パワー半導体関連株　本命株・出遅れ株　一覧

こんにちは、かりんです🥰

半導体関連株に引き続き注目していますが、なかでも特にパワー半導体関連株に注目しています。

パワー半導体とは、普通の半導体よりも高い電圧・大きな電流を扱っても壊れないような仕組みの半導体のこと。

半導体というと、ＩＣチップ(集積回路)やＣＰＵ、メモリなどを想像しやすいですが、パワー半導体は電力の変換やモーターや照明などの制御を行う半導体です。

わかりやすく人間の体に例えると、ＣＰＵやメモリは「脳」にあたりますが、パワー半導体は「筋肉」に当たるもの。で、パワー半導体が筋肉だとすれば、カメラ・マイク・スピーカーなどのデバイスは目や耳や口にあたります。パワー半導体を通して、これらのデバイスへの電力制御を行うものと考えるとわかりやすいと思います。

パワー半導体も、普通の半導体と同様に、パソコン、テレビ、エアコン、自動車などなどわたしたちの身の回りの電子機器にはたくさん使われています。

前にまとめた「半導体関連株　一覧　本命株・出遅れ株」の記事でも、パワー半導体関連株について少しだけ触れてはいますが、最近は特にパワー半導体関連株に注目が集まってるので、今回の記事では「パワー半導体」に特化した特集記事にしますね！

パワー半導体関連株とは

パワー半導体関連株とは、パワー半導体の製造・販売、あるいはパワー半導体材料に関連する銘柄の総称です。

パワー半導体とは高い電圧・大きな電流に耐えられる電力制御を行う役割の半導体で、電圧・周波数を変えたり、直流を交流に・交流を直流に変えたりする電力変換に使われます。一般的な半導体と同じく、パワー半導体は電子機器の電源を供給するための電子部品なのでわたしたちの身の回りのあらゆる家電製品や自動車などに使われています。

近年、世界的に半導体が不足していて需要に供給が追い付いていない状況ですが、これは新型コロナウイルスの世界的な感染拡大によって欧州や東南アジアの主要な半導体工場が生産を一時的に停止したことも背景にありますが、そのほか、世界的に「脱炭素社会」に向けた動きが加速していることも背景にあるようですね。

太陽光発電や風力発電などにもパワー半導体の需要が増えると見込まれ、すでに中国や欧州などではこの動きが始まっています。また世界的に開発競争が加速しているＥＶ(電機自動車)向けでもパワー半導体の需要は大きく増えると言われています。

半導体やパワー半導体不足はまだまだ続くとみられているので、日本の株式市場でもパワー半導体関連株は注目しておくべきだと思います。

次世代パワー半導体とは

パワー半導体に使われる素材は現在は「シリコン素材」が主流ですが、シリコンよりも電気を通しやすく電力損失が発生しにくい新素材を使った次世代パワー半導体材料に期待が集まっています。

現在、次世代パワー半導体材料として期待されているのは「炭化ケイ素(SiC)」「窒化ガリウム(GaN)」「酸化ガリウム(Ga203)」の３つ。

このうちすでに「炭化ケイ素(SiC)」と「窒化ガリウム(GaN)」はパワー半導体としてすでに実用化されています。特に「炭化ケイ素(SiC)」はすでに多くの機器に採用され始めていて低価格化も進みつつあります。

「窒化ガリウム(GaN)」のウェーハ基板はまだ高価のようですが、性能的にはかなり優秀らしいので次世代パワー半導体としての期待値は高いです。

３つ目の「酸化ガリウム(Ga203)」はSiCとGaNに続く第３の次世代パワー半導体として期待される素材。酸化ガリウム(Ga203)は、SiCやGaNと比べても省エネ能力で圧倒しているらしいです。酸化ガリウムは今、主流のシリコン製の半導体素子と比べると、消費電力を1000分の1にも削減できるとのこと。すごい！酸化ガリウム関連株にも注目しておきたいですね。

次世代パワー半導体が普及すれば、これまでよりも大きく電力消費を抑えることができるため、脱炭素社会も加速しそうです。パワー半導体が注目されている背景には、世界的な脱炭素へ向けた動きもあるため、パワー半導体関連株は間接的な脱炭素関連株とも言えると思います。

パワー半導体関連株　一覧

パワー半導体関連株　本命株・出遅れ株

それではパワー半導体関連の本命株・出遅れ株をピックアップしていきますね！この項目は個人的な主観コミコミなので参考程度にお願いします😗

パワー半導体関連株　本命株　6707 サンケン電気

パワー半導体関連株といえばサンケン電気ですかね。サンケン電気は独立系パワー半導体メーカーです。サンケン電気は炭化ケイ素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)を新素材として採用したパワーデバイスの開発も進めています。次世代パワー半導体関連株としても注目しておきたい銘柄です。

パワー半導体関連株　本命株　4063 信越化学工業

信越化学工業は半導体シリコンウエハで世界首位。半導体関連株としても有名ですが、信越化学工業は、窒化ガリウム(GaN)などの開発も手掛けているのでパワー半導体関連株としても注目。

信越化学工業は2020年1月に、米Qromis社との間でQromis社が保有するGaN（窒化ガリウム）基板関連技術についてライセンス契約を締結し、GaN基板および関連製品の開発を本格化すると発表。ちょっと時価総額規模が大きめですが、こちらも次世代パワー半導体関連株として注目しておきます。

