIは上手く機能しません。社内システムをAIに繋ぐ(MCP対応)にはまず「ぐちゃぐちゃな既存のシステム構造を綺麗に整理・再設計しなければならない」という大きなハードルがあります。この課題を解決する役割がULSグループのような企業の「アーキテクチャ設計」に強い技術特化型ITコンサルです。

    同社は単なるシステム開発の下請けではなく、API設計の深い知見を有しており、大企業の大規模で複雑なシステムの全体像を描く「最上流のIT設計」を手がけています。AIエージェントと連携しやすいシステム構造(アーキテクチャ)への見直しって、間違いなく高単価でしょうね。

    AI特需の莫大な予算はいきなり下流の開発現場に落ちるのではなく、まずは「全体構想と設計」を行う最上流のコンサルタントに向かいます。つまりこれからMCP特需が起きるとすれば、一番最初に高単価の仕事を請け負うのはULSグループのようなITコンサル。

    AIエージェント関連の最初の資金の受け皿となりそうなULSグループはマークしておくべきかなぁと思います。

    AIエージェント(MCP)関連株 本命株 6088 シグマクシスHD

    6088 シグマクシスHD
    6088 シグマクシスHD

    シグマクシスHDもAIエージェント関連株の本命の一つとしてピックアップします。
    同社は企業のDX化支援を軸に経営戦略の立案から課題の解決、システム構想まで手掛けるコンサル企業。顧客企業の経営層の懐に深く入り込み、AIエージェント導入(MCP対応)に向けた全体アーキテクチャや業務構想の策定段階からガッツリ関与できる強力なポジションにいます。

    なので立ち位置的には、前述のULSグループと同じく、MCP化における最上流で企業の社内システムAI化の全体構想を描く役割ですね!

    MCP化の実装を行うのは主にSIer(開発会社)ですが、その前に必ず経営層を交えて「全社のどの業務にAIエージェントを組み込んで、どのデータを連携させれば一番効率的か?」を考える段階があります。AIエージェント特需が始まるとすれば、この最上流のコンサルはやっぱりおいしいポジションなのではないかと思っちゃいますね。下流の現場開発が本格化する手前の段階で高単価な仕事を獲得できるわけですから。
    というわけでシグマクシスも本命株の一つとしてマークしておきます。

    AIエージェント(MCP)関連株 本命株 4307 野村総合研究所

    4307 野村総合研究所
    4307 野村総合研究所

    MCP関連株として外せないのが日本の5大メガSIerの一角で、金融や産業分野の大規模・高難度システムにおいて圧倒的なシェアと技術力を持つ野村総合研究所(NRI)です。

    最上流のコンサルがMCP化の全体構想を描いた後、実際にシステムを繋ぎ合わせる実装フェーズで活躍するのが同社の役割ですね!

    大企業が自社の顧客情報や売上データなどの機密情報を含む社内システムをAIに繋ぐ(MCP化する)際に、経営層が一番警戒するのがセキュリティ面。というか情報漏洩です。

    社内システムをMCP対応させるような絶対にミスが許されない大型配管工事は野村総合研究所のようなガチガチのセキュリティ技術と長年の信頼を持つメガSIerに特大の発注が集中する構造です。たぶん大企業になればなるほどメガSIerに発注するんじゃないですかね。

    野村総合研究所は公式レポートでも「MCPの登場はインターネットのHTTPやブラウザ登場に匹敵する」と発信しています。インターネットに匹敵する=「歴史が変わるレベルの技術」と宣言しているようなものですから、これは特需獲得の意思表明にも思えます。

    上流コンサルが描いた設計図をもとに大企業のMCP化をゴリゴリ進めていくSIerのど真ん中銘柄として野村総合研究所は本命視しておきたいですね!

