磁気テープ関連株 本命株 出遅れ株 一覧

    磁気テープ関連株 本命株 出遅れ株 一覧

    こんにちは、かりんです🥰

    なんか最近「磁気テープが需要拡大しているらしい」という話を聞きつけました。
    磁気テープとは、昔ながらの記録媒体ですね。かつてカセットテープとかビデオテープに使われてたやつですな。

    どうやら磁気テープが今、最新のAIデータセンターのコストダウンを支えるインフラとして世界的な再評価を受けているらしい。

    2026年10月28日(水)には、日経新聞で「富士フイルムがデータ保存用の磁気テープを20年ぶりに大型増産(100億円投資)」と報じられています。これはまさにAIデータセンター向けの需要に応えるための設備投資のようです。

    と、いうことでこのページでは今回は、AI相場の盲点といえる部材テーマ「磁気テープ関連株」についてまとめていきますね!

    磁気テープ関連株とは

    磁気テープ

    磁気テープ関連株とは、データ保存用の記録媒体である「磁気テープ(LTO規格など)」に関連する銘柄の総称です。

    具体的には、磁気テープそのものの製造・販売を手掛ける企業や、そのテープを作るための磁性体(粉)やベースフィルムなどの部材を提供する素材メーカーなどが中心となりそうですね。

    「今さら磁気テープ?」と思うかもしれませんが、実は今、世界中のAIデータセンター向けで需要が拡大しています。SSDやHDDといった高速な最新ストレージがある今の時代に、なぜわざわざアナログな磁気テープの需要が拡大しているのか?次の項目で解説していきます。

    なぜ今になって磁気テープが需要拡大しているのか?

    なぜ今磁気テープが?

    今、磁気テープの需要が拡大している理由は大きく分けて以下の3つです。

    1.圧倒的に安い(データ量が増えるほどコスパ◎)
    言わずもがなAIデータセンターのデータ量は天文学的です。これをすべて現在絶賛値上がり中のHDDやSSDで保存しようとすると、莫大なコストがかかってしまいます。

    その点、磁気テープはメディア(媒体)自体が非常に安価なため、データ量が増えれば増えるほど圧倒的に安上がりに。書き込み・読み込み速度はもちろん最新のSSDとは比べ物にならないほど遅いですが、コールドストレージ(長期保存)用としては非常に有用な記録媒体として評価されています。

    2.省電力(ランニングコストの安さ)
    HDDやSSDは、データを保管している間も常にシステムに通電しておく必要があり、電気代がバカになりません。
    一方、磁気テープはカートリッジとして棚に物理的に保管しておく間は「消費電力ゼロ」です。電力を大量に消費するAIデータセンターにおいて、ランニングコストの安さは企業にとって大きな魅力になっています。
    3.サイバー攻撃(ランサムウェア)対策
    もしかするとこれが今、特に注目されているポイントかもしれませんね。磁気テープはシステムから物理的に切り離して保管(エアギャップ)することができます。昨今、企業のデータを人質に取る「ランサムウェア」などのサイバー攻撃が急増していますが、物理的にオフライン状態にある磁気テープのデータはさすがにオンラインでは攻撃・改ざんできません。(それこそ物理的に盗みに入る、とかしないとムリ)
    つまり安全なバックアップ媒体としても実需が高まっているというわけです。
    ということは、磁気テープ関連株は「サイバーセキュリティ関連株」としての側面から物色される可能性もギリあるかも、という見方もできるか…?

    【注意】磁気テープは安いので業績インパクトは限定的かも?

