自動運転農機・建機関連株 本命株 出遅れ株 一覧

    自動運転農機・建機関連株

    こんにちは、かりんです🥰

    つい先日(26.08.27)、トヨタ自動車が2028年をめどにAIを活用した高度な自動運転「レベル2++」を個人向け乗用車に導入すると発表があり、直近の株式市場では自動運転関連株への再評価が一気に進んでいます。

    そんな中、クボタやコマツなどをはじめとする農機・建機メーカーの株価もやけに堅調に推移している気がします。最初は「円安メリット?」「グローバルでのインフラ需要?」とあまり気にしてなかったんですが、実はこれ「自動運転関連の思惑」が絡んでいる可能性もあるのかも…?と思いはじめました。

    と、いうのもモビリティ業界では『歩行者や対向車が行き交う一般公道よりも先に、農地や建設現場、鉱山といった「クローズドな環境」で「低速」で動くモビリティのほうが完全自動運転の実用化が早い』という考え方が主流のようです。

    一般車向けの「レベル2++(あくまで運転主体は人)」への期待で自動運転テーマ全体が盛り上がっている今だからこそ、すでに現場で農機・建機の完全自動化をガンガン進めている農機・建機メーカーも「自動運転の一番槍」として再評価されているのかもしれません。

    まぁ実際のところ、なにで買われているかはよくわかってないのですが、いずれにしても農機や建機の完全自動化は次世代のスマート農業や現場DXを牽引する中核技術であることは確かなので、この機会に「自動運転農機・建機関連株」本命株出遅れ株一覧をまとめてみたいと思います。

    自動運転農機・建機関連株とは

    自動運転建機のイメージ

    自動運転農機・建機関連株とはトラクターやコンバインなどの「農業用機械」、あるいはショベルカーやブルドーザー、クレーン車などの「建設・土木機械」の自動運転技術(無人化・ロボット化)に関連する事業を手掛ける銘柄の総称です。

    一般的な乗用車の自動運転技術が社会実装されれば、そのインパクトは凄まじいですが、やはり公道を完全自動運転で走るには安全面や法整備など乗り越えるハードルは非常に多いです。

    その点、あらかじめ決められたクローズドな私有地(農地や工事現場など)の限られたルートを低速で走行するのが前提の農機・建機は一般公道で走る乗用車よりも、早い段階で実用化される可能性が高い。こういう考え方から株式市場でも一定の注目を集めている可能性があるのではないか?!って話ですね。

    機体そのものを製造しているクボタやコマツといった大手メーカーはもちろん、自動走行に必要なGNSS(衛星測位システム)や、遠隔監視・制御ソフトウェアを提供するシステム系の企業なども関連株として注目される可能性がありそうです。

    ちなみに、トヨタ自動車などが開発を進めている「一般乗用車の自動運転関連株(ロボタクシー関連株含む)」については、以下の記事で本命株や出遅れ株をまとめています。自動運転テーマ全体を網羅したい方は、ぜひこちらも併せてチェックしてみてくださいね!

    自動運転関連株 本命株 出遅れ株 一覧はコチラ≫

    農機・建機の自動運転の方が公道での実用化よりも早い可能性に注目

    「完全自動運転(ドライバーが乗っていない無人状態)」の実現において、なぜ一般乗用車よりも農機・建機が先行すると言われているのか?
    主な理由は以下の4点にあります。

    ■クローズドな空間(私有地)での運用がメイン
    農地や建設現場、鉱山などは歩行者や対向車が基本的に侵入しないため、公道に比べて一般人を巻き込む事故リスクが圧倒的に低い。
    ■低速での走行・作業が基本
    作業時におけるスピードが早くても時速20km以内と公道車よりもゆっくりなため、センサーの検知やブレーキ制御の猶予が長く安全性を確保しやすい。
    ■決まったパターンの動作
    田畑の往復や鉱山の決まった運搬ルートなど走行パターンが固定されているケースが多く、高精度GNSS(衛星測位)やマッピングとの相性が抜群。
    ■強烈な実需(人手不足)
    農業や建設業は高齢化・担い手不足が深刻で「コストをかけてでも自動化・無人化しないと現場が立ち行かない」という切実なニーズがある。

    さらに重要なのは「国がすでに専用のガイドラインを策定し、法的な後押しを進めている」という点です。

    例えば農林水産省では、早くから「自動走行農機の安全性確保ガイドライン」を策定しており、圃場(田畑)内での遠隔監視による完全無人走行(レベル3相当)の実用化・普及を政策として強力に後押ししています。

