ＩＯＷＮ関連株　本命株・出遅れ株　一覧

※この記事は最後に2024年02月08日(木)に追記編集しました。

こんにちは、かりんです🥰

皆さん「ＩＯＷＮ(アイオン)」って知ってますか。

ＩＯＷＮとは「Innovative Optical and Wireless Network」の略称で、ＮＴＴが2019年05月に発表した次世代ネットワークのインフラ構想のことです。2024年の仕様確定、2030年の実現を目指して研究開発が進められています。

2023年04月25日(火)に、ＮＴＴは2025年の大阪万博会場の通信網としてＩＯＷＮの導入を目指すと表明したことが報じられました。

これによってＩＯＷＮ関連株にも注目が集まるかも？ということで、このページではＩＯＷＮ関連株について本命株・出遅れ株　一覧をまとめていきますね！

ＩＯＷＮ関連株とは

ＩＯＷＮ関連株とは、次世代ＩＣＴインフラ構想「ＩＯＷＮ(アイオン)グローバルフォーラム」に参画している企業(銘柄)や関連する事業・サービス・製品などを手掛ける企業(銘柄)の総称です。

「いやまずＩＯＷＮ(アイオン)ってなんなん？」って方もたくさんいると思いますので、そこんとこを軽く解説していきますね。

とりあえずＮＴＴの公式説明を引用してみます。

難しすぎて草😂😂😂

公式の説明を読んでもさっぱりわからないのでもう少しかみ砕くと、ＩＯＷＮ構想とはＮＴＴが中心となって世界の企業を巻き込んで新たな通信ネットワークの土台を作ろうという構想のことです。

もう少し具体的にいうと「光技術」を応用して低遅延・低消費電力・大容量・高品質な通信ネットワーク環境の整備を目指す構想。

そんで、光技術を応用する鍵となるのが「光電融合」って技術みたいですな🤔
光電融合は光回路と電気回路を融合させて、小型化・高速化・低消費電力化などの性能向上を図る技術。どうやら電気よりも光のほうが圧倒的に優秀らしいです。

速度的には電気も光もそんなに大きく変わらんって言ってるサイトもあるけど、光のほうが一度に送れるデータ量が多いとかなんとか。この辺の細かいところはよくわかんない。気になったらググってください！

あと電気は光に比べてエネルギーを使いすぎるらしい。

まーとにかく光のほうがいろんな面で優れてるってことだけわかればいいと思います。

んで、今のところコンピューターとネットワークは電気と光でつながってますが、ＩＯＷＮ構想ではネットワークは端末とかの内部も含めてできる限り電気を使わないで光で繋ごうよ！ってこと。そのほうが速いし遅延少ないし省エネだし良いよね、と。

個々の端末の内部とかにも光電融合デバイスなどを組み込むことで、できる限り光化すると、ビヨンド5Gとか6Gの次世代通信規格の速度を最大限生かせるようになるわけです。

ＩＯＷＮと5Gは何が違う？

ＩＯＷＮ構想で目指すネットワークインフラが実用化に至ればＩｏＴ機器の普及がもっと加速したり、自動運転技術がさらに進化したり、遠隔医療手術が進化したりするみたい。

あれ？なんかこれって5Gが出てくる前にも同じようなこと言われてましたね。

「あ、じゃあ5Gの次がＩＯＷＮなのね！」と思った方も多いかもですが、ちょっと違くて5Gは通信規格のことで、ＩＯＷＮは情報通信技術(ＩＣＴ)のインフラ構想のこと。5Gの次の移動通信システムのことは「ビヨンド5G」とか「6G」とか言ったりします。

なので、5Gの次の通信規格「ビヨンド5G/6G」を社会実装させるための新たな土台(通信インフラ)を構築するプロジェクトがＩＯＷＮ構想というわけです。

わかったかな。難しいですよね！

まー、とりあえず新たなＩＣＴインフラを敷くってことはかなり巨大なプロジェクトってことです。しかも世界基準になろうとしてる。成功したらめちゃくちゃアツそう。お金もたくさん動きそう！

