
※このページは2025年05月02日(金)にリニューアルしました。
こんにちは、かりんです🥰
こちらのサイバーセキュリティ関連株のまとめ記事はもともと2021年05月に執筆した記事ですが、だいぶ古くなってきていたのでこの機会にリニューアルしました。
サイバーセキュリティ分野の重要性は日に日に増しています。
証券口座の乗っ取り被害などもかなり話題になっていますよね。直近だと、2025年5月1日に著名な個人投資家であるテスタさんが楽天証券の口座で乗っ取り被害に遭われたことをX(Twitter)で報告されています。
楽天証券やSBI証券などの大手ネット証券会社でもいくつかセキュリティホールが指摘されていますが、まずどんなルートでログイン情報が漏れたのか?ってところも早く解明してほしいですね。私自身もすべての口座で2段階認証をオンにしてはいますが、それでも不安。。
証券口座の乗っ取りやフィッシング詐欺などの被害も多数報告されているほか、防衛分野でも、現代の戦争は「物理的な戦争の前にほぼ間違いなくサイバー攻撃が行われる」と言われていますし、サイバーセキュリティ分野はこれからますます注目が集まる可能性があります。
IoT、AI、暗号資産、NFT、自動運転などの次世代テクノロジー分野にはサイバーセキュリティは必要不可欠ですし、サイバーセキュリティ分野はこれらのハイテク系テーマに追随して繰り返し注目される可能性があると思います。
今回の記事ではサイバーセキュリティ関連株について本命株・出遅れ株・一覧をまとめてみますね😋
サイバーセキュリティ関連株とは

