
※この記事はもともと2023年05月09日にアップしたものですが、情報が古くなってきましたので2025年02月02日(日)に大幅に全面リニューアルしました。
※この記事は最後に2025年02月03日(月)に追記編集しました。
こんにちは、かりんです🥰
この記事では、生成AI関連株(ジェネレーティブAI関連株)についてまとめます。
2022年11月30日に米OpenAIがChatGPTをリリースしてから、生成AI関連の話題は尽きることがないですね。
また2025年1月には、中国の生成AI「Deep Seek」が大きな話題となりました。
『中国のディープシークはエヌビディア製の「H800」と呼ばれる格落ちのGPUを2048個使っただけで、OpenAI製の「GPT-4o」や「o1」などトップ製品とほぼ同等性能の大規模言語モデル(LLM)を開発した』と報じられています。
この報道、真実か否かは当記事リニューアル時点(25.02.02)ではまだハッキリしておらず本当にエヌビディアの最先端GPUを使っていないか、?と疑問視する声もあるようですが、仮に本当だとすればChatGPTなど米国製AIの「10分の1」程度の開発費で作り上げたということになります。
このことから「もう生成AIの開発にそこまで高性能なGPUは必要ないのでは?」という疑念が生じ、半導体銘柄やデータセンター銘柄が下落。いわゆるDeepSeekショックが起きました。
DeepSeekショックはとりあえず数日で落ち着いていますが、この新たな中国製AIの登場で、生成AI分野はさらなる競争が巻き起こりそうですね。米国によるさらなる先端半導体分野の輸出規制の強まりには注意が必要ですが、生成AIを取り巻く環境からはさらに目が離せなくなりました。
これまで、AI関連の注目株といえばどちらかというと「半導体銘柄」とか「データセンター銘柄」など、AI開発に必要なハードウェア関連の銘柄が中心でしたが、今後はAI関連のソフトウェア系の銘柄にも注目が集まるかもしれません。
と、いうことでこのページでは、生成AI関連株(ジェネレーティブAI関連株)について本命株・出遅れ株 一覧をまとめておきます。
生成AI関連株(ジェネレーティブAI関連株)とは

