円高メリット銘柄 一覧 本命株 出遅れ株

    円高メリット銘柄

    ※この記事は2026年09月04日(金)に全面リニューアルしました。

    こんにちは、かりんです🥰

    この記事はもともと2020年7月に投稿したものですが、内容がだいぶ古かったですし円高メリット株は為替相場が円高に傾くたびに繰り返し注目されるテーマなので、最新の相場状況に併せてリニューアルしておきます!

    さて。
    これまで歴史的な円安トレンドが続いていた為替相場ですが、2026年は日米協調の為替介入が行われるなど、これ以上の円安ドル高進行を阻止するために日米が断固たる姿勢を見せていることから、為替相場も乱高下が激しくなってきている印象です。直近では日銀による利上げ姿勢や米国の利下げ観測などを背景に、日米の金利差縮小を意識した「急激な円高への巻き戻し」が起こる場面も増えてきたように思います。

    為替が大きく円高方向にシフトすると、自動車や半導体、機械、電気機器などの輸出関連株や商社・鉄鋼といったセクターから資金が抜けやすくなります。

    日本の上場企業は、銘柄数ベースでは内需銘柄の方が多いのですが、株式市場において時価総額規模・影響力が大きいのは圧倒的に輸出企業です。なので基本的に為替市場の円高シフトは株式市場では重しとなり「円高株安(えんだかかぶやす)」の警戒感が広がり相場全体の地合いが重くなりがちです。

    ただそういう円高シフトのときに注目したいのが「円高メリット銘柄」です!

    円高になることで仕入れコストが劇的に下がる輸入企業や、原材料安の恩恵を受ける内需・食品・小売り企業など、円高局面を強力な追い風にして業績を伸ばす銘柄も数多く存在します。

    ということで、このページでは相場の急変時にもしっかりチェックしておきたい円高メリット銘柄の本命株・出遅れ株について分かりやすくまとめておきますね!

    円高メリット銘柄とは

    円高メリット銘柄アイキャッチ

    円高メリット銘柄とは、読んで字のごとく「円高進行が業績アップにつながる、メリットになる銘柄」の総称です。

    そもそも円高とは「円の価値が対ドル、対ユーロなど他国通貨に対して高くなること」を言います。
    具体的には「1ドル=150円」から「1ドル=140円」のように、より少ない円で外貨を買えるようになるのが円高ですね。

    他国通貨に対して日本円の価値が高くなるため、もっとも直接的な恩恵を受けるのが「輸入関連業種」です。

    例えば、アメリカで1ドルで売っているジュースを日本に輸入する場合、「1ドル=150円」のときは仕入れに150円かかりますが、「1ドル=140円」になれば140円で仕入れることができます。海外から原材料や完成品を仕入れて国内で販売している企業にとって、円高は仕入れコストが大幅に下がり、利益率が跳ね上がる大きなチャンスになります。

    日米の金融政策の方向性の違い(日本の利上げ・米国の利下げ観測など)から為替が円高に振れる局面では、こうした「コスト減が見込める銘柄」や「内需系」へ市場の物色資金がシフトするケースが見受けられます。こういう局面では円高メリット銘柄はしっかり押さえておきたいところですね!

    円高メリット銘柄 一覧

    円高メリット銘柄はけっこうたくさんのセクターがありますので、わかりやすくジャンル分けしてリストにしておきます。なお、今回は銘柄数が多いのでいつもみたいに一つ一つの銘柄の特徴を書くのではなくセクター全体の特徴を書くに留めますね。

    円高メリット銘柄(輸入食品系)

    • 3038 神戸物産
    • 2750 石光商事
    • 2212 山崎製パン
    • 2001 ニップン
    • 2002 日清製粉グループ本社
    • 2501 サッポロHD
    • 2502 アサヒグループHD
    • 2871 ニチレイ
    • 2264 森永乳業
    • 2270 雪印メグミルク
    • 3139 ラクト・ジャパン
    • 2266 六甲バター
    • 2108 日本甜菜製糖
    • 2109 DM三井製糖
    • 8079 正栄食品工業
    • 1301 極洋
    • 1332 ニッスイ
    • 1333 Umios
    ※補足説明
    食品や食材を取り扱う企業は、小麦、乳製品、肉・魚介類などを海外からの輸入に頼っているケースが多いため、為替が円高に振れると原材料の調達コストが大きく下がります。

