2026年もセルインメイ?過去20年のデータで5月~9月は売られやすいか検証

    セルインメイ

    ※この記事は2026年05月01日(金)にリニューアルしました。

    こんにちは、かりんです🥰

    この記事はもともと2024年4月にアップしたものですが、最新の相場環境に合わせて2026年バージョンにアップデートしました。

    2026年ももう5月。
    2026年の相場は中東情勢の地政学リスク、それに伴う原油・LNG・ナフサの供給不安に世界中が振り回されている印象です。特に3月はひどかったですね。ただ、4月以降は地政学リスクもやや後退し、半導体・AIインフラへの期待感から関連株を中心に株式市場もしっかり反発しています。

    まぁとはいえ先行きの不透明感はありますね。直近ではドル円相場が1ドル=160円に差し掛かったところで、日銀の為替介入の報道もありました。連休中にも再び介入があるのではないか?という見方もあるようです。

    いずれにしてもまだまだ油断のできない相場。
    それにここからは「セルインメイ(5月に売れ)」の異名をもつ5月相場も始まります。

    「先行き不透明感もあるし5月からはセルインメイだし。しばらく相場から離れとくか!」と考えている方もいるかもしれません。

    5月ごろになると毎年セルインメイってワードをX(Twitter)でもよく見かけますし、割と悪名高いアノマリーな気がしてしまいますよね。

    でも割とアツい「AI・インフラ相場」のど真ん中にいる今、本当に過去の「5月に売れ」がそのまま通用するのでしょうか!?

    今回は「2026年現在の相場でもセルインメイは有効なのか?」について、ザックリと検証してみました!

    セルインメイとは

    SELL

    セルインメイとは、もともとイギリスの投資格言でこれだけを直訳すると「5月に売れ」という意味になりますが、実は続きがあって正確には以下の通り。

    「Sell in May and go away. Do not come back until St.Leger day.」
    (5月に売り逃げろ。セント・レジャー・デー(9月第2土曜日)まで戻ってくるな)

    株式市場は5月から9月までは株価が下がる傾向にあるから、5月にいったん売って9月中旬まで戻ってくるな、という意味の投資格言です。アノマリー的な使われ方もしていますね。

    ふむふむ。たしかに夏枯れ相場とかもありますし、一理ある気がしますが実際この期間って株価が下落傾向にあるのかどうか?実際セルインメイは日本株市場に通用しているんでしょうか。

    日経平均株価とTOPIXの騰落率【5月単月(過去20年)】

    ということで、とりあえず過去20年の日経平均株価との騰落率をチェックしてみました。
    まずは過去20年(2006年~2025年)の5月単月の騰落率を見てみましょう。

    日経平均株価とTOPIXの騰落率【5月単月(過去20年)】
    西暦 日経平均株価の騰落率 TOPIXの騰落率
    2025年 +5.33% +5.03%
    2024年 +0.21% +1.07%
    2023年 +7.04% +3.56%
    2022年 +1.61% +0.69%
    2021年 +0.16% +1.30%
    2020年 +8.34% +6.81%
    2019年 -7.45% -6.53%
    2018年 -1.18% -1.68%
    2017年 +2.36% +2.39%
    2016年 +3.41% +2.93%
    2015年 +5.34% +5.08%
    2014年 +2.29% +3.35%
    2013年 -0.62% -2.52%
    2012年 -10.27% -10.54%
    2011年 -1.58% -1.57%
    2010年 -11.65% -10.80%
    2009年 +7.86% +7.18%
    2008年 +3.53% +3.64%
    2007年 +2.73% +3.21%
    2006年 -8.51% -7.95%

    ※騰落率は4月末の終値~5月末の終値で算出

    過去20年の5月単月だと、日経平均もTOPIXも「下落7回」「上昇13回」と同じ勝敗になっています。
    20分の13はむしろ両指数とも上昇しているわけです。一部の値がさ株に引っ張られやすい日経平均だけでなく、日本経済全体を表すTOPIXで見ても、5月だからといって必ずしも地合いが悪いとは言えなさそうですね。

    特に直近10年(2016年~2025年)を見ると、5月単月で下落しているのは日経平均もTOPIXも2018年と2019年の2回のみ。10分の8は上昇しているので、直近10年の5月相場はむしろ地合いが良かったとも言えるのかも。

    日経平均株価とTOPIXの騰落率【5月~セントレジャーデイ(過去20年)】

    続いて「5月~9月中旬までは地合いが悪いからどっかいけ!」というセルインメイの格言通り、5月~セントレジャーデイ前日終値を基準に日経平均株価とTOPIXの騰落率を見てみましょう。

