※この記事は2024年04月16日(火)に追記編集しました。
こんにちは、かりんです🥰
半導体関連株、パワー半導体関連株は引き続き人気テーマとして物色されていますが、今後、半導体関連株にさらに注目を集めるかも。
と、いうのも2021年6月に「半導体メモリ大手のキオクシアホールディングスが9月にも東京証券取引所へ株式上場(IPO)する見通し」と報じられているからです。
キオクシアホールディングスは、もともと2020年の10月のIPOを予定していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大や、顧客である中国の通信大手「ファーウェイ」が米国の輸出禁止措置などを受けていたことから上場を取りやめています。
大型IPO案件の上場観測報道なので半導体関連株にも大きな刺激になるかもですね。
キオクシアホールディングスは昨年時点では時価総額1.5兆円~2兆円の大型IPO案件と言われていましたが、直近の半導体関連株の株高を考えると、もしキオクシアHDの上場が実現すれば時価総額3兆円以上もあり得るとの見方もあるみたい。2021年最大規模のIPOになるかも!
キオクシアホールディングスは7月中にも上場申請をする見通しとのことで、すでにキオクシア関連株には注目が集まりつつあります。
ということで今回はキオクシア関連株について本命株・出遅れ株 一覧をまとめておきますね!
※2024年04月16日(火)追記↓
2024年04月16日(火)、キオクシアホールディングスが上場手続きを再開する方針を固めた、と報じられました。早ければ2024年10月にもIPOする方針とのこと。
キオクシアホールディングスはもともと2020年、2021年にも上場を目指していました。が、2020年は米政府による中国への半導体輸出規制強化の影響で直前になって延期。2021年は半導体市況の低迷もあり、結局IPOに至っていません。
ただ、ここにきて生成AIなどの急速な需要拡大によりデータセンター向けの需要が見込まれるなどの背景からタイミング的に良いということで上場手続きを再開することになった、と。
キオクシアホールディングスが主力とするメモリー半導体は需要が低迷しており、直近の業績は芳しくなく2023年4~12月期連結決算は最終利益が2540億円の赤字。業績的に厳しい状況のままだと、そもそも上場承認が下りない場合もあるかもですし、十分な資金を確保できないケースもあるかも。
生成AIの需要拡大で、短期記憶に優れるDRAMメモリの需要は拡大していますが、キオクシアの主力製品である長期記憶に優れるNAND型フラッシュメモリは需要が低迷気味なのが厳しいですね。ただ今後はNAND型も活用が進むという見方もあるのでキオクシアも頑張ってほしいです。
キオクシア関連株とは
キオクシア関連株とは、2021年9月にもIPO予定と報じられたキオクシアホールディングスに関連する銘柄の総称です。
キオクシアホールディングスはもともと東芝のメモリー事業部門としてスタートした会社で2017年に東芝から分社化。当初は「東芝メモリ」という会社名でしたが、19年に単独株式移転により東芝メモリホールディングスとなり、さらに同年「キオクシアホールディングス」に社名変更しています。
なお「キオクシア」の社名は日本語の「記憶」とギリシャ語の「axia(アクシア:価値)」を組み合わせた造語のようです。キオクシアは、デジタルデバイスの記憶装置として使用される「NAND型フラッシュメモリ」を手掛けているので「記憶」と「価値」をあわせた社名はピッタリですね☺
ちなみに東芝はキオクシアホールディングスの株式を40%保有していて、キオクシアのIPO時の売り出しで得た手取り金の過半を株主還元に充てる方針を発表しています。
キオクシア関連株は、キオクシアホールディングスの株を保有する銘柄や、キオクシアグループとの取引がある企業が中心になると思います。
キオクシア関連株 一覧
コード | 銘柄名 | 特徴 | 時価総額(21.07.26時点) |
---|---|---|---|
6502 | 東芝 | キオクシアHDの株主(40.64%の株式を保有) | 2,185,347百万円 |
7741 | HOYA | キオクシアHDの株主(3.13%の株式を保有) | 5,589,895百万円 |
2332 | クエスト | キオクシアが有力顧客 | 9,401百万円 |
4055 | ティアンドエス | キオクシアが有力顧客 | 16,840百万円 |
6055 | ジャパンマテリアル | キオクシアが有力顧客 | 139,428百万円 |
3687 | フィックスターズ | キオクシアが有力顧客 | 27,005百万円 |
6855 | 日本電子材料 | キオクシアが有力顧客 | 21,398百万円 |
4047 | 関東電化工業 | キオクシアが有力顧客 | 59,503百万円 |
7734 | 理研計器 | キオクシアが有力顧客 | 61,495百万円 |
8155 | 三益半導体工業 | キオクシアが有力顧客 | 85,761百万円 |
※2020年8月27日現在の議決権ベースの持株比率を記載。
キオクシア関連株 本命株・出遅れ株
キオクシア関連株の本命株・出遅れ株をピックアップしておきますね!個人的主観を含む内容なので参考程度にお願いします☺
キオクシア関連株 本命株 6502 東芝
東芝はキオクシア関連株の中核銘柄と言えそうですね。キオクシアはもともと東芝のメモリー事業を分社化した会社ですし、キオクシアホールディングスの株式は約40%を東芝が保有しています。東芝は、キオクシアホールディングスのIPOの売り出しで得た手取り金の過半を株主還元に充てる方針をすでに公表済み。キオクシアホールディングスの上場承認が下りれば面白そう!
