ドナルド・トランプ関連株 本命株・出遅れ株 一覧

ドナルドトランプ関連株

※この記事は最後に2024年07月17日(水)に追記編集しました。

 

こんにちは、かりんです🥰

2024年のビッグイベントといえば、11月にアメリカ大統領選がありますね。
他国の選挙といえど、超大国のアメリカ大統領選挙は世界経済に大きく影響します。

前回、2020年の米大統領選でバイデン氏が勝利した際にも、バイデン氏の政策関連銘柄が大きく動きましたよね。バイデン氏は脱炭素政策を大々的に掲げていたので再生可能エネルギー、クリーンエネルギーに関連する銘柄が動いた記憶があります。EV(電気自動車)関連株や水素エネルギー関連株なども動きましたね。

2024年の米大統領選を控えて、日本の金融市場でも「もしトラ」という言葉が話題になっています。
「もしトラ=もしトランプが返り咲いたら」の略ですね。

共和党の予備選挙でトランプ氏が2連勝したことでトランプ氏が共和党候補に選ばれる可能性が高まったことで、世界各国で「もしトラ」を警戒する動きが広がっている模様。

一部のメディアではもしトランプ氏が返り咲けば、米中対立がさらに悪化する可能性や行き過ぎたアメリカファースト主義が先進諸国の結束を揺るがす可能性、先進国同士の軍事的連携を弱めることで世界的な地政学リスクの高まりを招くのではないか?と警戒されているとか。

トランプ氏は自国経済を支援するためにドル安政策を推進する可能性もあり、為替相場がドル安円高に向かう可能性も考えられます。日本経済にとって、急速な円高進行はリスクですので個人投資家にとっても「もしトラ」は無関係ではありません。

ただ、前々回の米大統領選挙でも投開票前には「トランプリスク」が警戒されており、トランプ氏勝利直後は大きく日本株も売られましたが、その後は日経平均株価も急速に回復しむしろ株高になりました。

トランプリスク→トランプショックからのトランプノミクス、トランプラリーみたいにどんどん状況が変化していきましたね。

今回2024年の米大統領選でもしトランプ氏が再選した場合も、リスクばかりに狼狽せずしっかり状況を見極めたいところですね。

いずれにしろ「もしトランプ氏が返り咲いたら」の可能性は考えておくべき。
このページではトランプ氏が米大統領選で勝利した場合に、恩恵を受けるだろうドナルド・トランプ関連株(※敬称略)をまとめておきます。

ドナルド・トランプ関連株とは

ドナルドトランプ氏

ドナルド・トランプ関連株とは2024年11月に投開票が行われる米大統領選でトランプ氏が勝利することで恩恵を受けるだろう銘柄の総称です。トランプ関連株は選挙でトランプ氏が勝利するだけでなく、選挙期間中に有利な状況となるだけでも物色されるかもしれません。

当記事執筆時点(2024年2月時点)では、まだ2024年のアメリカ大統領選挙で共和党の候補者は本決まりしていませんが、現時点ではドナルド・トランプ氏が優勢という状況です。

トランプ関連銘柄は、おもにドナルド・トランプ氏の政策等に関連する銘柄が中心になると思います。

ドナルド・トランプ氏の政策・主義・特徴など

さてドナルド・トランプ氏といえば以下のような特徴がありますね。

ドナルド・トランプ氏の政策とか主義とか
・アメリカファースト主義(自国経済を優遇するための追加関税など)
・化石燃料の強力な支持者(OPEC減産へ働きかけるなど)
・EV・クリーンエネルギーの優遇廃止(パリ協定の離脱の可能性)
・厳しい移民取り締まり政策(メキシコ国境の壁建設など)
・ドル安を歓迎する政策(FRBに利下げの働きかけなど)
・積極的なインフラ投資

まず、トランプ氏といえば強烈なアメリカファースト主義が特徴として挙げられます。
自国経済をまず第一に優遇するために、他国からの輸入に容赦ない追加関税をかけることも考えられます。この点については日本の輸出産業も悪影響を受ける可能性が考えられます。特に中国に対しては強硬的な政策がとられる可能性が高く、米中対立はより激しくなる可能性も。

米中対立が激しくなれば地政学リスクの高まりは警戒されます。特にトランプ氏は「自国の防衛は自国で」といった主義もみられますので、日本株としても「防衛関連株」はトランプ銘柄として浮上する可能性が高そうです。実際、以前のトランプ関連株としても防衛関連株は注目されていました。

