こんにちは、かりんです🥰
ウクライナ情勢はまだ警戒が必要だと思いますが、若干は緊張が和らいだような雰囲気。
まぁでもまだウクライナがNATO加盟を取り下げたわけではないので、根本的な解決には至っていないので警戒は必要ですね。
2022年は米FRBが利上げを行うとされているためドル高円安が進行しつつあります。なんか「必ずしも米長期金利上昇=ドル高円安ではない」という見方もあるみたいだけれど。一応現状では円安方向に傾いていて、ウクライナ情勢が落ち着けばさらに「有事の円買い」もなくなるとすれば、さらに円安が進行するかも?
と、いうことで今回は「円安メリット銘柄」についてまとめておきます。
円安メリット銘柄とは
円安メリット銘柄とは、円安進行が業績アップにつながる、メリットとなる銘柄の総称です。
円安とは「円の価値が対ドル、タイユーロなど他国通貨に対して安くなること」を言います。
例えば為替レートが「1ドル=100円」から「1ドル=110円」になることが円安です。
円安がメリットになる銘柄は主に「輸出関連株」ですね。
例えば今まで「1ドル=100円」のお菓子を売っていたのが「1ドル=110円」に円安が進行すれば、日本円に換算すると「売上100円→売上110円」にアップします。だから海外売上比率が高い銘柄にとって円安進行はそのまま利益を押し上げる要因になるのです。
企業にとっては想定為替レートよりも円安が進行すれば、その分利益が増えるので値下げの余地も生まれます。そのため海外勢との価格競争にもアドバンテージが生まれることもあります。
なので円安メリット銘柄は、基本的には輸出銘柄、外需株がメインとなります。
具体的には自動車メーカー、自動車部品メーカー、電子部品メーカー、電気機器メーカー、素材メーカーなどが多いです。
円安メリット銘柄 一覧
円安メリット銘柄はぜんぶ上げるとなるとキリがないので注目どころを上げておきますね。
コード | 市場 | 銘柄名 | 海外売上比率 | 時価総額 | PER | PBR |
---|---|---|---|---|---|---|
6857 | 東証1部 | アドバンテスト | 96% | 1,925,583百万円 | (連) 21.85倍 | (連) 6.59倍 |
6981 | 東証1部 | 村田製作所 | 92% | 5,506,535百万円 | (連) 17.26倍 | (連) 2.45倍 |
6762 | 東証1部 | TDK | 92% | 1,842,779百万円 | (連) 15.90倍 | (連) 1.53倍 |
7272 | 東証1部 | ヤマハ発動機 | 90% | 982,360百万円 | (連) 7.46倍 | (連) 1.13倍 |
7748 | 東証JQS | ホロン | 90% | 12,829百万円 | (単) 19.35倍 | (単) 2.35倍 |
6284 | 東証1部 | 日精エー・エス・ビー機械 | 90% | 47,044百万円 | (連) 12.09倍 | (連) 1.21倍 |
6976 | 東証1部 | 太陽誘電 | 90% | 681,043百万円 | (連) 13.68倍 | (連) 2.32倍 |
6962 | 東証1部 | 大真空 | 88% | 41,373百万円 | (連) 15.37倍 | (連) 1.19倍 |
6594 | 東証1部 | 日本電産 | 88% | 6,183,470百万円 | (連) 41.00倍 | (連) 5.06倍 |
7267 | 東証1部 | ホンダ | 86% | 6,724,022百万円 | (連) 9.54倍 | (連) 0.65倍 |
6967 | 東証1部 | 新光電気工業 | 86% | 685,322百万円 | (連) 13.98倍 | (連) 3.67倍 |
8035 | 東証1部 | 東京エレクトロン | 86% | 9,107,228百万円 | (連) 21.67倍 | (連) 7.49倍 |
6890 | 東証JQS | フェローテックホールディングス | 86% | 117,690百万円 | (連) 4.32倍 | (連) 0.97倍 |
6954 | 東証1部 | ファナック | 85% | 4,694,393百万円 | (連) 28.00倍 | (連) 3.03倍 |
6869 | 東証1部 | シスメックス | 84% | 1,854,271百万円 | (連) 42.02倍 | (連) 5.59倍 |
7731 | 東証1部 | ニコン | 84% | 514,916百万円 | (連) 12.81倍 | (連) 0.86倍 |
6448 | 東証1部 | ブラザー工業 | 84% | 567,970百万円 | (連) 9.71倍 | (連) 1.06倍 |
6920 | 東証1部 | レーザーテック | 84% | 2,104,944百万円 | (連) 95.87倍 | (連) 33.91倍 |
7270 | 東証1部 | SUBARU | 82% | 1,512,200百万円 | (連) 20.10倍 | (連) 0.82倍 |
