※2026年06月03日(水)に記事全面リニューアル
この記事はもともとキオクシアHDが上場前の2021年07月26日に公開した記事ですが、当時とは全く状況が変わっているため、2026年6月時点の最新状況にあわせて記事内容を全面リニューアルしました。
こんにちは、かりんです🥰
2026年6月時点の株式市場では半導体・AIインフラ関連株の熱狂が続いています。
なかでも特に強烈な注目を集めている個別株といえば、やはり「285A キオクシアホールディングス」ではないでしょうか!キオクシアは間違いなく2026年上半期を代表する先導銘柄のトップ格だと言えると思います。
2024年12月に東証プライムへ待望の上場を果たしたキオクシアHDですが、直近の株価急騰により、なんと時価総額が一時45兆円を超え、これまで長年時価総額規模日本一だったトヨタ自動車を抜いて国内2位に浮上するという今世紀最大クラスの大相場に発展しています。(※トヨタは直近でソフトバンクGにも時価総額で抜かれたので、トヨタを抜いても現時点では1位にはなっていない状況だけどトップ争いの一社という感じ)
日本でNAND型フラッシュメモリを専業で手掛ける唯一と言っていい企業が、まさに今「業績大化けの真っ只中」にあります。キオクシアの株価はそれこそ超値嵩株と言えるレベルに上昇しているため、小資金の個人投資家ではなかなか手が出ないレベルにまで上がってしまっていることもあり、キオクシア本体だけでなくその周辺の銘柄にも物色が波及しています。
ということで今回は、最新の相場環境に合わせた「キオクシア関連株」の本命株 出遅れ株 一覧をまとめておきますね!
キオクシア関連株とは
キオクシア関連株とは、NAND型フラッシュメモリで世界トップクラスのシェアを誇る「キオクシアホールディングス」に関連する銘柄の総称です。
キオクシア関連株は、主にキオクシアの半導体工場に製造装置や材料、特殊ガス、システムなどを供給している関連企業がメインになると思います。
キオクシアはもともと東芝のメモリ事業部門から独立した企業ですが、現在は生成AI普及に向けたインフラ投資が凄まじい勢いでさまざまな方面に波及しており、中でも特に重要視されているのが「メモリ分野」。日本国内ではほぼ唯一といっていいメモリ専業企業であり、世界でもNANDフラッシュメモリにおいてはトップクラスのシェアを誇るキオクシアは、今や世界的にみても極めて重要度の高いAIインフラ関連企業の一つと認識されています。
特に2026年以降の爆発的な株価上昇を経て、キオクシアはすでに現在株価が7~8万円を超えるほどの超値がさ株となっています。株価7万円なら最低単元でも700万円以上の資金が必要になります。ボラティリティも必然的に大きくなるため、小資金の個人投資家ではなかなか手が出せないレベルになっていることもあり、キオクシア関連株にも物色が波及してきています。
ちなみにこのページではちょっと文脈的には変かもしれませんが、キオクシア本体も「キオクシア関連株」として取り上げます。何と言っても台風の目はキオクシア本体ですので、取り上げざるを得ませんよね!
なぜ今キオクシアの業績が大変革しているか?
昨今、世界の株式市場における中心は間違いなく「AIインフラ関連株」です。
生成AI普及期である今、世界中がAIインフラを我先に整えるべく、超がつくほどの大規模AI投資を進めています。これにより半導体(装置や材料)、メモリ、MLCC、パッケージ基板、プリント基板、水晶デバイスや冷却システム、蓄電池など「ありとあらゆるAIを動かすために必要なモノ」の需要が高まっています。
日本で唯一のメモリ専業企業であるキオクシアは、数あるAIインフラの中でも極めて重要な「SSD」などの記憶媒体の需要を一手に受ける可能性のある超特需銘柄として、今まさしく業績大変革の真っ只中にあります。ちなみに、メモリといえば米国株のMU(マイクロン・テクノロジー)が思い浮かびますが、あちらはおもにDRAMですので、NANDフラッシュメモリのキオクシアとは需要が別物。どちらもAIインフラに必要不可欠ですが、パイを食い合う関係性ではないですね。キオクシアと同業種といえば米サンディスクですが、こちらはキオクシアと合弁契約を結び四日市工場で次世代NANDフラッシュメモリを共同開発する協業会社なので、これも現時点ではキオクシアと食い合う競合というわけではないですね。もちろん競合がないわけではなく、韓国の巨大半導体企業サムスンやSKハイニックスなどとは明確に競合です。
少し話はズレましたが、メモリ関連株については以下のリンク先ページでも詳しくまとめていますので、よかったらチェックしてみてください。
さて、かつては「メモリ(NAND型フラッシュメモリ)」は市況の波が激しく、業績が赤字に沈むケースも珍しくない業種と言われた時期もありましたが、今は状況が明確に変わってきています。
直近の2026年3月期連結決算では、なんと営業利益が前期比92.7%増の8,703億円という怪物級のV字回復を記録!
さらに凄いのは今期(2027年3月期)の伸びです。キオクシアは現在、今期の見通しを第1四半期までしか出していませんが、そのたった3ヶ月間だけで「営業利益:約1.3兆円」という常軌を逸した見通しを発表しています。前期の1年間で稼いだ8,700億円を、たった3ヶ月で軽々と抜き去る成長スピード。
この凄まじい大変革の背景にあるのがおもに「AIデータセンターの増設ラッシュ」です。
これまで、生成AIブームで真っ先に買われたのは短期記憶に優れる「DRAM」やHBM(高帯域幅メモリ)でした。しかし、AIが賢くなり、さらに工場や自動車などの「現場(エッジ側)」で自立して動くようになると、今度は膨大なデータをローカル環境に長期記憶して処理するための大容量「NAND型フラッシュメモリ」が不可欠になります。
つまり、世の中のAIインフラ投資が「計算(GPU/DRAM)」のフェーズから、いよいよ「記憶(NAND)」のフェーズにも本格的に波及してきたことで、世界トップシェアを争うキオクシアの業績が爆発しているわけです。
実際、2026年06月02日(火)にキオクシアHDがリリースした機関投資家向けの説明会資料でも、フラッシュメモリ市況は少なくとも2028年度までは右肩上がりで継続する見通しを示しています。