そしてトランプ氏といえば「化石燃料の強力な支持者であり脱炭素政策には懐疑的」という特徴もあります。トランプ氏は、2016年の選挙時に自身のエネルギー政策として、新たな気候変動対策の国際的枠組み「パリ協定」からの離脱、カナダからテキサス州に原油を運ぶ「キーストーンXLパイプライン」建設計画の承認、米国の温暖化ガス排出削減策や産業汚染から水路を保護する政策の撤回などを提案しています。

OPEC減産へ働きかけることもニュースで報じられていたことがありますので、原油・石炭などの化石燃料関連株もトランプ関連株と言えると思います。また原油輸送のパイプライン建設もそうですが、積極的なインフラ投資を行う姿勢もありますので、インフラ輸出関連株や建設機械関連株、パイプライン関連株も物色される可能性がありそうですね。

反対に、EV関連株や水素エネルギー関連株などバイデン政権下で注目された脱炭素・クリーンエネルギー関連のテーマ株にとってはトランプ氏の当選は逆風となる可能性が高そうです。

それからトランプ氏は大統領在任中、利下げを拒否するFRBを「頑固な子供」のように批判していたことがあります。トランプ氏が復権すれば利下げ圧力が再び強まる可能性が考えられます。市場はすでにFRBの利下げを織り込みつつある動きがありますが、これが強まればドル安・円高に一層傾くかもしれません。

輸出銘柄の多い日本株にとって急速な円高はリスクですが、円高メリット銘柄や内需銘柄、ディフェンシブ銘柄にとっては恩恵があるかもしれません。

ドナルド・トランプ関連株 一覧

トランプ関連株は複数のジャンルがあるので、わかりやすいようにジャンル分けで一覧にしますね。

防衛関連株リスト

防衛関連株リスト
コード 銘柄名 特徴 時価総額(24.02.02時点)
7011 三菱重工業 艦艇・戦闘機・ヘリ・地対空誘導弾システムなど 3,335,188百万円
7012 川崎重工業 防衛省向け航空機の開発・製造 560,187百万円
7013 IHI 航空・宇宙用機器部品の精密鋳造国内トップメーカー 426,917百万円
6503 三菱電機 航空機搭載レーダ・電子戦機器・監視・管制レーダ・対空レーダシステムなど 4,648,691百万円
5631 日本製鋼所 火砲システム、ミサイル発射装置など防衛機器の設計・製造・整備 177,258百万円
6208 石川製作所 機雷など防衛関連機器 7,203百万円
4274 細谷火工 自衛隊向け照明弾、発煙筒大手 5,213百万円
6203 豊和工業 日本を代表するライフル銃メーカー 9,650百万円
7980 重松製作所 防塵・防毒マスク・防護服など 5,630百万円
6946 日本アビオニクス 陸・海・空の安全を守る高度な防衛システム 29,875百万円
3896 阿波製紙 電磁波シールドシート 4,812百万円
6111 旭精機工業 防衛省向けに弾薬を販売 6,545百万円

防衛関連株をもっと詳しく見たい方はコチラのページでまとめてます≫

インフラ整備・インフラ輸出・建設機械関連株

インフラ輸出・建設機械関連株リスト
コード 銘柄名 特徴 時価総額(24.02.02時点)
6240 ヤマシンフィルタ 建設機械用フィルターで世界首位 売上は海外が約5割で北米向け16% 23,774百万円
6301 コマツ 建設機械で世界2位 インフラ投資で恩恵か? 4,068,581百万円
6358 酒井重工業 ロードローラーなど道路建設機械の専業メーカー 米国・インドネシア・中国で現地生産 30,194百万円
5233 太平洋セメント セメントメーカー 米国やアジアに輸出 370,103百万円
7821 前田工繊 河川や道路補強などの防災建築・土木資材 101,620百万円
6370 栗田工業 総合水処理大手 水道管の劣化予測ソフトウェアサービス 630,389百万円
6326 クボタ 農業機械、鋳鉄管、建設機械など 耐震型水道管で国際的競争力 2,648,677百万円
1414 ショーボンドホールディングス 橋梁、道路などインフラ補修工事で国際的競争力 367,482百万円
1801 大成建設 スーパーゼネコン  耐硫酸性コントクリートを用いた下水道施設 1,007,285百万円
7003 三井E&S 米国で80%のシェアを誇る中国製港湾クレーンの代替需要か? 267,644百万円(24.03.06時点)
5406 神戸製鋼所 グループに建機メーカー「コベルコ建機」 791,899百万円(24.07.17時点)
6302 住友重機械工業 総合重機械メーカー 油圧ショベルなど建設機械も手掛ける 553,075百万円(24.07.17時点)
6395 タダノ 建機メーカー 移動式建設用クレーン大手 158,314百万円(24.07.17時点)
6432 竹内製作所 ミニショベル主体の中堅建機メーカー 269,495百万円(24.07.17時点)
6390 加藤製作所 建機メーカー 建設用クレーンは国内最大手級 油圧ショベルは中堅 15,654百万円(24.07.17時点)
6364 北越工業 可搬式エンジンコンプレッサー エンジン発動機など 71,281百万円(24.07.17時点)