    直近の日本市場では値上げ(価格転嫁)が浸透してきているため、そこに「円高による仕入れコスト減」が加われば企業の利益率がさらに跳ね上がるとして、現在の相場では円高メリットの中核的なセクターとして注目されやすくなっています。

    円高メリット銘柄(外食系)

    • 7550 ゼンショーHD
    • 2702 日本マクドナルドHD
    • 7581 サイゼリヤ
    • 3197 すかいらーくHD
    • 3097 物語コーポレーション
    • 3399 丸千代山岡家
    • 3561 力の源HD
    • 2695 くら寿司
    • 3563 FOOD&LIFE COMPANIES
    • 9936 王将フードサービス
    • 9861 吉野家HD
    • 9887 松屋フーズHD
    ※補足説明
    外食産業も、牛肉や豚肉などの食肉、小麦、じゃがいも、魚介類など、多くの食材を海外からの輸入に頼っているため、円高によって仕入れコストを大きく下げられる円高メリットセクターです。

    食品系と同様に、すでにメニューの価格改定(値上げ)を行っている企業も多いため、そこに円高による原価低減が加わればそのまま利益の押し上げ要因になりやすいです。ラーメンチェーンなども麺(小麦)やスープの材料(豚骨など)の輸入コストが下がるため恩恵が大きそうです。

    円高メリット銘柄(輸入服飾・雑貨系)

    • 9983 ファーストリテイリング
    • 2670 エービーシー・マート
    • 7564 ワークマン
    • 3665 エニグモ
    • 2685 アンドエスティHD
    • 8227 しまむら
    • 7453 良品計画
    • 7606 ユナイテッドアローズ
    • 8219 青山商事
    • 3333 あさひ
    ※補足説明
    アパレル・服飾雑貨を手掛ける銘柄も、自社ブランド製品などを中国や東南アジアの工場で製造して日本に輸入しているケースが多く、円高による仕入れコスト低下の恩恵が大きく利益に直結しやすいセクターです。

    特にスーツ大手の青山商事などは海外での縫製・製造比率が高いため円高恩恵が大きいだけでなく、高配当銘柄としても個人投資家から注目されやすい傾向があります。
    意外なところでは、自転車専門店の「あさひ」なども商品の多くを海外で製造・輸入しているため、円高メリット株として知られています。

    円高メリット銘柄(輸入家具系)

    • 9843 ニトリホールディングス
    • 3050 DCMHD
    • 8218 コメリ
    • 7516 コーナン商事
    • 2790 ナフコ
    ※補足説明
    輸入家具や雑貨を取り扱う銘柄も円高進行時はビジネスチャンスですね。
    ニトリは輸入家具というイメージがないかもしれませんが、中国や東南アジアで生産している自社製品を大量に輸入しているため、円高メリット株の代表格として知られます。
    またニトリと同じ理由で海外製造の自社ブランド(PB)商品の比率が高い「ホームセンター関連株」も円高メリット株として注目されるケースも。

    円高メリット銘柄(100円ショップ・300円ショップ系)

    • 2782 セリア
    • 2698 キャンドゥ
    • 2735 ワッツ
    • 2726 パルグループHD
    • 7800 アミファ
    • 9385 ショーエイコーポレーション
    ※補足説明
    100円ショップ系も円高メリット株と言われていますね。100円ショップに並んでいる商品は、人件費などを抑えられる海外の工場(中国や東南アジアなど)からの輸入品がメインだからですね。

    長引く歴史的な円安で仕入れコストが高騰し、ビジネスモデルそのものが「もう100円じゃキツイんじゃないか…?150円均一とかになるのかな」とも言われていた業界なだけに、為替の円高シフトは恵みの雨。業績回復への期待から、円高局面では真っ先に資金が向かいやすいセクターです。

    あとは100円ショップではないですが、300円の商品が中心のスリコ(3COINS:スリーコインズ)でおなじみのパルグループHDも、ビジネスモデル的には100均と似ている(海外製造・輸入がメイン)ので円高メリット株として注目です。100均向けの雑貨やラッピング用品などを企画・卸売りしているアミファショーエイコーポレーションといった裏方銘柄も恩恵が大きそうです。

    円高メリット銘柄(輸入車販売)