※2023年12月20日をもって上場廃止
キオクシア関連株 本命株 7741 HOYA
HOYAは眼鏡レンズ、半導体用マスク基板に強みをもつ光学機器・ガラスメーカーで、こちらもキオクシアホールディングスの株主企業です。キオクシアの株式を「3.13%(※2020年8月27日現在の議決権ベースの持株比率)」を保有しているので、キオクシアのIPOが実現すれば含み益を得そうですね。普通に半導体関連株としても注目の銘柄です。
キオクシア関連株 本命株 2332 クエスト
クエストもキオクシア関連株として注目されている銘柄です。クエストは半導体・製造・通信業界向けにソフト開発・システム運用を手掛けていて、キオクシアホールディングスが有力顧客として知られています。時価総額規模が小さいこともあって、キオクシアのIPO観測報道で思惑的な人気を集めている銘柄。短期トレードでも面白そうですね。
キオクシア関連株 本命株 4055 ティアンドエス
ティアンドエスもキオクシア関連株として注目される銘柄です。ティアンドエスは企業の社内システムの受託開発や保守運用を主力事業としていて、半導体工場の運用・保守サービスを重点事業と位置付けています。キオクシアホールディングスはティアンドエスの有力顧客のため、関連株として注目されています。
キオクシア関連株 本命株 6055 ジャパンマテリアル
ジャパンマテリアルは半導体・液晶工場向けの特殊ガスの販売、特殊ガス供給装置の販売などを手掛ける銘柄で、こちらもキオクシアが有力顧客です。
キオクシア関連株 出遅れ株 3687 フィックスターズ
フィックスターズはソフトウェア高速化ソリューションや量子コンピュータ向けソリューションを手掛ける銘柄で、こちらもキオクシアが有力顧客のため、キオクシア関連株として注目。量子コンピュータ関連株としても注目される銘柄なので、割と注目しています。
キオクシア関連株 出遅れ株 6855 日本電子材料
日本電子材料は半導体検査用プローブカード大手で、半導体史上の成長にともない業績も堅調。こちらもキオクシアグループを有力顧客とする企業のため、キオクシア関連株として注目されています。
キオクシア関連株 本命株 4047 関東電化工業
関東電化工業は半導体・液晶用特殊ガスに強みをもつ企業で、こちらもキオクシアを有力顧客とする企業。こちらもキオクシア関連株として注目。
キオクシア関連株 出遅れ株 7734 理研計器
産業用ガス保安器、計測器最大手の理研計器もキオクシアを有力顧客とする銘柄です。
キオクシア関連株 出遅れ株 8155 三益半導体工業
三益半導体工業は信越化学工業からウエハ研磨加工を受託する銘柄。半導体関連株としても注目で、こちらもキオクシアを有力顧客とする企業です。
キオクシア関連株 まとめ
キオクシアホールディングスのIPOはまだ確定したわけではないですが、昨年の予定が1年延期されて再び上場観測報道が出ているので、2021年は可能性が高そうかなと。報道の通り2021年9月に向けて上場準備をしているならば、そろそろまた注目されてもおかしくなさそうですね!
ただ、また新型コロナウイルスの再拡大など上場が再び取りやめとなる可能性もゼロではないと思うのでキオクシア関連株は注意しつつ監視したいです。
他にも2021年の株式市場で効率的に稼げるように次にくるテーマ株とかアンテナを広げておきましょう!こっちも並行してみておくのがオススメ↓情報早いです😋
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