こんにちは、かりんです🥰
2026年4月下旬現在、中東情勢は未だに不透明ながら、直近では半導体関連株、AIインフラ関連株が株式相場の主役として大相場を形成しています。
これまで半導体といえば「回路をいかに細かくするか(微細化・前工程)」が特に注目されていましたが、実は今、その進化が物理的な限界に近づきつつあります。
そこで現在、世界中の巨大IT企業や投資家の熱視線が向かっているのが、チップを最終的な製品に仕上げる「後工程」、とりわけ半導体チップを載せる土台となる「ICパッケージ基板」です。
今回は、AIインフラの構築において絶対に欠かせない最重要パーツであり、日本企業が存在感を誇る「ICパッケージ基板関連株」の本命株・出遅れ株をまとめていきます。
ICパッケージ基板関連株とは
ICパッケージ基板関連株とは、最先端の半導体チップの性能を最大限に引き出すための特殊な「土台(基板)」や、その材料を手掛ける銘柄の総称です。
なぜ今、この部品が注目されているのか、まずはその基礎知識からざっくりと解説しましょう。
ICパッケージ基板ってそもそもどんなもの?
ICパッケージ基板とは、一言でいえば「極小の半導体チップ」を載せる土台となるもので、「パソコン等のメイン基板(マザーボード)」と繋ぐための橋渡し役(変換アダプタ)です。
最先端の半導体チップの回路はナノメートル(1ミリの100万分の1)という目に見えないミクロの世界で形成されていますが、それを載せるマザーボードの配線は数十~数百マイクロメートル(1ミリの1000分の1~数十分の1)オーダーです。ナノとマイクロ、一見どちらも小さそうですが実はサイズが1000倍以上も違うので直接繋ぐことができません。そこで間に「ICパッケージ基板」を挟み込むことで、微細な電気信号を徐々に広げてマザーボードに伝達しています。
また「ICパッケージ基板」の言葉通りですが、非常にデリケートな半導体チップを衝撃や湿気から守る「パッケージ」としての役割も果たしています。
ICパッケージ基板はAIインフラの最重要構築部品
なぜ今、この基板が投資テーマとして熱いのか?
それは生成AIを動かすためのAI半導体(GPU等)が、かつてないほど巨大化・複雑化しているからです。
複数のチップをブロックのように並べて繋ぐ「チップレット技術」が主流になってきていることで、土台となるICパッケージ基板には「大型化」かつ「多層化」し、電気信号を高速処理する超高難度な技術が求められるようになりました。
現在、この最先端のAI向け基板を安定して量産できるのは日本のイビデンや新光電気工業(TOBにより非上場化)など世界でもごく一部の企業に限られています。
プリント配線板との違いは?
前回のブログ記事でも少し触れましたが「ICパッケージ基板」と「プリント配線板」はどちらも配線が描かれた基板という共通点はありますが、役割が明確に違います。
投資テーマとしては、プリント配線板よりも「ICパッケージ基板」の方が技術的ハードルが高く、AI分野のドンピシャど真ん中の最重要パーツと考えていいと思います。
プリント配線板を手掛ける企業も、AIサーバーや自動車向けの需要拡大で大きな注目を集めています。
直近で「プリント配線板関連株の本命・出遅れ株」についてもまとめているので、ぜひこちらも併せてチェックしてみてくださいね!
