こんにちは!
06/01(月)から全国で学校が再開されたようですが、北九州市の小学校では新型コロナウイルスのクラスターが発生するなど、第ニ波の気配が近付いてきている感じがして怖いですね。
ここ最近は街にも人が多くなってきてますし、密な場所も増えているので個人的には新型コロナウイルス感染症の第ニ波は来ると思ってます。
政府も新型コロナの第ニ波を警戒しており、東京都・宮城県・大阪府の3都府県にて抗体検査を実施するとのこと。東京・宮城は06/01(月)から、大阪は06/03(水)から調べ始めるようです。
先日はPCR検査関連株についてまとめましたが、今回は「抗体検査関連株」についてもまとめておきますね!
抗体検査関連株とは
抗体検査関連株とは、もちろん抗体検査に関連する製品やサービスを手掛ける銘柄の総称です。
ただ「抗体検査とPCR検査って何がどう違うの?」って方が多いと思うので前回の記事(PCR検査関連株)でもかるーく説明しましたが、もう一度超ザックリと説明します。
まずPCR検査とは患者さんの体液を調べてそこに新型コロナウイルスが存在するかどうかを調べる検査のこと。対して抗体検査とは体内で作られる抗体があるかどうかを調べる検査です。
抗体とは簡単にいうとウイルスをやっつける兵隊みたいなものでからだの免疫反応によって作りだされます。Yみたいな形をしていてさすまたみたいに先っちょのほうでウイルスを捕まえるらしい!からだってスゴイ!
このYのカタチをした抗体は、ウイルスをやっつけた後も体のなかに残るので、新型コロナの抗体があるかどうかを調べることで「過去に新型コロナに感染したことがあるか?」を調べられます。
つまりPCR検査は「今、新型コロナに感染しているか?」を調べる検査、抗体検査は「過去に、新型コロナに感染したことがあるか?」を調べる検査だと考えればOKだと思います!(たぶん)
ただし、抗体は新型コロナウイルスに感染してすぐには検出されない場合もあるらしいので、新型コロナ発症から2週間未満では抗体検査では判断が難しいみたいです。なので発症から時間が経っていない場合は「PCR検査」が有効です。
抗体検査は「過去にどれだけの人が新型コロナに感染していたのか?集団免疫を獲得しているか?」など感染症流行の全体像を調べる場合に有効と言われています。
ただしPCR検査、抗体検査ともに「偽陽性(ぎようせい)」といって、病気ではないのに検査が陽性になってしまうこともあるみたいなので、どれだけ精度の高い検査キット、サービスを手掛けているか?が重要になってくるかもですね。
厚生労働省は2020年06月01日(月)から順次、東京都・宮城県・大阪府の3都府県でもおよそ1万人を抗体検査を実施するとのこと。株式市場においても抗体検査関連株は繰り返し注目される可能性があると思います。
抗体検査関連銘柄 本命株 4544 みらかホールディングス
みらかホールディングスは抗体検査関連銘柄の本命株と言えると思います。
みらかホールディングスは臨床検査薬大手の富士レビオと受託臨床検査首位のSRLが統合した持ち株会社で、富士レビオとSRLは連結子会社の扱いになります。
まず富士レビオは新型コロナウイルスの「抗原検査キット」を提供しています。抗原検査は、抗体検査とはちょっと異なるのですが、かなり近い分野。そしてSRLは新型コロナウイルスのPCR検査を既に受託しており、06/01(月)からは抗体検査の受託も開始しています。
なので正確に言うとみらかホールディングスは抗体検査関連株というか、「PCR検査」「抗原検査」「抗体検査」いずれにも当てはまる注目株ということですね。
みらかホールディングスは時価総額規模が少し大きめなので、小型バイオ株に比べると値動きは少しマイルドですが、新型コロナの検査関連株としては中核株だと思います。
抗体検査関連銘柄 本命株 4671 ファルコホールディングス
臨床検査受託大手のファルコホールディングスも抗体検査関連銘柄として注目です。ファルコホールディングスは新型コロナウイルス関連で特に材料がでているわけではないですが、事業内容に「免疫血清学的検査」というのがあります。
この免疫血清学的検査は抗原や抗体の反応を利用してウイルスやによる感染症、自己免疫性疾患の検査をする、という内容なので事業内容的に関連株と言えると思います。
ファルコホールディングスはみらかHDよりも時価総額規模が小さいので、もし注目されたら値動き的に面白いかも。
抗体検査関連銘柄 本命株 4061 デンカ
デンカはアビガン原料などを手掛けている新型コロナ関連株ですが、他にも検査キット関連銘柄でもあります。デンカは2020年02月13日に、新型コロナ感染症の簡易検査キット開発着手を発表しています。
