量子コンピューター関連株 本命株・出遅れ株 一覧

量子コンピュータ関連株

 

※この記事は2024/03/13(水)に追記編集しました。

 

こんにちは、かりんです🥰

最近、また量子コンピューター関連株に注目が集まっているみたいですね!

量子コンピューター分野はこれまでアメリカが開発競争をリードしてきましたが、最近では中国が同分野でかなり追い上げてきて競争が激化しているみたいです。日本国内においてもデンソー、リクルートHD、TDKといった企業が量子コンピューターを事業に活用する動きがあります。

量子コンピューター関連株はこれまでにも何度か物色されてきたビッグテーマ株ですが、2021年も再び注目されつつあるので、しっかり本命株出遅れ株についてまとめておきますね!

量子コンピューター関連株とは

量子コンピューター

量子コンピューター関連株とは量子コンピューターに関連する研究や製品、サービスなどを手掛ける銘柄の総称です。

「っていうかそもそも量子コンピューターってなに?」という人のためにちょっとだけ解説しますね。

従来のコンピューターは「0か1か」という2進法で演算を行いますが、量子コンピューターは「0かつ1(量子力学的な重ね合わせ)」という並列コンピューティングで演算し特定分野での計算を驚異的に早く処理することができます。

ちなみに量子コンピューターの計算速度がどれくらい凄いか?というと、スーパーコンピューターを遥かに凌駕します。

例えば、2020年に中国の「中国科学技術大学」が開発した光子(こうし)という光の粒を利用する「九章」という量子コンピューターでは、スーパーコンピューターでも6億年かかるとされる問題を200秒で解くことに成功したらしいです。

意味わかんないですよね笑

そもそもスーパーコンピューターでも6億年かかる問題っていうのが異次元過ぎてもう…。でもそれが200秒で解けちゃったらしいです。ここまでくると「その計算、本当に合ってるの?」って疑問も出てきそうですけど笑

とりあえず細かいことは置いておいて、とにかく量子コンピューターはこれまでのスパコンなんか目じゃないレベルに異次元クラスに計算能力が高いコンピューターと考えればいいんじゃないかな!と思います(たぶん?)

で、ものすごい計算能力をもつ量子コンピューターがなんの役に立つの?ってことですが、それはもう色んな分野です。数え上げればきりがないですが、特に人工知能とかビッグデータ解析とか、創薬分野とか、ファクトリーオートメーション(工場自動化・効率化)とかがかなり相性が良いと言われています。

あとは軍需産業にも革命を起こすと言われていますね。暗号とかも瞬間的に解読できちゃうとか。
アメリカと中国が量子コンピューターの覇権を競い合っているのも納得ですね。

あと、量子コンピューターは従来の暗号を瞬時に解析できることから「量子コンピューターの実用化で仮想通貨が終わる」ともよく言われていますよね。この辺はよくわからないですけど、気になったらググってみるといいかも。とにかく量子コンピューターってすごい😲

こんな感じで量子コンピューターは将来的に「産業や経済に革命を起こす」とか「国力をも左右する」とか言われているビッグテーマです。もちろん株式市場においても注目なので本命株・出遅れ株は注目しておきましょう。