サイバーセキュリティ関連株とは、サイバー領域における不正なアクセス、情報流出、改ざんなどいわゆる「サイバー攻撃」を防ぐセキュリティ製品・サービスなどを手掛ける銘柄の総称です。
身近なところだと、パソコンのウイルス対策ソフトなどもサイバーセキュリティ分野の製品ですね。
他にも企業や官公庁向けにサイバーセキュリティ分野のコンサルサービスを手掛ける銘柄なども重要な関連株と言えると思います。
サイバー攻撃を行う側も新たな攻撃手法を次々にやってきますから、防御を行う側も日進月歩で対策をアップデートしていかなければなりません。
ニュースでもたまに「サイバー攻撃によって企業が情報流出」って事件が報じられることがありますが、顧客情報を管理する企業にとってサイバーセキュリティは社会的な義務となっています。
それに標的型のサイバー攻撃は機密情報をもつターゲットをダイレクトに狙うだけでなく、関連企業や取引先企業を経由して攻撃をしかける事例もたくさん発生しているので、重要な機密情報・顧客情報を管理している・いないに関わらずサイバーセキュリティは非常に重要。
なにしろサイバー攻撃の被害に遭い情報漏洩をしてしまえば、企業は大きく信頼を失ってしまいます。
特に今はフィッシング詐欺的なやり口が爆発的に増えていますし、フィッシングメールや偽サイトなども巧妙なものが増えていますよね。今後はAIの進化によって、サイバー攻撃の手法もますます巧妙になっていく可能性があります。
今後ますますセキュリティ分野の需要は伸びていくと思われます。
ただ、少し怖いのがサイバーセキュリティ分野の事業を行っている関連銘柄がサイバー攻撃の被害に遭うこと。これが起きちゃうと他業種と比較にならないレベルで信頼度爆下がりしますのでね。まぁそんなこと当然自覚しているはずなので対策はしっかりやっていると思いますが。
まぁいずれにせよサイバーセキュリティ分野が活躍する領域は今後も増えていくはずなので、引き続き注目しておきたいテーマです。
サイバーセキュリティ関連株 一覧
コード | 銘柄名 | 特徴 | 時価総額(25.05.02時点) |
---|---|---|---|
6701 | NEC | 生成AIやAgentic AIを活用したセキュリティサービスを2025年度上期より順次販売開始 | 4,768,051百万円 |
6702 | 富士通 | さまざまなサイバーセキュリティ対策ソリューション クラウドサービスにおけるセキュリティの脅威に対する専門チーム「富士通クラウドCERT」 |
6,532,276百万円 |
7011 | 三菱重工業 | 産業制御システム向けセキュリティ対策ソリューション「インターセプト(InteRSePT)] | 9,417,538百万円 |
3692 | FFRIセキュリティ | 純国産のサイバーセキュリティ専門企業 攻撃者の思考や手法を熟知したサイバーセキュリティ技術 標的型攻撃のセキュリティ対策に特化 |
27,355百万円 |
4417 | グローバルセキュリティエキスパート | サイバーセキュリティ教育カンパニー サイバーセキュリティコンサル・教育事業など 米クラウドストライクパートナー |
42,963百万円 |
4493 | サイバーセキュリティクラウド | AIを活用したクラウド型Webセキュリティサービス「攻撃遮断くん」、そのほか脆弱性診断サービスなど展開 | 17,446百万円 |
4498 | サイバートラスト | ウェブサイトアプリをDDoS攻撃や脆弱性を狙った攻撃から守るクラウドサービス「WAF Plus (ワフ プラス)」を提供 重要インフラ向けコンサルテーションおよび製品群を手掛ける 欧州サイバーレジリエンス法支援ソリューションも |
19,259百万円 |
338A | ZenmuTech | ユーザーデータを分散させることで無意味化する「秘密分散」というオンリーワン技術を活用したセキュリティサービス | 14,306百万円 |
153A | カウリス | 不正アクセス検知クラウド「Fraud Alert(フロードアラート)」 | 7,342百万円 |
173A | ハンモック | 「ヒト」を軸とした情報セキュリティ対策統合型IT運用管理「AssetView Cloud +」 | 7,002百万円 |
4704 | トレンドマイクロ | サイバーセキュリティ大手 行政機関向けサイバー犯罪調査・捜査トレーニングも | 1,470,308百万円 |
3040 | ソリトンシステムズ | サイバーセキュリティ総合支援サービス・Attack Surface Managementサービス・漏洩アカウント調査レポートサービスなど | 24,930百万円 |
4258 | 網屋 | ログデータ管理ソリューション・サイバー攻撃や内部不正の監視ソリューション | 18,167百万円 |
3697 | SHIFT | セキュリティ戦略や政府機関を対象とするNIST RMFを実現する幅広いサービスを提供 | 368,081百万円 |
4494 | バリオセキュア | 中堅・中小企業のセキュリティ対策サービスなど様々なサイバーセキュリティサービスを展開 | 3,216百万円 |
9889 | JBCCホールディングス | 企業のDX化を支援するITサービス大手 様々なサイバーセキュリティソリューションを展開 |
86,736百万円 |
2326 | デジタルアーツ | フィルタリングソフトや情報漏洩対策などセキュリティソリューション | 98,790百万円 |
4847 | インテリジェント ウェイブ | 攻撃早期監視技術・ファイル無害化技術などアクティブサイバーディフェンス(能動的サイバー防御)ソリューション | 28,052百万円 |
3042 | セキュアヴェイル | 情報セキュリティ構築やログ(使用履歴)分析サービス | 2,115百万円 |
3676 | デジタルハーツホールディングス | グループ会社「AGEST」がサイバーセキュリティ分野の脆弱性検査や運用など | 23,294百万円 |
4307 | 野村総合研究所 | グループにセキュリティ専門会社NRIセキュアテクノロジーズ | 3,192,178百万円 |
4288 | アズジェント | 標的型攻撃、メール誤送信、情報漏えい、不正アクセスなど様々なセキュリティ対策の製品、サービスを提供 | 2,404百万円 |
4344 | ソースネクスト | ウイルス対策ソフト「ゼロウイルスセキュリティ」 | 27,961百万円 |
6050 | イー・ガーディアン | セキュリティコンサルや各種アプリ・プラットフォーム脆弱性診断など | 25,430百万円 |
2467 | バルクホールディングス | サイバーセキュリティトレーニング施設の運営、そのほかセキュリティソリューションを提供 | 1,668百万円 |
3927 | フーバーブレイン | 企業向けセキュリティソフトの開発・販売 | 3,794百万円 |
2354 | YE DIGITAL | Emotetなどのサイバー攻撃から守る情報流出対策「Cyber Cleaner」を提供 | 11,303百万円 |
5133 | テリロジーホールディングス | 海外のIT関連製品の輸入販売・各種セキュリティ対策製品販売 | 4,517百万円 |
2158 | FRONTEO | サイバー攻撃による情報漏洩の調査と事後対応に向けたサービス | 23,890百万円 |
6199 | セラク | ITインフラの構築や運用支援などITサービスを展開 サイバーセキュリティマネージドサービスも展開 |
19,631百万円 |
3837 | アドソル日進 | IoT機器を サイバー攻撃から守る LynxSECURE | 18,158百万円 |
3968 | セグエグループ | セキュリティ製品の輸入販売とソリューション | 17,159百万円 |
4442 | バルテス・ホールディングス | ソフトウェアテストサービスが柱 サイバー攻撃可視化ツール「PrimeWAF」、セキュリティ脆弱性診断サービスなどを提供 |
9,438百万円 |
4475 | HENNGE | 国内シェアNO.1のクラウドセキュリティ「HENNGE ONE」 | 56,519百万円 |
8023 | DAIKO XTECH | 富士通が大手パートナーで筆頭株主のSIベンダー 様々なサイバーセキュリティソリューションを展開 |
11,885百万円 |
3962 | チェンジホールディングス | グループ傘下にサイバーセキュリティ事業を手掛けるサイリーグHD、イー・ガーディアン | 95,860百万円 |
3967 | エルテス | 企業が抱えるデジタルリスクを予兆・検知・解決するソリューション グループ傘下「JAPANDX」が自治体向けのサイバーセキュリティ対策支援など |
3,946百万円 |
4398 | ブロードバンドセキュリティ | ITセキュリティサービスに特化した企業向けサービスの専門企業 | 6,102百万円 |
4413 | ボードルア | ITインフラストラクチャ分野に特化 顧客企業に各種セキュリティ技術を導入~運用まで支援 |
92,198百万円 |
4441 | トビラシステムズ | 詐欺電話・詐欺SMS等の情報を収集・調査してデータベースを構築、自動でフィルタリングする「迷惑情報データベース」を提供 | 9,701百万円 |
サイバーセキュリティ関連株 本命株・出遅れ株
サイバーセキュリティ関連株の本命株・出遅れ株をピックアップしておきます。個人的主観を含む内容なので参考程度にお願いします😋
サイバーセキュリティ関連株 本命株 6701 NEC