    AIエージェント(MCP)関連株 本命株 6702 富士通

    6702 富士通
    6702 富士通

    NRIに続いて、同じくメガSIerの巨頭として富士通もMCP関連の本命株にピックアップしておきます。富士通も官公庁や超大企業の巨大システムを根底から支える、言わずと知れた日本屈指のSIerです。

    特に注目したいのが、富士通が展開する専有型AIプラットフォーム「Fujitsu Kozuchi Enterprise AI Factory」の存在。これは企業が機密データを外部に出さず、オンプレミス環境(専有環境)で生成AIのモデル開発から運用までを自律的に行うためのプラットフォームです。

    前述のとおり、大企業がMCPを導入する際にもっとも恐れているのが情報漏洩です。だからこそ富士通が提供する『安全でクローズドなAI環境』が重宝するわけですね。これがそのままMCP対応を安全に行うための強固な土台として機能する可能性があるわけです。

    NRIと同じくMCP化の実装フェーズの予算は結局のところ富士通のような「絶対に止まらないシステムを作れるメガSIer」に集中すると思われます。

    AIエージェント(MCP)関連株 本命株 6701 NEC

    6701 NEC
    6701 NEC

    NECもNRI、富士通と同じメガSIer枠のMCP関連株としてピックアップしておきます。
    こちらも官公庁や大企業向けの高セキュリティ案件に強いトップベンダーですね!

    NECを本命の一角として取り上げる最大の理由は「すでにMCP連携の具体的な実績がある」という点。同社は自社開発の生成AI「cotomi」をいち早くMCPに対応させ、Box社などの外部クラウドと安全にデータを繋ぐ実証をすでに開始しています。

    すでに「MCPで安全に社内データを繋ぐノウハウ」を示しているメガSIerという点でNECは強い気がします。他社がまだ準備を進めている段階で、すでに実装フェーズで具体的な動きを見せているわけですからね。

    こちらもAIエージェント(MCP)関連株として注目しておきます。

    AIエージェント(MCP)関連株 本命株 4373 シンプレクスHD

    4373 シンプレクスHD
    4373 シンプレクスHD

    金融分野に特化したSIerとしてシンプレクスHDもピックアップしておきます。
    同社は証券会社やメガバンク向けの「絶対に止まってはいけない高難度の金融システム」に特化したプロフェッショナルです。

    金融機関の社内データは顧客の資産情報を含む「超」が付く機密データですから、MCP対応する時にも「安いから」という理由で中堅SIerに依頼することは考えにくいです。金融分野ではちょっとしたバグや情報漏洩も致命傷になるため、シンプレクスのような高難度案件に強い企業に、高単価で依頼が集中するはず。つまりMCP特需の中でも「高単価で利益率の高い案件」を根こそぎ持っていける素地があるわけですね。

    NRIや富士通は例えていうなら「何でもできるスーパーゼネコン」で幅広い分野の企業から依頼が殺到しますが、シンプレクスは「金融特化の超高収益タイプ」ですね。利益率の高い高単価案件がバンバン入ってくればアツそうです。こちらもAIエージェント(MCP)関連株として注目しておきます。

    AIエージェント(MCP)関連株 本命株 4011 ヘッドウォータース

    4011 ヘッドウォータース
    4011 ヘッドウォータース

    値動きの軽いグロース系のAIエージェント(MCP)関連株としてヘッドウォータースも注目。
    同社はAIの実装支援に特化した企業なのでテーマ的にもど真ん中ですが、特筆すべきはそのスピード感。2025年5月の段階ですでに「カスタムMCPサーバー導入支援」サービスをリリースしています。MCPというテーマにおいて国内上場企業ではかなり早い方なんじゃないかと思います。

    メガSIerが大企業から数億円規模の特大案件を受注するとすれば、ヘッドウォータースは中小~中堅
    の案件に加えて「まずはこの業務をAI化してみよう」といった、大企業のお試し案件などを受注する可能性もありそうですね。

    ヘッドウォータースは特にMicrosoftのクラウド「Azure」との連携が深く、Azure環境でのMCP活用を検討する企業には専門家が企業の現場に入り支援する伴走型の「ハンズオン支援サービス」も提供しています。

    時価総額もメガSIer勢に比べれば圧倒的に小さいですし、材料一つで株価が跳ねやすいのも魅力。だMCP関連のテーマに火が付けば注目される可能性は十分ある気がします。

    AIエージェント(MCP)関連株 本命株 4259 エクサウィザーズ

    4259 エクサウィザーズ
    4259 エクサウィザーズ

    小型グロース株からAIインテグレーターのエクサウィザーズも取り上げておきます。
    エクサウィザーズといえば2,000社以上の支援実績を誇る法人向け生成AIプラットフォーム「exaBase」が有名ですね。

    エクサウィザーズのexaBaseは200以上の官公庁自治体に採用実績があり、2026年1月にはデジタル庁の政府職員向け生成AI研修資料作成支援業務を受託した実績もあるなど、グロース企業でありながら信頼性はピカイチ。

