インフレ関連株 本命株・出遅れ株 一覧

    インフレ関連株

     

    こんにちは、かりんです🥰

    先日(2024年03月19日)の日銀緊急政策決定会合にて、2016年から続いたマイナス金利政策を解除17年ぶりの利上げに踏み切ることが決まりました。長年に及んだ大規模金融緩和策が終了する、なかなか歴史的な決断の日となったわけです。

    この日銀の政策変更を受けた直後の為替市場は円安方向へシフト、株式市場は上昇しました。

    通常、中央銀行が「利上げ」をすれば為替市場は円高方向へ動くものですが、政策変更後も「当面は緩和的な金融環境が続く」とも植田総裁が述べたことで円安が加速したと思われます。

    また為替市場が円安に動いたことで、日銀会合直後は日本株市場も買いが優勢になりました。

    日銀が政策変更に踏み切ったのは「2%の物価安定の目標が持続的・安定的に実現していくことが見通せる状況に至ったと判断した」からです。

    株はインフレ下に強い資産なので、今後2%の物価上昇(インフレ)がもし続くとすれば株式市場にとっては追い風と言えると思います。というか、インフレ下においては資産を現金でもつことが最大のリスクです。

    まぁ「日銀が2%の物価安定目標の見通せると判断した」と言っても、必ずしもそのように推移するとは限りませんけどね。でももしも本当に毎年2%程度、賃金と物価が上がっていく好循環を実現できるとすれば、日経平均株価は今後も右肩上がりのチャートを描くかも?!

    というわけで、今回はインフレ関連株(景気の好循環関連株)をまとめようかと思います。

    インフレ関連株とは

    インフレ

    インフレ関連株とはモノやサービスの値段が全体的に継続して上昇する「インフレ」下に株価が上昇しやすい銘柄の総称です。

    そもそも「株」自体がインフレに強い資産なので、インフレ下においては株式市場全体にとって追い風と言えますが、このページでは特にインフレ下に物色されそうな銘柄をピックアップします。

    インフレというとモノの値段が上がって生活が苦しくなる…というなんとなくイヤなイメージがある方が多いと思いますが、これは日本が過去30年、インフレでモノの値段が上がってもお給料がほとんど上昇しなかったからですね。賃金上昇を伴いながら、物価が緩やかに年2%程度ずつ上がっていくのであれば、これは日銀が目指す理想的な経済成長です。

    2%の物価目標が賃金上昇を伴って本当に安定的に持続するなら、それに伴い株式市場も右肩上がりに上昇する可能性が高いと思います。

    というか、緩やかにインフレが進むのであれば資産を現金でのみもっておくのは極めて大きなリスクです。

    現金はもっともインフレに弱い資産です。
    ちょっと極端な話をすれば、戦前のサラリーマン月給がだいたい100円くらいだった時代に超頑張って1万円を貯めたとしても現金で持ってたら今でも1万円の価値しかないわけです。(古銭としての価値はあるのかもだけど!)

    でも不動産や株、金(ゴールド)で持っていれば相応の価格上昇の恩恵を受けられているわけですよね!と、まぁインフレが本当に進むなら、国民総個人投資家となり新NISAによる投資もさらに加速し、日経平均株価も上昇する可能性が高そうです。

    実際に安定的な物価目標を持続するのには大企業だけでなく、中小企業の賃上げも必須ですので、なかなか難しそうではありますが。でももしガチで賃金と物価の好循環が進むとすれば、これはとんでもないチャンスかもしれません。30年ずっとお給料変わらなかった日本が、いよいよ変わろうとしているなら30年ぶりの上昇局面がくる…ってコト?!😍