というわけで株式市場の世界でもＩＯＷＮ関連株は、今後見逃せないテーマ株になるかもしれないです。

ＩＯＷＮ構想の参画企業

ＩＯＷＮ構想は2019年にＮＴＴ、ソニー、米インテルが発起人となって立ち上げたもので、錚々たる顔ぶれの企業が参画しています🙂

ＩＯＷＮ関連株　一覧

ＩＯＷＮ関連株　本命株・出遅れ株

それではＩＯＷＮ関連株の本命株・出遅れ株をピックアップします。個人的な主観コミなのでその点はご理解ください😗

ＩＯＷＮ関連株　本命株　9432 ＮＴＴ(日本電信電話)

ＩＯＷＮ関連株の本命株というか中核株となるのはＮＴＴですね。ＮＴＴは2019年にＩＯＷＮ構想を発表した発起人となる企業で創設メンバー。ＮＴＴがＩＯＷＮ構想の中心にいる企業です。間違いなく中核株ですね。ＩＯＷＮ関連株といえばまずＮＴＴと言えると思います。

ＩＯＷＮ構想のカギとなるのが「光電融合デバイス」ですが、ＮＴＴグループのＮＴＴエレクトロニクスが光電融合技術のプロダクトを市場へ提供する模様。

ＮＴＴは時価総額規模が大きいですが、ＩＯＷＮ構想も次世代ネットワークインフラの世界標準を作るというかなりのビッグプロジェクトですので成功すればＮＴＴの企業価値は一つ上のステージに上がる可能性を秘めていそう。

ＩＯＷＮ関連株　本命株　6758 ソニーグループ

ソニーグループもＩＯＷＮ構想の発起人で創設メンバー企業の一社。こちらも本命株・中核株と言えると思います。ＮＴＴ・ソニーだけで世界基準を作るってなると、なかなか厳しそうですが米インテルも創設メンバーで、そのほかにも世界の名だたる企業が参画しているので期待できそうかなぁと思います。ソニーもＩＯＷＮ関連株として注目します。

ＩＯＷＮ関連株　本命株　6701 ＮＥＣ

ＮＥＣもＩＯＷＮ関連株の中核株として注目します。ＮＥＣはＩＯＷＮ構想のSponsor Members(スポンサーメンバー)の一社です。

ＮＥＣは2022年9月にＩＯＷＮ構想の通信基盤となる「ＡＰＮ(All Photonics Network)」に対応した光伝送装置4製品を同年10月1日から出荷開始すると発表。この製品のリリースを皮切りに、世界で動き始めた光伝送装置のオープン化市場をリードし、2027年度に市場シェア25％の獲得を目指すとしています。

ＮＥＣも時価総額規模は大きめですが中核株の一つと言えると思います。

ＩＯＷＮ関連株　本命株　6702 富士通

富士通もＩＯＷＮ構想のSponsor Members(スポンサーメンバー)の一社。富士通といえばスパコン「富岳」を開発したコンピューティング技術に強みをもつ会社ですね。

富士通は2021年4月26日に、ＮＴＴと「持続可能な未来型デジタル社会の実現」を目的とした戦略的業務提携に合意したと発表。この提携ではＮＴＴが提唱するＩＯＷＮ構想に基づき、ＮＴＴが持つ光技術・通信技術、富士通のコンピューティング技術を活かした共同研究を進めるとのこと。

また、この提携のうち「光電融合製造技術の確立」においては、NTT子会社のNTTエレクトロニクスが富士通子会社の富士通アドバンストテクノロジの株式66.6％を富士通から取得し、NTTエレクトロニクスクロステクノロジとなりNTTの光通信用LSI技術と富士通の半導体実装技術の融合を目指して事業を開始しています。富士通もＩＯＷＮ関連株として注目です。

ＩＯＷＮ関連株　本命株　5801 古河電気工業

光ファイバーケーブルの古河電気興業もＩＯＷＮ構想にスポンサーメンバーとして参画する企業の一社です。光技術を応用して低遅延で大容量のネットワーク環境の整備を目指すＩＯＷＮ構想に、高品質な光ファイバーケーブルは必要不可欠とのことですし、古河電気工業もＩＯＷＮ構想関連株の一角と言えると思います。