デンカの開発している簡易検査キットはイムノクロマト法による抗体検査キット。イムノクロマト法とは、妊娠検査薬とかインフルエンザ検査などでも広く使われる抗体検査で、迅速かつカンタンな検査方法のため広く行われています。
抗体検査関連銘柄 本命株 7777 スリー・ディー・マトリックス
スリー・ディー・マトリックスも抗体検査関連銘柄の本命株として注目。
スリー・ディー・マトリックスは04/27(月)に、中国に本社を置く抗体検査薬などの体外診断薬の開発会社「Prometheus Bio社」と協力し、日本での抗体検査キット開発を行うことを発表しています。
スリー・ディー・マトリックスが協力している「Prometheus Bio社」は、中国浙江省杭州市に本社を置き米国シリコンバレーにも拠点を持つ会社で、既に欧米向けにイムノクロマト法による新型コロナウイルス抗体検査キットを供給している実績があります。
抗体検査関連銘柄 本命株 3106 クラボウ
綿紡績大手でマスク関連株でもあるクラボウですが、実は抗体検査関連株でもあります。
クラボウは03/16より、中国の検査薬大手が開発したイムノクロマト法による抗体検査キットを発売しています。この抗体検査キットは15分で結果がでて95%の精度とのこと。中国の医療現場でも採用される検査キットなので信頼性は高いっぽいですね。
抗体検査関連銘柄 本命株 4583 カイオム・バイオサイエンス
カイオム・バイオサイエンスもいちおう抗体検査関連株と言えるかな、と思います。
カイオムバイオは独自の抗体作成技術をもつ理研初の創訳ベンチャーで「ADLibシステム」という独自の抗体関連技術を持っています。
2019年11月に富士レビオはカイオムバイオの「ADLibシステム」を使用して特異的抗体を含む診断薬キットを開発・国内販売を開始していることもあって、新型コロナの抗体検査関連としても思惑的な買いが入っている可能性はあるかもです。
と、いうかカイオムバイオの「ADLibシステム」はけっこうスゴイ技術っぽくて、カイオムは単なる抗体検査関連株としてだけではなく、新型コロナウイルス関連という大きなテーマでも本命株となる可能性もあるかも。
と、いうのも新型コロナウイルスの感染拡大で、一番待ち望まれているのはワクチン開発ですが、ワクチンはやはり開発にも承認にも時間がかかるもの。でもカイオムバイオのADLibシステムはわずか数週間で人間に投与可能な抗体を創出することができるらしく、実用化できればワクチン完成を待たずに抗体を提供することも可能になるらしいです。
この技術を応用することで新型コロナウイルスやエボラ出血熱などのパンデミック感染症が発生した場合に、最初の流行段階で食い止めることが可能らしいです。カイオムは時価総額規模も大きくなく値動きも面白いので、引き続き注目しておきたいですね♪
抗体検査関連銘柄 本命株 8256 プロルート丸光
2020/06/02(火)追記!
値動き的に抗体検査関連株のド本命ともいえるプロルート丸光のことを書くの忘れてましたw
プロルート丸光は大手総合衣料問屋で、新型コロナウイルス関連としては「マスク」とか「殺菌・除菌ジェル」の小売をやっていることでも注目ですが、抗体検査関連株としても思惑があります。
抗体検査関連株として注目なのは、2020年04月15日に東京都千代田の「株式会社マイクロブラッドサイエンス社(MBS社)」との間で、MBS社が有する血液検査デバイスの日本国外への提供に関する総代理店契約を締結している点。
MBS社の採決デバイスは良質な血液検体を自己採集することが出来る微量採血デバイスとのことで日本国内外での特許も取得済。この技術は新型コロナウィルス拡大局面における抗体検査の検査キットに実用化を検討される事例もあって、日本国外からの問い合わせも増えてきているらしい。
この材料で一気に抗体検査関連株の思惑で買われているってことですね。
さらにプロルート丸光は05/01の大引け後に決算を発表してて、20年3月期の連結最終損益は11.9億円の赤字(前の期は6.4億円の赤字)に赤字幅が拡大したものの、21年3月期は0.5億円の黒字に浮上する見通しとなっています。ウイルス対策商品などが寄与する模様。
実際に大赤字だった銘柄が黒字転換する見通しになったってのはインパクト大ですね!
プロルート丸光は面白い材料銘柄ですけど、ボロ株だし仕手株のイメージもあるので短期資金がかなり入ってるっぽいです。いきなりはしごを外される可能性も考えておくべき銘柄かなーと思います。
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