
※この記事は2024/02/16(金)に追記編集しました。
こんにちは、かりんです🥰
2023年に引き続き、2024年も半導体関連株への物色が旺盛ですね。
「産業のコメ」ともいわれる半導体ですから、裾野が広くこのブログでも半導体関連株だけでもかなりページ数が多くなってきましたが、ここでまたもう1ページ追加しちゃいます😋
このページでまとめるのは半導体商社関連株。
半導体の需要が高まれば、半導体メーカーから買い付けた機器を顧客企業に販売する半導体商社株にとってもビジネスチャンスです。
今世界的に需要が拡大している生成AI(クラウドAI)向けの半導体では米エヌビディアが圧倒的で、エヌビディアに追いつくべく米インテル、AMDが猛追を掛けている状況。またスマホなどのエッジAI向けの半導体ではソフトバンクグループ傘下の米ARMが存在感を高めています。
このような海外半導体メーカーの成長は、国内の半導体商社株の業績にも大きく影響するはず。
もちろん国産の日の丸半導体にも期待したいですが、海外半導体メーカーの成長にも比例するであろう半導体商社株もチェックしておきたいですね。
と、いうわけでこのページでは半導体商社関連株について本命株・出遅れ株 一覧をまとめていきますね。
半導体商社関連株とは

半導体商社関連株とは、半導体メーカーと半導体を必要とする機器メーカーをつなぐ仲介役となる半導体商社銘柄の総称です。
近年では生成AI向けの半導体やエッジAI向けの半導体の需要が旺盛ですが、半導体メーカーに変わって製品を販売する半導体商社にとってもビジネスチャンスです。
半導体商社は、単にメーカーから買い付けた半導体機器を販売するだけでなく、さまざまなサポートをすることで付加価値を付けているみたいですね。半導体を必要とする企業が求めるカスタマイズをメーカー側に交渉したり、製品を選ぶ際の助言などのサポートもお仕事のうち。またセキュリティ面に関するサポートなど、さまざまなソリューションを独自に付けて付加価値を付けている場合もあるみたいですね。
半導体関連株のなかで、特に生成AI向けやエッジAI向けに関係している銘柄が伸びているように、半導体商社銘柄のなかでも生成AI向け半導体でトップを走る米エヌビディア、それを猛追するAMD、インテルと代理店契約を結ぶ銘柄には注目が集まりそうですね。エッジAI向けの半導体で存在感を放つソフトバンクグループ傘下の米ARMに関連する半導体商社にも注目かも。
それでは半導体商社銘柄、まとめていきましょう😋
半導体商社関連株 一覧
コード | 銘柄名 | 特徴 | 時価総額(24.02.09時点) |
---|---|---|---|
3132 | マクニカホールディングス | 独立系半導体商社で国内首位級 エヌビディア正規代理店 | 507,490百万円 |
8140 | リョーサン | 独立系半導体商社大手 ルネサス製車載半導体がメイン (菱洋エレクトロとの経営統合で2024年3月28日に上場廃止 翌04/01にリョーサン菱洋HDが上場) | 124,000百万円 |
8068 | 菱洋エレクトロ | 電子部品商社 インテル正規代理店 エヌビディア正規代理店(リョーサンとの経営統合で2024年3月28日に上場廃止 翌04/01にリョーサン菱洋HDが上場) | 103,046百万円 |
2760 | 東京エレクトロン デバイス | 東京エレクトロングループの半導体商社 インテル正規代理店 エヌビディア正規代理店 | 208,074百万円 |
6597 | HPCシステムズ | エヌビディア正規代理店 インテル正規代理店 Armパートナー | 8,290百万円 |
3156 | レスターホールディングス | エレクトロニクス商社 AMD正規代理店 | 88,323百万円 |
3131 | シンデン・ハイテックス | 半導体・液晶の専門商社 韓国SKハイニックスの取り扱いがメイン AMD正規代理店 | 6,307百万円 |
3107 | ダイワボウホールディングス | IT専門商社のダイワボウ情報システムが中核 AMD正規代理店 | 260,162百万円 |
4768 | 大塚商会 | SI事業が柱 AMD正規代理店 インテル正規代理店 | 1,148,563百万円 |
6676 | メルコホールディングス | 子会社「CFD販売」がAMD正規代理店 | 53,693百万円 |
7485 | 岡谷鋼機 | 子会社「岡谷エレクトロニクス」がインテル正規代理店 | 140,746百万円 |
8015 | 豊田通商 | トヨタ系の総合商社 トーメンデバイス、エレマテックなど傘下に半導体エレクトロニクス商社 | 3,259,798百万円 |
2737 | トーメンデバイス | 豊田通商の連結子会社 国内唯一のサムスン電子の販売特約店 | 34,894百万円 |
2715 | エレマテック | 豊田通商傘下のエレクトロニクス商社 電子材料、部品、半導体材料などを取り扱う | 75,599百万円 |
8020 | 兼松 | 老舗商社 国内および海外メーカーの半導体を提供 商社機能にくわえKFTでは半導体デバイスの開発・設計・製造も | 199,927百万円 |
8154 | 加賀電子 | 独立系エレクトロニクス総合商社 国内外2,000社から仕入れ4000社と直接取引 EMSビジネスも展開 | 184,842百万円 |
7433 | 伯東 | 独立系の半導体・電子機器・化学薬品の専門商社 | 135,584百万円 |
6973 | 協栄産業 | 三菱電機系のエレクトロニクス商社 | 9,376百万円 |
7420 | 佐鳥電機 | 半導体・電子部品等を取り扱うエレクトロニクス商社 製造/設計・開発機能ももつ 台湾への販売が強い | 41,601百万円 |
7467 | 萩原電気ホールディングス | 半導体・電子部品等を取り扱うエレクトロニクス商社 車載デバイスがメイン | 48,111百万円 |
7537 | 丸文 | 独立系エレクトロニクス商社の老舗 アナログIC、メモリーIC、マイクロプロセッサ、特定用途IC、カスタムIC、電子部品など | 43,676百万円 |
8084 | RYODEN | 三菱電機グループ最大手のエレクトロニクス商社 FAシステム・電子デバイス・冷熱システム・ICTが基幹事業 | 58,797百万円 |
8141 | 新光商事 | 車載半導体、産業向け半導体に強い半導体商社 ルネサス製品がメイン | 45,499百万円 |
8150 | 三信電気 | 独立系エレクトロニクス総合商社 半導体は車載向け ITインフラ ゲーム向けも強い | 37,024百万円 |
8159 | 立花エレテック | 三菱電機系の技術商社 半導体はルネサス製がメイン | 76,327百万円 |
8081 | カナデン | 三菱電機系の商社 半導体分野は車載・産業向けのパワー半導体・メモリーなど取扱い | 35,164百万円 |
8068 菱洋エレクトロ
6597 HPCシステムズ
2760 東京エレクトロン デバイス
3131 シンデン・ハイテックス
4768 大塚商会
3107 ダイワボウホールディングス
6676 メルコホールディングス(子会社CFD販売が正規代理店)
2760 東京エレクトロン デバイス
4768 大塚商会
7485 岡谷鋼機(の子会社 岡谷エレクトロニクス)
半導体商社関連株 本命株・出遅れ株
それでは半導体商社関連株の本命株・出遅れ株をピックアップしていきますね。この項目は個人的な主観を含むので参考程度にお願いしますね😋
半導体商社関連株 エヌビディア関連株 本命株 3132 マクニカホールディングス

