こんにちは、かりんです🥰
2026年10月01日(木)、米Google(グーグル)がイーロン・マスク氏率いるスペースXのロケットを使用し、独自のAI半導体「TPU」を搭載した人工衛星を宇宙へ打ち上げた(軌道に乗った)と発表しました。目的はずばり「宇宙空間におけるデータセンター構築」に向けた初の実証実験です。
当ブログでも以前から「宇宙関連株」や「データセンター関連株」をそれぞれ取り上げてきましたが、いよいよ「宇宙×AIインフラ」という次世代の巨大テーマが本格的に動き出した格好ですね。
ということで今回は宇宙データセンター関連株について、本命株・出遅れ株・一覧をわかりやすくまとめていきたいと思います!
宇宙データセンター関連株とは
宇宙データセンター関連株とは、文字通り「宇宙空間(地球の軌道上)にAIサーバーや通信設備を設置し宇宙データセンターを構築する計画」に関連する技術やサービスを手掛ける銘柄の総称です。
「宇宙空間にデータセンターなんてSF映画の話みたいでウケル🤣」と思っちゃいますが、データセンターを宇宙に飛ばすとエネルギー効率の面でも土地利用の権利の面でも非常に合理的なんです。
めちゃめちゃSFっぽい話ではありますが、米国米ビッグテック企業をはじめ最先端のAIインフラとして世界のビッグテックがガチで実現を目指すテーマです。
なぜ宇宙にデータセンターを作るのか?
なぜわざわざ莫大なコストをかけて宇宙にデータセンターを作るのか?地上でたくさん作ればよくない?って話ですが、実は今、アメリカを中心に地上のデータセンター建設が限界を迎えつつあります。
AIの急速な進化に伴い、最新のデータセンターは莫大な「電力」と、サーバーを冷却するための「大量の水」を消費し続けています。
その結果、アメリカをはじめ世界各地で以下のような深刻な社会問題・ボトルネックが発生しています。
トランプ大統領がデータセンターを「今後50年の石油」と呼んで推進する一方、民主党や地域住民からは「テック大手の利益のために住民が犠牲になっている」と強い反発の声が上がっており、政治的な争点にまで発展しています。
そこで地上のあらゆる制約を根本から解決するフロンティアとしてビッグテックが目をつけたのが「宇宙」です。宇宙空間にデータセンターを作ることができれば以下の問題がクリアになります。
特に宇宙データセンター最大の利点は「地上で限界を迎えているインフラ確保や権利問題から解放されること」だと思います。
現在、地上で巨大なAIデータセンターを建設するには、広大な土地の買収、地域住民の反対運動、さらに「数年待ち」とも言われる送電網への接続など、数多くの物理的・政治的なハードルが存在します。くわえてサーバー冷却用の大量の水資源を巡る問題も深刻化しています。
宇宙空間であれば、そうした地上の複雑な権利関係やインフラ不足に縛られることなく、なおかつ大気による減衰を受けない強力な太陽光エネルギーを活用することが可能です。
Googleが今回AI半導体を宇宙へ打ち上げたのは、まさに「地上の電力と立地が限界を迎える前に、宇宙へ逃げ道を作るため」の布石というわけですね。
宇宙データセンター関連株の大本命は米国株(米ビッグテック)
宇宙データセンターというテーマにおいて、世界的な主役であり資金を主導しているのは、間違いなく米国のビッグテック企業です。
宇宙データセンター関連株の大本命 SpaceX(SPCX)
圧倒的な打ち上げコストの削減を実現したロケット輸送網と、数千基の衛星通信網「Starlink」を持つ世界的宇宙インフラ企業。