とりあえず大手からいきますか。
サイバーセキュリティ関連株としてNEC、注目ですね。
NECは防衛関連株の一角としてもピックアップした銘柄で、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)の協力企業です。
NECはグループに「NECセキュリティ」というサイバーセキュリティの専門会社があり、こちらが中核となりさまざまなサイバーセキュリティ対策を提供しています。さまざまなITサービスを提供するNECですから、セキュリティ分野も幅広く手掛けています。
また、NECは2019年度から陸上自衛隊通信学校向けに部外委託教育を提供している点も注目。2024年03月までに高度サイバーセキュリティ教育を複数回計9回開催するなど、防衛省・自衛隊のサイバーセキュリティ人材の育成に貢献しています。今後も防衛省をはじめ国内外の政府機関や重要インフラ企業などへのサイバー防御の演習、製品・サービスの提供するとのこと。
それからNECは2025年04月15日に、生成AIやAgentic AIを活用したセキュリティサービスを2025年度上期より順次販売開始することも発表しています。こちらは具体的には、新たな脅威や脆弱性が自社システムに及ぼすセキュリティリスクの診断を支援する「システムリスク診断用Agentic AI」と企業のガバナンス向上に必要な組織の情報セキュリティ内部監査を支援する「情報セキュリティ内部監査用Agentic AI」を開発し、これらを活用したサービスを2025年度上期に提供するってことみたい。
NECは国家レベルのサイバーセキュリティ教育に貢献しているくらいなので、中核銘柄として注目しておいて良いのではないかと。
サイバーセキュリティ関連株 本命株 6702 富士通

ITサービスで国内首位の富士通もサイバーセキュリティ関連株として注目です。
富士通もさまざまなサイバーセキュリティ対策ソリューションを手掛けていますね。マルウェア侵入防御/流出防止、感染防御、情報の保護、ログ分析など。また、クラウドサービスにおけるセキュリティの脅威に対する専門チーム「富士通クラウドCERT」を組織しています。
グローバル規模で行っているCSIRT(シーサート:情報セキュリティのインシデントに対応するための組織)活動から得られる情報や実践ノウハウを、顧客企業のサイバー攻撃対策に反映し、数あるセキュリティ分野のソリューションから最適なものを提供しています。富士通もサイバーセキュリティ銘柄の中核株として注目ですかね。
サイバーセキュリティ関連株 本命株 4704 トレンドマイクロ