    また、国土交通省でも「i-Construction(アイ・コンストラクション)」プロジェクトを通じて、建設機械の自動施工・自律施工のルール作りや実証実験を急ピッチで進めています。

    一般公道の完全自動運転(レベル4~5)は、法整備や事故時の賠償責任など解決すべき課題が山積みです。もちろん農地や建設現場であっても乗り越えるべきハードルはまだありますが「公道に比べれば農機や建機の自動運転の方が圧倒的に早い」というのがモビリティ業界の常識みたいです。

    だから株式市場においても「自動運転の実用化・収益化がもっとも早いのは農機・建機メーカーになるのでは?」という思惑が働きやすいのかもしれません。

    自動運転農機はスマート農業の中核を担う技術!

    自動運転農機のイメージ

    株式市場では定期的に「スマート農業(アグリテック)」というテーマが注目されますが、自動運転農機はまさにそのど真ん中、中核を担う技術です。

    日本の農業は就農者の高齢化や人手不足が深刻な問題となっています。担い手が減っていく一方で、効率化のために農家1軒あたりが管理する農地面積はどんどん拡大していく傾向にあるようです。

    そこでAIやIoT、ロボット技術を活用して「超省力化」や「高品質生産」を実現しようというのが、国策としても推進されている「スマート農業」の目的です。

    ドローンを使った農薬散布や、センサーによる生育管理など様々な技術がありますが、その中でも最もわかりやすく、現場の省力化へのインパクトが大きいのが「トラクターや田植機、コンバインなどの自動運転化(無人化)」です。

    つまりクボタや井関農機といった企業は「自動運転関連株」としてだけでなく「スマート農業関連株」という国策ど真ん中のテーマ性も併せ持っていることになります。というか、農機の自動運転が早期に実現されれば、それはすなわち「スマート農業の大本命」とも言えると思います。

    しかも割と発展性もありますよね。
    「クローズド空間×低速×自動運転」で活躍できるのは農機だけではありません。もちろん建機にも応用可能でしょうし、倉庫や工場内で低速で休みなく働くロボット(フィジカルAI)分野でも応用できる可能性はあると思います。フィジカルAIとも非常に親和性が高いテーマだと思いますので、その点も併せて注目してみるのも面白いかもしれませんね。

    フィジカルAI関連株 本命株 出遅れ株 一覧はコチラ≫

    農機と建機の自動運転・無人化はどこまで進んでいる?

    「農機・建機の自動運転もまだ先の話じゃないの?」と思うかもしれませんが、すでに段階的な実用化が進んでいます。

    ここで農林水産省や国土交通省が定めている自動化のレベル定義と、現在の実用化フェーズを整理しておきます!

    ■農機の自動化レベル

    農機はシンプルに3段階でレベル分けされています。

    農機の自動化レベル(農林水産省の定義)
    レベル 自動化の内容 現在の状況
    レベル1 人が乗って操作をアシストする(直進キープなど) 普及済み
    レベル2 無人走行する農機を、人が周辺等で「目視で監視」する すでに実用化・市販中(クボタのアグリロボなど)
    レベル3 現場は完全無人で、自宅や事務所からモニター等で「遠隔監視」する ★まさにこれから!

    株式市場で注目されているのが「レベル3(完全無人)」ですね。
    実は農機国内トップのクボタが「国産初の遠隔監視型自動運転トラクター(レベル3相当)を2027年春頃から発売する」といった動きを見せており、人が現場にいなくても農業ができる世界が、まさに来年からスタートしようとしているタイミングなわけです。

    ■建機の自動化・無人化の現状

    建機の場合は、自動車に近い形でレベル分け(レベル1~4等)されることが多いようですが、現場の規模によって実用化の進捗が異なります。

    建機の自動化・無人化の現状
    段階・領域 自動化の内容 現在の状況
    レベル1~2相当(ICT建機) モニターによる操作支援(マシンガイダンス)や、設計データに合わせてショベルの刃先などを自動制御する技術(マシンコントロール)。※操作自体は人間が行う。 国内の現場でも、かなり普及が進んでいる。
    レベル4相当(限定領域での完全無人化) オーストラリアや南米などの「大規模な鉱山」における、無人ダンプ運行システム(AHS)などの24時間稼働。 かなり前から完全無人で稼働・実用化されている。
    日本の一般的な建設現場 日本の一般的な土木・工事現場における、建機の無人自律施工。 ★まさにこれから!