    インフレ関連株 一覧

    インフレ関連株とは色んなジャンルがあるので分けて一覧にしておきますね。

    インフレ関連株(不動産関連株)
    3498 霞ヶ関キャピタル
    3496 アズーム
    3491 GA technologies
    8890 レーサム
    2986 LAホールディングス
    3489 フェイスネットワーク
    8927 明豊エンタープライズ
    2970 グッドライフカンパニー
    3245 ディア・ライフ
    8897 MIRARTHホールディングス
    8934 サンフロンティア不動産
    3482 ロードスターキャピタル
    3299 ムゲンエステート
    3486 グローバル・リンク・マネジメント
    3231 野村不動産ホールディングス
    8801 三井不動産
    3003 ヒューリック
    1928 積水ハウス
    8802 三菱地所
    3289 東急不動産ホールディングス
    8804 東京建物
    8830 住友不動産
    8923 トーセイ
    8803 平和不動産
    3300 アンビション DX ホールディングス
    3288 オープンハウスグループ
    3291 飯田グループホールディングス
    3465 ケイアイスター不動産

    インフレ下で強いといえばやはり不動産。追加の利上げ次第という部分はあると思いますが、このまま緩和的な金融環境が続きつつ2%の緩やかなインフレが続くとすれば不動産投資も加速すると思います。企業にとっても個人にとっても資産を現金で持っているのはリスクですので、実需不動産に限らず不動産投資も加速するのではないでしょうか。不動産銘柄にとって緩やかな経済成長は追い風と思います。

    インフレ関連株(土地持ち銘柄)
    8830 住友不動産
    9022 東海旅客鉄道
    8802 三菱地所
    9020 東日本旅客鉄道
    8801 三井不動産
    5020 ENEOSホールディングス
    7203 トヨタ自動車
    3003 ヒューリック
    3382 セブン&アイ・ホールディングス
    8267 イオン
    9042 阪急阪神ホールディングス
    1925 大和ハウス工業
    9021 西日本旅客鉄道
    9432 日本電信電話
    5019 出光興産
    9005 東急
    9041 近鉄グループホールディングス
    9024 西武ホールディングス
    5401 日本製鉄
    9001 東武鉄道
    7267 ホンダ
    7201 日産自動車
    3289 東急不動産ホールディングス
    3099 三越伊勢丹ホールディングス

    インフレ下では土地の価値も上がる可能性が高いので土地持ち企業も注目ですね。保有土地資産の価格が上がればその分含み益が増えるので。土地持ち企業は不動産銘柄やインフラ企業、鉄道銘柄などが多いですね。

    インフレ関連株(含み資産銘柄)
    9672 東京都競馬
    9302 三井倉庫ホールディングス
    8803 平和不動産
    9301 三菱倉庫
    9303 住友倉庫
    8841 テーオーシー
    9633 東京テアトル
    8050 セイコーグループ

    有名な含み資産銘柄もいくつかピックアップしておきます。含み資産銘柄も土地持ち企業と同じ理由ですね。

    インフレ関連株(ゴールド関連株・金関連株)
    8746 第一商品
    8747 豊トラスティ証券
    8742 小林洋行
    7456 松田産業
    5724 アサカ理研
    1328 (NEXT FUNDS)金価格連動型上場投信
    1326 SPDRゴールド・シェア
    1540 純金上場信託(現物国内保管型)
    1672 WisdomTree 金上場投信
    2036 NEXT NOTES 金先物 ダブル・ブル ETN

    インフレ下においては現物資産が強いのは基本。現物資産の代表格といえば金・ゴールドです。
    この先、緩やかにインフレが進むとみるならばゴールド関連株は注目かもです。

    インフレ関連株(投資・証券関連株)
    8697 日本取引所グループ
    8473 SBIホールディングス
    8601 大和証券グループ本社
    8604 野村ホールディングス
    8698 マネックスグループ
    8706 極東証券
    8708 アイザワ証券グループ
    8624 いちよし証券
    8622 水戸証券
    8617 光世証券
    8614 東洋証券
    8628 松井証券
    7342 ウェルスナビ