生成AI関連株・ジェネレーティブAI関連株とは、生成AI・ジェネレーティブAIに関連する製品・サービスなどの事業を手掛ける銘柄の総称です。
もう少し詳しく生成AIについて説明しておきますね。
有名どころの生成AIといえば、やはり米OpenAIの「ChatGPT」のようなAIチャットボット(テキスト生成AI)ですかね。
質問(プロンプト)を投げかけると、自動的にテキストを生成して回答してくれます。これまで調べものをするときは「ググる(Google検索する)」のが一般的でしたが、最近ではわからないことはAIチャットボットに聞く方も多そう。実際私も調べものをするときとかチャットGPTに頼る時もあります。
他にも「画像生成AI」とかも有名なのがありますね。
X(Twitter)でもAIで生成したイラストとか実写風画像とか架空の風景画像とかよく流れてきます。AIイラストの出来が良くなってきたことで、絵師さんのお仕事を奪いつつある…みたいなことも話題になってますよね。
あとは音楽をAI生成してYoutubeチャンネルで垂れ流す…みたいな副業も流行ってたり。すでに生成AIをうまく使いこなすことで儲けられる時代に突入しています。
それにしてもテキストを入力するだけで、オリジナルの画像や音楽が生成できるってホントに凄いですよね。あとすでに動画生成AIも登場してきています。動画生成AIも需要は幅広そうです。
いずれにしても生成AIはさまざまなビジネスで大幅なコストダウンが実現できそう。活用の仕方もかなり幅広そうです。
生成AI関連株(ジェネレーティブAI関連株) 有名どころ
Gemini
Bing AI
DeepSeek R1
Stable Diffusion
DALL・E2
udio
Loudly
udio
Loudly
生成AI関連株(ジェネレーティブAI関連株) 一覧
コード | 銘柄名 | 特徴 | 時価総額(25.01.31時点) |
---|---|---|---|
9984 | ソフトバンクグループ | OpenAIのために新たなAIインフラストラクチャを米国内で構築するスターゲイトプロジェクトのリードパートナー
スターゲートプロジェクトでは今後4年間で5000億ドルを投資することを計画 |
13,834,125百万円 |
6702 | 富士通 | 開発したAI技術のブランド「Fujitsu Kozuchi」を展開 Fujitsu Kozuchiは生成AI「Fujitsu Kozuchi Generative AI」を含む7つの7つのAI領域で構成企業向けに特化した「エンタープライズ生成AIフレームワーク」を開発 |
6,250,605百万円 |
6701 | NEC | 様々な業界・業種へのAI実装経験
生成AI関連事業(NEC Generative AIサービス)において、2025年度末までに約500億円の売り上げを目指す 自社開発の生成AI「cotomi」 |
4,235,994百万円 |
9432 | 日本電信電話 | 日本語処理性能に優れた大規模言語モデル「tsuzumi」を独自開発 | 13,827,033百万円 |
9613 | NTTデータグループ | さまざまな分野でAI活用ソリューションを開発 顧客企業に生成AI導入支援を提供 |
4,248,173百万円 |
7046 | TDSE | ビッグデータやAIを活用したソリューション提供 ノーコードで生成AIアプリをつくれる「Dify」の公式販売・開発パートナー2017年にNTTデータとAIビジネスの拡大に向けた資本業務提携している点も注目 |
2,779百万円 |
3850 | NTTデータイントラマート | 顧客企業の業務アプリケーションへの生成AIの組み込みをサポート | 12,358百万円 |
4762 | エックスネット | NTTデータグループ傘下のソフトウェア開発企業 過去にNTTの生成AI絡みの思惑で動意づいた経緯あり |
10,781百万円 |
4751 | サイバーエージェント | 日本語に特化した独自の日本語LLM(大規模言語モデル)を開発 | 589,485百万円 |
4011 | ヘッドウォータース | AIを活用したDX支援企業 生成AIを活用した対話型AIアプリケーションの開発 SaaS型ビジネスとしてマルチAIプラットフォーム「SyncLect(シンクレクト)」を提供 |
19,060百万円 |
155A | 情報戦略テクノロジー | 大手企業向けDX内製支援サービスを手掛ける ヘッドウォータースと共同で生成AIを用いたDX内製支援サービスを展開 |
4,973百万円 |
4180 | Appier Group | AIを活用したマーケティング支援事業 OpenAI社のChatGPT言語モデルを自社主力3製品に統合完了 |
165,812百万円 |
4259 | エクサウィザーズ | AI・生成AIを利活用したDX導入支援・コンサルなど 自社専用のChatGPTサービス「exaBase生成AI」は国内シェアNo.1 |
42,704百万円 |
3993 | PKSHA Technology | 国内シェアNo.1AIチャットボット「PKSHA Chatbot」
生成AIで新規FAQを自動生成する「PKSHA Knowledge Stream」など 自然言語処理、画像認識、機械学習/深層学習技術に関わるアルゴリズムソリューションを自社開発 |
115,013百万円 |
269A | Sapeet | PKSHA Technology子会社 3Dアルゴリズム、生成AIを活用した技術開発を行う東京大学発のスタートアップ生成AI活用に向けたコンサル・開発支援 AIによる姿勢・動作分析 AIによる体型サイズ分析 |
6,174百万円 |
5574 | ABEJA | 2017年に米NVIDIAと資本業務提携(国内初出資らしい)
大規模言語モデル「ABEJA LLM Series」を商用サービスとして提供 25年01月27日、NEDOで進める「競争力ある生成AI基盤モデルの開発」に採択されたプロジェクトで構築した32Bの小型化モデルが、米OpenAIの「GPT-4」を上回る性能に到達したと発表 |
24,429百万円 |
4488 | AI inside | AI-OCRサービス「DX Suite」に生成AIを実装 また2025年初頭を目処にAI-OCRサービス「DX Suite」に、生成AIを活用したAIエージェントを標準搭載生成AI・予測AI・画像認識AIなどのテクノロジーを掛け合わせて、ユーザのあらゆるタスクを自律的に支援するAIエージェント「Heylix(ヘイリックス)」 |
13,419百万円 |
4382 | HEROZ | 将棋AIの開発を通じて培われたAIテクノロジーをコア技術として、各業界のDXの中核を担うAIを構想策定から実装、運用まで一貫して支援
ChatGPTなどの生成AIを活用した法人向けAIアシスタントサービス「HEROZ ASK」 |
14,712百万円 |
5586 | Laboro.AI | 機械学習を活用したオーダーメイドのAIソリューション「カスタムAI」を開発・提供
カスタムAIは生成AIを含むあらゆるAI領域でAIソリューションを開発 |
16,914百万円 |
5132 | pluszero | 課題発見→AI開発→保守までを一括提供するAIソリューション
独自コンセプト「AEI」と「ChatGPT」などの生成AIは相互補完関係にある、との資料を発表 |
19,608百万円 |
3984 | ユーザーローカル | ビッグデータ解析ツールやAIを用いた業務支援ツールの開発・提供
企業向け生成AIプラットフォーム「ユーザーローカルChatAI」 プログラムを自動生成する「ユーザーローカル コード生成AI」 |
29,571百万円 |
5572 | Ridge-i | 顧客企業へのAI活用コンサルティングサービス・AI開発サービス
生成AI活用コンサルティングサービスも手掛ける |
9,535百万円 |
7095 | Macbee Planet | 顧客が生涯を通じて企業にもたらす利益(LTV)を予測するマーケティング支援企業
ChatGPTやMidjourneyなどの生成AIを活用した広告クリエイティブの成果予測モデルを開発 |
47,773百万円 |
5591 | AVILEN | AI人材育成支援事業とAI導入支援事業を手掛ける 生成AI導入支援や生成AI研修サービスも |
6,046百万円 |
260A | オルツ | P.A.I.(パーソナルAI)技術の開発と普及を目指す
P.A.I.技術を用いた「AI議事録」 |
19,741百万円 |
265A | Hmcomm | 「音」に着目したAIの研究・開発 AI×音声解析技術をコアに「AI異音検知」「AI音声認識」「AI活用コンサルティング」の3つのソリューションを提供生成AI技術を活用したコールセンター業務の効率化を支援など |
4,044百万円 |
2158 | FRONTEO | 人間の機微を数学的アプローチで見つけ出すAI「KIBIT」 法律・医療分野向けにAIソリューションを展開 仮説生成に特化したAIを活用した「Drug Discovery AI Factory」で創薬研究の効率化・加速化・成功確率向上を支援 |
25,739百万円 |
4193 | ファブリカホールディングス | 2023年に大規模言語モデル(LLM)関連技術、ブロックチェーンの研究およびプロダクト開発を目的とした子会社「Sparkle AI(スパークル・エーアイ)」を設立 | 15,147百万円 |
5129 | FIXER | Microsoft Azureパートナー企業 Azure Expert MSP(Microsoft Azure パートナーの最上位認定)
Microsoftの「Azure OpenAI Service」を活用したエンタープライズ GPT プラットフォーム「GaiXer」を提供 |
10,683百万円 |
5578 | ARアドバンストテクノロジ | クラウド技術とデータAI活用によるDXソリューション事業 企業向け生成AI活用支援サービスを提供 |
5,594百万円 |
4196 | ネオマーケティング | 顧客企業のマーケティング支援事業が柱 ChatGPTなど生成AIを生かしマーケティングリサーチ業務の効率化を提供 |
2,695百万円 |
5033 | ヌーラボ | チームで使うプロジェクト管理・タスク管理ツール「Backlog」が柱
「Backlog」はOpenAIと連携し「AI要約」機能を搭載 |
5,232百万円 |
3625 | テックファームホールディングス | アプリや各種システムの受託開発企業 3Dモデル生成ソリューションを開発 アパレル・エンタメ・ペット業界などで活躍期待か ECサイトに特化した生成AI型チャットボット導入サービス |
4,847百万円 |
3676 | デジタルハーツホールディングス | ゲームのデバックが主力の企業 生成AIを活用した完全自動運転車両の開発に取り組む「チューリング社」へ資本参加 |
20,881百万円 |
145A | L is B | ビジネスチャット「direct」やチャットボット型FAQソリューション「AI-FAQボット」を提供
生成AIボットの開発・導入から活用までをワンストップでサポートする「direct × 生成AIボット導入支援サービス」を提供開始 |
3,521百万円 |
5246 | ELEMENTS | AIを活用した生体認証・画像解析サービスを展開 AI審査で本人確認業務を自動化するサービス「LIQUID eKYC」ファッションEC企業向けにEC商品画像の生成サービス |
19,341百万円 |
5250 | プライム・ストラテジー | 超高速CMS実行環境「KUSANAGI」、Web サイトの高速化エンジン「WEXAL」などの開発・提供
完全ローカル環境でのLLM実行環境導入・保守サービス |
4,249百万円 |
4414 | フレクト | クラウド先端技術によるDX支援を提供 米Salesforceが展開する自律型AIエージェント「Agentforce」の導入支援サービス |
10,977百万円 |
5240 | monoAI technology | 自社独自のメタバースプラットフォーム「XR CLOUD」の開発・提供
23年に法人向けAI開発、およびAI導入支援コンサルサービスを開始 |
4,303百万円 |
6182 | メタリアル | AI翻訳サービス、専門文書AIによるDX推進を手掛ける
ChatGPT、GPT-4等の生成AIをはじめとした膨大なAI製品群を統一したプラットフォーム「Metareal AI」 |
6,707百万円 |
6580 | ライトアップ | 中小企業向けの経営改善サービス、生成AIサービスの開発など
ChatGPT搭載の広告自動解析・生成ツール「Omneky」の国内正規代理店として販売・提供 |
8,361百万円 |
2432 | ディー・エヌ・エー | AI技術を活用した新しいサービス・プロダクトの開発
「逆転オセロニア」のエイプリルフール企画で生成AIを用いて10000体のキャラクターを生成など生成AI分野にも注力 |
334,679百万円 |
3758 | アエリア | 京都大学発の生成AIスタートアップ「データグリッド社」に出資
データグリッド社と共同でキャラクター自動生成AIを開発 |
5,960百万円 |
3416 | ピクスタ | デジタル素材マーケットプレイス「PIXTA」では生成AIによる作品品(画像・動画)を販売可能
また機械学習を目的とした顧客に自社の画像データを提供するサービスも展開 |
2,483百万円 |
3904 | カヤック | テキストから画像を生成できるAIお絵描きアプリ「AIピカソ」を提供するAI Picasso株式会社と資本業務提携 | 7,152百万円 |
166A | タスキホールディングス | HEROSのAI技術を活用した建築プラン生成AIサービス「TASUKI TECH TOUCH&PLAN」を提供 | 34,993百万円 |
3691 | デジタルプラス | 主力事業「デジタルギフト」のマーケティング強化を目的として、ChatGPT等によるAIコンテンツ制作サービスの実証実験 | 3,298百万円 |
生成AI関連株(ジェネレーティブAI関連株) 本命株・出遅れ株
それでは生成AI関連株(ジェネレーティブAI関連株)の本命株・出遅れ株をピックアップします。個人的な主観コミなのでその点はご理解ください😗
生成AI関連株 本命株 9984 ソフトバンクグループ