    一方で、日本の一般的な土木・建設現場(障害物や人が多い場所)における、建機の完全自律施工や、AIを活用した遠隔操縦と自律走行のハイブリッド技術などは、まさにこれから実証・本格導入へ向かうフェーズです。

    このように、農機・建機ともに「現場での完全無人化・自律化」が社会に本格実装されていく大きな転換点が、まさに今やってきているわけですね。

    自動運転農機・建機関連株 一覧

    自動運転農機・建機関連株のリストはわかりやすいようにジャンル分けしておきますね。

    自動運転農機関連株(農機メーカー系)

    自動運転農機関連株リスト(農機メーカー系)
    コード 銘柄名 特徴 時価総額(26.09.03時点)
    6326 クボタ 農機で国内トップ 無人での自動運転が可能なトラクターやコンバインなど「アグリロボ」を展開する大本命 3,448,035百万円
    6310 井関農機 農機で国内3位 有人監視下のロボットトラクターを製品化するなどスマート農業・無人化技術に注力 45,855百万円
    6325 タカキタ 農業用作業機の中小型株 トラクター等と連結する作業機のスマート化を進める 5,810百万円
    6250 やまびこ 小型屋外作業機が主力 GPSと各種センサーを活用した自律走行型のロボット草刈機などを展開 197,606百万円

    自動運転建機関連株(建機メーカー系)

    自動運転農機関連株リスト(建機メーカー系)
    コード 銘柄名 特徴 時価総額(26.09.03時点)
    6301 コマツ 建機で国内首位・世界2位 鉱山向け無人ダンプ運行システムや現場のDX化「スマートコンストラクション」を牽引 6,989,649百万円
    5406 神戸製鋼所 傘下のコベルコ建機が建機の遠隔操作や自動運転を見据えたシステム「K-DIVE CONCEPT」を推進 818,945百万円
    6305 日立建機 コマツに次ぐ建機大手 鉱山向けの超大型ダンプの自律走行システムや油圧ショベルの自動化技術に強み 1,297,144百万円
    6395 タダノ 建設用クレーン最大手 自動運転技術や電動化などを取り入れた次世代スマートクレーンの研究開発を進める 185,186百万円
    6358 酒井重工業 道路建機で国内トップシェア JIG-SAWと共同で業界初となるロードローラーの自動操縦システム(AS-Romi)を開発 19,246百万円
    6432 竹内製作所 ミニショベルなど小型建機に強み 欧米向け高シェア 自動運転建機というより建機DX化の波による連想買いに期待か 368,962百万円

    自動運転農機・建機関連株(自動運転制御・ソフトウェア系)

    自動運転農機・建機関連株リスト(自動運転制御・ソフトウェア系)
    コード 銘柄名 特徴 時価総額(26.09.03時点)
    6503 三菱電機 農機の自動操舵に不可欠なセンチメートル級測位インフラである準天頂衛星「みちびき」の開発元 11,221,100百万円
    2359 コア 準天頂衛星「みちびき」を利用したセンチメートル級の高精度GNSS測位を展開 自動運転農機の制御での活用期待 31,820百万円
    4667 アイサンテクノロジー 自動運転向け3次元デジタル地図(ダイナミックマップ)の先駆者 建機の自律走行ルート作成などにも強み 20,365百万円
    6814 古野電気 船舶向けレーダーが主力だが高精度GNSSモジュールでも世界級 農機や建機が誤差なく自律走行するための測位アンテナ・受信機を展開 238,890百万円
    6770 アルプスアルパイン 電子部品大手 古野電気と共同で建機や農機の無人化に直結する高精度GNSSモジュールを開発・提供 474,164百万円
    6701 NEC ゼネコン各社と協業しローカル5Gを活用した建機の遠隔操作や自動運転ソリューションの現場実装を推進 6,451,535百万円
    3914 JIG-SAW IoT制御ソフトを展開 酒井重工業と共同で自動運転ロードローラー向けの実装型自律ソフトウェアを提供 15,649百万円
    3694 オプティム AI・ドローンを活用したスマート農業ソリューションを展開 ドローン画像解析などによる圃場管理ソフトウェアなどを提供 23,805百万円
    4425 Kudan 人工知能の「眼」となる人工知覚技術「SLAM(自己位置推定)」を展開 GPSの届かない現場の建機・農機自動化で思惑 16,609百万円