パワー半導体関連株　出遅れ株　5631 日本製鋼所

日本製鋼所は、火力・原子力発電向け鋳鍛鋼で世界大手の企業。
日本製鋼所は、三菱ケミカルと共同で窒化ガリウム(GaN)単結晶基板の量産に向けた実証設備を日本製鋼所M&E室蘭製作所構内に竣工したと発表しています。2021年度にかけて4インチのGaN単結晶基板の量産に向けた実証実験を行い、2022年度初頭からの市場供給開始を目指すとのこと。窒化ガリウム(GaN)はパワー半導体向けの応用に期待されているので注目しておきます。

同じく、三菱ケミカルにも注目です。

パワー半導体関連株　本命株　6755 富士通ゼネラル

富士通ゼネラルもパワー半導体関連株として注目。富士通ゼネラルはエアコンが主力ですが、パワーモジュールも手掛けていて、米国Transphorm社製の高耐圧GaN-FETチップをドライブ回路とともに内蔵した「小型GaNモジュール」を業界に先駆け開発。2021年秋よりサンプル出荷を開始するとのこと。

次世代パワー半導体関連株として注目の銘柄です。

パワー半導体関連株　本命株　7282 豊田合成

豊田合成はトヨタ系の合成樹脂・ゴム部品を手掛けるメーカーですが、窒化ガリウム（GaN）を用いる次世代パワー半導体の開発も進めています。

2020年12月には、豊田合成の「GaNパワー半導体」が環境省の「革新的な省CO2実現のための部材や素材の社会実装・普及展開加速事業」に採択されたと発表しています。(国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学および株式会社アイケイエスと共同)

こちらも次世代パワー半導体関連株として注目。

パワー半導体関連株　本命株　6504 富士電機

富士電機もパワー半導体関連株として注目。富士電機はパワー半導体に強みをもつ企業で次世代パワー半導体材料のSiCデバイスも手掛けています。

パワー半導体関連株　本命株　6521 オキサイド

レーザー関連株として取り上げたオキサイドもパワー半導体関連株として注目しておきたい銘柄。

オキサイドは半導体検査装置も手掛けており、2021年6月にはＧａＮ薄膜単結晶の成長に適した新材料基板のサンプル出荷開始を発表。こちらも次世代パワー半導体素材に絡む銘柄として注目しておきます。

パワー半導体関連株　本命株　6768 タムラ製作所

タムラ製作所は直近でパワー半導体関連株として注目された本命株ですね。タムラ製作所は次世代パワー半導体のなかでも特に省エネ能力の高い「酸化ガリウム」を用いたパワー半導体に関連する銘柄。

注目はタムラ製作所の傘下ベンチャー「ノベルクリスタルテクノロジー社」。このノベルクリスタルテクノロジー社は、酸化ガリウムの結晶製造と半導体素子を手がけていて、2021年6月には世界で初めて酸化ガリウム100ミリウエハーの量産に成功したことが伝わって大きく株価が上昇しました。

「酸化ガリウム」を用いた次世代パワー半導体関連株としては特に注目ですね。

ちなみにノベルクリスタルテクノロジー社は、タムラ製作所が2019年時点で40％出資していて、他にもＡＧＣやＴＤＫ、安川電機などが出資しています。

パワー半導体関連株　本命株　5381 Ｍｉｐｏｘ

Ｍｉｐｏｘは微細表面加工の液体研磨剤を手掛ける銘柄。Ｍｉｐｏｘは次世代パワー半導体のウエハー内部に含まれる結晶の欠陥を可視化できる新しい検査技術を開発。

この技術は「炭化ケイ素(SiC)」や「窒化ガリウム(GaN)」ウエハーに含まれる「転位欠陥」を非破壊で可視化するもののようです。こちらも次世代パワー半導体関連株として注目です。

Ｍｉｐｏｘはパワー半導体関連株のなかでも小粒なので値動きの面でも面白そうですね。

パワー半導体関連株　本命株　6920 レーザーテック

半導体関連株といえばやっぱりレーザーテックですね。レーザーテックは半導体マスク欠陥検査装置がメインですが、SiCウェハ欠陥検査/レビュー装置も手掛けているので、パワー半導体関連株としても注目。

パワー半導体関連株　出遅れ株　7271 安永

安永はシリンダーブロックなどのエンジン部品を手掛けるメーカーですが、パワー半導体を精密切断するワイヤソーも手掛けているので出遅れ株として注目しておきます。安永もパワー半導体関連株のなかでは、時価総額規模はお手頃です。

パワー半導体関連株　出遅れ株　6338 タカトリ

精密切断加工機を手掛けるタカトリも注目。タカトリはSiCの精密切断技術を持つ点からパワー半導体関連株の出遅れ株として注目。タカトリも時価総額規模は小さいので値動きが面白そうです。

パワー半導体関連株　まとめ

世界的に、半導体・パワー半導体の不足している状況はまだ続きそうですし、今後ますます需要が増える可能性もあるので、パワー半導体関連株は引き続き注目しておきたいですね。

パワー半導体関連株と合わせて半導体関連株の本命株・出遅れ株にも注目しておくといいかも。

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他にも2021年の株式市場で効率的に稼げるように次にくるテーマ株とかアンテナを広げておきましょう！こっちも並行してみておくのがオススメ↓情報早いです🥰

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