期待の米国株ロイヤリティ・ファーマ(RPRX)について解説します!

    こんにちは、かりんです♪

    今回は個人的に注目している米国株IPO銘柄の「ロイヤリティ・ファーマ」について書いてみますね!

    米国株 IPO銘柄 ロイヤリティ・ファーマ(RPRX)とは

    ロイヤリティ・ファーマ(RPRX)
    ロイヤリティ・ファーマ(RPRX)

    ロイヤリティ・ファーマはアメリカの株なので知らない人も多いかもしれないので、凄くザックリとですが解説します。

    ロイヤリティ・ファーマは2020年06月15日にNASDAQ市場に新規上場したIPO銘柄です。

    社名からして製薬会社っぽいですけど、別にお薬をつくっている会社ではありません。

    「じゃあなにをしている会社なのか?」というと、カンタンにいうと製薬会社や創薬バイオベンチャー、学術機関、研究病院、非営利団体など新薬研究開発をしているところに投資をして、該当する新薬の売り上げの一部をロイヤリティとして受け取るというビジネスですね。

    薬の研究開発にはお金がかかりますのでかなり需要のある事業内容と言えます。

    ある程度大きな製薬会社なんかは新薬開発の費用は潤沢にあるかもしれませんが、学術機関や研究病院、バイオベンチャー企業は潤沢な資金がないケースも多いです。日本のバイオベンチャー企業も赤字の会社だらけですよね。

    そういう会社にむけて「新薬開発費用の一部を負担するから新薬ができたら売り上げの一部をちょうだいね」ということですね。

    このロイヤリティ収益ですが、新薬の特許はだいたい「15年単位」なので、投資した新薬が販売できれば15年程度は安定した収益を得ることができます。

    問題は保有する新薬特許の期限がいつ切れるのか?という点ですが、実はロイヤリティファーマが保有するなかで稼ぎ頭といえる「テックフィデラ」「ヒュミラ」「レミケイド」という薬の特許が2019年に切れていて売上げが減少しています。

    おそらく収益額の大きな特許が切れたことで、今後の新薬開発投資の資金を得るために今年IPOしたのかもしれません。

    ちなみに「テックフィデラ」「ヒュミラ」「レミケイド」というロイヤリティ学の大きな薬の特許は切れましたが、現状すでに4つの開発段階にある新薬ロイヤリティを保有していますし、処方薬の市場は年7%の成長となっているため、業界全体としては伸びていくことが予想されます。

    IPOで大きな金額を調達しているので、今後の投資案件に注目ですね♪

    他社の参入障壁が高い業界

    ロイヤリティファーマは、現状300億ドルを超える巨大IPOなのに従業員数はなんと35名
    従業員数は少ないですが、実は社員のほとんどが博士号をもつエリートで、投資・製薬業界どちらにも精通した人材。投資分野・製薬分野に特化した少数精鋭の会社なのです。

    従って、従業員数は少なくともカンタンに他社にマネされるような業界ではなく、ライバル企業に畑を荒らされる心配は少ないと言えます。

    新薬投資のポートフォリオが魅力的

    ロイヤリティファーマは既に45の薬のロイヤリティを保有していて、そのうちの22のロイヤリティが「ブロックバスター」と言われるもの。

    ブロックバスターとは
    従来の治療体系を覆す薬効をもち他を圧倒するシェアを誇る新薬を指す医薬品産業の用語。

    要は莫大な売り上げにより開発費を回収する以上の利益を生み出す新薬のことをブロックバスターというらしいです。

    普通、けっこう大きな製薬会社でも保有しているブロックバスターの数は10未満のところが多いようです。なので22ものブロックバスターを持っているロイヤリティ・ファーマはこの時点でかなり凄い。

    また、ロイヤリティ・ファーマが保有する新薬ポートフォリオは、がん・HIV・糖尿病・心臓病・神経疾患・希少疾患など幅広い分野にわたり、分散投資ができている点も魅力的。同じ分野の薬だけに特化していると、他社がブロックバスター(特効薬など)を開発した時に大きなリスクが生じます。

    株でも同じテーマにばかり集中投資するのはリスキーですからね。幅広い分野の薬に分散投資できているのは安心材料です。

    業績も優秀・配当利回り2%予定

    ロイヤリティ・ファーマは業績も優秀です。

    17年12月期 18年12月期 19年12月期 19年1-3月期 20年1-3月期
    売上高(百万ドル) 1,598 1,795 1,814 435 501
    営業利益(百万ドル) 940 1,364 2,563 431 361
    純利益(百万ドル) 1,210 1,378 1,176 367 71

    過去3期の売上高純利益率は17年12月期が76%、18年12月期が77%、19年12月期が65%と、いずれも60%を超える高収益企業です。

    IPO時の目論見書において、今後「売上高が年率6~9%程度のペースで成長していく」と予想。

    さらにロイヤリティ・ファーマはIPO株にしては珍しく配当も出す予定になっています。目論見書ベースでは四半期ごとの配当は1株あたり0.15ドル。配当利回りは年2%見込み

    さすが2020年最大の米国IPOはスゴイですね。IPOで配当利回り2%は優秀だと思います。

    ロイヤリティファーマの株価は今後どうなる?!

    ロイヤリティファーマのビジネスは新薬への投資です。自らが新薬開発を手掛けているわけではないので、研究費用が膨らみ続けるということもなく研究施設などの固定資産やインフラも必要としないため、利益率が高い(収益の大部分が利益になる)こともポイント。

    ロイヤリティファーマは超大型IPO案件・利益率の高い黒字企業・ロイヤリティ事業で収益源が安定的などの特徴から2008年に史上最大規模のIPOとして上場したVISAと共通する部分が多く、VISAのような株価成長を遂げるのでは?とも言われています。

    あくまで参考程度ですが、VISAの過去10年のチャートは以下の通りです。

    ビザ A(V)
    ビザ A(V)

    堅調なチャートですねー!

    ちなみにロイヤリティ・ファーマの上場直後の動きとしては初値が44ドルで、IPO価格(28ドル)を57%上回ってスタート。06/24時点で株価は50ドルを超えており、良い感じのスタートになっています。

    本当にVISAみたいな推移をするか見ものです♪

    以上、ロイヤリティ・ファーマはなかなか面白そうな米国株ということです!

    大型株なので、短期でどうこうというよりVISAみたいな株価推移を想定して長期目線で保有するのもアリかなと考えています♪

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