ソフトバンクグループは生成AI関連株の中核株と言えると思います。
ソフトバンクグループは米OpenAIのために新たなAIインフラストラクチャを米国内で構築するスターゲイトプロジェクトのリードパートナーです。スターゲートプロジェクトでは今後4年間で5000億ドルを投資することを計画されており、このうち、1,000億ドルの投資を直ちに開始していく予定、としています。
スターゲートの初期出資者はソフトバンクグループ、OpenAI、Oracle、MGXで、ソフトバンクグループとオープンAIがリードパートナーとなり、ソフトバンクグループは財務管理を、運営はOpenAIが担い、孫正義氏ががchairmanに就任するとのこと。
現在、世界一有名な生成AI企業であるOpenAI社とタッグを組んでいるのは非常に強力な材料と言えると思います。若干不安な面としては、イーロン・マスク氏などテクノロジー業界の関係者が「スターゲートとその資金調達を巡る詳細の乏しさに疑問を呈している点」でしょうか。とはいえ、最先端をいく米国の生成AI事業に巨額の投資を行う日本株として、ソフトバンクグループは見逃せません。
また、ソフトバンクグループは英半導体設計のARMの親会社である点も注目。ARMの半導体はスマホ向けで高いシェアを誇り、どちらかというとエッジAI向けに強みをもつ企業ですが、生成AIとエッジAIは役割が異なりますので、どちらも今後ますます需要は高まると思われます。
生成AI、エッジAIのどちらも攻めているのはAIに傾倒する孫正義氏らしいですね。
ソフトバンクグループは米国の最先端AIの成長で恩恵を受ける中核的存在といえると思います。引き続き注目です。
※2025年02月03日(月)追記↓
2025年02月03日(月)、ソフトバンクグループと米OpenAIは、生成AIの共同出資会社「SB OpenAI Japan」を設立すると発表しました。
この新会社では企業向けAI「クリスタル・インテリジェンス(Cristal intelligence)」を展開するとのこと。
クリスタルインテリジェンスは、各企業の内部データを取り込んだ各社専用AIを開発し、顧客企業の営業・経営戦略などに幅広く利用できるようにする、とのこと。
具体的には、各社専用の「AIエージェント」を提供して、このAIエージェントは人間の社員に代わって顧客対応や営業活動も可能なうえ、会議に出席して意思決定の際のアドバイス的な役割もできるらしいです。
日本国内のAI関連株で、顧客企業向けにカスタマイズした専用AIを提供する銘柄はけっこうたくさんありますが、多くのAI活用はビッグデータ解析だとか、文書作成などのサポートとか、そういう補助的な役割が多かったですが新会社「SB OpenAI Japan」ではもう少し踏み込んだAI活用ができそうなのかな。
なにより米国AIの本丸「OpenAI」とタッグを組んで、企業向け生成AIを提供するのは面白そうですね。
ちなみに新会社「SB OpenAI Japan」はソフトバンクグループと子会社ソフトバンクが設立した中間持ち株会社が株式の50%、残りの50%を米OpenAIがもつとのこと。
引き続きソフトバンクグループ、生成AI関連株の中核銘柄として注目です。
生成AI関連株 中核株 6702 富士通