    インフレ下では株も強いので株式投資も活発になるかと。
    投資・証券系の銘柄も注目ですかね。

    インフレ関連株(資源株)
    1605 INPEX
    5020 ENEOSホールディングス
    5021 コスモエネルギーホールディングス
    5019 出光興産
    5009 富士興産
    1662 石油資源開発
    6269 三井海洋開発
    1518 三井松島ホールディングス
    1514 住石ホールディングス
    3315 日本コークス工業
    8001 伊藤忠商事
    8031 三井物産
    8058 三菱商事
    8053 住友商事
    8002 丸紅
    4208 UBE

    資源も物価上昇で価格があがれば、資源銘柄の在庫・備蓄評価額も上がるのでその分株価も上がりそうですかね。

    インフレ関連株(銀行株・保険株)
    8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ
    8418 山口フィナンシャルグループ
    7163 住信SBIネット銀行
    8316 三井住友フィナンシャルグループ
    7167 めぶきフィナンシャルグループ
    7173 東京きらぼしフィナンシャル
    8309 三井住友トラスト・ホールディングス
    8354 ふくおかフィナンシャルグループ
    7180 九州フィナンシャルグループ
    7189 西日本フィナンシャルホールディングス
    8411 みずほフィナンシャルグループ
    8308 りそなホールディングス
    8766 東京海上HD
    8725 MS&ADインシュアランス

    インフレ下では金利が上昇しやすいですし賃金と物価の好循環が続けば順調に株価を伸ばしそうですね。

    インフレ関連株 本命株・出遅れ株

    それではインフレ関連株本命株出遅れ株をピックアップします。この項目は個人的な主観コミなのでその点はご理解ください😋

    インフレ関連株 本命株 8830 住友不動産

    8830住友不動産
    8830 住友不動産

    インフレ関連株として総合不動産大手の住友不動産に注目。首都圏を中心にオフィスビルやマンション開発をしているほか、注文住宅や分譲戸建て、宅地分譲、不動産売買の仲介などさまざまな不動産関連事業を展開しています。住友不動産は2023年9月に公開された東洋経済オンラインの記事「土地持ち企業ランキング」で1位でした。この記事によると住友不動産の土地保有額は3兆円超え。インフレで土地価格が全体的に上昇すれば含み益も大きくなりそうですね。

    インフレ関連株 本命株 8802 三菱地所

    8802三菱地所
    8802 三菱地所

    総合不動産大手の三菱地所も注目。三菱地所もマンション開発、オフィスビル、戸建て事業などを総合的に手掛けている銘柄。東京・丸の内近辺の超一等地の開発で知られます。三菱地所も土地持ち企業ランキング上位に食い込む銘柄ですので、インフレで土地価格が上昇すれば恩恵が大きそうです。

    インフレ関連株 本命株 8801 三井不動産

    8801三井不動産
    8801 三井不動産

    三井不動産も注目。住友不動産、三菱地所と同じ理由。マンション、オフィスビル、戸建て事業もやってる土地持ち企業で総合不動産。土地価格が上がれば恩恵あるはず。

    インフレ関連株 本命株 8890 レーサム

    8890レーサム
    8890 レーサム

    レーサムは富裕層や法人、機関投資家向けに数十億から100億円規模の収益不動産の開発・販売を手掛ける企業です。こちらも景気の好循環が本格的に始まれば大きなビジネスチャンスを得そうな銘柄です。総合不動産大手よりも時価総額規模が小さいので値動きの面でも注目か。

    インフレ関連株 本命株 2970 グッドライフカンパニー

    2970グッドライフカンパニー
    2970 グッドライフカンパニー

    グッドライフカンパニーも注目ですかね。
    グッドライフカンパニーは九州シリコンアイランド関連株とか北海道バレー関連株としてもピックアップした銘柄。TSMCの半導体新工場で沸く熊本県菊陽町でのマンション開発や北海道バレーのエリアである札幌市にも支社を設立しています。

    グッドライフは自社で企画設計した投資用新築マンションを1棟売りするビジネスモデル。ビジネスモデル的にもインフレ下では需要が旺盛になりそうですね。

    インフレ関連株 本命株 3498 霞ヶ関キャピタル

    3498霞ヶ関キャピタル
    3498 霞ヶ関キャピタル

    霞ヶ関キャピタルも不動産関連株の一角として注目ですかね。霞ヶ関キャピタルは不動産ファンドの組成・運用を手掛ける銘柄で、物流施設や再エネ施設、ホテルなどさまざまなプロジェクトを全国で開発しています。