サイバーセキュリティといえばトレンドマイクロ。こちらも外せない関連株ですかね。
トレンドマイクロは個人向けのウイルス対策ソフト「ウイルスバスター」を手掛けることでもよく知られていますね。企業向けのサイバーセキュリティソリューションも提供していますし、行政機関向けサイバー犯罪調査・捜査トレーニングなども手掛けています。特殊詐欺やフィッシング詐欺対策などの詐欺防止に特化したスマホアプリ「詐欺バスター」を提供している点も注目か。
それと、トレンドマイクロは米Microsoftと長期に渡るパートナーシップを築いてきたゴールド認定パートナーで、Windows、Exchange、SharePoint、Hyper-V、Azureを含むMicrosoft環境のセキュリティを提供している点も注目ですね。
サイバーセキュリティ分野で世界でも有数の企業なので、こちらも中核株として注目しておくべきかと思います。
サイバーセキュリティ関連株 本命株 4417 グローバルセキュリティエキスパート

グローバルセキュリティエキスパート(GSX)もサイバーセキュリティ関連株として注目ですね。
GSXは「日本全国の企業のサイバー自衛力の向上を目指す」というスローガンを掲げて、民間企業や官公庁向けに情報セキュリティ・サイバーセキュリティの実装・運用支援をワンストップで提供する「コンサルティング事業」「ソリューション事業」を手掛けている銘柄。サイバーセキュリティ教育カンパニーも標榜しています。
サイバーセキュリティ事業をスタートしてから20年超の歴史があり、年間3000社の顧客に「コンサルティングサービス」「ソリューションサービス」「教育サービス」を提供しており、リピート率も90%と高いです。
また米国のサイバーセキュリティ企業のクラウドストライク者のパートナー企業で、標的型攻撃をリアルタイムに判断・検知するエンドポイント保護ソリューションも提供しています。サイバーセキュリティ銘柄の代表的銘柄なので、こちらも注目しておきたいですね。
サイバーセキュリティ関連株 本命株 4493 サイバーセキュリティクラウド

サイバーセキュリティクラウドは自社開発・自社サポートでセキュリティ関連製品・ソリューションを提供する国産のサイバーセキュリティ企業。こちらもサイバーセキュリティ関連株の代表格と言えると思います。
同社はAI技術を活用したクラウド提供のWebセキュリティサービス「攻撃遮断くん」が主力。攻撃遮断くんは、AIによる高度な防御技術を搭載したWEBサイトを守るセキュリティサービスで導入サイトは20,000以上で国内シェアNo.1(2023年度)だそうですね。継続率99%以上らしい。
開発からサポートまですべて国内で行う国産クラウド型WAFを提供している点は注目ですね。
サイバーセキュリティ関連株 本命株 3692 FFRIセキュリティ

FFRIセキュリティも純国産のサイバーセキュリティコア技術の研究開発を行う企業です。
「サイバー攻撃を行う側」の技術を研究することでその対策技術を開発するオフェンシブセキュリティのアプローチで研究開発を行っています。
オフェンシブセキュリティの考え方は政府が導入に向け動いている「能動的サイバー防御」と近しいやつですね。FFRIセキュリティのセキュリティ製品「FFRI yarai」は既に販売パートナーを含むSI企業のパートナーを通して、数多くの中央省庁・官公庁・重要インフラなどでご採用されています。
こちらもサイバーセキュリティ関連株として注目。
サイバーセキュリティ関連株 本命株 4498 サイバートラスト

サイバートラストはSBテクノロジーの子会社にあたる企業なので、ソフトバンクグループに属する銘柄です。
「トラストサービス(電子認証サービス)」やIoTサービスを手掛けているほか、サイバーセキュリティ領域では「WAF Plus (ワフ プラス)」という、ウェブサイト・ウェブアプリを DDoS攻撃や脆弱性を狙った攻撃から守るクラウドサービスを提供しています。
また、サイバートラストは重要インフラ向けコンサルテーションおよび製品群を手掛ける点や欧州サイバーレジリエンス法支援ソリューションをも注目。
サイバーセキュリティ関連株 本命株 338A ZenmuTech