国産の生成AIといえば富士通。
富士通は2023年05月22日に東京工業大学と東北大学、理化学研究所、サイバーエージェントなどと協力してスパコン「富岳」を活用して2023年度中に高度な生成AIを開発すると発表。こちらは24年度から国内企業などに「無償提供」するとのことでしたが、2024年5月に「Fugaku-LLM」が公開されましたね。
Fugaku-LLMは国内で多く開発されている70億パラメータより高性能かつ現在の計算機環境下で扱いやすい130億パラメータのモデルとなっているらしい。
パラメータ数ではChatGPTやGeminiに遠く及びませんが、サイバーエージェントが収集した独自の日本語学習データと英語のデータなどを用いているため日本語能力に長けており、研究・ビジネス向けの利用にも期待できる模様。
富士通はChatGPTのような世界トップを走る大規模言語モデル、というよりも顧客企業のそれぞれのニーズに対応する特化型AIモデルの開発に注力しており、「Fugaku-LLM」のほか独自開発したAI技術のブランド「Fujitsu Kozuchi」を展開しています。
Fujitsu Kozuchiは生成AI「Fujitsu Kozuchi Generative AI」を含む7つのAI領域で構成され、さまざまな企業で利用実績あり。
それから富士通は2024年7月より、企業向けに特化した「エンタープライズ生成AIフレームワーク」を提供しています。
これなにかというと企業が生成AIを活用するうえでの課題を解決し、セキュリティ不安を払しょくするためのものらしい。「ナレッジグラフ拡張RAG」「生成AI今号技術」「生成AI監査技術」という3つの技術で構成され、企業における生成AIの活用をけん引するとのこと。
日本国内の生成AI関連株の多くは米OpenAIやGoogleと競いあうというより、それぞれの企業に特化した軽量なLLMの開発や顧客企業向けにカスタマイズしたAI導入支援がメインなのかな。
中でも富士通は軽量ながら自前のAI技術があり、なおかつもともとの強みであるスパコン・量子など世界最先端の計算技術とAIを融合させる期待もあるかなと思います。日本国内の生成AI関連株としては富士通も中核株と言えそうです。
生成AI関連株 中核株 6701 NEC

NECも生成AI関連の中核株として注目です。
NECは国内トップクラスのAI関連の技術と実績を誇る企業。
AIコンサル・分析サービス・AI・DX人材育成サービスをはじめ、高性能音声解析AI・自動応答AI・需要予測AI・映像解析AI・故障予兆AIなどさまざまなAIプロダクトを提供。またAI活用において必要となるソフトウェア・サービスを備えるAIプラットフォームも用意しています。
様々な業界・業種へのAI実装経験を誇り、NECが支援したAIプロジェクト数は8000件以上、AI関連特許出願数は4000件以上(世界6位)、AI専門組織に所属する人数500人以上など、AI関連事業の規模もかなり大きいです。
また、自社開発の生成AI「cotomi」なども展開しておりますし、生成AI関連事業(NEC Generative AIサービス)において、2025年度末までに約500億円の売り上げを目指す、としています。
あと、NECの工事部門が独立したNECネッツエスアイもTOBで完全子会社化が成立しましたし、NECネッツエスアイが手掛ける映像AIサービスブランド「OWLai(オウライ)」にも注目ですかね。
生成AI関連株 本命株 9432 日本電信電話(NTT)

NTTも生成AIを独自開発している企業ですね。2023年06月09日に「2023年度中にも独自開発した生成AIを企業向けビジネスとして展開する」と発表していますが、こちらは大規模言語モデル(LLM)「tsuzumi(つづみ)」として2024年03月25日に満を持して商用提供が開始されました。
「tsuzumi(つづみ)」はパラメータ数70億の軽量版と、パラメータ数6億の超軽量版の2つをリリースしています。どちらもOpenAIの「GPT-3」の1750億と比べて非常に軽量ですが、ローカル環境での利用が可能な点は大きなメリット。各企業が扱うデータには個人情報や機密情報などもあるため、安易にクラウド上にデータを入力することが困難なため、小型軽量でローカルで動かせるLLMには需要がありそうです。
ちなみに「tsuzumi(つづみ)」はパラメータ数は軽量ながらも、LLMの日本語処理性能に関するベンチマークテスト「Rakuda Benchmark」の結果では、米OpenAIのGPT-3.5や同規模の国産LLMを上回ったとのこと。
LLMは「とにかくパラメータ数が多ければ多いほど良い!」ってわけでもなく、もちろんパラメータの増大は性能の向上につながりますが、その一方で計算リソースの増加やエネルギー消費量もバカほど大きいらしい。一言でいえばコストが死ぬほど高い。だからNTTの「tsuzumi(つづみ)」や富士通の「Fugaku-LLM」みたいな小型軽量なLLMである点はそういう特徴であるってだけで単純に劣っているわけではないんですね。
コストバランスのちょうどいいAIで業務を効率化したい!という企業から「tsuzumi(つづみ)」は需要がたくさんありそうです。NTTでは2027年度にtsuzumiの売上1,000億円を目指しています。
NTTも国産の生成AI関連株の中核株、本命株として注目です。
生成AI関連株 出遅れ株 4751 サイバーエージェント

