2024年02月17日(土)、『ソフトバンクグループの孫正義氏が、エヌビディアに対抗してAIに不可欠な半導体を供給するベンチャーを立ち上げるため、最大1000億ドル(約15兆円)の資金投入を考えている』とBloombergが報じました。
Bloombergによるとこの投資は「コードネーム・イザナギ」と呼ばれているとか!
日本神話に登場する男神で日本を生み出した「いざなぎのみこと(伊弉諾尊)」と、汎用AIの略称である「AGI」を含んでいるのがプロジェクト名イザナギの由来らしい。
絶妙な厨二感!と思いきや、まぁまぁ由来がある感じもいいですね🤗
イザナギ!気に入ってます😝
それにしても、ソフトバンクグループがAI半導体分野で一強状態のエヌビディアを対抗すべく立ち上がるのはなかなかにアツい展開ですね!
15兆円の投資ですから、ソフトバンクGというか孫さんの本気度がうかがえますね。
孫正義氏といえば、AI分野に並々ならぬ熱意を向けていることでもよく知られていますし、ついにきたか!という感じですかね。
ということで、このページではソフトバンクグループを率いる孫正義氏が検討している「プロジェクトイザナギ関連株」について本命株・出遅れ株 一覧をまとめていきたいと思います。
プロジェクトイザナギ関連株とは
プロジェクトイザナギ関連株とは、ソフトバンググループの創設者で会長の孫正義氏が検討していると報じられた「AI半導体ベンチャーへの1000億ドル(15兆円)もの巨額投資プロジェクト(コードネーム・イザナギ)」に関連する銘柄の総称です。
報道によると、1000億ドルのうち300億ドルはソフトバンググループが出資、残りの700億ドルは中東より調達するシナリオが検討されているとか。ほむほむ。
孫氏はプロジェクトイザナギで設立するベンチャーについて、ソフトバンクグループ傘下の半導体企業「Arm」を補完するような企業を構想しているとのことです。
米Armはスマホ向け半導体設計で大きなシェアをもつ企業。エヌビディアがクラウドAI(データセンター)向け半導体GPUで大きなシェアを持つのに対して、Armは端末側のAIを搭載する「エッジAI」向けの半導体で存在感を高めています。
「Armを補完するような企業を構想」「エヌビディアに対抗」ということは、ソフトバンクグループ・Arm連合軍でデータセンター向けクラウドAI分野のシェアを獲得しにいくということではないでしょうか。
当記事執筆時点(24.02月)ではデータセンター向けGPU市場では、エヌビディアが9割以上のシェアを握っていますが、この牙城を崩せるなら面白いですね!
ちなみに孫正義氏といえば、2023年6月にChatGPTを開発した米OpenAI社のサムアルトマン氏CEOと面会していますしなかなか親しい間柄。サムアルトマン氏もエヌビディアの独走状態を崩そうと、AI半導体生産に向け7兆ドル規模の資金調達を推進中です。ただ、イザナギはサムアルトマン氏が進めているAI半導体投資とは別個のプロジェクトの模様。
ソフトバンクG・Arm・マイクロソフト・OpenAI連合軍で打倒エヌビディア!となればもっと面白そうだと思いましたが、これだとソフトバンクグループが主導権を握れなさそうですしね。
まぁ孫さんとOpenAIのサムアルトマン氏は懇意らしいので、今後に期待ということで。プロジェクトイザナギ関連株は、今のところソフトバンクグループやArmに関連する銘柄かなぁと思います。
ただイザナギはまだ検討段階のプロジェクトで資金の調達方法や資金の使い道についても詳細は未定の部分が多く、今後プロジェクトが変化する可能性もあるので、その点は注意しておきましょう。
プロジェクトイザナギ関連株 一覧
コード | 銘柄名 | 特徴 | 時価総額(24.02.20時点) |
---|---|---|---|
9984 | ソフトバンクグループ | プロジェクト・イザナギの本丸 | 12,552,289百万円 |