    (ちなみに私が普段の情報収集でチラ見してるのはこのあたりです↓)

    自動運転農機・建機関連株 本命株 出遅れ株

    それでは自動運転農機・建機関連株本命株出遅れ株をピックアップしておきます。個人的主観を含む内容なので参考程度にお願いします😋

    自動運転農機関連株 本命株 6326 クボタ

    6326クボタ
    6326 クボタ

    自動運転農機関連株といえば、やはり農機国内トップシェアを誇るクボタが本命格かと思います。
    同社は「アグリロボ」シリーズとして、無人での自動運転が可能なトラクターやコンバイン、田植機などをいち早く製品化して展開しています。すでに人が乗らずに周囲で監視するタイプのレベル2相当の無人自動運転農機を製品化していますね。

    さらに注目したいのが「2027年4月に国産初となる遠隔監視型の自動運転トラクター(レベル3相当)を発売する」と発表している点です。

    これまでは無人走行とはいえ「同じ畑の周辺で人が目視で監視している必要がある」状態のレベル2相当でしたが、2027年からは「人間は現場にいなくても、事務所のモニターで監視するだけで複数台の農機を自動で動かす」という完全無人化のフェーズに入ります。このフェーズに入れば作業効率は大幅にアップしそうですね。

    公道に先駆けて「完全自動運転の社会実装」をリードするトップランナーであり、スマート農業のど真ん中銘柄として注目の1社です。

    自動運転農機関連株 本命株 6310 井関農機

    6310井関農機
    6310 井関農機

    農機で国内3位の井関農機も、自動運転農機関連株として注目しておきたい銘柄です。
    同社もクボタと同様に、有人監視下での自動走行(レベル2相当)が可能なロボット農機(トラクター・コンバイン・田植え機など)をすでに製品化しています。

    また井関農機は、農家がすでに持っているトラクターや田植機に、後付けでアンテナや電動ハンドルを設置し、±2~3cmの高精度で自動操作を可能にする「GPS自動操舵システム」の販売・提案にも力を入れているようです。ただこれは自社開発のシステムではなく、トプコンソキアやニコン・トリンブルなどのシステムをうまく活用しているみたいですね。

    何千万円もする最新のロボット農機をいきなり導入するのが難しい農家さんも多いと思いますので、手持ちの農機を活かしてスマート農業化を推進できるのは実需において大きな強みと言えそうです。

    また株式投資の観点では、井関農機はクボタに比べて時価総額が圧倒的に小さく、値動きが軽い点も注目ポイント。クボタのような超大型株は資金が大きく動かないと株価が跳ねにくいですが、井関農機であれば「自動運転農機」や「スマート農業」テーマに資金が向かった際、火柱を上げやすそうです。

    自動運転建機関連株 本命株 6301 コマツ

    6301コマツ
    6301 コマツ

    自動運転建機関連株としてはコマツが中核的な存在と言えそうですね。
    コマツは国内首位の建機メーカーで、世界でも第2位のシェアを誇ります。

    当ページの上の方で少しだけ触れましたが、コマツは「オーストラリアや南米などの大規模鉱山において、すでに超大型の無人ダンプ運行システム(AHS)をゴリゴリに実用化・普及させている」という実績があります。巨大なダンプが完全無人・24時間体制で走り回っていると考えると壮観ですよね。この分野においては技術的にも世界トップクラスと言えると思います。

    また、日本の一般的な土木・建設現場向けにも「スマートコンストラクション」という名称で、ドローン測量からICT建機(半自動制御のショベルカーなど)による施工まで、現場全体のDX化を強力に牽引しています。

    将来的に日本の工事現場も建機の完全無人化・自動化していく過程で、主導権を握っていくのはコマツになるのではないかと予想します。建機DX、自動運転建機というテーマにおいては王道中の王道銘柄といえます。

    自動運転建機関連株 本命株 6305 日立建機

    6305日立建機
    6305 日立建機

    コマツに次ぐ国内建機大手の日立建機も、自動運転建機関連株として要チェックです。
    同社もコマツと同様に、海外鉱山向けの超大型ダンプの自律走行システム(AHS)を展開しており、巨大な採掘現場の無人化を推進しています。

