地熱発電関連株 本命株・出遅れ株 一覧

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こんにちは、かりんです🥰

最近、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギー系の銘柄に物色が集まっていますね。2021年総裁選を目前に控えた時期で、候補者の誰が勝ったとしても脱炭素の流れは加速するとみられているのが再エネ関連の人気の大きな要因だと思われます。

再生可能エネルギーのなかでも今回は日本に適したクリーンエネルギーと言われる「地熱発電関連株」に注目したいです。

地熱発電といえば、2021年6月に河野太郎行革相が国立公園などの自然公園での導入を進めて「2030年に倍増する目標」を掲げたことでも話題になりましたね。

河野太郎さんは2021年の自民党総裁選でもひときわ存在感がありますし、国民人気も高いため、総裁選終盤にかけても地熱発電関連株は注目される可能性があると思います。

と、いうことで今回は地熱発電関連株について本命株出遅れ株 一覧をまとめておきますね!

地熱発電関連株とは

地熱発電

地熱発電関連株とは再生可能なクリーンエネルギー「地熱発電」に関連する事業を手掛ける銘柄の総称です。

そもそも地熱発電とは、地中の熱をエネルギーにして蒸気でタービンを回して発電する方法です。

地球は中心に近づくほど温度が上がって、深さ30~50キロメートルで1000℃程度のマグマ溜まりがあります。といっても30キロとか50キロも掘らないと取り出せないエネルギーは今の技術ではエネルギー資源としては使えないんですが、火山とかがある地熱地帯と呼ばれる場所だと深さ数キロメートルの浅いところにも1000℃くらいのマグマ溜まりがあるみたい。こういう場所なら、地熱発電として電力を取り出すことが可能です。

日本は世界でも有数の火山地帯で世界3位の地熱資源国。なので「地熱発電」はすごく日本に向いているクリーンエネルギーと言われています。地熱発電は、昼夜を問わずに発電することができるし天候にも左右されないので安定したエネルギーを得ることができます。CO2の排出量も非常に少ないので環境にも優しいクリーンエネルギーです。

ただ地熱発電のデメリットは最初にかなりお金がかかること。資源調査やプラントの開発に莫大な初期投資が必要みたいです。だから、たぶん世界有数の火山国である日本に適していると言われつつあんまり国内で地熱発電が進んでいないんだと思います。とはいえ、今後、国策として再生可能エネルギーを推し進めるなら、面白いと思いますけどね。

あと地熱資源があるエリアは火山とか温泉があるエリアが多いので、掘削ができないケースも多いみたい。これも国策で地熱発電プラントを増やしていくならなんとかなるのかな?🤔

ちなみに地熱発電には、地熱流体中の蒸気で直接タービンを回す「フラッシュ発電」と地熱流体で別の流体を蒸気化したものでタービンを回す「バイナリー方式」の二種類があります。ま、どっちにしてもタービンを回すだけだけど!