AIインフラ向けプリント配線板関連株 本命株 出遅れ株 一覧≫
AI向けICパッケージ基板関連株 一覧
| コード | 銘柄名 | 特徴 | 時価総額(26.04.24時点) |
|---|---|---|---|
| 4062 | イビデン | NVIDIAやIntel向けにハイエンドAIサーバー用ICパッケージ基板を手掛ける(ほぼ寡占) プリント配線板からは撤退し高収益のAI向けICパッケージ基板に経営資源集中、2027年までに生産量2.5倍増産計画 |
3,532,783百万円 |
| 2802 | 味の素 | ICパッケージ基板の層と層を絶縁・接着する特殊フィルム「ABF」で世界シェアほぼ100%を独占 | 4,652,066百万円 |
| 4004 | レゾナックHD | ICパッケージ基板用の銅張積層板(CCL)・感光性材料・アンダーフィルなど先端パッケージ向け材料を幅広く手掛ける | 2,546,091百万円 |
| 4182 | 三菱ガス化学 | ICパッケージ基板やプリント配線板の積層材料として用いられる「BT材料」で世界シェア首位級 | 935,020百万円 |
| 5706 | 三井金属 | ICパッケージ基板向けキャリア付き極薄銅箔「マイクロシン」で世界シェア95%超 2023年11月に次世代半導体チップ実装用特殊ガラスキャリア「HRDPR」を量産開始 |
2,219,681百万円 |
| 5016 | JX金属 | フレキシブル基板向け圧延銅箔やコネクタ用高機能銅合金を展開 ウエハにナノレベルの膜を形成する金属材料「スパッタリングターゲット」でも世界首位級 |
4,294,142百万円 |
| 4966 | 上村工業 | メッキ用化学品で国内トップ級 ICパッケージ基板の製造工程に不可欠な銅めっき・表面処理薬品を手掛ける | 422,069百万円 |
| 4971 | メック | ICパッケージ基板製造に不可欠な銅表面処理(粗化・密着)薬品を手掛ける専業メーカー | 180,641百万円 |
| 4626 | 太陽HD | 基盤表面の保護膜材料「ソルダーレジスト」で世界トップクラスのシェア | 560,830百万円 |
| 4203 | 住友ベークライト | 各種半導体パッケージの封止をする樹脂材料で世界シェア約40%のトップメーカー AIや自動運転など先端半導体パッケージ向けの基板材料「LαZ」も展開 | 461,988百万円 |
| 6971 | 京セラ | セラミックパッケージで世界トップクラス AI半導体では有機基板(ABF)が主流だが車載・パワー半導体で存在感 また有機パッケージ基板もデータセンター・車載向けで展開 | 4,093,385百万円 |
| 5201 | AGC | 総合ガラスメーカー世界最大手級 次世代半導体パッケージの土台となる「ガラスコア基板」の開発を推進 | 1,223,940百万円 |
| 7911 | TOPPANHD | 総合印刷大手 印刷で培った微細な回路形成技術を応用し、次世代AI半導体向け「ガラスコア基板」の開発を進める | 1,350,344百万円 |
| 7912 | 大日本印刷 | 総合印刷大手 ガラスに極小の穴を開ける微細加工技術(TGV)を強みに次世代AI半導体向け「ガラスコア基板」の開発を進める | 1,308,774百万円 |
AI向けICパッケージ基板関連株 本命株 出遅れ株
それではAI向けICパッケージ基板関連株の本命株・出遅れ株をピックアップしていきますね!この項目は個人的な主観コミコミなので参考程度にお願いします😋
AI向けICパッケージ基板関連株 本命株 4062 イビデン

ICパッケージ基板関連株の大本命といえばやはりイビデンですね!
イビデンはICパッケージ基板(特に最先端のFC-BGA基板)で世界トップシェアを誇る銘柄です。
イビデンといえば、数年前までは半導体関連株のなかでも「不遇の存在」というイメージが強かったです。
AIブームの初期、日本の半導体製造装置メーカーがこぞって大相場となる中、当時のイビデンは主に「AI分野で出遅れたインテル向けの部品メーカー」という市場認識だったため上値が重い時期が続きました。
ただ、イビデンはインテル依存から抜け出し「エヌビディア向け」が主軸になったことで、明確にフェーズが変わりました。エヌビディア向けの具体的な供給開始時期は調べてもよくわからなかったんですが、おそらく2022~2023年頃のAIブーム加速のタイミングだと思われます。2024年末時点でイビデンの社長が「エヌビディア向けにほぼ独占供給している」と語っているので、遅くとも2023~2024年にはエヌビディア向けが主軸になっていたと推測できます。
さらに面白いのが、米政府の強力な後押しを受けたインテルがAI分野で巻き返しを図っている点です。AIの絶対王者エヌビディアに加え、米政府の出資というバックをつけてAI分野で巻き返すインテルに最先端基板を供給する銘柄なので、これはICパッケージ基板銘柄としては本命視が妥当でしょう。
生成AI向けの高性能半導体は、基板が非常に「大型かつ多層化」しています。プリント配線板と比べても技術的ハードルが圧倒的に高く、これが他社を寄せ付けない高い参入障壁として機能しています。