半導体商社関連株の本命株はマクニカホールディングスですかね。
マクニカホールディングスは売上高1兆円規模を誇り、独立系の半導体商社としては国内首位級。マクニカはエヌビディアの国内正規代理店として生成AI向けの需要を取り込む一社として注目されています。エヌビディアの株価とも連動しやすくエヌビディア関連株としても真っ先に名前が上がる会社ですね。
またマクニカは2024年2月に中堅半導体商社のグローセルをTOBにて完全子会社化します。グローセルは上場廃止。グローセルはルネサス製品に強い半導体商社でマクニカはグローセルを取り込んで、ルネサス製品の取り扱いを効率的に拡大したい構え。
国内の半導体商社銘柄としてトップを走る銘柄で、生成AI需要で独走中のエヌビディアの正規代理店銘柄でもあるのでまさに本命と言えると思います。
半導体商社関連株 中核株? 8154 加賀電子

加賀電子は半導体商社としてマクニカに次ぐ規模の大手ですね。国内外2,000社から仕入れ4000社と直接取引し、EMS(製造受託事業)ビジネスも展開しています。規模的に半導体商社銘柄の中核銘柄だと思いますが、生成AI向けの絡みがあまり確認できなかったので、ちょっと引き続き調べないとですね。2006年にAMD販売代理店になってるみたいですが、現状ではAMD代理店として確認できないのでこの点も調べないと。
半導体商社関連株 AMD関連株 本命株 3156 レスターホールディングス