地熱発電関連株 一覧

地熱発電関連株リスト
コード 銘柄名 特徴 時価総額(21.09.14時点)
6504 富士電機 地熱発電プラント 国内外に地熱タービン納入 797,246百万円
7011 三菱重工業 地熱発電プラント 納入実績で世界一? 1,052,915百万円
6502 東芝 地熱発電機器 2,169,412百万円
1802 大林組 大手ゼネコン 地熱発電プラントの建設など 699,864百万円
5411 ジェイ エフ イー ホールディングス 独自開発の地熱発電一貫システムを提供 1,176,650百万円
7012 川崎重工業 地熱発電用蒸気タービン 435,925百万円
5019 出光興産 石油元売り 1970年代から地熱発電事業を手掛ける 846,532百万円
9513 J-POWER 三菱マテリアル・三菱ガス化学とともに湯沢地熱(株)を設立 312,468百万円
5711 三菱マテリアル J-POWER・三菱ガス化学とともに湯沢地熱(株)を設立 314,391百万円
4182 三菱ガス化学 J-POWER・三菱マテリアルとともに湯沢地熱(株)を設立 568,637百万円
9519 レノバ 北海道函館市・熊本県南阿蘇村で地熱発電プロジェクト(建設中) 479,677百万円
1605 INPEX 再エネに注力 100億円の環境債を発行→地熱・風力に投資 1,150,849百万円
6297 鉱研工業 ボーリングマシン大手 地中熱利用システム専用の新型掘削機 4,019百万円
6365 電業社機械製作所 ポンプ大手 地熱発電プラント向けポンプ 17,842百万円
6248 横田製作所 耐腐食・耐摩耗性ポンプ 地熱発電で需要増か? 2,089百万円
6363 酉島製作所 地熱発電用温泉ポンプ 28,239百万円
1663 K&Oエナジーグループ 宮城県でパートナー企業と地熱発電の調査事業を開始 42,349百万円
7162 アストマックス 地熱発電の事業化にむけて取り組み中 3,619百万円
1515 日鉄鉱業 鹿児島県の大霧発電所に蒸気を供給 59,970百万円
9624 長大 建設コンサル 地熱発電促進の支援 24,020百万円
8059 第一実業 地熱等の地下資源開発を支える機器、サービス 55,765百万円
2395 新日本科学 子会社が2015年2月より地熱バイナリー発電を稼働 39,176百万円
8058 三菱商事 ケニアで地熱発電事業 5,421,405百万円
8015 豊田通商 ケニアで地熱発電事業 1,773,823百万円
8001 伊藤忠商事 インドネシアで地熱発電事業 5,651,716百万円
8053 住友商事 インドネシアで地熱発電事業 2,074,828百万円
1662 石油資源開発 北海道・東北で地熱発電の実施可能性に関する調査 111,223百万円
3861 王子ホールディングス 2012年に北海道の社有林で地熱発電の共同調査を実施 607,615百万円

地熱発電関連株 本命株・出遅れ株

それでは地熱発電関連株本命株出遅れ株をピックアップします。個人的な主観コミなのでその点はご理解ください☺

地熱発電関連株 本命株 6504 富士電機

6504富士電機
6504 富士電機

富士電機は地熱発電関連株の中核銘柄と言えると思います。重電大手の富士電機はタービンや発電機などの地熱発電の主要機器・関連機器を手掛けるのと、トータルエンジニアリング力を活かして世界の地熱発電プラントの建設を手掛けています。

地熱発電関連株 本命株 7011 三菱重工業

7011三菱重工業
7011 三菱重工業

三菱重工も地熱発電関連株の中核銘柄として注目。三菱重工は地熱発電プラントを手掛けていて地熱発電システムの納入実績で世界一みたいですね。こちらも地熱発電関連の中核銘柄として注目しておきます。

地熱発電関連株 本命株 6502 東芝

6502東芝
6502 東芝

東芝も地熱発電関連株として注目。東芝は1966年に国内初の地熱発電所に蒸気タービンや発電機を納入し、それ以降世界にたくさんの地熱発電機器を納入してきています。こちらも地熱発電関連としては中核銘柄と言えるかも。

地熱発電関連株 本命株 5411 ジェイ エフ イー ホールディングス

5411ジェイ エフ イー ホールディングス
5411 ジェイ エフ イー ホールディングス

グループのJFEエンジニアリングは、地熱地上設備のリーディングカンパニー。独自開発の高性能サイクロンセパレータ(気水分離装置)などの蒸気生産設備から、バイナリー発電設備までの「地熱発電一貫システム」を提供しています。JFEホールディングスも地熱発電関連株として注目。

地熱発電関連株 本命株 7012 川崎重工業

7012川崎重工業
7012 川崎重工業

川崎重工も地熱発電関連株の一角として注目。川崎重工は地熱発電用の蒸気タービンを手掛けています。

地熱発電関連株 本命株 9513 J-POWER

9513J-POWER
9513 J-POWER

J-POWERも地熱関連株として注目。J-POWERは三菱マテリアル、三菱ガス化学とともに「湯沢地熱(株)」を設立し、2019年5月に山葵沢地熱発電所の運転をスタートしています。この発電所は46,199kWの発電出力を持ち、出力10,000kWを超える大規模地熱発電所とのこと。J-POWERとともに三菱マテリアル、三菱ガス化学も注目ですね。