ちなみにイビデンは2023年にプリント配線板を手掛ける中国子会社を現地企業に売却し、経営資源を高収益のAI向けICパッケージ基板に集中する戦略を取っています。装置の入れ替えなどで2拠点3工場体制→3拠点5工場体制に広げ、27年時点の生産規模で24年比で2.5倍に増やす計画としています。まさに「選択と集中」ですね、これはAI分野の需要が長く続くという見込みでなければできないでしょう。
イビデンは引き続きAIインフラのど真ん中の銘柄として注目です。
AI向けICパッケージ基板関連株 本命株 2802 味の素

半導体材料関連株としても一覧に取り上げた味の素ですが、ICパッケージ基板関連株としてピックアップしておきます。
味の素といえば言わずとしれた食品銘柄ですが、実は半導体材料株としても外せない銘柄。
同社はICパッケージ基板の層と層を絶縁する特殊フィルム「ABF(味の素ビルドアップフィルム)」で世界シェアほぼ100%を独占する企業です。ABFは有機パッケージ材料として先端半導体向けで主流の材料です。
最先端AI半導体は基板が非常に「大型かつ多層化」しており、ナノレベルの微細な回路を何層にも重ねていくICパッケージ基板において回路同士がショートしないように挟み込む「ABF」が不可欠。AIなど先端向け半導体では味の素のABFがデファクトスタンダードとなっています。
AI向け基板の「多層化が進めば進むほど、間に挟むABFの消費量も増えていく」ため、美味しいポジションですよね。
うま味調味料の研究から生まれたアミノ酸の技術が、今や世界のAIインフラのボトルネックを握っているというわけですから凄いですね!こちらもAI分野を支える素材メーカーとして注目です。
AI向けICパッケージ基板関連株 本命株 4004 レゾナックHD

半導体材料株として本命級のレゾナック。こちらもICパッケージ基板関連株として取り上げておきます。
レゾナックはICパッケージ基板の土台(コア層)となる「銅張積層板(CCL)」において、先端パッケージ向けの高機能品で高いシェアを誇るほか、基板作りに不可欠な感光性材料やアンダーフィルといった先端パッケージ向け材料を幅広く手掛けています。
ちなみにCCLというのは、樹脂をガラスクロスに浸透させたシートの両面に銅箔を貼り付けた基板の主材料のことです。
それと、レゾナックは次世代半導体パッケージングコンソーシアム「JOINT2」を主導している点にも注目。
生成AI向けなどの超高性能な半導体パッケージは、もはや1社単独の技術では作れません。そこでレゾナックは、味の素やメック、上村工業といった名だたる日本の素材・装置メーカーを束ね、次世代の実装・基板技術をオールジャパンで開発する陣頭指揮を執っています。
「JOINT2」の実施期間は2026年7月までらしいですが、すでに2025年8月からはパネルレベル有機インターポーザーの開発を目的にしたコンソーシアム「JOINT3」も始まっているようです。
自社で強力な基板材料を供給しながら、業界全体の進化を牽引するポジションなのでICパッケージ基板のテーマでも注目しています。
AI向けICパッケージ基板関連株 本命株 4182 三菱ガス化学

三菱ガス化学も半導体材料銘柄としても取り上げた銘柄。
こちらもICパッケージ基板との関連性が深いので、こちらでもピックアップしておきます。
同社はICパッケージ基板の主材料のひとつとして用いられる特殊な樹脂「BT材料(ビスマレイミド・トリアジン樹脂)」を開発した生みの親であり、現在も世界シェア首位級を誇るトップメーカーです。
最先端のAI半導体は処理能力の向上に伴い作動時に「凄まじい熱」を発します。三菱ガス化学のBT材料は非常に熱に強く、高温になっても基板が反り返ったり膨張したりしないという優位性があります。
味の素の「ABF」が層と層の間を絶縁するフィルムとして活躍するなら、三菱ガス化学の「BT材料」は基板そのものの主材料として機能し、なおかつ優れた耐熱性と低熱膨張特性により高温でも基板が反り返らない安定性をもたらす素材です。
AI半導体の大型化・多層化が進むにつれて、熱や歪みに耐えられる強力な基板材料の需要はますます高まっています。味の素やレゾナックと並んで、基板材料の分野で注目しておきたい銘柄ですね。
AI向けICパッケージ基板関連株 本命株 5706 三井金属
後日追記予定!ちょっとまってね!
AI向けICパッケージ基板関連株 出遅れ株 4966 上村工業
後日追記予定!ちょっとまってね!
AI向けICパッケージ基板関連株 出遅れ株 4971 メック
後日追記予定!ちょっとまってね!
AI向けICパッケージ基板関連株 まとめ
今回は、AIインフラを支える最重要構築部品である「ICパッケージ基板関連株」についてまとめました。
半導体チップが高性能化・複雑化するほど、土台となるICパッケージ基板にも「大型化・多層化」という超高難度の技術が求められます。この分野は技術の壁が非常に高く、日本企業が世界的なシェアを握っているのが素晴らしいポイントですね。
半導体株全体が調整するような局面があれば、こうした替えのきかない技術を持つ銘柄はぜひチェックしておきたい王道テーマです。次世代の材料(ガラス基板など)への移行といったニュースも含め、引き続き動向に注目しておくと良いかなと思います!
他にも、次にくる有望テーマ株とか材料株とかを初動で拾えるようにしっかりアンテナを広げておきましょう!
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