    MCPにおいて最も重要なのは「いかに安全に社内データをAIに繋ぐか」という点。exaBaseのセキュアな環境下で社内データとAIを連携させる仕組みは、MCPの土台となる可能性があると思います。

    2025年にはAIエージェントが自律的にタスクをこなす「RAGエージェント」もスタートしていますし、まさにMCPが目指す「AIとデータの高度な連携」をすでに事業として走らせています。

    信頼のメガSIerと機動力のAIベンチャーのいいとこ取りをしたような立ち位置で、中堅企業から大企業、官公庁・地方自治体までAIエージェント(MCP)導入における強力なパートナー候補となりそう。

    AIエージェント(MCP)関連株 穴株? 4493 サイバーセキュリティクラウド

    4493 サイバーセキュリティクラウド
    4493 サイバーセキュリティクラウド

    おまけとして、サイバーセキュリティクラウドもピックアップしておきます。
    AIエージェントが社内データや外部ツールとMCPで連携する際、通信の通り道となる「Web API」がハッカーからのサイバー攻撃の格好の的になります。

    同社はWebサイトやAPIへの攻撃を直接防ぐ「クラウドWAF」で国内首位級。AIエージェントがツール間を行き来する際の通信経路を守る「防壁」として、MCPが普及すればするほど需要が跳ね上がる間接恩恵銘柄ですね。

    セキュリティ株の中でも、エンドポイント(PC端末)ではなく「通信の土管(API)を守る」という点で、AIエージェント時代の穴株?として密かに注目しています。

    AIエージェント(MCP)関連株 番外編 4443 Sansan

    4443 Sansan
    4443 Sansan

    番外編として「AIエージェント(MCP)の普及で大ピンチか?」とされるSaaS関連株を逆に一つ取り上げてみようかなと。名刺管理で知られるSansanです。MCP関連株というか、自社SaaSをうまくMCP対応できれば生き残りそうな銘柄?ですかね。

    直近のSaaS売りで同社も大きく売られていますが、Sansanのような「一次データをもつ企業」は割と死ににくいんじゃないかと思っています。

    一次データといっても、もちろん名刺データや人脈情報はあくまで「顧客企業の機密情報」ですから、Sansanが勝手にAI学習に使ったり流用できるわけではないです。でもMCPが普及してAIエージェントが営業活動を自律的にこなすようになれば「この会社への適切な窓口は誰か?」というデータと連携する必要がありますよね。

    この時に正確な人脈データが「Sansanのサービスの中にある」という状態そのものが強力です。MCPの普及であらゆるツールがAIに繋がる時代において「他社が持っていない独自の一次データ」はお宝という感じですかね。

    ただもちろん手放しで全肯定するわけではないです。これまで「人間が便利に使うツール」として成長してきたツールが「今後は対AIになる」可能性が高いわけで、多かれ少なかれビジネスモデルの転換を突き付けられる部分はあると思います。なので先行き不透明感から売られるのは当然とも言えます。

    どちらかというと「死ににくいSaaS」だとは思いますが、AIフレンドリーなツールとして生き残れるか、そして顧客企業から「AI連携機能」として追加料金を取れるか?が鍵でしょうか。Sansanに限らずSaaS勢がここから復活できるか注目しています。

    AIエージェント(MCP)関連株 まとめ

    はい。今回は最近話題の「SaaSの死」と、その大きなキッカケとなる「AIエージェント」および接続規格の「MCP」に関連する銘柄についてまとめてみました!

    「Claude Code」や「Gemini agent」をはじめとする自律型AIがあらゆるツールを勝手に使いこなす時代への移行は、IT業界における特大ゲームチェンジと言えると思います。

    人間向けの画面しか持たない汎用的なSaaS企業が「UIの意義消失」と「ビジネスモデルの転換」という過渡期を迎える一方で、AIとシステムを繋ぐ配管工事を担う上流のITコンサルやSIerには特需がくる可能性…。この構図、なかなか面白いですよね。

    いずれにしてもAIエージェント(MCP)関連株は、これから息の長いメインテーマになる可能性が高いので引き続きしっかり注目しておこうかな!と思います。

    他にも、次にくる有望テーマ株とか材料株とかを初動で拾えるようにしっかりアンテナを広げておきましょう!

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