    • 3538 ウイルプラスホールディングス
    • 7623 サンオータス
    • 9856 ケーユーホールディングス
    ※補足説明
    輸入車販売を手掛ける銘柄も、円高時は海外メーカーからの仕入れコスト減が見込めるので恩恵があります。そもそもセクターとしてニッチであまり目立たないため、食品や小売りのように円高時に注目されにくい気はしますが、富裕層向けの堅調な内需ビジネスとして円高局面では出遅れ的セクターとしてチェックしてみても面白いかもしれません。

    円高メリット銘柄(紙・パルプ系)

    • 3877 中越パルプ工業
    • 3880 大王製紙
    • 3895 ハビックス
    • 3863 日本製紙
    • 3864 三菱製紙
    • 3946 トーモク
    • 3941 レンゴー
    • 3865 北越コーポレーション
    • 3861 王子HD
    ※補足説明
    紙・パルプ系銘柄も、原料となる木材チップなどを海外から輸入で仕入れているため代表的な円高メリット銘柄とされています。

    ただこちらもあまり相場の主役になって派手に買われるタイプのセクターではないように思います。まぁ地味ではありますが教科書通りのディフェンシブ銘柄として円高の恩恵を受ける業種ではあると思うので注目してみても。

    円高メリット銘柄(配合飼料)

    • 2060 フィード・ワン
    • 2053 中部飼料
    ※補足説明
    畜産などに使われる配合飼料も、トウモロコシなどの穀物原料の輸入依存割合が非常に高いため円高の恩恵を受けます。こちらもかなり渋いセクターなので注目されにくい感じはありますが、いちおう取り上げておきますね。

    円高メリット銘柄(石油・石炭系)

    • 5019 出光興産
    • 5020 ENEOSHD
    • 5021 コスモエネルギーHD
    • 5009 富士興産
    • 1514 住石HD
    • 1518 三井松島HD
    ※補足説明
    教科書的には石油や石炭はほぼ輸入に頼っているため代表的な円高メリット株とされています。
    当記事でもリニューアル前では代表的な円高メリットセクターとして紹介していましたが、正直なところ、現在の相場では為替よりも「原油価格・コモディティ市況」や「中東の地政学リスク」などの影響の方が圧倒的にデカいです。そのため、純粋に為替が円高に振れたという理由だけでは株価はほとんど動かないケースが増えてきている点に注意が必要です。

    ※ちなみに、同じ石油関連でもINPEX(1605)や石油資源開発(1662)のような資源開発会社は、海外で石油を掘ってドル建てで販売しているため、教科書的には「円安メリット株(円高はデメリット)」になります。混同しやすいので注意しておきましょう。

    円高メリット銘柄(旅行・航空系)

    • 9202 ANAHD
    • 9201 日本航空(JAL)
    • 9204 スカイマーク
    • 9206 スターフライヤー
    • 9603 エイチ・アイ・エス
    • 9376 ユーラシア旅行社
    • 9726 KNT-CTHD
    • 7048 ベルトラ
    • 3926 オープンドア
    ※補足説明
    昔から「円高進行=海外旅行が割安になるから旅行会社にはメリット」と言われていますが、現在はこのセクターにもやや注意が必要かもしれません。近年、旅行・航空会社の業績や株価を大きく左右しているのは「インバウンド(訪日外国人)需要」です。

    むしろ円高になるとインバウンド消費が目減りする懸念の方が市場で意識されやすいため、今の相場で円高メリット株として狙うのは少しズレてしまう可能性が高いです。航空会社は円高進行で燃料代が抑えられるというダイレクトな恩恵があるためまだ注目されやすい気はします。

    円高メリット銘柄(電力・ガス系)

    • 9501 東京電力HD
    • 9502 中部電力
    • 9504 中国電力
    • 9505 北陸電力
    • 9506 東北電力
    • 9507 四国電力
    • 9508 九州電力
    • 9509 北海道電力
    • 9511 沖縄電力
    • 9531 東京ガス
    • 9532 大阪ガス
    • 9533 東邦ガス
    • 2734 サーラコーポレーション
    ※補足説明
    電力関連株も、発電の燃料になるLNG(液化天然ガス)や石炭などを輸入しているため、調達コストが下がるという構造自体は円高メリットです。