サイバーエージェントも生成AI関連株として注目。サイバーエージェントは2023年05月11日に独自の大規模言語モデルを開発したことを発表しています。サイバーエージェントが開発した大規模言語モデルは日本語・日本文化に特化したもので、すでに130億パラメータまでの開発が完了しているらしい。130億のパラメータってことは富士通のLLMと同程度ですね。同じく日本語に特化した軽量モデルって感じかと。
サイバーエージェントが独自開発した大規模言語モデルは、同社の広告クリエイティブ製作領域「極予測AI」「極予測TD」「極予測LP」などのサービスで活用が始まっているとのこと。
国産の大規模言語モデルを開発して、すでに自社サービスに活かし始めていることを考えると生成AI関連株としてはけっこう面白そうかなと。
生成AI関連株 本命株 4011 ヘッドウォータース

ヘッドウォーターズは顧客のビジネスに合わせてさまざまなAIソリューションを提供している会社です。
価値観モデル機械学習レコメンド、ディープラーニング画像解析、AI予測サービス、文章解析・自然言語処理、エッジAI開発、顔認証決済プラットフォーム開発、スマートグラスアプリ開発とか、なんかいろいろやってますね。AIを活用したDX支援企業です。
生成AIを活用した対話型AIアプリケーションの開発やSaaS型ビジネスとしてマルチAIプラットフォーム「SyncLect(シンクレクト)」を提供している点にも注目。
以前はAI関連株のリーダー銘柄的な存在でしたし、ソフトウェア関連サービスに注目が集まる際には再びリーダー格となれるか注目しています。
生成AI関連株 本命株 4180 Appier Group

Appier GroupはAIを用いたマーケティングソリューションを手掛ける会社で、2023年04月28日に、OpenAI社のChatGPT言語モデルを自社の法人向けマーケティングソリューションの主力3製品に統合完了したことを発表しています。
こちらはOpenAIのChatGPT言語モデルと同社の高度な生成AIアルゴリズムの機能を統合させることで、広告キャンペーンに必要な「キーワード」やターゲティングのパラメーターの生成を行い、高精度な会話型チャットボットの作成、広告コピーの制作、コンテンツの自動生成などが可能となるとのこと。
Appier Groupは業績ギュンギュン上向いてきてます。
生成AI関連株 本命株 4259 エクサウィザーズ

エクサウィザーズはAI関連株としてもピックアップした銘柄ですね。
エクサウィザーズは「AIを用いて社会課題を解決する」というスローガンを掲げる会社で「AIプラットフォーム」と「AIプロダクト」の2つの事業を手掛けています。AIプラットフォーム事業では「AI予測分析プラットフォームexaBase」を基軸に年間250件以上のAI/DXプロジェクトを行っています。
AIプロダクトでは、介護スタッフの間接業務をAI×音声入力でサポートするアプリ「CareWiz ハナスト」や、5mの歩行動画から歩行者の転倒リスクをAIが解析するアプリ「CareWiz トルト」 などを提供。
それからエクサウィザーズは2023年5月から企業向けChatGPTサービス「exaBase」の提供を開始しており、法人向けの自社専用ChatGPTサービスとしては国内シェアNo.1。導入者数は650社、利用ユーザーは60,000人を超えている模様。
また2023年10月に生成AIサービスの開発・販売に特化した新会社「Exa Enterprise AI」を設立しています。この新会社では大規模言語モデル(LLM)などの生成AIやなどを活用して企業の課題解決・業務効率化を図るサービスの企画・開発・販売を行うとのこと。
エクサウィザーズも生成AI関連株の本命銘柄として注目しています。
生成AI関連株 本命株 3993 PKSHA Technology

PKSHA TechnologyはAIアルゴリズムの開発からスタートした会社で、AIアルゴリズムを各企業の課題・目的に合わせてソリューション・プロダクト化して提供しています。
あと注目なのは2021年6月にパークシャが子会社を通じて、Q&Aサイト運営「3808オウケイウェイブ」のAIチャットボット「OKBIZ.シリーズ」を買収している点ですね。OKBIZ.は9年連続で国内シェアナンバーワンだったチャットボットでのちに「PKSHA Chatbot」というサービスに名称変更?統合?されています。
「PKSHA Chatbot」は数行のタグをWebサイトに埋め込むだけで簡単にチャット型対話エンジンを導入できるサービスで、AIチャットボットの国内シェアNo.1らしい。あれ?エクサは?って感じですが、「exaBase」は自社専用ChatGPTサービスなので別物。
また生成AIで新規FAQを自動生成する「PKSHA Knowledge Stream」などのサービスを手掛けています。
自然言語処理、画像認識、機械学習/深層学習技術に関わるアルゴリズムソリューションを自社開発する技術力のある会社なので、こちらも国内の生成AI関連株として注目しておくべきかなと思います。
生成AI関連株 本命株 269A Sapeet