6141 | 東証1部 | DMG森精機 | 82% | 222,938百万円 | (連) 8.85倍 | (連) 1.04倍 |
6301 | 東証1部 | コマツ | 82% | 2,743,298百万円 | (連) 14.23倍 | (連) 1.29倍 |
5108 | 東証1部 | ブリヂストン | 81% | 3,756,194百万円 | (連) 13.24倍 | (連) 1.41倍 |
6770 | 東証1部 | アルプスアルパイン | 81% | 269,058百万円 | (連) 15.89倍 | (連) 0.68倍 |
4902 | 東証1部 | コニカミノルタ | 80% | 255,353百万円 | (連) 167.11倍 | (連) 0.49倍 |
6440 | 東証1部 | JUKI | 79% | 20,583百万円 | (連) 6.51倍 | (連) 0.57倍 |
7261 | 東証1部 | マツダ | 79% | 583,155百万円 | (連) 10.57倍 | (連) 0.48倍 |
7735 | 東証1部 | SCREENホールディングス | 78% | 595,316百万円 | (連) 15.16倍 | (連) 2.30倍 |
6367 | 東証1部 | ダイキン工業 | 77% | 6,436,783百万円 | (連) 30.60倍 | (連) 3.49倍 |
7974 | 東証1部 | 任天堂 | 77% | 7,611,622百万円 | (連) 17.33倍 | (連) 3.57倍 |
7732 | 東証1部 | トプコン | 77% | 165,732百万円 | (連) 23.02倍 | (連) 2.16倍 |
6293 | 東証1部 | 日精樹脂工業 | 77% | 23,163百万円 | (連) 7.95倍 | (連) 0.57倍 |
7201 | 東証1部 | 日産自動車 | 76% | 2,577,591百万円 | (連) 11.66倍 | (連) 0.56倍 |
7203 | 東証1部 | トヨタ自動車 | 75% | 35,770,610百万円 | (連) 12.25倍 | (連) 1.21倍 |
6409 | 東証1部 | キトー | 75% | 36,013百万円 | (連) 9.77倍 | (連) 1.08倍 |
4063 | 東証1部 | 信越化学工業 | 74% | 7,722,845百万円 | (連) 15.40倍 | (連) 2.45倍 |
6616 | 東証1部 | トレックス・セミコンダクター | 72% | 30,503百万円 | (連) 11.11倍 | (連) 1.35倍 |
6201 | 東証1部 | 豊田自動織機 | 71% | 3,023,801百万円 | (連) 17.46倍 | (連) 0.75倍 |
7211 | 東証1部 | 三菱自動車 | 71% | 496,264百万円 | (連) 9.91倍 | (連) 0.90倍 |
6952 | 東証1部 | カシオ計算機 | 71% | 360,298百万円 | (連) 19.85倍 | (連) 1.55倍 |
4369 | 東証1部 | トリケミカル研究所 | 68% | 95,611百万円 | (連) 24.56倍 | (連) 4.72倍 |
6758 | 東証1部 | ソニーグループ | 67% | 15,555,444百万円 | (連) 17.78倍 | (連) 2.07倍 |
6723 | 東証1部 | ルネサスエレクトロニクス | 66% | 2,802,968百万円 | 米 | (連) 2.42倍 |
6963 | 東証1部 | ローム | 64% | 984,680百万円 | (連) 18.40倍 | (連) 1.15倍 |
7269 | 東証1部 | スズキ | 63% | 2,367,209百万円 | (連) 15.60倍 | (連) 1.31倍 |
5998 | 東証1部 | アドバネクス | 60% | 6,504百万円 | (連) 64.29倍 | (連) 1.01倍 |
3355 | 東証2部 | クリヤマホールディングス | 57% | 19,580百万円 | (連) 5.35倍 | (連) 0.61倍 |
※時価総額・PER・PBRは2022/02/16時点・海外売上比率は四季報(2022年1集参照)
この辺の銘柄は海外売上比率が大きいので円安基調の時には注目です。ただ2022年は利上げ局面で円安以外にもさまざまな要因が絡み合っているので、円安というだけで買い向かうのはリスキーだと思いますけど。例えば半導体関連株なんかは海外売上比率が高いですが、利上げ局面のバリュー買い・グロース売りの流れでかなり売り込まれていますし。反転のタイミングでINできれば面白そうですが、米長期金利が上昇継続中は注意が必要かと。
まぁ今後さらに円安が進行するようなら、注目しておいてもいいかもですね。
他にも、次にくる有望テーマ株とか材料株とかを初動で拾えるようにしっかりアンテナを広げておきましょう!
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