    日立建機ならではの強みとしては「オープンで柔軟なシステム構築(オープンイノベーション)」に力を入れている点です。例えば、他社製の運行管理システムと連携させたり、すでに稼働している有人ダンプを後付けで無人ダンプに改造するような技術にも強みを持っています。これは農機の井関農機が注力している「後付けGPSシステム」の鉱山・建機バージョンみたいなイメージですね。

    建機や農機はウン千万円単位の超高額な機械ですから『最新型を新品購入するより、ありモノをアップデートできるならそれに越したことはない』という需要も非常に多いと思います。

    また、もちろん一般的な工事現場向けの油圧ショベルの自動化や遠隔操作技術の開発にも注力しています。日立建機は株式市場ではコマツと連れ高になるケースもよく見受けられる銘柄で、建機テーマでは双璧といえる存在です。

    自動運転建機関連株 出遅れ株 5406 神戸製鋼所

    5406神戸製鋼所
    5406 神戸製鋼所

    鉄鋼メーカー大手3社の一角である神戸製鋼所ですが、自動運転建機関連株としても取り上げておきます。

    神戸製鋼所は、傘下に大手建機メーカー「コベルコ建機」を抱えています。ターコイズブルーみたいな色が印象的な建機ですね。

    そのコベルコ建機が強力に推進しているのが、次世代の遠隔操作・自律運転システム「K-DIVE CONCEPT(ケーダイブコンセプト)」です。これは5Gなどの通信技術を活用し、オフィスや自宅にいながら現場のショベルカーをリアルタイム遠隔操作できるシステムですが、単なる遠隔操縦にとどまらず、将来的には「AIによる自律運転・自動施工」とのハイブリッド運用を見据えています。危険な現場や災害復旧現場を無人化・自動化する技術として非常に先進的ですね。

    本業が鉄鋼・素材事業であるため「建機の純粋な専業銘柄」としては見られにくいですが、本業の鉄鋼事業も建機の自動化、公道を走る自動運転車の実用化でメリットが大きそうですし、注目しておきたいです。

    自動運転建機関連株 出遅れ株 6358 酒井重工業

    6358酒井重工業
    6358 酒井重工業

    酒井重工業は、道路舗装に使われるロードローラーなどの道路建設機械で国内トップシェア(シェア約6~7割)を誇るニッチトップ企業です。

    同社が自動運転の分野で大きく注目されるきっかけとなったのが、IoT制御ソフトウェアを手掛けるJIG-SAWと共同開発した自律走行ロードローラー「AS-Romi(アズロミ)」です。

    業界初となる実用的なロードローラー自律操縦システムであり、決められたルートや転圧回数を自動かつ正確に走行・作業することができます。道路の舗装作業は「決まったエリアをムラなく均一に締め固める」という反復作業が多いため、実は自動運転との親和性が非常に高い作業の一つです。

    現場の省人化ニーズが極めて高い中で、すでに商用化・現場導入のフェーズに入っている点は大きな強みですね。時価総額もコマツなどに比べてかなり小さく、道路建機の専業トップとして「自動運転建機」テーマとしての純度も高いと思われます。値動きの軽さにも期待したい中小型株ですね。

    自動運転農機・建機関連株 出遅れ株 3914 JIG-SAW

    3914JIG-SAW
    3914 JIG-SAW

    酒井重工業の項目でも触れましたが、ソフトウェア・アルゴリズム側の注目株としてJIG-SAWを取り上げておきます。

    同社はIoTデータの制御や組込みソフトウェアを手掛けており、酒井重工業と共同でロードローラーの自動操縦システム(AS-Romi)に搭載される自律走行ソフトウェアを開発・提供しています。重機そのものを作るのではなく、建機を無人で安全に動かすための「頭脳(自律走行エンジン)」を提供しているポジションですね。

    重機メーカーと組んで実際の工事現場に実装されている点は、ソフトウェア専業のグロース企業として大きな強みと言えると思います。

    グロース銘柄で時価総額も手頃、値動きも軽いため「自動運転×AI・ソフトウェア」という切り口で注目されれば面白そうな銘柄です。

    自動運転農機・建機関連株 出遅れ株 6814 古野電気

    6814古野電気
    6814 古野電気

    魚群探知機や船舶用レーダーを手掛けるグローバルニッチトップ企業の古野電気。造船関連株としても取り上げた銘柄ですが、自動運転農機・建機のテーマでも注目です。

    古野電気は「位置測定(GNSS)」において世界トップクラスの重要プレイヤーです。
    自動運転の農機や建機が正確に動くためには「いま自分がどこにいるのか」を誤差数センチレベルでリアルタイムに把握する必要があります。古野電気は、日本の準天頂衛星「みちびき」や米国のGPSなど複数の衛星信号を同時に受信・補正する「マルチGNSS受信機・アンテナ」を展開しており、まさに自動運転の心臓部を支えています。当然ながら、これは船舶の分野でも活躍する技術ですでに実績は豊富にあります。