PKSHAの子会社で2024年に東証グロースに上場したSapeetも生成AI関連株として注目しています。
Sapeetは3Dアルゴリズム、生成AIを活用した技術開発を行う東京大学発のスタートアップで、生成AI活用に向けたコンサル事業・開発支援事業、店舗DX企画の支援などの事業を手掛けています。
生成AIコンサルや開発支援のほか、AIによる姿勢・動作分析サービスや、AIによる体型サイズ分析サービスなど。アンケート項目や画像・動画などの情報から、人間の骨格・姿勢情報を推定するAIソリューションも手掛けています。
PKSHAの子会社という点も注目ですし、時価総額規模も小さめで値動き軽いので大相場に発展する可能性もあるか?!
生成AI関連株 本命株 5574 ABEJA

ABEJAも生成AI関連株として注目の銘柄。ABEJAは2023年6月にグロース市場に上場した銘柄で、AIを活用し顧客企業のDX化をサポートする事業を手掛けています。
ABEJAは2018年から大規模言語モデル(LLM)の研究開発を進め、2023年3月に独自の「ABEJA LLM Series」を自社のデジタルプラットフォーム「ABEJA Platform」に搭載し顧客企業に提供しています。
LLMってのは要はOpenAIでいうところの「GPT-3」「GPT-3.5」「GPT-4」とかのこと。なので、独自のLLMをすでに商用サービスとして提供している点はまさに生成AI関連株って感じですね。
あとABEJAは2017年に米NVIDIAと資本業務提携(国内初出資らしい)しているのも注目ですね
なお、25年01月27日(月)にNEDOで進める「競争力ある生成AI基盤モデルの開発」に採択されたプロジェクトで構築した32Bの小型化モデルが、米OpenAIの「GPT-4」を上回る性能に到達したと発表している点も注目。
ABEJA、決算で売られるパターンが多い銘柄かなぁという印象ですが、引き続き生成AI関連のテーマ性で注目されそうな銘柄かと。
生成AI関連株 本命株 9613 NTTデータグループ

NTTデータグループも生成AI関連株として注目か。
NTTデータグループは「ニュース原稿の自動生成」「重症患者の状態悪化を予兆検知」「渋滞緩和・渋滞予測・信号制御シミュレーション」などさまざまな分野でAI活用ソリューションを開発しており、顧客企業にも生成AI導入支援サービスを提供しています。
またNTTデータは2024年11月20日から、AzureのModels-as-a-ServiceにてNTTの日本語処理性能に優れた大規模言語モデル「tsuzumi」を提供しています。こちらもAI関連株として注目。
生成AI関連株 思惑株?出遅れ株? 7046 TDSE

TDSE(旧テクノスデータサイエンス・エンジニアリング)も生成AI関連株として注目。TDSEはビッグデータやAIを活用したソリューションを提供している企業で、顧客企業のDX推進やAIデータ分析などをサポートしています。またノーコードで生成AIアプリをつくれる「Dify」の公式販売・開発パートナーでもありますね。
それからTDSEは2017年にNTTデータとAIビジネスの拡大に向けた資本業務提携している点も注目。NTTの日本語特化LLM絡みの思惑で過去に急騰したこともある銘柄です。時価総額規模も小粒ですし短期で狙うのも面白そうな銘柄かも。
生成AI関連株 出遅れ株? 3850 NTTデータイントラマート

NTTデータイントラマートはNTTデータグループの社内ベンチャー制度で誕生したDX支援企業。生成AI関連の事業としては、顧客企業の業務アプリケーションへの生成AIの組み込みをサポートしていたりしてるみたい。
あとはNTTデータグループの傘下なので、こちらもNTTのLLM関連で「なんか恩恵あるんか?」的な物色を集めた銘柄です。
生成AI関連株 思惑株 4762 エックスネット

エックスネットもNTTデータグループ傘下のソフトウェア開発企業で、こちらも過去にNTTの生成AI絡みの思惑で動意づいた経緯がある銘柄。NTTが国産の生成AIを開発するって報じられたときに物色が波及したことがあります。実際恩恵があるかは不明。
生成AI関連株 出遅れ株? 4488 AI inside

AI insideはノーコードで誰でも高精度なAIを作成できる「Learning Center」などのAIプラットフォームや、自社開発の文字認識AIOCRサービス「DX Suite」などを手掛ける銘柄。DX Suiteは企業のペーパーレス化を進めるので、DX銘柄とかペーパーレス銘柄としても注目されましたね。
AI insideといえば「あの大暴落」を記憶している方も多いかと。
2021年4月にNTT西日本との大口契約が更新されず売り上げ高の最大4割が減少すると発表したことでも話題になった銘柄です。AI insideは2020年11月に上場来高値96,000円を付けていますが、そこからの下落はハンパじゃありませんでした。いわゆる「AI insideショック」と呼ばれたやつですね。
ぶっちゃけAI関連銘柄として旬は過ぎた感はありますが、いちおう取り上げておきます。
AIインサイドは主力サービスのAI-OCRサービス「DX Suite」に生成AIを実装していたり、他にも2025年初頭を目処にAI-OCRサービス「DX Suite」に、生成AIを活用したAIエージェントを標準搭載するとしています。
他にも2023年06月にAIモデルを自動生成する自律型AI「AnyData」を提供開始していたり、AIエージェント「Heylix(ヘイリックス)」というのも面白そう。
「AnyData」は、あらゆるデータを活用してAIが自律的に学習し、任意の課題解決に寄与する高付加価値なAI実装が可能というものらしい。凄くない?これ。
あとヘイリックスっていうのは生成AI・予測AI・画像認識AIなどのテクノロジーを掛け合わせて、ユーザのあらゆるタスクを自律的に支援するも提供しています。これも精度によってはめちゃくちゃ有用だと思いますが、なんかあんまり話題になってないですよね。
面白そうな銘柄だとは思うけど、株価はなかなか上がらない。
一応監視しておく対象ではあるかと。
生成AI関連株 本命株 4382 HEROZ