    日経平均とTOPIX騰落率【5月~St.レジャー(過去20年)】
    西暦 日経平均株価の騰落率 TOPIXの騰落率
    2025年 +24.20% +18.49%
    2024年 -4.75% -6.27%
    2023年 +16.21% +14.66%
    2022年 +5.09% +3.47%
    2021年 +5.45% +10.19%
    2020年 +15.06% +11.79%
    2019年 -1.21% -0.50%
    2018年 +2.79% -5.23%
    2017年 +3.71% +4.03%
    2016年 +1.80% +0.25%
    2015年 -6.43% -7.07%
    2014年 +11.49% +13.01%
    2013年 +3.92% +1.73%
    2012年 -3.80% -8.59%
    2011年 -11.29% -11.29%
    2010年 -16.44% -15.53%
    2009年 +18.31% +13.44%
    2008年 -11.81% -13.36%
    2007年 -7.32% -8.46%
    2006年 -4.88% -5.62%

    ※騰落率は4月末の終値~セントレジャーデイの前日(前営業日)の終値で算出

    過去20年、5月からセントレジャーデイまでの騰落率をみると、日経平均株価は「下落9回」「上昇11回」です。
    一方、日本経済全体を表すTOPIXは「下落10回」「上昇10回」と、見事に勝率50%の五分五分になっています。

    昔ながらの企業も含むTOPIXのほうが夏枯れ相場の影響を少し受けやすいことがデータから分かりますが、それでも半分は上昇しているわけですから、セルインメイだからと言って必ずしも相場が下落しやすいとは言えなさそう。

    しかも注目してほしいのが直近10年(2016年~2025年)と、その前の10年(2006年~2015年)の違いです。

    前半の10年間(2006年~2015年)は、日経平均も「下落7回」「上昇3回」と大きく負け越しており、この頃は確かにセルインメイのアノマリーが通用しているとも言えそうです。

    しかし直近10年(2016年~2025年)だと、日経平均は「下落2回」「上昇8回」と圧倒的に勝率が高くなっています。さらに極めつけは2025年のデータ。TOPIXの「+18.49%」に対し、日経平均は「+24.20%」という驚異的な上昇を記録し、大きくパフォーマンスを引き離しました。

    半導体やAIインフラといった特大テーマが相場を力強く牽引している今の環境では、「5月だからとりあえず売る」という思考停止は、むしろとんでもない機会損失になってしまう可能性すらあるかもしれません。

    っていうかまぁ言ってしまえば結局「その年の相場状況による」ってだけなんじゃないか、と笑

    アノマリー的には悪名高い期間かもしれませんが、数字が示す通りここ10年は特に機能していません。なので過去に縛られず、常に最新情報に向き合って2026年の夏相場もバッチリ乗り切っていく!という気持ちでいいのかと。

    まとめ

    「日本株市場においてセルインメイは本当に通用してるのか?」って点を日経平均とTOPIXの違いも交えてざっくりと検証してみたわけですが、直近10年の日経平均を見る限り、正直もうあまり通用していない感じがしますね。

    むしろ、セルインメイと呼ばれる5月~9月中旬の期間でも、2025年みたいに+24.20%というバグレベルの上昇相場になるケースすらあります。

    「5月だから無条件に売られる」という単純なアノマリーは崩壊しつつあります。ただ、TOPIXの勝率が五分五分だったことからも分かるように、昔ながらの企業などは夏枯れしやすい傾向が残っているのかもしれません。

    まぁ「結局、その年の相場状況と乗っているテーマによる」って感じだと思います。
    いやまぁそりゃそうだわな!って感じですけど😂

    特に今年2026年は、冒頭でも触れたように中東の地政学リスクや為替介入への警戒感など、全体相場を激しく揺さぶる外部要因がゴロゴロしています。ギュンギュンな上昇相場も下落相場も、どちらもあり得る不安定な状況です。

    しかし、不安があるからこそ相場は成長するとも言えますよね。
    相場参加者みんなが楽観視したときこそ危ないのは株式市場の常です。

    個人的には現在相場を牽引しているAIインフラ、半導体、そしてそれに伴う電力網や国土強靱化といったメガトレンドは、季節要因なんかで止まるものではないと思っています。

    というわけで、私は「セルインメイだからとりあえず全部売る」みたいな思考停止の判断はしないつもりです。

    今まで通り、外部環境のノイズには警戒しつつも、AIやインフラといった強いテーマ株をしっかりと握りながら、チャンスがあればガンガン手を出していきたいと思います!

    というわけで、次にくる有望テーマ株とか材料株とかを初動で拾えるようにしっかりアンテナを広げておきましょう!

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