    AIデータセンター向けの記録媒体として特需と聞くと「お!じゃあメモリ相場の再来か!!」と思うかもですが、そこは少し冷静になりましょう。

    磁気テープの需要が高まっている最大の理由は「圧倒的に安いから」。いくらAIデータセンター向けで需要が拡大しているといっても、モノ自体の単価が安いため、利益がどこまで伸びるかは未知数です。メモリのように今後バカスカ値上がりしていくようなことがあれば話は別ですが、高くなれば磁気テープのメリットは薄れるため、そこまで大きな値上げはしにくいのでは?とも思います。

    また、後述する磁気テープ関連株の本命格「富士フイルム」や「ソニー」は、他に様々な主力事業を抱える巨大企業のため、いくら磁気テープがバカ売れしようと業績インパクトはやはり限定的だと思います。

    まぁとはいえ、国やメガテック企業が実需として買い漁っているのは事実ですし、今後「サイバーセキュリティ対策」など別のテーマと絡んだ時は面白いかもですし、関連株は把握しておくと良いと思います。

    磁気テープ関連株 一覧

    磁気テープ関連株リスト
    コード 銘柄名 特徴 時価総額(26.10.30時点)
    4901 富士フイルムHD 磁気テープ(LTO規格など)で世界シェアトップ(約6割) 26.10.28に「20年ぶりに100億円を投じて大型増産」が報じられる 4,323,228百万円
    6758 ソニーG 富士フイルムに次ぐ磁気テープメーカー 磁気テープメーカーは実質的に富士フイルムとソニーで寡占状態 23,610,722百万円
    5714 DOWAHD 磁気テープ用「磁性粉」で世界シェアトップ 磁気テープだけでなくハイテク向け次世代素材の開発でも富士フイルム等と連携 492,194百万円
    4100 戸田工業 DOWAと同じく磁気テープ用「磁性体」を手掛ける 10,405百万円
    3402 東レ テープの土台となる強靭で極薄の「ベースフィルム(PETやPENなど)」を供給する素材大手 1,773,784百万円
    3401 帝人 東レと同様、磁気テープ用の高品質なポリエステルフィルムなどのベース素材を供給 318,112百万円
    3101 東洋紡 ベースフィルム素材の大手 テープが高速で巻き取られても切れない強靭な土台を支える 137,313百万円
    4768 大塚商会 企業向けにテープストレージ(LTO)を活用したデータバックアップ・ランサムウェア対策システムを導入支援 1,653,778百万円

    磁気テープ関連株 本命株 出遅れ株

    それで磁気テープ関連株の本命株・出遅れ株をピックアップしていきますが、この項目は個人的な主観含むので参考程度にお願いします😋

    磁気テープ関連株 本命株 4901 富士フイルムHD

    4901富士フイルムHD
    4901 富士フイルムHD

    磁気テープ関連株の大本命といえば、文句なしで富士フイルムHDでしょう。
    かつては写真フィルムで世界を席巻した富士フイルムですが、現在はヘルスケアや半導体材料など多角化に成功している優良企業です。

    富士フイルムはまさにAIデータセンター向けで需要が拡大している大容量磁気テープ(LTO規格など)において世界シェアの約6割を握るトップメーカーです。DC向けの大容量磁気テープは実質的にソニーとの2社寡占状態ですがトップを走るのは富士フイルムですね。

    さらに2026年10月28日の日経新聞で「富士フイルムがデータ保存用の磁気テープを20年ぶりに大型増産(100億円投資)」と報じられています。磁気テープトップメーカーの富士フイルムがさらに増産計画で需要を根こそぎ奪いにくる姿勢ですね。

    ただし、先述した通り富士フイルムは言わずとしれた巨大企業。ソニーほどの時価総額ではないにしろ、磁気テープ部門がいくら絶好調でも単価が安いこともあり会社全体の業績に与えるインパクトは限定的な可能性が高そうです。

    とはいえ磁気テープは「AIデータセンター」と「サイバーセキュリティ」という株式市場の2大テーマを兼ね備えていますし、関連株のなかでは大本命。今後値上げをする可能性もゼロではないと思いますし、そもそも富士フイルムは半導体材料などハイテク分野の素材メーカーとしても面白い銘柄。引き続き注目しておきたい一社ですね。

    磁気テープ関連株 本命株 6758 ソニーG

    6758ソニーG
    6758 ソニーG

    ソニーグループも磁気テープ関連株の中核的な存在として取り上げておきます。
    データセンター向けの大容量磁気テープにおいて、ソニーは富士フイルムと世界市場を実質的に2分している完成品メーカーの一社です。というか、データセンターで用いられるような最先端の大容量磁気テープは、実質的に富士フイルムとソニーの寡占状態です。