HEROZは将棋AIで一時期話題になった企業ですね。将棋AIの開発を通じて培われたAIテクノロジーをコア技術として、各業界のDXの中核を担うAIを構想策定から実装、運用まで一貫して支援しているDX銘柄です。
生成関連株としては、ChatGPTなどの生成AIを活用した法人向けAIアシスタントサービス「HEROZ ASK」を提供しているほか、不動産DX銘柄のタスキホールディングスと建築プランを自動生成するAI「TASUKI TECH TOUCH&PLAN」の開発で協業しています。
生成AI関連株 本命株 5586 Laboro.AI

Laboro.AIは顧客企業の要望に合わせて機械学習を活用したオーダーメイドのAIソリューション「カスタムAI」を提供する事業を手掛けています。カスタムAIの範囲は幅広く、生成AIはもちろん、他にもさまざまなソリューションに対応しています。
これまでの導入事例では「対話テキスト自動生成AI」「不良品チェックAI」「建設物の制振制御」「人材派遣のマッチング最適化」とかかなり幅広いです。顧客ごとにオーダーメイドでAIをカスタマイズしてくれるサービスは需要がありそうなので、今後の値動きにも注目。
生成AI関連株 本命株 5132 pluszero

pluszeroも顧客企業にあわせてオーダーメイドのAIを開発・導入・保守を手掛ける企業です。
注目なのは「AEI」という技術に力を入れている点ですかね。
AEIとはArtifitial Elastic Intelligenceの略で「人間同様に本質的な言葉の意味を理解する柔軟なAI」という意味で、柔軟さが求められるタスクに応用できるとのこと。
pluszeroでは具体的に、AEI技術を「仮想人材派遣」に応用するとのこと。人間のような柔軟な理解力をもったAIを顧客企業に派遣することで、人的リソースをカバーするってことですかね。AEIは次世代チャットボットや事務作業の自動化、品質チェックテストの自動化などが実現できるらしいです。さらに難易度は上がりますが、将来的にはロボットによる介護や見守り対応なども目指す模様。
本当に高精度で人間のような理解力をもったAIを実現できれば面白いと思います。
それからpluszeroは2023年04月13日に、自社独自のAI技術(AEI)と「ChatGPT」の関係性に関する資料というのを公開しています。この資料によると、ChatGPTはpluszeroの独自AI技術である「AEI」の強烈な追い風になるとともに、相互補完関係にあるとのこと。プラスゼロのAEIはChatGPTの信頼性を向上させ、ChatGPTはAEIの開発を加速させるとのこと。
生成AI関連株 本命株 3984 ユーザーローカル

ユーザーローカルはビッグデータ関連株として注目される銘柄で、ビッグデータの解析ツールやAIを用いた業務支援ツールを手掛ける企業。導入実績は国内大手企業を中心に3000社にのぼります。
AIを駆使したサービスではAIチャットボット、AIヒートマップ解析ツール、個人情報秘匿AI、独自AI搭載のコメント運営システム、オンライン試験のカンニング抑止AIなどを手掛けます。
AIサポートチャットボットを手掛けている点も注目ですね。ユーザーローカルのチャットボットは高性能な自然言語に特化したAIで厚生労働省やそのほかにも大手企業に導入実績あり。
それから企業向けに自社独自のChatGPT環境を構築する生成AIプラットフォーム「ユーザーローカルChatAI」、プログラムを自動生成する「ユーザーローカル コード生成AI」などのクラウドサービスも提供しています。こちらも生成AI関連株の一角として注目。
生成AI関連株 本命株 5572 Ridge-i

Ridge-iは顧客企業にむけてカスタマイズしたAIソリューションを提供する事業を手掛ける銘柄。
Ridge-iは2023年7月に企業や自治体向けに生成AI活用コンサルサービスをスタートしています。企業がどのように生成AIを活用するか、DX戦略の構築からAIシステムの設計・開発・人材育成までワンストップで提供するとのこと。SUBARUに生成AIコンサルのサービス提供を開始したと実績も。
また2023年7月19日には、企業および官公庁が安心して利用できる目的特化型の大規模言語モデル(LLM) の提供に向けて開発を開始したと発表しており、2024年3月には目的特化型の日本語LLM開発において Llama2に次ぐ精度の検証結果を達成した、としています。
Ridge-iは人工衛星データのAIサービス事業なども推進する宇宙関連株の側面もありますし、宇宙×AIのテーマでも注目か。
生成AI関連株 本命株 7095 Macbee Planet

Macbee Planetは「LTV予測マーケティング」を支援する企業です。
LTVとはLife Time Value(ライフ タイム バリュー)の略で、顧客ひとり、または一社の取引でどれだけの利益をもたらすかを算出したもの。「顧客生涯価値」とも呼ばれます。
Macbee Planetは2023年03月22日にChatGPTとMidjourneyを活用したクリエイティブ製作を開始したことを発表しています。「Midjourney」はテキストから画像を生成するAIの有名なやつですね。
Web広告に用いるテキストや画像の生成にChatGPTやMidjourneyを使うことで効率化を図るとのこと。広告の最適化には多くのパターンでテストを重ねる必要があり、AIの活用はかなり有効っぽい。
2024年06月にはAIを活用した広告クリエイティブの成果予測モデルを開発したことを発表。このモデルを活用することで、人の作成するクリエイティブだけでなく、生成AIを活用して作成される大量のクリエイティブを即時に再現性をもって評価可能。結果としてインターネット広告の運用効果を改善する、とのことです。
こちらも生成AI関連株として注目か。
生成AI関連株 出遅れ株 260A オルツ