    ただ近年の電力株は「AI・データセンター拡大による膨大な電力需要」や「原発再稼働」、あるいは「電気料金の値上げ」といった強烈な別テーマで動いている側面が大きいです。円高恩恵はあるものの、それが株価を動かすメイン要因にはなりにくいのが現状ですね。
    都市ガスも電力と同じで「輸入したLNG(液化天然ガス)」が主原料なのでコストが下がる恩恵はあるのですが、燃料費調整制度などもあるため、為替だけで株価が動く印象はあまりないです。

    円高メリット銘柄(その他)

    • 4839 WOWOW
    • 9412 スカパーJSAT
    ※補足説明
    海外の映画やスポーツなどの放映権をドル建てで買うことが多いため、かつては円高になると調達コストが下がるメリット銘柄としてよく紹介されていました。
    しかし、今の相場でこの2社を円高メリットとして買うのは要注意です。WOWOWは加入者数の増減の方が業績に直結しますし、何よりスカパーJSATは現在、放送事業よりも人工衛星を使った「宇宙・防衛関連銘柄」としてのテーマ性の方が強く、為替よりも防衛予算や宇宙ビジネスのニュースで株価が動くようになっています。

    (ちなみに私が普段の情報収集でチラ見してるのはこのあたりです↓)

    円高メリット銘柄 本命株・出遅れ株

    それでは円高メリット銘柄の本命株・出遅れ株をピックアップしてておきますね。個人的な主観を含むので参考程度にお願いします😋

    円高メリット銘柄 本命株 9843 ニトリHD

    9843 ニトリHD
    9843 ニトリHD

    ニトリといえば日本の家具・インテリア小売チェーンの最大手企業。中国や東南アジアなどの自社工場や提携工場で生産した家具やインテリア雑貨を大量に輸入して販売している円高メリット銘柄の代表格です。事業規模も大きく、為替の円高シフトの恩恵も大きいですし、何より大型株ですから機関投資家からの売り買いも積極的に行われやすい素地があります。

    一つ注意しておきたいのは「為替予約」の存在ですね。ニトリに限った話ではありませんが大型の輸入企業は、急激な為替の変動リスクに備えて、あらかじめ将来の一定期間の為替レートを固定する「為替予約」をかけているケースが一般的です。そのため「円高に振れた瞬間に、翌日から仕入れコストがすべて安くなる」というわけではありません。足元の決算や今期の数字だけを見ると、為替予約の影響で円高メリットがすぐに数字として現れないことのほうが多いと思います。

    ですが、それにもかかわらず円高局面でニトリなど円高メリット株が買われるのは「株式市場は未来を織り込む性質」だからです。この点を意識しておくと、為替介入などのカンフル剤的な要因での円高よりも、日本という国が再評価されるような構造的な円高シフトでこそ株価が動きやすいことが理解できると思います。まぁそんな構造的な円高シフトなんてほぼお目にかかれませんが!

    まぁいずれにしても足元の為替予約のタイムラグを理解しつつも、ニトリは事業規模が大きい輸入企業なので円高トレンドが本格化したときの利益インパクトは大きいです。円高メリット株としては真っ先にマークしておきたい本命株といえるでしょう。

    円高メリット銘柄 出遅れ株 3038 神戸物産

    3038 神戸物産
    3038 神戸物産

    「業務スーパー」を全国展開する神戸物産も円高メリット株として象徴的な銘柄のひとつですね。

    同社は業務スーパーでの海外直輸入食品の販売が主力で、輸入商品の仕入れコストが円高で直接下がる構造です。グループで外食事業も展開しており、そちらでも輸入食材を多く使用しているため、円高メリットを複数の事業で享受できる立ち位置にあります。

    ニトリと同様に為替予約の影響でタイムラグは生じますが、円高トレンドが本格化した際の業績改善効果は大きく、円高メリット株の本命格として監視しておきたい銘柄です。

    円高メリット銘柄 本命株 9983 ファーストリテイリング

    9983 ファーストリテイリング
    9983 ファーストリテイリング

    円高メリット株の本命格として外せないのがファーストリテイリングですね。言わずとしれた「ユニクロ」ブランドを展開する国内アパレル最大手で、ニトリと同じくSPA(製造小売)モデルを採用しています。

    主に中国・ベトナム・バングラデシュなどアジアの協力工場で生産した衣料品を大量に輸入・販売しているため、円高は仕入れコストの低下という形でダイレクトに業績にプラスに働きます。