超大型ロケット「スターシップ」による重量級サーバーの大量輸送に加え、Starlink衛星同士を結ぶ「レーザー光通信ネットワーク」は、そのまま宇宙データセンターの通信大動脈として活用できる唯一無二の強みを持ちます。
宇宙データセンター関連株の大本命 アルファベット(GOOG/GOOGL)
宇宙データセンタープログラム「Project Suncatcher(プロジェクト・サンキャッチャー)」を推進。
独自のAI半導体「TPU」を人工衛星に搭載し、宇宙空間でのAIコンピューティング実証を世界に先駆けてスタート。
宇宙データセンター関連株の大本命 NVIDIA(NVDA)
宇宙空間でのAI推論・計算処理を支える耐放射線GPUや軌道上コンピューティング向けチップの標準プラットフォーマー。
過酷な宇宙放射線に耐えうる高耐久設計や省電力エッジAIプラットフォーム(Jetson等)を航空宇宙各社へ供給。宇宙データセンター内で飛び交う膨大な並列演算処理や、衛星の自律飛行制御を司る頭脳としてデファクトスタンダードの地位を担う。
日本企業も宇宙インフラを通信部品や先端デバイスで支える
世界的な大本命はこれら米ビッグテック企業ですが、宇宙データセンターの実現には「宇宙と地上を遅延なく結ぶ大容量の光通信」「過酷な放射線や激しい温度差に耐えうる先端部材・電子デバイス」が不可欠です。
そして、それらの基幹技術において世界トップクラスのシェアや特許を握っているのが、実は日本の技術系企業です。さらに日本国内でも、NTTやスカパーJSATなどが「宇宙データセンター構想」を具体的に推進しています。
米米ビッグテックの巨額資金が宇宙へ向かう中、サプライチェーンとして恩恵を受ける「日本株の宇宙データセンター関連銘柄」をしっかりチェックしていきましょう!
海中データセンターにも要注目
ちょっとだけ宇宙から話がズレますが、宇宙データセンターと似た理由でビッグテックが進めているのが「海中データセンター構想」です。
これも「無限の海水で冷却でき、住民の反対も陸上よりは圧倒的に少なく、都市部(沿岸)の近くに設置できる」という大きなメリットがあります。また宇宙空間での太陽光発電よりは効率は低いかもしれませんが、海上の太陽光発電や洋上風力発電、そして蓄電池などを組み合わせて100%再生可能エネルギーによる電力供給を目指す実証実験も進められています。
米マイクロソフトなどが長年実験を進めているものですね!サーバーをカプセルに入れて冷たい海底に沈めてしまおうというダイナミックな発想です。
26年11月に行われる米中間選挙でも「データセンターの電力問題」が政治的争点になりつつあるようですし、今後、アメリカをはじめとする先進国では住民の反対などでDC建設の規制が強まる可能性も考えられます。
民主主義のアメリカが住民の反対運動や環境規制でDC建設を足踏みすることになれば、共産党の1党独裁状態にある中国が国策で建設をガンガン進めデータセンター分野でも世界の覇権を握ってしまう可能性も懸念のひとつですよね。
だからこそアメリカはじめ主要先進国は宇宙&海中データセンターの早期実現を目指しているのかもしれません。
いずれにしろAIの進化はもはや政治的介入がなければ不可逆でしょうし、それには今よりももっと大規模なデータセンターが必要不可欠。そして大国同士のバチバチな競争も相まって、今後はより宇宙&海中データセンターに注目が集まるかもしれません。
この機会にしっかり関連銘柄を押さえておきましょう!