画像引用元URL:キオクシアHD Investor Day資料
https://www.kioxia-holdings.com/content/dam/kioxia-hd/shared/ir/library/event/asset/Kioxia-Investor-Day-2026-ja.pdf
この右側のグラフをみると、データセンター向けの中でも、AIの判断を司る「推論向け」の需要が年平均86%増という、凄まじい成長予測になっています。これはメモリのスーパーサイクルと言ってもいいのかどうなのか。
いずれにしても、過去の市況悪化に振り回されていたメモリ企業とは全く別物の企業に大変革を遂げているというのが実際のところ。機関投資家向け説明会で、キオクシアが累進配当制の導入を発表したことからも、メモリ需要の大変革は一過性のものと呼ぶにはさすがに長いのではないか、と個人的には思っています。
というわけでキオクシア本体に注目なのはもちろんのこと、恩恵を受ける周辺株の選定も面白そうです!
キオクシア関連株 一覧
| コード | 銘柄名 | 特徴 | 時価総額(26.06.04時点) |
|---|---|---|---|
| 285A | キオクシアHD | 日本を代表するメモリ関連株の中核株として大相場を牽引 NANDフラッシュメモリ専業世界大手 |
42,658,167百万円 |
| 4047 | 関東電化工業 | キオクシアを有力顧客とする半導体用特殊ガスの大手 メモリ増産による素材需要に期待 |
213,208百万円 |
| 7734 | 理研計器 | キオクシアを有力顧客に持つ産業用ガス保安器の最大手 工場の稼働率上昇で安定需要見込むか |
177,458百万円 |
| 6055 | ジャパンマテリアル | キオクシア四日市工場に常駐し、半導体製造に不可欠な特殊ガス供給インフラを一貫管理 | 222,602百万円 |
| 4055 | ティアンドエスG | 半導体工場など製造業向けシステム開発・運用・保守を手掛ける キオクシアが有力顧客のため増産による恩恵の思惑 |
15,648百万円 |
| 268A | リガクHD | 物質を非破壊で原子レベルまで解析できる「X線分析・計測装置」を手掛ける 25年12月に同社の次世代計測装置がキオクシアの3DNAND量産ラインに導入が発表された |
732,541百万円 |
| 3687 | フィックスターズ | ソフトウェアの高速化ソリューションに強み キオクシアが有力顧客 量子コンピューター関連株としても知られる |
99,459百万円 |
| 2332 | クエスト | 半導体や製造業向けソフト開発 キオクシアが有力顧客で思惑的な資金が向かいやすい小型株 | 10,262百万円 |
| 6871 | 日本マイクロニクス | 半導体検査用プローブカードの大手 メモリ向け(特にDRAM)に強みを持ち、NAND向けにも展開 | 576,359百万円 |
| 6855 | 日本電子材料 | 半導体検査用プローブカードの大手 近年はメモリ向けにも注力 キオクシアのメモリ大増産に伴い検査工程の需要拡大が期待か |
113,642百万円 |
| 7595 | アルゴグラフィックス | 3次元CADなどITソリューション展開 大手半導体メーカーの設計・開発におけるソフトウェア効率化で実績 キオクシア関連株としての思惑で物色された経緯あり |
99,840百万円 |
(ちなみに私が普段の情報収集でチラ見してるのはこのあたりです↓)
キオクシア関連株 本命株・出遅れ株
それではキオクシア関連株の本命株・出遅れ株をピックアップしておきますね!この項目は個人的主観を含む内容なので参考程度にお願いします😋
キオクシア関連株 本命株 285A キオクシアHD