    まぁシェアの面では富士フイルムがトップを走っているようですし、時価総額規模もソニーの方が大きいので、磁気テープの業績インパクトはソニーの方が限定的のはずです。一応、磁気テープで市場をほぼ寡占する一社ということで挙げておきますが、過度な期待は注意。

    磁気テープ関連株 出遅れ株 5714 DOWAHD

    5714DOWAHD
    5714 DOWAHD

    DOWAホールディングスは磁気テープの完成品メーカーではなく、素材メーカーですね。
    同社は磁気テープの性能を左右する「磁性体(バリウムフェライト等)」において、世界トップクラスのシェアを誇る企業です。磁気テープが特需なら素材も特需。しかも磁気テープ用の磁性体で世界シェアトップですから、ど真ん中の素材メーカーです。

    ただし、DOWAも非鉄・リサイクルメーカーの有力企業で、メインの稼ぎ頭は製錬(金・銀・銅など)や環境・リサイクル事業です。時価総額も小粒という規模ではありませんし、いくら磁性粉が売れても会社全体の業績を押し上げる力はマイルドで、テーマ株としての感応度はやや低めだと思います。

    磁気テープ関連株 出遅れ株 4100 戸田工業

    4100戸田工業
    4100 戸田工業

    磁気テープ関連株というテーマ性で、値動き妙味で面白そうなのが戸田工業ですね。
    同社もDOWAと同じく、大容量テープ向けの磁性体(バリウムフェライト等)を手掛ける世界的メーカーの一つです。

    DOWAとの違って戸田工業の時価総額は非常に小型なので、業績に与えるインパクトも相対的に大きくなりやすく、株価の感応度も高いはず。

    テーマの人気に火が付けば大企業の富士フイルムやDOWAよりも注目されるポテンシャルはありそうですね。

    磁気テープ関連株 出遅れ株 3101 東洋紡

    3101東洋紡
    3101 東洋紡

    東洋紡も磁気テープそのものではなく、材料メーカーとして注目の一社ですね。

    同社は磁気テープの土台となる「ベースフィルム」を手掛ける企業です。
    AIデータセンター向けの大容量テープは、限られたカートリッジの中に少しでも長くテープを巻き取るため極限まで「薄く」作られます。でも薄すぎると高速で巻き取る際に切れたり伸びたりしてしまうため、「超極薄なのに切れにくく伸びにくいフィルム」が必要不可欠。それを作れるのが東洋紡や東レや帝人などの日本の高機能化学メーカーっつーわけです。

    フィルムメーカーとしては東レや帝人の方が規模が大きいですが、株価感応度を考慮して東洋紡を取り上げた感じですね。

    ただ東洋紡も小粒銘柄というほど小さくないです。フィルム事業は同社の稼ぎ頭の一つですが、液晶ディスプレイ用や包装用など用途が多岐にわたるため、「磁気テープ特需」が業績に与えるインパクトは、やはり限定的ではあると思います。戸田工業のような小型株と比べるとややマイルドかと。

    磁気テープ関連株 まとめ

    はい、磁気テープ関連株については取り急ぎ以上です。
    また新たな銘柄や取り上げ忘れた銘柄などあれば、その都度追記していくと思います。

    それにしても、過去の技術と思われた磁気テープが最先端のAIデータセンター向け記録媒体として再評価されるというのはなかなか面白いですよね!

    確かに初期コストもランニングコストも安いだろうし、コールドスリープ用なら速度は重視しなくてもいいですしね。完全にオフラインで分離保管できるのも今のサイバー攻撃大警戒時代には合っていますし。完成品を日本企業2社が寡占しているってのも面白いポイントです。

    まぁ「低コスト」が最大の売りなわけで、メモリ銘柄とは違って大相場にはなりにくいでしょうけど、引き続き監視しておいても面白いかもですね!

    他にも、次にくる有望テーマ株とか材料株とかを初動で拾えるようにしっかりアンテナを広げておきましょう!

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