ギガキャスト関連株　本命株・出遅れ株　一覧

こんにちは、かりんです🥰

2023年09月18日、トヨタ自動車が2026年にも投入するＥＶの生産技術を報道陣に初公開しました。公開されたのは大型のプレス機で自動車部品の大部分を一体成形する「ギガキャスト」や、車を自動運転技術で自走させながら組み立てる「自走生産」という生産技術です。

自走生産については別の機会で関連株などを探ってみるとして、この記事では「ギガキャスト」という技術について関連株をまとめていきますね！

ギガキャスト関連株とは

ギガキャスト関連株とは、ＥＶ(電気自動車)の効率的な生産技術である「ギガキャスト」に関連する技術・製品などを手掛ける銘柄の総称です。

「そもそもギガキャストとはなんなんだい？」ってところからサクッと説明したいんですが、ギガキャストの前に「ダイキャスト(ダイカストともいう)」ってヤツの説明からしますね。

ダイキャストってのは溶かした非鉄金属合金(アルミとか)を精密な金型に高速・高圧で注入して瞬時に製品を整形する鋳造技術のことです。主にアルミニウムや亜鉛合金、マグネシウム合金、銅などの材料がダイキャストに使われるみたい。

で、ギガキャストとは「ダイキャストのギガバージョン(クソデカバージョン)」と考えるとわかりやすいと思います。ダイキャストは基本的に部品をひとつずつ生産するわけですが、ギガキャストではクソデカマシーンを用いて大量の自動車部品を一体成型します。

ギガキャストは数十～数百もの自動車部品を一個にまとめて成形する技術なので、従来よりも部品の数は大幅に減らせて製造工程も大幅に削減できるわけです。なのでＥＶの生産コストを大きく下げられるのです。

ＥＶはもともとバッテリーの価格が高いだかなんだかの理由で、従来の生産方法だと採算がとりにくいと言われていますが、そんな中でも好採算を実現しているのが米テスラ。テスラは2020年にギガキャストを導入し、一般的な自動車メーカーだと150以上の部品を２個にまで集約。利益が確保しずらいＥＶ市場でも独走状態を続けています。

トヨタ自動車もテスラに追いつこうとギガキャスト技術によるＥＶ生産を始めるということです。

ちなみにトヨタのギガキャストでは車体前側の91点の部品と後側の86点の鋼板部品を２個の大型アルミ部品に置き換える計画とのこと。車体製造コストは大幅に安くなりそうですね。

ギガキャストの弱点としては、自動車事故などで一体成型された大きな部品が破損した場合、まるごと交換しなければならなくなるかもしれない点。実際、ギガキャストが採用されているテスラ車だと修理費用が高額になるケースとかもあるらしいですね。ただ、トヨタに関してはこの点について対応策についてはめどがついているとのこと。さすがトヨタ！

あと、ギガキャストが導入されると既存の自動車部品メーカーに打撃を与える可能性がある点ですかね。なのでギガキャストに置き換えられてしまう部品を手掛ける自動車部品メーカーは少し注意が必要かも？

ギガキャスト関連株　一覧

ギガキャスト関連株　本命株・出遅れ株

それではギガキャスト関連株の本命株・出遅れ株をピックアップしておきますね。個人的な主観を含むので参考程度にお願いします😚

ギガキャスト関連株　本命株　7203 トヨタ自動車

ギガキャスト関連株の中核株としてトヨタ自動車に注目。トヨタ自動車は2026年にギガキャストや自走生産などのＥＶの新たな生産技術を投入していくとしています。ギガキャスト導入でＥＶの生産コストを大幅に削減できれば、利益幅が取れにくいＥＶでもテスラ社のように好採算が実現できるようになるはず。

ギガキャスト関連株　本命株　7267 ホンダ

ホンダもギガキャストの導入を検討している自動車メーカーです。ホンダは2020年台後半以降に投入する次世代ＥＶでギガキャストの導入が検討されているようです。こちらもギガキャスト関連株の中核銘柄として注目。