レスターホールディングスはマクニカHD、加賀電子に次ぐ規模のエレクトロニクス商社。こちらも半導体商社銘柄の中核株として注目ですね。レスターホールディングスはソニーやインテル製品を取り扱うほか、AMDの正規販売店銘柄でもあります。また光学材料メーカーのデクセリアルズと戦略的提携に向けた動きを見せている点も注目。
半導体商社関連株 エヌビディア関連株 本命株 8068 菱洋エレクトロ

中堅半導体商社の菱洋エレクトロも注目です。菱洋エレクトロは「8140リョーサン」との経営統合により2024年3月28日に上場廃止となり、翌04/01にリョーサン菱洋HDが上場します。
菱洋エレクトロとリョーサンの統合により半導体商社としてマクニカHD、加賀電子、レスターホールディングスに次ぐ規模に。
菱洋エレクトロは米インテル、米エヌビディアの正規代理店銘柄。生成AI向けのロジック半導体ではエヌビディアが圧倒的ですが、エヌビディアを猛追するインテルやAMDも注目。菱洋エレクトロはインテルとエヌビディア両方の代理店なので注目ですね。
半導体商社関連株 エヌビディア関連株 本命株 2760 東京エレクトロン デバイス

東京エレクトロン デバイスは東京エレクトロングループの半導体商社で、インテルとエヌビディアの正規代理店。こちらも需要爆増の生成AI向け半導体商社株として注目したい一社です。
半導体商社関連株 エヌビディア関連株 出遅れ株? 6597 HPCシステムズ

HPCシステムズは科学技術用高性能コンピュータの開発・製造・販売を手掛ける銘柄ですので、半導体商社とはちょっと違うのかもしれないですが、いちおうこちらもエヌビディア正規代理店、インテル正規代理店で、エッジAI向け半導体で存在感を見せるソフトバンクG傘下の米Armのパートナーでもあるようですね。時価総額規模の小ささから人気化したら面白いんじゃないかと注目。
半導体商社関連株 AMD関連株 本命株 3131 シンデン・ハイテックス

シンデン・ハイテックスは半導体や液晶の専門商社で韓国SKハイニックスの取り扱いがメインの会社ですね。AMD正規代理店でもありますし、時価総額規模が小さいのでこちらも人気化したら面白そうな銘柄。
半導体商社関連株 AMD関連株 出遅れ株? 6676 メルコホールディングス

メルコホールでイングスは傘下にPC周辺機器のバッファローを擁する銘柄ですね。メルコの子会社「CFD販売」がAMD正規代理店なのでこちらも注目。それほど小粒な銘柄とは言えないですが、その他の半導体商社銘柄に比べると規模的にはお手頃かと。
半導体商社関連株 本命株 2737 トーメンデバイス

トーメンデバイスは韓国のサムスン電子製品に特化した半導体商社で豊田通商の連結子会社。売上規模的にはレスターホールディングスに次ぐくらいの規模ですね。国内唯一のサムスン電子の販売特約店でサムスングループの半導体、電子部品を国内外に販売するマーケティング機能を担っています。サムスンといえばDRAM、NAND FLASHを中心としたメモリー半導体では世界トップのシェア。
メモリは今大注目されるAI半導体(ロジック半導体)とは異なりますが、世界のメモリ市場は2023年に供給過剰と需要の減退、それに伴う価格下落によって前年比38.8%減と大幅に後退するものの、2024年には同66.3%増と力強い回復を見せる見込みのようです。国内唯一のサムスン電子の販売特約店という強みもありこちらも注目。
半導体商社関連株 本命株 7485 岡谷鋼機

※2024年02月16日(金)追記
岡谷鋼機も一応取り上げておきますね。岡谷鋼機は鉄鋼と機械の専門商社ですが、傘下の「岡谷エレクトロニクス」が半導体、電子部品などの製造販売、技術サポートを提供しており、インテル正規代理店となっています。
半導体商社関連株 まとめ
半導体商社関連株のまとめ記事はとりあえず以上です。
また新たな銘柄が浮上したり、見落としてる銘柄があれば追記したいと思います😋
半導体市場の需要増は半導体商社やエレクトロニクス商社にとってもビジネスチャンスだと思いますので、引き続き注目しておきたいですね。
他にも、次にくる有望テーマ株とか材料株とかを初動で拾えるようにしっかりアンテナを広げておきましょう!
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もうすでに上昇していて買えないけど。加賀電子やトヨタ通商はまだまだ上昇しそうですね
トヨタ通商を初めて気になって見た時はまだ株価3000ぐらいだった
今回の有望な銘柄は把握してメモしたいと思います