まずピックアップするのは、なんといってもキオクシアHDですね!
キオクシア関連株という文脈でキオクシアHDを取り上げるのはちょっと変な感じもしますが、間違いなく大相場の中心銘柄ですので紹介しないわけにはいきません。
キオクシアHDは、2025~2026年に本格化したメモリ関連株の物色を一手に引き受ける日本株です。
キオクシアが手掛けるのは主にNANDフラッシュメモリという記憶媒体。わかりやすくいうと「SSD」ってやつです。ハードディスクドライブ(HDD)よりも小さくて、読み込み速度が圧倒的に早い記憶媒体。これが生成AI普及期である今、データセンターの需要増に伴いとんでもない量が必要とされている、というのがキオクシアの株価上昇の背景です。
これまでAI分野で必要なメモリといえばAI半導体(GPUなど)に組み込まれる「DRAM」という短期記憶媒体が注目の的で、もちろんこちらは今でも相場の中心ですが、これだけでなくAI分野にはSSDも必要という認識が広がり、2025年以降キオクシアが注目の的になっています。
日本株においてはSSDそのものを生産・販売するど真ん中のメモリ関連株はキオクシアHDしかない点も資金を集めやすい理由の一つでしょう。
キオクシアは2025年の中盤以降から、AIデータセンター特需を追い風に株価は猛烈な上昇を続け、足元では7万円~8万円台を推移する超がつくほどの値嵩株へと変貌を遂げています。時価総額ベースでは一時45兆円を超え、長年時価総額首位であったトヨタ自動車を抜き国内2位に躍り出るなど、名実ともに日本株市場を牽引する怪物銘柄になりました。
直近の決算(2026年3月期)では営業利益8,703億円という凄まじい実績を叩き出しましたが、さらに素晴らしいのが2027年3月期の1Qガイダンス。通期ガイダンスは非開示で1Qの見通ししか出していませんが、第1四半期だけで「営業利益:約1.3兆円(1兆2,980億円)」というロケットスタートを見込んでいます。
たった3ヶ月で前期の1年分を遥かに超える営業利益を叩き出す計算ですから、これは凄い。AI普及期である今、メモリの実需が本物であることが改めて叩きつけられた格好ですね。
さらに、06/02(火)の機関投資家向け説明会では「累進配当制の導入」という、株主還元への強い自信も表明されました。半導体関連株のなかでも特にメモリ関連株は「市況に振り回される赤字リスク企業」というイメージがありますが、累進配当=市況悪化の時でも減配しないという表明のようなものですから、これは一定の安心感があります。
キオクシアの株を買うには現時点で最低でも投資金額が700万円以上必要(ミニ株などを除けば)になるため、資金効率やボラティリティの観点から「分割しないと高すぎて買えない」という個人投資家の方も多いかもしれません。値がさ株は小資金が入りにくいのでノイズが減って良い部分もありますよね!私は割と値がさ株のほうが好きだけど!
で、キオクシア本体を買えない個人投資家の資金がキオクシア関連銘柄に波及する流れが起きやすそうです。なので、ここから紹介する周辺の関連株もチェックしておきましょう。
キオクシア関連株 本命株 4047 関東電化工業