ギガキャスト関連株　本命株　7259 アイシン

トヨタ系の自動車部品メーカー大手アイシンもギガキャスト関連株の本命として注目。アイシンは2023年09月14日に2025年度までの中期経営計画を策定したと発表し、国産自動車メーカーもＥＶシフトが進むとみてギガキャスト技術を導入することを示しました。アイシンはもともと自動変速機関連部品などでアルミダイカスト技術を手掛けているので、その技術を活かすとのこと。

アイシンによるとギガキャストは2030年には市場規模が2兆円を超える想定とのこと。
アイシンはＥＶのバッテリー部を保護する「電池骨格」とあわせて「ギガキャスト」を注力領域に一つとし、２０３０年度にこの分野の売上高を２０００億円に伸ばす目標を掲げました。アイシンはギガキャスト関連株の本命株として注目です。

ギガキャスト関連株　本命株　5851 リョービ

リョービもギガキャスト関連株の大本命と言えると思います。リョービはアルミダイカスト部品のトップメーカーで、2025年3月にもギガキャスト製品の試作サービス提供予定としています。約50億円を投じて静岡県菊川市に新建屋を建設し、国内最大級の型締力6,500トンのダイカストマシンを導入する模様。

ちなみに型締力6,500トンのダイカストマシンは、産業機械メーカーのＵＢＥマシナリーに発注しているので、4208ＵＢＥもギガキャスト関連株として注目。

ギガキャスト関連株　本命株　4208 ＵＢＥ

大手総合化学メーカーのＵＢＥ。グループ会社に産業機械メーカーのＵＢＥマシナリーがあり、リョービからギガキャストマシンの発注を受けています。

ギガキャスト関連株　本命株　5852 アーレスティ

アーレスティはＳＵＢＡＲＵが主要取引先の大手アルミダイカストメーカー。リョービと同業でギガキャスト分野について検討・準備を進めている模様。

すでにギガキャスト設備に向けて動いているリョービに対して、アーレスティはまだ検討・準備段階っぽいですが、こちらもそう遠くないうちにギガキャスト関連の材料が出る可能性が高いんじゃないかなぁと個人的には思っています。

ギガキャスト関連株　本命株　5702 大紀アルミニウム工業所

大紀アルミニウム工業所はアルミニウムをリサイクルして自動車業界や製缶メーカーなどに納入している会社ですね。自動車向けにはダイカスト用アルミニウム合金を手掛けているので、ギガキャストが本格稼働し始めても恩恵を受けそうな気がします。ＥＶ普及が本格化すれば自動車部品は鉄からアルミにシフトするってことですもんね

ギガキャスト関連株　本命株　7245 大同メタル工業

大同メタル工業は軸受(ベアリング)メタルの最大手メーカーで、こちらもアルミダイカスト品も手掛けるのでギガキャスト関連株として注目。時価総額規模もそれなりにお手頃で値動き的にも面白そうな気がします。

ギガキャスト関連株　思惑株　5989 エイチワン

エイチワンはHONDAグループの車体フレームメーカーで金型・溶接技術などを持ちます。ホンダはすでにギガキャストに舵切をしているので、エイチワンも今後関連した材料がでる可能性に期待か。

ギガキャスト関連株　出遅れ株　6470 大豊工業

大豊工業はトヨタグループの自動車部品メーカーでこちらもアルミダイカスト製品を手掛けています。

ギガキャスト関連株　思惑株？　5741 ＵＡＣＪ

アルミニウム圧延メーカーのＵＡＣＪは缶材に強みがあるメーカーですが、自動車部品用アルミニウム材も手掛けているのでギガキャスト関連でなにか恩恵あるのかなぁと注目しています。

ギガキャスト関連株　まとめ

ギガキャスト関連株については取り急ぎ以上です。
割とビッグテーマだと思いますし注目したいですね。

ギガキャストが導入される頃にはＥＶももっと普及しそうな気がします。ギガキャスト関連株だけじゃなくて、ＥＶ関連のほかのテーマ株も合わせてみておくといいかも。

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他にも次にくる有望テーマとか材料株とか、しっかりアンテナを広げておきましょう！

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