量子コンピューター関連株 一覧

コード 銘柄名 特徴 時価総額(21.02.02時点)
6701 NEC 量子アニーリングマシンの実用化めざす 1,768,067百万円
6702 富士通 量子コンピューティングの実現に向け最先端研究機関と共同研究 3,379,305百万円
9432 NTT NASAや米スタンフォード大学と共同で量子コンピューターの開発 10,300,033百万円
3687 フィックスターズ カナダのDウェーブ社と業務提携 33,488百万円
6864 エヌエフホールディングス 低雑音信号処理技術・微小信号測定器 14,055百万円
3915 テラスカイ 量子コンピューターを使った課題解決を目指す子会社Quemixを設立 48,275百万円
4185 JSR IBM Q Network Hub at Keio Universityのメンバー企業 725,865百万円
4736 日本ラッド 台湾アドバンテック社と資本・業務提携 3,599百万円
6902 デンソー 量子アニーリングマシンの活用した事業推進 5,004,238百万円
8015 豊田通商 デンソーと量子コンピューターの実証実験を開始 1,506,510百万円
6777 santec 光子分野など独自技術 量子コンピューター分野で活用されるかも? 22,092百万円
6503 三菱電機 量子コンピューターでも解読困難な「耐量子計算機暗号」の研究開発 3,508,527百万円
3858 ユビキタスAIコーポレーション 量子コンピューターでも解読されない「格子暗号」 7,018百万円
2693 YKT 子会社が量子コンピューター向け機器を取り扱う 3,786百万円
8157 都築電気 富士通系ディーラー システムインテグレーター 33,777百万円
9984 ソフトバンクグループ ソフトバンクビジョンファンドが量子コンピューター分野の投資を模索 17,888,811百万円
3905 データセクション Aとビッグデータ活用事業 量子コンピューターと親和性が高い 6,393百万円
2158 FRONTEO AI関連株 量子コンピューターと親和性が高い 26,152百万円
3655 ブレインパッド AIビッグデータ解析コンサル 量子コンピューターと親和性が高い 31,295百万円
3680 ホットリンク AIによるデータ解析 量子コンピューターと親和性が高い 8,445百万円
6098 リクルートホールディングス カナダ「Dウェーブ」と協力し量子コンを広告などに最適化 7,964,228百万円
6762 TDK 原子レベルの磁性体の最適な組み合わせを量子コンピューターで求める 2,127,879百万円
3741 セック 量子コンピューティングの実用化に貢献するための研究開発 26,573百万円(234.03.13時点)

量子コンピューター関連株 本命株・出遅れ株

それでは量子コンピューター関連株本命株出遅れ株をピックアップしていきますね!個人的な主観を含んだ内容なので参考程度にお願いします😘

量子コンピューター関連株 本命株 6701 NEC

6701NEC
6701 NEC

ITサービス・通信インフラの大手 NEC量子コンピューター関連株の中核銘柄と言えると思います。NECは20年以上前から量子コンピューター分野の研究開発を進めており量子コンピューターの方式の一つ「量子アニーリングマシン」の実用化を目指しています。世界で初めて「量子素子・量子デバイス」の開発に成功したことでも知られている企業です。

また、2020年から量子コンピューティングの適用サービスの提供を開始しさまざまな企業・大学などと幅広い分野での量子コンピューティング技術の活用を検討し実証実験に取り組んでいます。

さらに2020年6月には、量子コンピューター分野で世界を先駆するカナダ企業「Dウェーブ(D-Wave)」と量子コンピューティング領域での協業に合意したことも発表。

この合意を受け、NECはDウェーブ社に1千万米ドルの投資を行い、両社の既存の量子コンピュータ技術を組み合わせ利用などの技術開発を行うようです。

NECは国内の量子コンピューター分野における大本命と言えると思います。NECは時価総額の規模大きめなので値動きは緩やかな方だと思います。

量子コンピューター関連株 本命株 6702 富士通

6702富士通
6702 富士通

富士通量子コンピューター関連株の本命株です。富士通といえば理化学研究所と「スーパーコンピューター京」を開発した企業としても知られています。

富士通はスパコンだけでなく量子コンピューターやAI分野にも積極的に研究開発を行っていて、2020年10月には量子コンピューターの開発に向けて理化学研究所や東京大学などと共同研究を始めると発表しています。

ちなみに富士通は「デジタルアニーラ」という量子現象に着想を得た「組み合わせ最適化問題」を高速で解くコンピュータの早期実用化を実現しています。これ、細かいことはよくわからないですが、従来のデジタル回路上で量子コンピューターに用いられる量子ビットの仕組みを再現したコンピューターで複雑な問題を高速で解くことができるらしいです。量子コンピューターもどき?みたいな?