ＩＯＷＮ関連株　本命株　1417 ミライト・ワン

主にＮＴＴグループやＫＤＤＩなどの通信事業者向けの電気・通信基盤構築を手掛けるミライト・ワンもＩＯＷＮ関連株の本命株として注目。ミライト・ワンもＩＯＷＮ構想のGeneral Members(一般メンバー)で通信インフラを手掛ける会社なので、ＩＯＷＮの実現で大きなビジネスチャンスを得る可能性が高いと思います。

ＩＯＷＮ関連株　本命株　1951 エクシオグループ

エクシオグループも通信建設を手掛ける会社で、ＮＴＴグループやＫＤＤＩなどの通信事業者向けの電気・通信基盤の構築を手掛けます。エクシオグループもＩＯＷＮ構想のGeneral Members(一般メンバー)で、社内にＩＯＷＮ推進室を設置するなどＩＯＷＮ構想に積極的。こちらも次世代ネットワーク基盤の構築で恩恵を受けそうな銘柄として注目です。

ＩＯＷＮ関連株　本命株　1963 日揮ホールディングス

総合エンジニアリング企業の日揮ホールディングスもＩＯＷＮ構想のGeneral Members(一般メンバー)で、これまでのプラント設計や建設などのエンジニアリング企業としての技術・知見を提供するとしています。こちらもＩＯＷＮ関連株といえそうです。

ＩＯＷＮ関連株　本命株　6777 ｓａｎｔｅｃ　Ｈｏｌｄｉｎｇｓ

光通信用部品・光測定器を製造・販売するｓａｎｔｅｃも注目。ｓａｎｔｅｃもＩＯＷＮ構想のGeneral Members(一般メンバー)ですし、光通信用の部品・光測定器はＩＯＷＮの実現で需要がありそう。

ＩＯＷＮ関連株　出遅れ株？　7066 ピアズ

ピアズもＩＯＷＮ構想のGeneral Members(一般メンバー)の一社、この参画によってＩＯＷＮについての最新動向を収集するとともに長期ビジョンである「未来都市実現促進」の一翼を担う企業となるべく「IOWN」技術を活用した事業創出を目指す、としています。

ピアズは通信業界に特化したコンサル事業を手掛ける会社なので、技術的な面でＩＯＷＮ構想に役立つってわけではなさそうですけど、ＩＯＷＮ構想の参画企業のなかでも特に時価総額小さめなので、もしかしたら。

ＩＯＷＮ関連株　出遅れ株　6754 アンリツ

アンリツは5G関連株としても注目されてた銘柄ですね。アンリツは通信系の計測器などの製造・販売する企業でＩＯＷＮ構想のGeneral Members(一般メンバー)の一社。ＩＯＷＮ・6G向けの通信機器でも需要を取り込む可能性がありそうな銘柄。

ＩＯＷＮ関連株　本命株　9412 スカパーＪＳＡＴホールディングス

スカパーＪＳＡＴホールディングスもＩＯＷＮ関連株として注目。スカパーＪＳＡＴホールディングスは有料放送のスカパー事業のほかに、衛星通信サービスなどの宇宙関連事業もやってます。

スカパーは2021年5月にＮＴＴ業務提携を締結し、宇宙統合コンピューティング・ネットワークで新たな宇宙インフラの構築を目指すとしています。

そんで2022年4月にはNTTとスカパーＪＳＡＴ、株式会社Space Compassを設立。この新会社のSpace Compassは2021年の業務提携の第一歩だそうで、宇宙空間に光無線通信ネットワークを構築したり、成層圏モバイルネットワークを構築することに挑戦するらしい。

Beyond5G/6Gにおけるコミュニケーション基盤も取り組む事業に挙げていますし、こちらもＩＯＷＮ関連株と言えるかと。

ＩＯＷＮ関連株　出遅れ株　6879 ＩＭＡＧＩＣＡ　ＧＲＯＵＰ

ＩＭＡＧＩＣＡ　ＧＲＯＵＰもＩＯＷＮ関連株として注目。ＩＭＡＧＩＣＡは2022年12月にＮＴＴとIOWN時代のリアル・サイバー融合空間の表現・演出技法に関する総合的な共同検討に着手したと発表しています。