    また、ファーストリテイリングは日経平均株価の構成比率が約10%を占める超大型株であることも重要なポイントです。機関投資家の売買が活発で、円高局面での物色が日経平均全体にも影響を与えやすいという意味でも象徴的な銘柄といえます。

    ニトリ・神戸物産と同様に為替予約のタイムラグはありますが、円高トレンドが本格化した際の恩恵は事業規模の大きさから最大級クラスとなりますので、円高メリット株の筆頭として注目です。

    円高メリット銘柄 出遅れ株? 2670 エービーシー・マート

    2670 エービーシー・マート
    2670 エービーシー・マート

    靴小売店「ABC-MART」を全国展開する国内シューズ最大手のエービーシー・マートも円高メリット株の一角として注目です。

    同社の商品の多くは海外で生産・輸入する「開発輸入」モデルで、円高になると仕入れコストが低下し利益率が改善する構造です。国内シューズ市場で約2割のシェアを持つ圧倒的な規模感から、円高メリットの絶対額も大きいですね。

    ニトリやファーストリテイリングと比べると知名度はやや劣るかもしれませんが、こちらも円高シフトが本格化した際に恩恵を受けやすい小売系円高メリット株として注目です。

    円高メリット銘柄 本命株 8227 しまむら

    8227 しまむら
    8227 しまむら

    「ファッションセンターしまむら」を全国展開する衣料品小売大手のしまむらも円高メリット株として注目です。

    しまむらの強みは「低価格」。中国をはじめとするアジア諸国で生産した衣料品を大量に輸入・販売するビジネスモデルのため、円高になると仕入れコストが低下し利益率の改善が期待できます。

    ニトリやファーストリテイリングのような自社工場を持つSPAモデルとは少し異なり、しまむらはサプライヤーからの仕入れを主軸とする「バイイング型」の小売業のため、為替の恩恵がより直接的に仕入れコストに反映されやすい面があります。

    「ファッションセンターしまむら」以外にも「アベイル」「バースデイ」「シャンブル」など複数の業態を展開しており、幅広い年齢層の顧客基盤を持っています。こちらも円高シフトが本格化した際の恩恵を受けやすい小売系円高メリット株の一角としてチェックしておきましょう。

    円高メリット銘柄 本命株 7564 ワークマン

    7564 ワークマン
    7564 ワークマン

    作業服・アウトドアウェアを展開するワークマンも円高メリット株として注目。

    ワークマンはフランチャイズ比率90%超・プライベートブランド比率70%超という独特のビジネスモデルで、アパレル業界屈指の高利益率を誇る企業です。こちらも商品の多くをアジアからの輸入で調達しているため、円高になると仕入れコストが低下し利益率がさらに改善する構造。

    実際に円安による調達コスト増が利益を圧迫する要因の一つとして挙げられていたこともありますしその裏返しとして円高は同社にとってダイレクトなメリットになります。

    ニトリやファーストリテイリングと比べると時価総額がやや小さく、株価感応度が高い点も円高局面での物色対象として面白みがありますね。

    円高メリット銘柄 やや注意枠? 7581 サイゼリヤ

    7581 サイゼリヤ
    7581 サイゼリヤ

    低価格イタリアンのサイゼリヤも円高メリット株の一角として取り上げておきます。
    イタリアから直輸入する食材を大量に調達しているため、円高は仕入れコスト低下というメリットをもたらします。

    ただしサイゼリヤは中国を中心にアジアで大規模な海外展開を進めており、海外利益が連結業績の重要な柱になっています。海外店舗の売上は現地通貨建てのため、円高が進むと海外利益の円換算額が目減りするというデメリットも同時に発生します。

    「食材調達面では円高メリット、海外利益の円換算面では円高デメリット」という両面を持つ銘柄であるため、本命株というより「やや複雑な立ち位置の円高関連株」として注意書き付きで取り上げておきます。同じような立ち位置としては、海外出店を積極的に進めているFOOD & LIFE COMPANIES(スシロー)もすでに海外事業が300店舗規模に達しているようで、これも少し複雑ですね。

    円高メリット銘柄 本命株 7550 ゼンショーHD

    7550 ゼンショーHD
    7550 ゼンショーHD

    「すき家」「はま寿司」「ココス」など多数の外食ブランドを傘下に持つ外食業界最大手のゼンショーHDも円高メリット株として注目です。

    ゼンショーは食材の調達から加工・物流・店舗運営までを自社グループで一貫して手掛ける垂直統合型のビジネスモデルを採用しており、輸入牛肉をはじめとする海外食材を大量に調達しています。過去のIR資料でも「輸入牛肉をはじめとする食材価格上昇の影響を受けた」と明記されており、円安が同社のコスト圧迫要因であることは明白です。裏を返せば、円高になるほど仕入れコストが低下し利益率が改善しやすい構造ということですね。