半導体製造に不可欠な特殊ガスを供給する関東電化工業もキオクシア関連株の本命格として注目。
キオクシアの主力である「3DNANDフラッシュメモリ」の製造工程において、関東電化工業が供給する特殊ガスが採用されていることが知られています。
キオクシアが06/02(火)に発表した「向こう3年間で年平均4,700億円程度の設備投資(25年度比で60%増)」という方針も刺激になったのか、翌々日の06/04(木)には関東電化工業はストップ高に。翌日ではなく翌々日にS高になっているのが面白いですが、キオクシアのメモリ大増産=関東電化工業のガス需要増というわかりやすい構図に注目が集まってるわけですね。
メモリのスーパーサイクルの中心にいるキオクシアを、材料(ガス)で支える銘柄ですのでこちらも注目です。
キオクシア関連株 出遅れ株 7734 理研計器

理研計器もキオクシア関連株として注目。
上記の関東電化工業で「半導体製造に特殊ガスが不可欠」という話をしましたが、そのガスを安全に管理するための「産業用ガス保安器(検知器・警報器)」で国内最大手なのが理研計器です。
そして理研計器、キオクシアを有力顧客に持っていることでも知られています。
半導体工場ではさまざまな特殊ガスを大量に使用するため、ガス漏れなどを防ぐ安全インフラが欠かせません。キオクシアが工場の稼働率を急激に上げたり、また大規模な設備投資(工場の増設・ライン拡充など)を行ったりすれば、当然ながら理研計器のガス保安器の需要も増加するのでは?という思惑が働きます。
関東電化工業のようにメモリ製造を支えるガスが売れるなら、それを支える安全装置も売れるのでは?という連想ゲームですね。こちらもキオクシアの増産特需に関連する銘柄としてチェックしておきます。
キオクシア関連株 本命株 6055 ジャパンマテリアル

ジャパンマテリアルもキオクシア関連株として注目。
関東電化工業、理研計器と半導体製造に不可欠な「ガス関連」の銘柄が続きましたが、ジャパンマテリアルもその流れでピックアップします。
ジャパンマテリアルは、半導体製造・液晶製造工業向けに特殊ガスや薬液、超純水などの供給インフラ設備の管理サービスを展開する企業です。そして特筆すべきは、同社がキオクシアの四日市工場に常駐して業務を行っている点ですね。
キオクシアの主力工場である四日市工場にガッツリ入り込んで、半導体製造の心臓部ともいえるガス供給配管の設計から施工、運用管理までを支えているわけですから、キオクシアの設備投資拡大や稼働率上昇の恩恵をダイレクトに受けるのは想像に難くありません。
関東電化工業がガスそのものを供給、理研計器がガスを安全に監視、そしてガスや薬液などさまざまな素材を供給するインフラを管理するのがジャパンマテリアルみたいなイメージですかね。
こちらも有名なキオクシア関連株なので、チェックしておきましょう。
キオクシア関連株 本命株 4055 ティアンドエスG