とにかく富士通も量子コンピューター分野にかなり積極的に注力している企業なので注目ですね。

それに富士通は量子コンピューター関連株というだけでなく企業や官公庁のDX需要も大きく取り込む可能性があるので、そういう面でも注目の銘柄です。

量子コンピューター関連株 本命株 9432 NTT

9432NTT
9432 NTT

日本電信電話(NTT)も量子コンピューター関連株の注目銘柄です。NTTは2019年11月にNASAや米スタンフォード大学などと共同で光通信技術を応用した新しい方式の量子コンピューターの開発を始めると発表しています。

また、2020年3月には東京大学と共同で光量子コンピュータチップ実現にむけた高性能量子光源の開発に成功したことも発表。

さらに2020年11月には「大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所」と量子コンピューターの小型化・高速化を実現する回路圧縮手法を開発したことも発表しています。

こちらも量子コンピューター関連に積極的に注力している企業なので注目です。

量子コンピューター関連株 本命株 3687 フィックスターズ

3687フィックスターズ
3687 フィックスターズ

フィックスターズ量子コンピューター関連株の本命株として有名ですね。同社は量子コンピュータを利用していたり、利用を検討している企業・研究機関向けにアプリケーション開発サービスや開発を効率化するクラウドサービスを提供しています。

また、量子コンピューター分野で先駆するカナダ「Dウェーブ」と量子コンピューター分野で協業している企業でもあります。

フィックスターズは時価総額規模もお手頃で値動き的にも面白いので、量子コンピューター関連株の本命株として注目です。

量子コンピューター関連株 本命株 6864 エヌエフホールディングス

6864エヌエフホールディングス
6864 エヌエフホールディングス

エヌエフホールディングスも量子コンピューター関連の象徴株といえると思います。

エヌエフホールディングスは産業用電源や計測制御デバイスなどを手掛けていて、なかでも「微小信号測定器」や「低雑音信号処理技術」が量子コンピューターに用いられる可能性があることから関連株として注目されています。

エヌエフホールディングスも時価総額規模がそこまで大きくないので値動きが面白そうですね!量子コンピューター関連の本命株として注目です。

量子コンピューター関連株 本命株 3915 テラスカイ

3915テラスカイ
3915 テラスカイ

テラスカイは米セールスフォースとAWSのクラウドシステムの導入・開発を手掛ける銘柄。クラウド関連株ですね。

テラスカイは2019年に量子コンピューターを使った課題解決を目指す子会社、株式会社Quemixを設立しています。新会社「Quemix」では、米IBMの量子コンピューター「IBM Q」の適用可能性について企業やソフトウェアエンジニアを教育するための「量子コンピューティング・ラボ」を立ち上げています。

テラスカイも時価総額規模はそこまで大きくないですし値動き的にも面白そうです。

量子コンピューター関連株 本命株 4185 JSR

4185JSR
4185 JSR

JSRは自動車タイヤ向けなど合成ゴムを手掛ける化学メーカーですが、米IBMと量子コンピューターの実用化に向けて業務提携している企業です。

JSRは量子コンピューターによる化学計算を応用して半導体を作る際などに重要なファインケミカルの開発に活用したい考えのようです。化学メーカーにとって、複雑な化学プロセスを含んだ計算が高速でできることに大きなメリットがあるとのこと。JSRも量子コンピューター関連株の一つとして注目です。

量子コンピューター関連株 思惑株 4736 日本ラッド

4736日本ラッド
4736 日本ラッド

日本ラッドも量子コンピューター関連の思惑株として注目。日本ラッドは、産業用コンピューターで世界首位級の台湾「アドバンテック社」とインダストリアルIoT分野で資本・業務提携していることから、量子コンピューター分野においても期待されているようです。日本ラッドは時価総額規模も小粒で値動き軽いので短期でも面白そうな銘柄ですね!

量子コンピューター関連株 本命株 6902 デンソー

6902デンソー
6902 デンソー

自動車部品大手のデンソーも量子コンピューター関連株として注目です。

デンソーは量子コンピューターを使った工場の効率化シミュレーションの実証実験などさまざまな研究を行っている企業です。2018年には東北大学量子アニーリング研究開発センターと、米国で開催されたDウェーブが主催するカンファレンスで「量子アニーリング技術」に関する共同研究を発表しています。

量子コンピューターは工場の効率化を図る上でも非常に有効なため、デンソーはこの分野に注力しているわけですね!

