
こんにちは、かりんです🥰
2025年07月05日、『政府は自主回収とリサイクルを事業者に義務付ける「指定再資源化製品」に、モバイルバッテリーと携帯電話、加熱式たばこ機器の3品目を追加する方針を固めた』と読売新聞オンラインが報じました。内臓する小型リチウムイオン電池による発火・火災が相次いでいることから対策を強化する目的のようです。
経産省と環境省は、メーカーや輸入販売を手掛ける事業者などに聞き取りしたうえで、2025年8月をめどに正式に決める、とのこと。
リチウムイオン電池は気温が上がる夏に発火事故が増える傾向らしい。特に、直射日光が当たる場所や車内などの高温になりやすい場所に放置すると熱暴走で発火・破裂に繋がる可能性があるんだって。
これ、よく考えたら怖すぎますよね。
リチウムイオン電池を使用している製品ってスマホやPC、モバイルバッテリー、ゲーム機や小型の家電などそれこそ無数にあるわけで、経年劣化+夏の暑さでいつ発火に至るかわからないモノが各ご家庭にバンバン存在してるとかヤバすぎ。日本中の至る所に時限爆弾があるみたいなものじゃん。
まぁ、全てが発火に至る粗悪品なわけではないと思いますが、モバイルバッテリーって海外製の安いやつとか多いし。それに粗悪な安物でなくても、経年劣化と暑さで発火する可能性もあるらしいし。
家のどっかの引き出しの奥とかに古いゲーム機とかスマホとかモバイルバッテリーとかしまい込んでたりする人はマジで注意しましょうね。
家のどっかにしまい込んだリチウムイオン電池内臓の小型家電から知らないうちに発火→火災とかほんとシャレにならないです。下手したら死んじゃうし人を巻き込んじゃう可能性だってありますもんね。
まだまだこれから暑い日が続くでしょうし、リチウムイオン電池の発火事故は今後も報じられる可能性あると思います。政府も回収義務化の方針を固めたと報じられてるくらいの社会問題にはなりつつあるので、このページではリチウムイオン電池回収義務化関連株について本命株・出遅れ株・一覧をまとめておこうと思います。
リチウムイオン電池リサイクル関連株とは

リチウムイオン電池リサイクル関連株とは、リチウムイオン電池のリサイクル事業や関連サービスを手掛ける銘柄などの総称です。使用済みリチウムイオン電池からは「リチウム」「コバルト」「ニッケル」などのレアメタルが回収できるので、リサイクルを事業化している銘柄がありますので、そんな銘柄が中心になりそうですね。
使用済みのスマホ、PC、小型家電類などはリサイクルによりレアメタル・レアアースなどを回収できることから、天然の鉱山に見立てて「都市鉱山」と呼ばれます。主に都市鉱山系のリサイクル事業を手掛ける銘柄はレアアース関連株や海底資源関連株のまとめ記事でもピックアップしていますが、この辺割と材料豊富なテーマになるかもですね。
リチウムイオン電池の発火事故が相次いでいることにより、政府も自主回収とリサイクルを事業者に義務付ける「指定再資源化製品」にモバイルバッテリーと携帯電話、加熱式たばこ機器の3品目を追加する方針を固めたと報じられています。8月をめどに正式に決めるらしいので、今後改めて改めて材料視されるかもです。
それに直近でも2025年07月20日(日)にJR山手線の車内でモバイルバッテリーが発火した事故が発生してます。この製品は2019年12月~21年8月に3万9300台が販売され、21年度以降に計16件の火災が発生しており、2023年にリコール対象となっているものらしいですね。
モバイルバッテリーとかって日常的に使うモノだし、これがある日突然発火する可能性があるとか怖すぎ。寝てる間とかに発火したらもう無理じゃん。
ってことで古くなったモバイルバッテリーは早めに回収・処分しましょうね。
熱で膨張とかしてると回収もしてくれないらしいので、そうなる前に。
リチウムイオン電池回収義務化関連株 一覧
コード | 銘柄名 | 特徴 | 時価総額(25.07.25時点) |
---|---|---|---|
5698 | エンビプロ・ホールディングス | 子会社VOLTAがリチウムイオン電池リサイクル事業 | 15,735百万円 |
5711 | 三菱マテリアル | エンビプロ・ホールディングス、VOLTAと共同で事業化を前提とした、リチウムイオン電池のリサイクル工程で製造されるブラックマスに含まれるリチウム、コバルト、ニッケルを回収・精製する湿式製錬技術の開発 | 303,018百万円 |
3556 | リネットジャパングループ | リチウムイオン電池を内蔵する小型家電リサイクル事業 | 9,039百万円 |
5714 | DOWAホールディングス | 子会社DOWAエコシステムがリチウムイオン電池リサイクル事業 | 313,045百万円 |
5724 | アサカ理研 | 2026年竣工・稼働開始予定の新いわき工場でリチウムイオン電池再生事業の推進を加速 | 6,179百万円 |
5707 | 東邦亜鉛 | 2024年10月にリチウムイオン電池リサイクルを事業化 | 10,216百万円 |
9247 | TREホールディングス | 子会社「リバー」がPC・スマホなどの小型家電のリサイクル事業 | 72,182百万円 |
5713 | 住友金属鉱山 | リチウムイオン二次電池リサイクルプラントが2026年6月の完成を予定 | 1,022,211百万円 |
7456 | 松田産業 | 主に車載用・定置用(家庭用・産業用)の大型リチウムイオン電池のリサイクル事業 | 98,754百万円 |
5016 | JX金属 | 使用済みの車載用リチウムイオン電池からリチウムを取り出す新技術を開発 | 822,618百万円 |
5423 | 東京製鐵 | 廃乾電池のリサイクル事業 将来的にリチウムイオン電池のリサイクルも検討か? | 172,911百万円 |
9831 | ヤマダホールディングス | 家電量販店 店舗でリチウムイオン電池の回収 | 438,859百万円 |
3048 | ビックカメラ | 家電量販店 店舗でリチウムイオン電池の回収 | 299,529百万円 |
7513 | コジマ | 家電量販店 店舗でリチウムイオン電池の回収 | 97,157百万円 |
8282 | ケーズホールディングス | 家電量販店 店舗でリチウムイオン電池の回収 | 263,025百万円 |
2730 | エディオン | 家電量販店 店舗でリチウムイオン電池の回収 | 222,443百万円 |
9202 | ANAホールディングス | リチウムイオン電池の発火事故対策としてANA、TOPPAN、菊地シート工業(大阪市)が消火袋を共同開発 | 1,424,307百万円 |
7911 | TOPPANホールディングス | リチウムイオン電池の発火事故対策としてANA、TOPPAN、菊地シート工業(大阪市)が消火袋を共同開発 | 1,192,676百万円 |
リチウムイオン電池リサイクル関連株 本命株・出遅れ株
それではリチウムイオン電池リサイクル関連株の本命株・出遅れ株をピックアップしておきます!個人的な主観込みの内容なので参考程度にお願いしますね。
リチウムイオン電池リサイクル関連株 本命株 5698 エンビプロ・ホールディングス