    アルプスアルパインと組んで車載・建機向けの高精度GNSSモジュールを開発するなど、陸上の自動運転領域へも本格的に進出しています。

    テーマ株としては造船・海運・防衛関連株としての側面も大きいので、値動きとしてはそっちに引っ張られるケースも多いかもしれませんが、農機・建機の自動化というテーマでも「実力派の出遅れ株」として注目しておきたいです。

    自動運転農機・建機関連株 本命株 2359 コア

    2359コア
    2359 コア

    独立系システムインテグレータのコアも自動運転農機・建機関連のソフトウェア・GNSS(衛星測位)の分野で注目。

    同社は、日本版GPSとも呼ばれる準天頂衛星「みちびき」の信号を利用したセンチメートル級の高精度GNSS測位ソリューションを展開しています。ちなみに「みちびき」の衛星システム自体は一覧表にも記載した三菱電機が開発元として深く関わっていますが、コアはそのみちびきの信号を活用する側の企業ですね。

    農機や建機が「いま自分が畑や工事現場のどの位置にいるのか」を数センチの誤差で正確に把握するためには、この「みちびき」を活用した測位技術が欠かせません。

    同社は早くから北海道大学や農機メーカーと共同でトラクターの自動走行実証などを行っており、実用化に向けた知見も豊富です。

    今後、遠隔監視でのレベル3(完全無人化)の農機や自律走行建機が普及していく過程で、同社の高精度測位モジュールや制御システムの需要は高まると予想されます。国策である「みちびき」関連銘柄の代表格としても注目してしておきたい1社ですね。

    自動運転農機・建機関連株 本命株 4667 アイサンテクノロジー

    4667アイサンテクノロジー
    4667 アイサンテクノロジー

    自動運転関連株のまとめページでも取り上げたアイサンテクノロジーですが、農機・建機の自動化領域でも注目。

    同社は測量ソフトの開発からスタートし、現在では「自動運転向け3次元デジタル地図(ダイナミックマップ)」の先駆者として注目される銘柄ですね。

    ダイナミックマップとは、人が見るようなカーナビの地図とは違って、車線や道路の標識、路面の凹凸までをセンチメートル単位で立体的に記録した「機械(AI)が読み込むための地図」です。自動運転の農機や建機が安全に無人走行するためには「GNSS(衛星測位)による現在位置の把握」「ダイナミックマップによる走行ルートの作成・確認」がセットで必要になります。

    同社は専用の計測車両(MMS)を走らせて高精度3次元地図データを作成する技術に強みを持ち、自動運転の実証実験などでも実績豊富な企業です。公道を走る自動運転分野でも注目ですが、農機や建機分野でも活躍に期待です。

    時価総額規模も小粒で自動運転テーマが株式市場で盛り上がる際には、真っ先に資金が向かいやすい中小型の本命格ですね。

    自動運転農機・建機関連株 まとめ

    自動運転農機建機関連株については取り急ぎ以上です。
    他にもなにか取り上げ忘れた銘柄や、新規でなにか材料が出た銘柄などがあればその都度追記していくかもです。

    まぁ今、建機や農機メーカーが注目されている理由が「自動運転の絡みなのか?」は正直、微妙というか正確にはわからない部分もありますが、日本が抱える「少子高齢化」や「労働力不足(特に農業や建設業)」は待ったなしの深刻な社会課題ですし、まぁまぁ「国策ど真ん中のテーマ」でもあります。

    それに作業の無人化・自動化という点では、ハイテク産業ど真ん中の「フィジカルAI」にも通ずるところのある親和性の高いテーマでもありますしね。注目しておいても良いと思います。

    とりあえず目先としては、2027年春に予定されている国産初の「遠隔監視型トラクター(レベル3相当)」の発売が大きな起爆剤になるか、注目ですね。

    他にも次にくる有望テーマとか材料株とか、しっかりアンテナを広げておきましょう!

    もっとドンピシャで今買うべき株!みたいなの探してる人はこっちも並行してみておくのがオススメ↓情報早いです😋

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