ゼンムテックは2025年03月に上場したばかりの銘柄で、直近でも急騰しているサイバーセキュリティ関連株です。
ゼンムテックは「データの無意味化ソリューション」を開発・提供する会社です。ユーザーデータを分散させることで無意味化する「秘密分散技術(ZENMU-AONT)」というオンリーワン技術を活用したセキュリティサービスを手掛けています。
秘密を分散することでユーザーデータが無意味と化し、情報漏洩から守るってやつですね。「データ自体を無意味なものとして扱う」という新しい発想のセキュリティ製品。なるほどなぁ。
とりあえずオンリーワン技術って惹かれる言葉ですが、すでにけっこう上がっちゃってるので過熱感には注意。
サイバーセキュリティ関連株 本命株 153A カウリス

小型株ではカウリスも注目か。
カウリスは不正アクセス検知サービス「Fraud Alert(フロードアラート)」を開発・提供している銘柄。不正アクセスや異常を検知するソリューションはサイバーセキュリティ分野においても要だと思います。
カウリスは金融機関向けのマネーロンダリング対策やフィッシング対策の支援も行っているので、この点は直近の証券口座の乗っ取りなどにも関連してきそうな雰囲気?
また重要インフラである電力会社と協業して、金融機関がもつ顧客情報と電力会社の契約データを照らしあわせて、空き家の確認、名義人の整合性をチェックすることで不正な取引を未然に防ぐというなかなか斬新なサービスも。
個人的には電力会社との協業や不正検知サービスは面白そうだと思っています。
サイバーセキュリティ関連株 本命株 7011 三菱重工業

国防銘柄といえば三菱重工。
三菱重工は産業制御システム向けセキュリティ対策ソリューション「インターセプト(InteRSePT)」を提供しています。インターセプトは重要インフラおよび製造設備の制御システムをサイバー攻撃から守るソリューションで制御ネットワークに流れるデータを統合的に監視、分析し、三菱重工独自の 「ふるまい検知」により制御信号への標的型サイバー攻撃の検知が可能となっています。
ふるまい検知とは制御ネットワークに流れる指令やセンサ値を収集・分析、機器の挙動を監視し、正常ではないふるまいを検知するもの。従来の技術では対応が困難だった制御信号への標的型 サイバー攻撃に対応できるもののようです。
現時点で三菱重工のインターセプトに、攻撃側サーバーを特定したり無力化する能力が備わっているとは記載がありませんが、政府が能動的サイバー防御を導入すれば三菱重工が関連ソリューションを提供してくる可能性はありえるかなぁ?と予想。
重要インフラ向けのサイバーセキュリティソリューションを提供している銘柄なので、民間のフィッシング詐欺防止とかよりも、国防に関わるサイバーセキュリティ銘柄としては三菱重工に注目ですかね。
サイバーセキュリティ関連株 本命株 3697 SHIFT

SHIFTもサイバーセキュリティ関連株として注目。SHIFTはソフトウェアの品質保証・テスト事業を手掛ける企業ですが、セキュリティ分野のサービスも手掛けています。
SHIFTは2022年に防衛関連システムの整備に関する工程管理案件を受託したのを皮切りに、防衛関連省庁・企業に対する支援を開始し、2024年には防衛省がサイバーセキュリティ対策として導入したリスク管理枠組み(RMF:Risk Management Framework)に関する選任チームを立ち上げ。防衛省の委託によりRMF対応業務を担う、装備品製造会社に対して「RMF対応支援コンサルティングサービス」の提供を開始。SHIFTの幅広いセキュリティサービスは様々な業種、業界へ導入されており実績は4,000社以上。
またSHIFTは2025年04月01日に、防衛産業特化のコンサルを手掛ける新会社「Japan Aerospace & Defense Consulting」を設立しており、「防衛産業サイバーセキュリティ基準適用体制構築・監査対応支援サービス」の提供を行う、としています。
国防レベルのセキュリティサービスを展開する銘柄として、防衛関連株としても注目ですかね。
サイバーセキュリティ関連株 本命株 4847 インテリジェント ウェイブ

インテリジェント ウェイブは金融機関向けの決済システムや情報セキュリティ対策製品の開発・販売などを手掛けるシステムインテグレーター。
こちらは能動的サイバー防御関連株としても紹介しましたが、アクティブサイバーディフェンス技術として「ファイル無害化ソリューション:Resec」や「攻撃早期監視技術」を提供しています。攻撃の兆候を監視・検知するソリューションもファイル無害化も能動的サイバー防御の要となる技術。こちらもサイバーセキュリティ関連銘柄の一角として注目しておいて良いかも。
サイバーセキュリティ関連株 本命株 4475 HENNGE