ちなみにデンソーは当記事執筆日(2021/02/02)の前場で決算発表して、内容が好感されて大きく株価を伸ばしました。引き続き注目ですね。

量子コンピューター関連株 本命株 6777 santec

6777santec
6777 santec

santecは光通信用の部品や光測定器、光画像センシングなど光技術を応用した製品を手掛ける企業です。

特に注目なのがsantecが「光子分野」における独自技術を有している点。光子というのは量子コンピューターにも応用されているらしく、santecの技術も量子コンピューターに応用されるのではないか?という思惑があり関連銘柄として注目されています。

santecは5G関連株でもありますし、複数のビッグテーマに絡む銘柄として注目。時価総額もそこそこお手頃ですし、押し目は注目したいですね!

量子コンピューター関連株 本命株 3858 ユビキタスAIコーポレーション

3858ユビキタスAIコーポレーション
3858 ユビキタスAIコーポレーション

ユビキタスAIコーポレーションは通信ソフトウェアの開発やライセンス提供を行う会社です。

ユビキタスAIコーポレーションは米セキュリティ企業「オンボードセキュリティ社」と代理店契約を締結し耐量子コンピューター暗号化技術サービスを日本で提供している点に注目です。

量子コンピューターにかかると、従来の暗号という暗号はすべて即座に解読されて意味をなさないみたいです。つまり量子コンピューターが実用化されるには、量子コンピューターでも解読できない強固なセキュリティが不可欠。ユビキタスAIコーポレーションは量子コンピューターに解読されないとされる「格子暗号」などの耐量子暗号化技術サービスを国内で提供しているので、注目の銘柄です。

量子コンピューター関連株 出遅れ株 2693 YKT

2693YKT
2693 YKT

独立系の中堅機械商社 YKTも量子コンピューター関連株の出遅れ株として注目。YKTは子会社でレーザー・光通信機器・分光器などを取り扱う輸入商社「サンインスツルメント」が量子コンピューターの研究に必要な産業用レーザーなどを取り扱っていることから関連株として注目されています。小粒銘柄なので人気化すれば面白いかもですね。

量子コンピューター関連株 出遅れ株 8157 都築電気

8157都築電気
8157 都築電気

都築電気も量子コンピューター関連株の出遅れ株として注目。都築電気は富士通系ディーラーなので、富士通の量子コンピューターが実用化すればビジネスチャンスが広がりそうということで注目されています。富士通とともに注目しておきたい銘柄です。

量子コンピューター関連株 本命株 3741 セック

3741セック
3741 セック

※2024年03月13日(水)追記↓

宇宙関連株やロボティクス関連株としてもピックアップしたセックですが、量子コンピューター関連株としてもピックアップしておきますね。

セックはリアルタイム技術を強みを持つソフトウェア開発会社。リアルタイム技術とは、センサーがとらえた情報に対して瞬時に応答し、24時間連続で動き、再現性がない事象であってもトラブルを解析できる高度な信頼性が求められるシステムを設計する技術のこと。まさに自律動作するロボットなどに求められる技術です。

セックは量子コンピュータが実現するであろう究極のリアルタイムシステムを社会に適用すべく、量子コンピューティングの実用化に貢献するための研究開発も行っています。

具体的には「画像処理・点群処理への応用研究」と「量子コンピュータのクラウド環境が備えるべき機能の研究開発」を行っているようです。

セックはロボティクス、AI、宇宙、量子コンピューターなど次世代テクノロジー系のテーマが大変豊富で夢がある銘柄ですね。

量子コンピューター関連株 まとめ

量子コンピューター関連株は、これまでにも繰り返し注目されてきたテーマ株です。AI・ビッグデータ関連株やFA関連株、創薬バイオ関連株などさまざまなビッグテーマと親和性が高く、実用化すればさまざまな業界・分野に変革をもたらす可能性があるので量子コンピューター関連株もビッグテーマと言っていいと思います。

2021年も注目を集めていますし、もし今回の物色が短期で終わったとしても今後繰り返し物色される可能性があるので、本命株出遅れ株は把握しておくといいですね☺

他にも次にくる有望テーマとか材料株とか、しっかりアンテナを広げておくべきですね!
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