宇宙データセンター関連株 一覧
| コード | 銘柄名 | 特徴 | 時価総額(26.10.02時点) |
|---|---|---|---|
| 9432 | NTT | スカパーJSATと合弁会社「Space Compass」を設立し宇宙DC事業を牽引 | 15,384,499百万円 |
| 9412 | スカパーJSAT | アジア最大の民間衛星通信事業者 NTTと共に「Space Compass」を設立 | 588,218百万円 |
| 6701 | NEC | 光海底ケーブルシステム世界3大ベンダーの一角 人工衛星システムでも国内屈指 | 6,702,557百万円 |
| 6758 | ソニーグループ | 2022年、米子会社が宇宙空間での光通信事業に特化した新会社「Sony Space Communications」を設立 | 22,387,832百万円 |
| 9433 | KDDI | 米スペースXの「Starlink」国内最大パートナー 衛星通信網をリード | 11,607,582百万円 |
| 7011 | 三菱重工業 | 基幹ロケット「H3」の商業輸送網など宇宙開発事業を手掛ける DC向け液浸冷却技術にも強い | 12,863,719百万円 |
| 7013 | IHI | ロケット飛翔体の総合メーカー 固体燃料ロケット「イプシロン」やH3ロケットブースター開発 | 2,931,572百万円 |
| 6504 | 富士電機 | JAXAと「宇宙用放射線耐性半導体」を共同開発 過酷環境での電源・制御を担う | 2,187,947百万円 |
| 6503 | 三菱電機 | 準天頂衛星「みちびき」や防衛省向け大型衛星コンステレーションを主導 | 11,123,893百万円 |
| 5801 | 古河電気工業 | 光ファイバ・光部品(ITLA)で世界有数のシェア 東京大学と共同開発した実証衛星「ふなで」を2026年10月米国で打ち上げ予定 宇宙分野の光通信技術に積極的に参入 | 3,129,838百万円 |
| 5803 | フジクラ | 細径高密度光ファイバ世界トップ級 AI分野に特に注力する電線御三家 地上DCに加え、衛星間の宇宙用光増幅ファイバも開発 | 9,937,461百万円 |
| 5802 | 住友電気工業 | 海底直流送電ケーブル世界トップクラス 次世代マルチコア光ファイバの量産化でも世界初の実績 どちらかというと海中DC領域で注目か | 7,786,969百万円 |
| 6965 | 浜松ホトニクス | 光電子増倍管で世界シェア約9割など光(フォトニクス)技術で世界首位級 宇宙光通信向けの受光素子や光センサーで実績多数 | 762,706百万円 |
| 6613 | QDレーザ | 同社のコア技術「量子ドットレーザ」は温度変化への極めて高い耐性を持つため宇宙用途でも期待 | 96,638百万円 |
| 4980 | デクセリアルズ | 宇宙空間での採用実績を持つ接合材と、光トランシーバー向け材料を展開 | 592,199百万円 |
| 6777 | santecHD | 光測定器・光可変フィルターのニッチトップ 高精度な光通信部品は宇宙用途向けでも実績 | 279,531百万円 |
| 6834 | 精工技研 | 光コネクタ・光コネクタ研磨機で世界首位級 宇宙用途向け光通信部品を下支え | 319,678百万円 |
(ちなみに私が普段の情報収集でチラ見してるのはこのあたりです↓)
宇宙データセンター関連株 本命株・出遅れ株
それでは宇宙データセンター関連株の本命株・出遅れ株をピックアップします。この項目は個人的な主観コミなのでその点はご理解ください😋
宇宙データセンター関連株 本命株 9412 スカパーJSAT

宇宙データセンター関連株としてまずはスカパーJSATを取り上げておきます。
スカパーJSATは日本で初めて人工衛星を打ち上げた民間企業でアジア最大の衛星通信事業者ですね。
宇宙データセンタープロジェクトで先駆している世界的リーダーはスペースXやAlphabet(Google)など、米国米ビッグテック企業であることは間違いありませんが、日本企業で大本命を挙げるとすればNTT、そしてスカパーの2社は見逃せません。
スカパーJSATはNTTと折半出資で「Space Compass(スペースコンパス)」という合弁会社を設立し、こちらがまさに「宇宙データセンター事業」の構築を国家レベルで目指しています。NTTももちろん注目ですが、スペースコンパスは出資割合50%:50%の折半出資のため、相対的に時価総額規模の小さいスカパーの方が株価推移としては面白そうなので代表して取り上げておきます。
またスカパーは米国の宇宙DC関連株筆頭の米SpaceXにも関連しており、法人向けに「Starlink Business」を展開している点も注目ポイント。
宇宙データセンター関連株 本命株 5801 古河電気工業

古河電工といえば光ファイバーや光部品(ITLA)で世界トップクラスのシェアを誇ることからAIデータセンターに絡むインフラ銘柄として大相場を形成していますが、宇宙データセンター関連株としても本命格として注目です。
宇宙で処理したAIデータを地上に遅延なく送るには大容量の「光通信」が必須ですが、同社はそこに不可欠な光部品「ITLA(波長可変半導体レーザ)」等で世界トップクラスのシェアを持っていることに加え、氷点下でも動作する「ヒートパイプモジュール」、超小型衛星にも搭載可能な「Sバンド送受信機」、高耐久アルミニウム合金線「エフジュラル」など宇宙領域における機器の小型化や通信の高速化・大容量化に対応するソリューションに注力しています。
さらに2026年10月には東京大学と共同開発した実証衛星「ふなで」を米国で打ち上げ予定となっており、宇宙空間での熱マネジメント(放熱モジュール)や高耐久電線の実証も行います。もちろん短期的には打ち上げの成否も重要ですが、宇宙空間における通信と熱管理という宇宙データセンターにとっての2大課題に取り組む点から、本命中核株として注目です。
宇宙データセンター関連株 本命株 5803 フジクラ

続いてフジクラ。フジクラは電線御三家(住友電工・フジクラ・古河電工)のなかでも特にAI分野にリソースを大きく注力していることから、直近のAIインフラ相場で特に輝いている銘柄の一つですね!