HENNGEはクラウドセキュリティサービス「HENNGE One」を提供する企業ですね。
「HENNGE One」は1つのIDとパスワードで複数のWebサービスやアプリケーションにログインできるシングルサインオンという仕組みを提供するサービスで、各クラウドサービスと連携して情報漏えい対策、デバイス紛失対策、不正ログイン対策を クラウド上で実現できます。
「HENNGE ONE」は約3,000社の多様な業種・業態の導入実績をもつ国内シェアNO.1のクラウドセキュリティサービスなので、こちらもサイバーセキュリティ関連株として注目。
サイバーセキュリティ関連株 出遅れ株? 4494 バリオセキュア

バリオセキュアはサイバーセキュリティ対策を支援するセキュリティソリューションプロバイダーの専業で、中堅・中小企業のセキュリティ対策サービスなどを展開しています。時価総額規模が小さめで値動きも軽いのでちょっと面白そうではある。
サイバーセキュリティ関連株 本命株? 4258 網屋

網屋はサイバーセキュリティ製品・サービスを提供する企業で、SIEM製品「ALog」が主力。
SIEMとはSecurity Information and Event Managementの略で、日本語では「セキュリティ情報イベント管理」という意味。ネットワーク上のログデータを一元的に集約して、分析することでサイバー攻撃や不正アクセスなどを検知する仕組みです。
網屋のALogは国産SIEM製品としてシェア1位(2023年度)で、契約数は6200以上、契約継続率も99%と高い水準を誇ります。こちらも中小型のサイバーセキュリティ関連株として注目かも。
サイバーセキュリティ関連株 本命株? 4288 アズジェント

最近値動きがかなり激しいアズジェント。個人的にはあまり触りたくないけど一応紹介。
同社はネットワークセキュリティ分野に特化した企業で、セキュリティ機器の選定から導入・運用・監視・コンサルまでを一貫して提供しています。標的型攻撃、メール誤送信、情報漏えい、不正アクセスなど様々なセキュリティ対策の製品、サービスを提供している小型株なので、最近の証券口座の乗っ取り被害の増加も株価上昇の背景となってそうな銘柄ですが、直近25年04月28日の大引け後に業績の下方修正を発表し大幅に株価を下げています。
サイバーセキュリティ関連株 出遅れ株 2467 バルクホールディングス

小型株だとバルクホールディングスも注目か。
バルクホールディングスは実践型サイバーセキュリティトレーニング施設の運営・提供、サイバーセキュリティソリューションサービスの提供などを手掛ける会社です。
バルクホールディングスは事業パートナーであるイスラエルのサイバージム社と共同で独自のサイバー環境を模したサイバーセキュリティトレーニング施設の運営を行っており、重要インフラセクターの民間企業や政府機関等を中心にサイバートレーニングを提供しています。
重要インフラ・政府機関を中心に世界レベルの実践型サイバーセキュリティトレーニングを行っている点は注目ですね。
サイバーセキュリティ関連株 出遅れ株? 173A ハンモック

ハンモックは法人向けのIT運用管理ソフトや営業支援ツールなどを提供するソフトウェアメーカーですが、セキュリティ対策も事業領域の一つとしています。
ハンモックは組織が抱えるPC管理の課題を解決する統合型IT運用管理ソフトウェア「AssetView」シリーズを提供しており、こちらに情報漏洩対策などの新プランが追加されています。セキュリティ銘柄の本命というわけではないけど、小型の出遅れとして注目される可能性は微妙にあるか?
サイバーセキュリティ関連株 まとめ
とりあえずサイバーセキュリティ関連株のまとめはここまで。
サイバーセキュリティ関連株は割と息の長いテーマ株で、何年も繰り返し物色されてきているのでまた古くなったらリニューアルすると思いますし、新たな関連株が浮上したり、ピックアップし忘れがあったら追記します。
地政学リスクが高まったり、フィッシング系の被害や大規模な情報漏洩があった時には注目されやすいので中心的銘柄はしっかりは把握しておくといいと思います!
他にも次にくる有望テーマとか材料株とか、しっかりアンテナを広げておきましょう!
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