6526 | ソシオネクスト | 2nmプロセスのチップレット開発で台湾TSMCや英Armアームと提携 | 679,266百万円 |
3156 | レスターホールディングス | 子会社レスターエンベデッドソリューションズがArm代理店 | 89,346百万 |
6597 | HPCシステムズ | Armパートナー | 9,658百万円 |
9739 | NSW | Arm認定デザインパートナー | 43,925百万円 |
4726 | SBテクノロジー | 関連してないかも ソフトバンクの子会社でマイクロソフトとも密接 システム構築・保守・運用・監視サービスなど | 48,474百万円 |
プロジェクトイザナギ関連株 本命株・出遅れ株
プロジェクトイザナギ関連株の本命株・出遅れ株をピックアップしたいと思いますが、あんまり見つけられてないかも。個人的な主観コミなのでその点はご理解ください😋
プロジェクトイザナギ関連株 本命株 9984 ソフトバンクグループ
イザナギ関連銘柄で本命はやはりプロジェクトの本丸で孫正義氏が会長を務めるソフトバンクグループですね。
報道によるとプロジェクトイザナギで投入されるとされる最大1000億ドルのうち、300億ドルはソフトバンクグループ(ソフトバンク?)が出資、残りの700億ドルは中東より調達するシナリオが検討されているらしい。
打倒エヌビディアを掲げて今後の需要拡大が見込まれるAI半導体分野に乗り込むのは、AI分野に並々ならぬ思いをもつ孫さんらしいですよね。現状、クラウドAI向けのデータセンターGPUで圧倒的なシェアを誇るエヌビディアですが、今後ずっと世界のAI企業がエヌビディアだけに頼るというのは考えにくく、シェアを何割か獲得できるとすれば十分期待値のあるプロジェクトのように思います。
もちろんソフトバンクG・Armだけでなく、米AMDや米インテルなどの半導体大手もエヌビディアに迫ろうと躍起になっていますので、簡単なことではないと思いますが。
すでにスマホ向け半導体などエッジAI向けに強いArmを補完する構想ということで、エッジAI向けを伸ばしつつデータセンター向けのシェアも獲得できればアツそうですね。ソフトバンクグループには引き続き注目したいと思います。
プロジェクトイザナギ関連株 思惑株? 6526 ソシオネクスト
イザナギ関連というかArm関連株ですかね。ソシオネクストにも注目したいです。
ソシオネクストは工場を持たない半導体ファブレスメーカーで、用途に合わせて設計開発したカスタムSoC(システム・オン・チップ)に強みを持つ半導体銘柄。
ソシオネクストは、5~7nm(ナノメートル)という最先端の微細品を設計できる唯一の国内メーカーで、2023年10月に2nm(ナノメートル)世代プロセスのマルチコアCPUチップレットの開発で、ArmおよびTSMCと協業することを発表しています。
開発するチップレットは、大規模データセンター用サーバや5G/6Gインフラストラクチャ、データプロセシングユニット、ネットワークエッジなどの市場に向けたもので2025年上期にもエンジニアリングサンプル品の供給を始めるとのこと。
データセンター向けの2nm半導体チップレットでArm・TSMCと協業している点は注目かなと。もちろんぜんぜん思惑株に過ぎないですが、ソフトバンクGがデータセンター向けで圧倒的シェアを誇るエヌビディアに対抗するプロジェクトで、Armを補完するベンチャーを立ち上げるとすれば、ソシオネクストがどっかに絡んでくる可能性もあるのではないかなぁと微妙に注目しています。
プロジェクトイザナギ関連株 まとめ
プロジェクトイザナギ関連株については取り急ぎ以上。
正直まだあまり関連銘柄は見つけられてないですね汗。まぁまだ検討中のプロジェクトですし。
今後また新たな情報が出てきたら追記していくかもです😋
他にも、次にくる有望テーマ株とか材料株とかを初動で拾えるようにしっかりアンテナを広げておきましょう!
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