同社は地上のデータセンター分野で爆発的な需要となっている「細径高密度光ファイバ」で世界トップ級であり、それゆえにAIインフラ銘柄の大本命とされています。ですが、実はそれに加えて、宇宙空間での大容量データ通信(衛星間のレーザー光通信など)に向けた「宇宙用光増幅ファイバ」の開発等も進めるなど、宇宙インフラにおいても重要な技術を持っています。
地上のAIインフラの中核的存在として大躍進中の同社ですが、その圧倒的な技術力を宇宙通信にも展開している点は見逃せません。すでにAI株としての絶対的な知名度を誇っているため、新たな宇宙テーマが意識された際に「投資資金が真っ先に向かいやすい」という需給面での強みも大きな魅力だと思います。
宇宙データセンター関連株 本命株 6504 富士電機

重電大手の富士電機は、地上のAIデータセンター向けに受変電設備や無停電電源装置(UPS)が絶好調であり、すでにデータセンター関連株のど真ん中に位置する銘柄ですが「宇宙データセンター」においても重要な立ち位置にいます。
宇宙空間にサーバー(データセンター)を設置する際、最大の壁となるのが「強烈な宇宙放射線」です。一般的な半導体は宇宙放射線を浴びると誤作動やショートを起こしてしまいますが、同社はJAXAと共同で、放射線への高い耐性を持ちながら電力損失を大幅に抑える「宇宙用半導体(宇宙用SJパワーMOSFET)」を開発しています。
また、宇宙空間は24時間太陽光が照っているため電気使い放題に思えますが、低軌道では地球の影に入る時間帯があるうえ、一応「夜」という概念はあるみたいです。また衛星は軽さが命ですから、打ち上げられる太陽光パネルの面積にも限界があります。よって「限られた電力をいかにロスなく使うか」が勝負になるわけですが、そこでも富士電機が地上データセンター向けで培ってきた、高度な電力供給・制御技術が存分に活きてきます。
高度な「電源・電圧制御技術」と、JAXAお墨付きの宇宙用半導体技術を併せ持つ同社は、宇宙データセンターの心臓部(電源)を担う銘柄として要注目です。
宇宙データセンター関連株 本命株 7011 三菱重工業
後日追記予定。ちょっと待ってて!
宇宙データセンター関連株 出遅れ株 6965 浜松ホトニクス
後日追記予定。ちょっと待ってて!
宇宙データセンター関連株 出遅れ株 6613 QDレーザ
後日追記予定。ちょっと待ってて!
宇宙データセンター関連株 出遅れ株 4980 デクセリアルズ
後日追記予定。ちょっと待ってて!
宇宙データセンター関連株 出遅れ株 6777 santecHD
後日追記予定。ちょっと待ってて!
宇宙データセンター関連株 まとめ
宇宙データセンター関連株についてはとりあえず途中まで!後日また追記する予定です。
「宇宙にデータセンターを作るなんてSF映画の話でしょ?」と思っていた方も多いと思いますが、Googleの人工衛星打ち上げニュースによって、一気に現実味を帯びてきましたね。
これから米中間選挙に向けて、アメリカ国内で「データセンターの電力消費と住民反対」が政治の争点になればなるほど、宇宙データセンターの注目度は高まるかもしれません。
AI分野の進化を握る可能性もあるテーマなので、関連株の値動きをチェックしておくといいかもです!
他にも次にくる有望テーマとか材料株とか、しっかりアンテナを広げておきましょう!
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