    ゼンショーも海外展開を積極的に進めており、海外店舗の利益の円換算目減りという側面も一部ありますが、国内事業の規模が圧倒的に大きいため全体としては円高メリット銘柄として位置づけられる銘柄です。外食系円高メリット株の代表格として監視しておきたいですね。

    円高メリット銘柄 本命株 3399 丸千代山岡家

    3399 丸千代山岡家
    3399 丸千代山岡家

    豚骨醤油ラーメンチェーン「ラーメン山岡家」を展開する丸千代山岡家も円高メリット株として注目しておきます。

    ラーメンの主要食材である豚骨・小麦粉・食用油などは輸入依存度が高く、円高になると仕入れコストの低下が期待できます。同社は現時点では海外展開をほぼ行っておらず、国内直営店のみに特化した純粋な国内事業集中型の企業です。そのためサイゼリヤやゼンショーのような「海外利益の円換算目減り」というデメリットがなく、円高メリットをよりシンプルに享受できる銘柄という点が面白いですね。

    業績面でもしっかり成長を続けていますし、時価総額も比較的コンパクトで値動きも軽いため、円高局面での物色対象として注目しておきたい銘柄です。

    円高メリット銘柄 本命株 3139 ラクト・ジャパン

    3139 ラクト・ジャパン
    3139 ラクト・ジャパン

    ラクト・ジャパンは乳原料・チーズ・食肉加工品などを欧米・オセアニアから輸入する食品専門商社です。

    同社のビジネスは海外から乳原料や食肉加工品を輸入して国内の食品メーカーや外食チェーンに卸すというシンプルな構造のため、円高になると仕入れコストがダイレクトに低下し利益率が改善します。ニトリやしまむらのような小売業と比べると知名度は低いですが、「輸入→国内販売」という構造の純粋さという意味では円高メリットの感応度が高い銘柄です。

    アジアにも製造拠点を持ちグローバルに展開していますが、事業の主軸はあくまで欧米・オセアニアからの輸入販売ですので、サイゼリヤのような「海外利益の円換算目減り」の心配も比較的少ない点がシンプルでわかりやすいですね。

    円高メリット銘柄 本命株 2782 セリア

    2782 セリア
    2782 セリア

    ご存じ100円ショップのセリアも円高メリット株として注目です。業界2位の売上規模を誇り、デザイン性の高いオリジナル商品が人気で根強いファンを持ちます。ちなみに業界トップのダイソー(大創産業)は非上場。

    100円ショップの商品は主に中国をはじめとするアジア諸国で生産・輸入しているため、円安は仕入れコスト上昇という形で直撃します。裏を返せば円高はコスト低減の追い風で「110円」という均一価格を維持しながら利益率を改善できる構造です。海外展開は行っておらず国内専業なので、サイゼリヤのような「海外利益の円換算目減り」もなくシンプルな円高メリット銘柄として見やすいですね。

    円高メリット銘柄 本命株 2698 キャンドゥ

    2698 キャンドゥ
    2698 キャンドゥ

    業界3位のキャンドゥも円高メリット株の一角として注目。現在はイオングループの傘下に入っており、イオン系スーパーへの出店加速でネットワークを拡大しています。

    セリアと同様に海外生産・輸入商品が主力のため、円高は仕入れコスト低減というかたちでダイレクトに恩恵を受けます。イオングループとのシナジーで仕入れ・物流コストの効率化も進んでいる点もポイントです。

    円高メリット銘柄 本命株 2735 ワッツ

    2735 ワッツ
    2735 ワッツ

    関西発の100円ショップチェーン「ワッツ」「ミーツ」「シルク」などを展開するワッツも円高メリット株として注目しておきます。

    セリア・キャンドゥと同様に海外生産・輸入商品が主力のため円高メリットを享受しやすい構造です。業界4位で時価総額が最も小さいため、円高局面での材料への株価感応度が高い出遅れ的な存在として面白い銘柄ですね。なおワッツはアジアを中心に海外にも数十店舗展開していますが規模は小さく、全体的には円高メリット銘柄として位置づけられます。