ティアンドエスグループも割と知られているキオクシア関連株です。
同社は独立系のシステムインテグレーターで、半導体工場など製造業向けのシステム開発や運用・保守を主力事業としています。そして、ティアンドエスGもキオクシアを有力顧客として抱えていることで有名。
大きな工場を動かすには物理的な素材だけでなく「システム管理」が不可欠。半導体工場の生産管理システムなどは、一度導入したらそう簡単に他社へ乗り換えられるものではないと思います。なのでキオクシアが巨額の設備投資を行って工場を拡張すれば、そこに導入されるシステムの開発から、その後の継続的な運用・保守もティアンドエスGが長期にわたって恩恵を受け続ける可能性が高そうですね。
これは非常に美味しいポジションといえそう。
キオクシア関連の中小型株の代表格として個人投資家の資金が向かいやすい銘柄でもあると思いますのでこちらも監視しておきます。
キオクシア関連株 本命株 268A リガクHD

リガクHDもキオクシア関連株として取り上げておきます。
割と最近、半導体製造装置関連株のページにも追記した銘柄ですね。リガクは物質を壊さずに(非破壊)で原子レベルまで解析できる「X線分析・計測装置」を手掛ける技術で世界的なメーカーです。
リガクHDに関しては、2025年12月に「同社の次世代計測装置がキオクシアの3DNAND量産ラインに導入される」というインパクトの大きい発表がありました。
半導体メモリの多層化と微細化が極限まで進む中、製造途中の欠陥をいかに早く正確に見つけるかが歩留まり(良品率)を左右する最大の鍵になります。リガクHDの非破壊で検査できる最先端の装置がキオクシアの量産ラインに採用されたということは、今後のキオクシアの設備投資拡大に合わせて、同社の計測装置の需要も伸びる可能性がありそうです。
ただし、誤解のないように言っておきますが、半導体の検査・計測工程では、主に光を用いた光学式検査(レーザーテック、KLAなど)が主流です。
ですが半導体の多層化・微細化が限界に近づきつつあることで、従来の光学式ではどうしても深部まで透視できないケースというのも少ないながらあるらしい。特にメモリ半導体の3D NANDなどだと光を通さない構造などもあるらしく、こういう「光学式検査じゃどうしようもない領域」向けに、リガクのX線技術が不可欠なインフラとなっている模様。
なので、あくまで主流は「光学式検査」だけど、どうしても見えない急所だけ「X線検査」で補完する、みたいな棲み分けですね。
とはいえキオクシアに限らず、というかメモリに限らず半導体や電子部品の多層化・微細化は今後も加速するはずですから、こうした最先端の計測・検査装置の需要は今後も上がっていくのではないでしょうか。
キオクシア関連株としてだけでなく、普通に半導体製造装置銘柄としても注目しておきたい銘柄です。
キオクシア関連株 本命株 2332 クエスト

キオクシア関連の中小型株として注目しておきたいのがクエスト。
クエストは独立系のシステムインテグレーターとして、システム開発やインフラサービスを展開している企業で、特に半導体や電子部品などの製造分野を重点強化領域としています。
キオクシアとの関連性としてはティアンドエスGと似ていますね!
ティアンドエスGと同じように、クエストもキオクシアを有力顧客として抱えていることで知られます。
キオクシアが設備投資を拡大して増産体制に入れば、生産ラインのシステム開発や運用・保守を担うクエストにも恩恵が波及する可能性が考えられます。
くわえて、クエストは時価総額が小さい小型株である点にも注目。キオクシア関連のポジティブなニュースが出た際には「値動きの軽さ」を好む短期~中期の思惑的な資金が向かいやすい傾向があります。
キオクシア関連株 出遅れ株 3687 フィックスターズ

ソフトウェア関連からフィックスターズもピックアップしておきます。
同社はハードウェアの性能を極限まで引き出す「ソフトウェアの高速化ソリューション」に強みを持つ企業。
フィックスターズもキオクシアを有力顧客として抱える関連銘柄として知られています。
キオクシアが手掛けるNANDフラッシュメモリ(SSD)は、大容量化と同時に「読み書きの圧倒的な速さ」が求められますが、ハードウェアの性能をフルに発揮するには、それを制御するソフトウェアの最適化・高速化が欠かせません。フィックスターズの強みである高速化技術はこうした半導体メモリ企業との親和性が高く、キオクシアとの取引につながっているとみられます。
ちなみにフィックスターズは「量子コンピューター関連株」としてもよく知られる銘柄。
キオクシアのメモリ増産・設備投資という直近のテーマ性に加え、量子コンピューターという中長期の特大テーマも内包しているため、業績も堅調ながら長期ではロマンのある銘柄でもあります。
キオクシア関連の出遅れ株としてだけでなく、量子関連のテーマ株としても監視しておきたい銘柄です。
キオクシア関連株 出遅れ株 6871 日本マイクロニクス