地熱発電関連株 本命株 9519 レノバ

9519レノバ
9519 レノバ

再生エネルギー関連株として外せないのがレノバ。レノバは太陽光発電、風力発電、バイオマス発電と幅広い事業を手掛けていますが、地熱発電も手掛けています。北海道函館市の「函館恵山地熱プロジェクト」を開発中、熊本県南阿蘇村「南阿蘇湯の谷地熱プロジェクト」を建設中です。レノバは脱炭素系テーマの本命株なので引き続き注目ですね。

地熱発電関連株 本命株 1605 INPEX

1605INPEX
1605 INPEX

INPEXは原油・ガス開発・国内最大手。原油・ガス開発ですが、再生可能エネルギー分野にも注力しています。かなりタイムリーですが、INPEXは2021年09月13日に、総額100億円のグリーンボンド(環境債)を発行すると発表。この調達資金は国内外の地熱発電所や風力発電所の開発に充てるとのこと。INPEXも地熱発電関連株として注目ですね。

地熱発電関連株 出遅れ株 6297 鉱研工業

6297鉱研工業
6297 鉱研工業

鉱研工業は地下資源工事用の掘削機械を手掛ける銘柄ですね。ボーリングマシンは、地熱発電との関係は薄いらしいですが、鉱研工業はNEDOの事業で地中熱利用システム専用の新型掘削機を開発したとのことなので注目。

鉱研工業は地熱発電関連株のなかでもかなり時価総額規模が小粒なほうなのでテーマが注目されれば値動きも面白そうです。

地熱発電関連株 出遅れ株 6248 横田製作所

6248横田製作所
6248 横田製作所

横田製作所は耐腐食・耐摩耗性ポンプに強みをもつ企業で、石炭火力発電所用のポンプで高いシェアを誇ります。地熱発電でもポンプは必須ですし、地熱発電が可能なエリアは火山地帯で温泉が沸くエリアです。地中深くを掘るわけですから、地熱発電に使うポンプは海水や温泉水にさらされる可能性が高く、横田製作所の耐腐食ポンプは優位性がありそう

あとは注目なのは横田製作所は耐海水ステンレスを開発していて、これも地熱発電分野で活躍しそうな件ですね。

横田製作所はかなり時価総額規模かなり小さめで、出来高もふだんほとんどない板うすうす銘柄です。もしテーマ的に注目されたら、火柱の可能性もあるかも…?ひそかに注目してます。

地熱発電関連株 出遅れ株 6365 電業社機械製作所

6365電業社機械製作所
6365 電業社機械製作所

電業社機械製作所も地熱発電関連株として注目。地熱発電プラント向けの熱水還元ポンプ
、冷却水ポンプ、温水ポンプを手掛けています。横田製作所より時価総額は大きめ。

地熱発電関連株 本命株 1515 日鉄鉱業

1515日鉄鉱業
1515 日鉄鉱業

日鉄鉱業は石灰石の採掘や銅鉱山の開発などを手掛ける企業。日鉄鉱業は鹿児島の大霧発電所の地熱発電に、蒸気を供給している実績があります。

地熱発電関連株 本命株 2395 新日本科学

2395新日本科学
2395 新日本科学

新日本科学はバイオ企業というイメージですが、実は子会社の「メディポリス・エナジー」が2015年より地熱バイナリー発電を稼働しています。発電量は年間900万kWhで一般家庭の2500世帯分の電力量に相当します。

地熱発電関連株 まとめ

地熱発電は日本の地下資源である自然エネルギーを利用するクリーンな再生可能エネルギーですが。デメリットとして資源調査やプラント開発の初期費用がかなり高いという問題もありますが、国が脱炭素を加速させるべく国策として乗り出すなら面白いテーマ株だと思います。

再生可能エネルギー系のテーマ株の一角として注目しておくと良いと思います😘

他にも次にくる有望テーマとか材料株とか、しっかりアンテナを広げておきましょう!
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