    円高メリット銘柄 出遅れ株 7800 アミファ

    7800 アミファ
    7800 アミファ

    アミファは生活雑貨・インテリア雑貨の企画・販売を手掛ける企業です。こちらも円高になると仕入れコストが低下し利益率が改善しやすい、円高メリット銘柄の一角として取り上げます。

    アミファは中国を中心とする海外で企画・生産した雑貨を輸入販売するビジネスモデルですが、実は事業の主軸(メイン顧客)が「100円ショップ向けの雑貨商品の企画・卸」になっています。100均に並んでいる可愛いラッピング用品や文具などの裏方企業ですね。そのため、100円ショップ同様に円高の恩恵をダイレクトに受ける構造になっています。

    時価総額が小さく値が軽いため、円高テーマの物色が広がった際に、セリアなどの大型株から流れてきた短期資金が向かいやすい「出遅れ株」として監視しておきたいですね。

    円高メリット銘柄 本命株 2726 パルグループHD

    2726 パルグループHD
    2726 パルグループHD

    300円の商品が中心の生活雑貨「3COINS(スリーコインズ)」で知られるパルグルーHDも円高メリット株として外せません。

    スリコは300円を中心価格帯とした生活雑貨・インテリア雑貨のチェーンで、100円ショップより少し高めながらデザイン性・品質感の高さで若い女性を中心に支持を集めていますよね。

    こちらも100円ショップと似た事業構造で、商品の多くをアジアで生産・輸入しているため円高になると仕入れコストが低下し利益率が改善しやすいです。

    またパルグループはスリーコインズだけでなく女性向けアパレルブランド「Kastane」「NICE CLAUP」なども傘下に持つため、アパレル×雑貨の両面で円高メリットを享受できる銘柄です。100円ショップ系の中では最も成長性・ブランド力が際立っており、本命株として注目しておきたい銘柄ですね。

    円高メリット銘柄 本命株 7453 良品計画

    7453 良品計画
    7453 良品計画

    「無印良品」ブランドでおなじみの良品計画も円高メリット銘柄として取り上げます。

    生活雑貨から衣類、家具、インテリア、レトルトを中心とした食品まで幅広く展開している同社ですが、多くの商品を中国や東南アジアなどの海外工場で製造し、日本国内へ輸入して販売しているため、為替の円高シフトは仕入れ・調達コストの低下から利益率改善に直結します。

    良品計画は海外展開にも積極的なグローバル企業ですが、売上収益の約6割は依然として国内事業が占めています。売上のメインは日本国内および中国・東アジア圏で、欧米比率はごくわずか。そのため、全体の収益構造で見ても「輸入コスト減による円高メリット」のプラス影響が素直に効きやすい企業といえます。

    無印良品のアイテムは、衣類も雑貨もシンプルで万人受けするデザインが多く、すっかり日常の生活インフラとして「第二のユニクロ化」してきている印象すらあります。ファストファッションのように極端な安売り競争に頼らず、独自のブランド価値と定価販売で利益を出せている点も強み。シンプルに為替抜きでも注目したい銘柄ですね。

    円高メリット銘柄 まとめ

    円高メリット銘柄については取り急ぎ以上です。

    「円高=輸入企業が儲かる」というのは株式投資の基本ですが、これまでのように教科書通りの円高メリットセクターがあまり通用しないようになってる点には注意したいですね。

    かつて円高メリットの代表格とされていた「石油・石炭」はコモディティ市況や中東情勢の影響の方が大きく、「電力・ガス」はAI・データセンター需要や原発再稼働といった別テーマで動くケースが多い気がします。

    今の相場で為替の円高シフト恩恵を素直に受けやすいのは食品とか外食とかシンプルかつディフェンシブで他の要因が少ないセクターなのかもですね。

    いずれにしても為替相場のトレンド転換は、株式市場でも非常に重要でセクターローテの転換ポイントとしても意識されやすいです。円高メリット銘柄も普段から監視リストに入れておくと良いと思います。

    他にも、次にくる有望テーマ株とか材料株とかを初動で拾えるようにしっかりアンテナを広げておきましょう!

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      1件のコメント

      円高関連ってこんなに多くの銘柄あるんですね!wowowとエニグモ注目してみようと思います!いつもありがとうございます

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