    不動産デベロッパーは自社で調達した開発用地に自社で資本投入するのが普通ですが、霞ヶ関キャピタルは自社で資本投入するのではなく開発ファンドを組成し投資家や事業会社に投資してもらうやり方をしているので資金効率が良いのが特徴。インフレで不動産投資が加速すれば霞ヶ関キャピタルの事業も拡大しそうですね。

    インフレ関連株 本命株 3491 GA technologies

    3491 GA technologies
    3491 GA technologies

    不動産テック企業のGA technologiesも注目かも。GA technologiesは不動産投資プラットフォーム「RENOSY」を運営する会社ですね。インフレ下では不動産投資が活発化する可能性が高く、不動産投資プラットフォームを手掛ける同社にとってはビジネスチャンスになりそう。

    インフレ関連株 本命株 5020 ENEOSホールディングス

    5020ENEOSホールディングス
    5020 ENEOSホールディングス

    石油元売り首位のENEOSホールディングス。資源株ですので、備蓄・保有する資源の評価額も上がるのでその分株価も上がりやすい。加えてENEOSホールディングスは土地持ち企業ランキングでも上位に食い込む銘柄なので、土地評価額の上昇も見逃せないですね。他にも原油銘柄のINPEXや石炭銘柄の住石ホールディングスも注目してもいいかもですね。

    インフレ関連株 本命株 8031 三井物産

    8031三井物産
    8031 三井物産

    商社銘柄ももはや資源株なので注目です。特に三井物産は五大商社のなかでも資源分野に強いので注目ですかね。あと商社は普通に景気敏感株なので、賃金と物価の好循環が続く景気上昇局面では株価強そうです。商社株だとあとは三菱商事も注目したい。

    インフレ関連株 本命株 8697 日本取引所グループ

    8697日本取引所グループ
    8697 日本取引所グループ

    株式もインフレに強い資産。なのでインフレ下では株式投資も活況となると思います。じゃあ手数料で収益を上げるので日本取引所グループですかね。

    インフレ関連株 本命株 8473 SBIホールディングス

    8473SBIホールディングス
    8473 SBIホールディングス

    投資・証券系だとSBIホールディングスも注目。こちらも証券では手数料収入が増える可能性に期待できますし、保険業や銀行業なども手掛けているので景気の好循環による金利上昇も恩恵がありそうですね。

    インフレ関連株 本命株 8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ

    8306三菱UFJフィナンシャル・グループ
    8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ

    緩やかなインフレ下では金利も緩やかに上昇する可能性が高いので銀行株も注目ですね。まぁ金利上昇については、日銀も当面は緩和的な環境が続くと述べてますしそこまで期待はできないかもですが。銀行株も景気敏感株なので、景気の好循環が続くなら堅調に伸びていきそう。銀行なら三菱UFJが最強だと思っています。ま、メガバンクは全部注目していいと思う。地銀なら山口、めぶき、きらぼし、九州、ふくおからへんに注目。

    インフレ関連株 まとめ

    インフレ関連株についてはまぁこんなところですかね。

    前述したように、もし2%の物価上昇が継続するようであれば、それは理想的な経済成長ですから株式市場全体に追い風となると思います。このページでピックアップした銘柄もいいですが、普通に経済成長している局面なら、ここに挙げた以外でも景気敏感株(半導体・鉄鋼・機械・自動車など)は堅調に動きそうですね。

    日本がいよいよ失われた30年を取り戻す展開になるならアツそう。
    10年とかそれ以上の単位で2%物価目標を持続できれば、それこそ日経平均株価10万円も夢じゃないかも?!

    他にも、次にくる有望テーマ株とか材料株とかを初動で拾えるようにしっかりアンテナを広げておきましょう!

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