半導体の検査工程で欠かせない消耗品を手掛ける日本マイクロニクスもキオクシア関連株として注目です。
同社は、半導体チップの良し悪しを電気的にテストする際に使用される「プローブカード」という器具の大手メーカー。メモリは製造された後に「本当に正しく電気が通るか」「データが壊れずに書き込めるか」を全数検査する必要があります。キオクシアがメモリの大増産に踏み切り、工場の稼働率が上がって出荷個数が増えれば増えるほど、検査工程で使われるプローブカードの需要も拡大していく可能性が高そうです。
プローブカードのメーカーといえば「6855 日本電子材料」も有名ですが、「キオクシア関連」という文脈であれば日本マイクロニクスを推したいところ。
なぜなら、メモリ向けプローブカードにおいては日本マイクロニクスのほうが高いシェアを誇るからです。同社はメモリの中でも特に「DRAM」向けに強いという特徴がありますが、NANDフラッシュメモリ向けにも展開しています。
対する日本電子材料もメモリ向けを強化中ですが、現時点の主力はロジック向け。ロジック半導体はAI(人工知能)分野のど真ん中なのでそれはそれで大注目ですが、キオクシアの特需を狙うなら、やはり日本マイクロニクスに軍配かな、と。
いずれにしても、プローブカードという検査用器具は使えば使うほど摩耗する「消耗品」的な側面があります。キオクシアの増産特需がそのままリピート需要に繋がり、継続的な業績の押し上げ要因になりやすい銘柄としてチェックしておきたいですね。
キオクシア関連株 出遅れ株 7595 アルゴグラフィックス

3次元CADなどのITソリューションを展開するアルゴグラフィックスもキオクシア関連株として取り上げておきます。
同社は製造業向けに製品設計や開発を支援するシステムなどを提供しており、特に大手半導体メーカーの設計・開発におけるソフトウェア効率化で実績を持っています。
キオクシアとの直接的な取引規模が前面に公表されているわけではありませんが、過去に「キオクシア関連株」としての思惑から資金が向かい、物色された経緯がある銘柄です。
半導体の多層化・微細化が進む中で、複雑なチップ設計を支える3次元CADや解析ソフトウェアの重要性は増す一方であり、キオクシアの積極的な研究開発や設備投資の恩恵を受けるのではないか、という連想が働きやすい立ち位置にある銘柄です。
ここまでに紹介した銘柄群(ガス、システム運用、検査装置など)と比べると、やや間接的あるいは思惑的な要素が強いので出遅れ株というポジションにはなりますが、監視リストの隅に置いておくと面白そうです。
キオクシア関連株 まとめ
はい、キオクシア関連株のまとめ記事は取り急ぎ以上です。
一口に「キオクシア関連」と言っても、そのアプローチはさまざまですね!
半導体メモリ(NANDフラッシュメモリ)の市場は波が大きいものの、生成AIの爆発的な普及やデータセンターの増設を背景に、中長期的な大容量化・高速化の流れは加速していくはず。
キオクシア本体の動向はもちろんですが、株式市場ではやっぱり連想ゲームもおもしろいですよね。
「巨大なメモリ工場が動くことで、次にどの企業の製品やサービスが需要増大するか?」という思考は、メモリに限らず今後あらゆるテーマで役立つ可能性があると思います。
引き続き今後もキオクシアの動向や半導体市場のニュースに合わせて、関連銘柄のアップデートを行っていくつもりです。
他にも、次にくる有望テーマ株とか材料株とかを初動で拾えるようにしっかりアンテナを広げておきましょう!
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