リチウムイオン電池リサイクル関連株としてエンビプロホールディングスに注目。
エンビプロ・ホールディングスは資源循環事業を手掛ける銘柄で、リチウムイオン電池のリサイクル事業にも子会社「VOLTA」を通じて取り組んでいます。
スマホやデジカメ、タブレット、ノートPCなどの小型家電に含まれるリチウムイオン電池の回収はもちろん、EVやPHEVなどに用いられる大型のリチウムイオン電池の回収も手掛けています。
リチウムイオン電池リサイクル関連株 本命株 3556 リネットジャパングループ

リネットジャパングループもリチウムイオン電池の回収事業を手掛ける都市鉱山系の銘柄です。
使用済みPCや小型家電を対象にリサイクル事業を行っていますので、モバイルバッテリー、スマホ、加熱式たばこが回収義務化されれば恩恵がありそうな銘柄と言えるのではないかと。
リチウムイオン電池リサイクル関連株 本命株 5724 アサカ理研

都市鉱山系の小粒銘柄といえばアサカ理研。レアアース関連株のまとめ記事でも取り上げた銘柄ですね。
アサカ理研は2026年竣工・稼働開始予定の新いわき工場でリチウムイオン電池再生事業の推進を加速する、としています。
リチウムイオン電池リサイクル関連株 本命株 5714 DOWAホールディングス

DOWAホールディングスも都市鉱山系の銘柄ですね。使用済みの電子機器スクラップなどから、レアメタルやレアアースを含む多種多様な金属を回収するリサイクル事業を手掛けており、子会社DOWAエコシステムがリチウムイオン電池リサイクル事業を行っています。時価総額規模が少し大きめなので値動きはそんなに面白くないかもですが。
リチウムイオン電池リサイクル関連株 本命株 5707 東邦亜鉛

東邦亜鉛は2024年10月にリチウムイオン電池リサイクル事業を正式にスタートしています。
東邦亜鉛も時価総額規模小さめなのでテーマが人気化すれば面白いかも。
リチウムイオン電池リサイクル関連株 出遅れ株? 7513 コジマ

家電量販店でもリチウムイオン電池の回収してますよね。
まぁ事業としてやってるのか、よくわかんないけど。まぁモバイルバッテリーの火災事故が報じられることで、古いリチウムイオン電池の回収で客足が増える、みたいなことはあるかもしれない。家電量販系の銘柄だとコジマがお手頃か。
リチウムイオン電池の火災対策銘柄 7911 TOPPANホールディングス

TOPPANはリチウムイオン電池のリサイクルを手掛けているわけではないですが、リチウムイオン電池の発火事故対策の銘柄として紹介しておきます。
TOPPANホールディングスとANA、あと大阪の「菊地シート工業」でリチウムイオン電池の発火事故対策の消火袋を共同開発したらしい。
航空機内などでも電子機器やモバイルバッテリーの発火事故って起きてるらしく、その対策として消化袋を共同開発したらしい。発火した機器をそのまま入れると火が消えるんだって。ANA全機に搭載とのこと。
え。この袋売ってほしい。
モバイルバッテリー常にこれに入れておけばよくない?
リチウムイオン電池リサイクル関連株 まとめ
リチウムイオン電池リサイクル関連株については以上です。
やっぱり都市鉱山系の銘柄がメインですかね。レアアース・レアメタル関連株と重複する銘柄もあって、割と今後も話題性豊富な気がするので、注目しておきたいと思います。
他にも、次にくる有望テーマ株とか材料株とかを初動で拾えるようにしっかりアンテナを広げておきましょう!
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