ＩＭＡＧＩＣＡは映像の企画・製作・編集などのサービスを提供する会社で、映像表現や演出技術を持つ会社。ＩＯＷＮ時代に現実とサイバー空間が融合した空間でどんな表現や演出ができるかを一緒に考えるってことでいいのかな。ＩＯＷＮで低遅延かつ大容量のデータ通信が可能になれば、今より凄い演出ができそうですね。

ＩＯＷＮのインフラ整備に直接かかわるわけではなさそうですけど、ＩＯＷＮの凄さを伝える役割は担いそうですね。ＩＭＡＧＩＣＡ　ＧＲＯＵＰは時価総額規模がＩＯＷＮ関連株のなかでは手頃なほうなので人気化すれば面白いかも。

ＩＯＷＮ関連株　本命株　4813 ＡＣＣＥＳＳ

ＡＣＣＥＳＳはＩｏＴデバイスの受託開発とかそんなんをやってる会社。ＡＣＣＥＳＳは2021年7月にＮＴＴとＩＯＷＮ構想の実現を目的に業務提携をしています。ＡＣＣＥＳＳはこの提携を通じてIOWN時代の新たなユーザインターフェース及びユーザエクスペリエンス（UI/UX）の研究開発を進める、とのこと。

ＡＣＣＥＳＳは、過去にはＮＴＴドコモの「iモード」商用化の際に、当時の携帯端末のメモリー空間で動作するブラウザー開発を担ったことでも知られます。けっこう重要な役割ですね。スマホの台頭とiモードの衰退によって、ＮＴＴとＡＣＣＥＳＳの関係は疎遠になったものの、今後ＩＯＷＮ構想の世界展開でまた手を取り合うエモい展開になりそうで胸が熱くなります。

ＡＣＣＥＳＳもＩＯＷＮ関連株のなかでは時価総額が手頃なほう。

ＩＯＷＮ関連株　本命株　9433 ＫＤＤＩ

2023年3月17日にＮＴＴとＫＤＤＩは、光ネットワーク技術のグローバル標準化に向け基本合意書を締結したことを発表しています。Beyond 5G/6G時代の強靭なネットワークを実現するとのこと。

Beyond 5G/6G時代の課題解決に向けた光ネットワーク技術のグローバル標準化ってことなので、つまりＩＯＷＮ構想につながるやつですね。

ＩＯＷＮ関連株　出遅れ株　4485　ＪＴＯＷＥＲ

※2024年02月08日(木)追記

ＪＴＯＷＥＲもＩＯＷＮ関連株として追加しておきます。ＪＴＯＷＥＲは携帯通信環境を整備する事業を手掛ける通信インフラ会社。

携帯キャリア各社の屋内通信設備を共用化する事業のほか、タワーシェアリング事業も育成中。タワーシェアリング事業は基地局設置用の鉄塔とかポール、アンテナをJTOWERが保有・運用し、携帯キャリアに使わせてあげる事業。

ＪＴＯＷＥＲは2023年11月に「IOWN Global Forum」という団体に参加することを発表しています。IOWN Global Forumは次世代情報通信基盤IOWNの実現・普及を目指す団体ですね。

JTOWERは5G関連株としても注目された銘柄で2020年に5G対応共用装置を開発し、現在は5Gミリ波に対応する共用無線機の開発を進めています。

IOWN Global Forumに参加し、通信インフラのシェアリング領域で基地局装置等の共用化に関する仕様策定や標準化に向けた提言などでIOWN構想の実現に貢献するとのこと。

5G銘柄、通信インフラ銘柄として注目された銘柄なのでIOWN関連でも注目されそうです。
ちなみにＪＴＯＷＥＲは2024/02/08大引け後の決算発表でプライム市場への区分変更申請に向けた準備を行っていることを発表しています。承認はまだなので不確定な要素もありますが、決算も3Qでは黒字転換してますし注目。

ＩＯＷＮ関連株　まとめ

ＩＯＷＮ関連株については取り急ぎ以上ですね。
今後、大阪万博が近づくにつれてなにかしらの材料が出てくる可能性もあると思うので注目しておきたいです。

他にも、次にくる有望テーマ株とか材料株とかを初動で拾えるようにしっかりアンテナを広げておきましょう！

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