2024年10月に東証グロース市場に上場したIPO銘柄のオルツ。
オルツはP.A.I.技術の開発と普及を目指している企業。
P.A.I.とはPersonal Artificial Intelligenceの略で、各個人のパーソナルAIって感じですかね。個人の記憶の永久保管や意志の代替を可能にし、意識の多元化による人間拡張を実現する…だとか。
よく仕事をしていると「もう一人自分がいればなぁ…」なんて思うことがありますが、まさにこれを実現しようとしているのがP.A.I.ってことかと。
オルツはP.A.I.技術を用いた「AI議事録」のほか、ノーコード生成AIプラットフォーム「altBRAIN」などのサービスを提供しているので生成AI関連株としても注目しています。
生成AI関連株 出遅れ株 265A Hmcomm

Hmcommも2024年10月に東証グロース市場に上場したIPO銘柄です。
Hmcommは「音」に着目したAIの研究・開発を手掛ける企業で、AI×音声解析技術をコアに「AI異音検知」「AI音声認識」「AI活用コンサルティング」の3つのソリューションを提供しています。
「AI×音声」もビジネスの汎用性が非常に高そうですよね。
Hmcommは生成AI技術を活用したコールセンター業務の効率化を支援などを手掛けているため、生成関連株としても注目しても良さそうか。
生成AI関連株 本命株 5033 ヌーラボ

ヌーラボはチームであたる業務を管理するプロジェクト管理ツール「Backlog」やチャットツール「Typetalk」などのビジネスツールを提供している会社ですね。
ヌーラボはOpenAIと連携し柱のビジネスツール「Backlog」 に「AI要約」機能を搭載。生成AIを活用して高付加価値化を取り組んでいます。
生成AI関連株 出遅れ株 3676 デジタルハーツホールディングス

デジタルハーツホールディングスも生成AI関連株の出遅れ株としてピックアップしておきます。
デジタルハーツはゲームのデバック事業が主力の銘柄。
デジタルハーツは2024年04月23日に「Turing(チューリング)株式会社」に資本参加することを発表しています。チューリング社は生成AIを活用した完全自動運転車両の開発に取り組む日本のベンチャー企業で、経済産業省が主導する国産の生成AI開発プロジェクト「GENIAC(ジーニアック)」の事業者の一つに選ばれている実績もあります。
完全自動運転の開発業者として国内で注目されている企業に資本参加するとのことなので一応ピックアップ。デジタルハーツはデバック事業の豊富な人材を強みに自動運転技術開発におけるデータ収集やアノテーション業務にも関わってきたみたいですが、今後はさらに自動運転やAIの分野にも絡んでいく感じですかね。生成AI銘柄としては若干関連性が薄い気もしますが。まぁ一応挙げておきます。
生成AI関連株 本命株 5246 ELEMENTS

ELEMENTSはAIを活用した生体認証・画像解析サービスを展開する銘柄で、具体的には以下のような事業を手掛けてます。
・AIで本人確認業務を自動化するサービス「LIQUID eKYC」
・3Dボディデータをアパレス領域やウェルネス領域で活用する「体型解析ソリューション」
・小売り業界向けに顧客分析を可能にする「嗜好性ソリューション」
・不動産・小売業界向けに「行動解析ソリューション」
・ファッションEC企業向けにEC商品画像の生成サービス
ふむふむ、けっこういろんなのやってますね。
ELEMENTSのAI生体認証により本人確認業務が自動化され、体型解析でオーダーメイドの衣服が安価で作れたり仮想試着などができて洋服のECがさらに発展したりするかもしれないですね。あとファッションEC分野向けに、EC商品画像の生成サービスはかなり効率化を図れそうな気がします。
生成AI関連株 本命株 3625 テックファームホールディングス

テックファームはスマホアプリやウェブの各種システムなどの受託開発を手掛ける銘柄でAI関連の開発も手掛けます。
2024年03月にECサイトの問い合わせ対応に特化した生成AI型チャットボット導入サービスの提供を発表しているほか、2024年04月22日には最新の3Dモデル生成ソリューションを開発し、サービス開始したことを発表しており大幅に株価を上げています。
テックファームが開発した3Dモデル生成ソリューションはAIを活用した最新の3D技術「3D Gaussian Splatting(ガウシアン・スプラッティング)」を採用したもので、複数のアングルで撮影された画像データから3D空間を学習、リアルタイムにレンダリングし3Dシーンを生成する技術。人の髪の毛や表情、衣服の素材感など細部まで生成可能で、撮影時間を3600分の1に、データ容量も約7割削減することに成功したとのこと。
アパレル業界やエンタメ業界、ペット業界などさまざまな分野での活用が見込まれます。これはなかなか面白い材料ですね。
生成AI関連株 出遅れ株? 5591 AVILEN

AVILENは先端AI技術を応用したコアテクノロジー「AVILEN AI」というやつで顧客企業の事業成長をサポートするAIソリューションを提供しています。AVILENも生成AIはもちろん、他にもいろいろな業種に合わせたAIを提供していて、すでに600社以上の導入実績がある模様。
またAI人材育成支援事業なども手掛けています。
生成AI関連株 出遅れ株 5578 ARアドバンストテクノロジ

ARアドバンストテクノロジはクラウドとAIを活用した企業のDX化支援事業を行っています。同社は2023年5月18日よりChatGPTやAzure OpenAI Serviceをはじめとした生成AIの導入・活用するための企業向け支援サービスをスタートしています。
生成AI関連株(ジェネレーティブAI関連株) まとめ
生成AI関連株については、取り急ぎ以上です。
今後も新たな注目株が浮上すればその都度で追記していくかもです。
生成AIは、日進月歩の勢いで進化していっている分野ですので、新たな材料もでやすいと思いますし今後の主役テーマになる可能性も十分あると思います。引き続き注目しておこうかな、と!
他にも、次にくる有望テーマ株とか材料株とかを初動で拾えるようにしっかりアンテナを広げておきましょう!
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