円高メリット銘柄

円高メリット銘柄リスト
コード 銘柄名 特徴 時価総額(24.02.02時点)
9843 ニトリホールディングス 家具・インテリア製造小売り 海外工場あり 円高メリット銘柄の代表格 2,239,659百万円
3038 神戸物産 業務スーパーをFC展開 輸入材料が多く円高メリット 1,034,482百万円
9603 エイチ・アイ・エス 旅行会社大手で海外旅行がメイン 円高は海外旅行に有利なので円高メリット 143,750百万円
9201 日本航空 国内線、国際線2位の航空会社 1,253,946百万円
9202 ANAホールディングス 国内線、国際線首位の航空会社 1,587,999百万円
2001 ニップン 製粉 冷凍食品 健康食品など 円高メリット 177,275百万円
2002 日清製粉グループ本社 製粉 冷凍食品など 円高メリット 632,304百万円
2501 サッポロホールディングス ビール大手 円高メリット 534,934百万円
2502 アサヒグループホールディングス ビール大手 円高メリット 2,785,476百万円
2871 ニチレイ 冷蔵倉庫 冷凍食品 円高メリット 488,304百万円
3139 ラクト・ジャパン 乳原料・チーズ・乳製品など食品の輸入販売 円高メリット 22,197百万円
2266 六甲バター ベビーチーズ首位 輸入加工が主力 円高メリット 28,746百万円
8079 正栄食品工業 食品商社 製菓、製パン、デザート類、乳飲料、各種食品材料の輸入 円高メリット 76,608百万円
9861 吉野家ホールディングス 牛丼「吉野家」うどん「はなまるうどん」など 214,081百万円
9887 松屋フーズホールディングス 牛めし「松屋」とんかつ「松のや」など 112,287百万円
7581 サイゼリヤ イタリアンファミレス「サイゼリヤ」国内店舗は円高がメリットだが、海外展開も強いので円高が重しになる可能性も? 262,930百万円
3561 力の源ホールディングス 博多ラーメン「一風堂」国内店舗は円高がメリットだが、海外展開強化中のため円高が逆に重しになる可能性も 43,562百万円
3563 FOOD & LIFE COMPANIES 回転ずし「スシロー」を展開 346,771百万円

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原油・化石燃料関連株

原油・化石燃料関連株
コード 銘柄名 特徴 時価総額(24.02.02時点)
1605 INPEX 原油・ガス開発生産国内最大手 2,544,084百万円
5020 ENEOSホールディングス 国内シェア5割の石油元売り首位 1,819,407百万円
5021 コスモエネルギーホールディングス 石油元売り大手 アブダビ政府系が筆頭株主で上流の石油開発に強み 542,139百万円
5019 出光興産 石油元売り2位 昭和シェルと19年に経営統合 1,224,820百万円
1662 石油資源開発 原油・ガス開発専業 326,886百万円
1518 三井松島ホールディングス 石炭開発・販売 オーストラリア、カナダ、インドネシアに幅広い調達ルート
※24年03月04日(月)追記 2023年度中に石炭事業撤退するので石炭関連株ではなくなる
36,580百万円
1514 住石ホールディングス 住友石炭鉱業が母体 豪州等からの輸入炭にシフト 110,719百万円
3315 日本コークス工業 コークス製造の大手 石炭の輸入販売 37,794百万円
9675 常磐興産 輸入石炭および石油を取り扱うエネルギー商事事業 11,055百万円
8835 太平洋興発 海外石炭の輸入販売事業 6,468百万円
4208 UBE 海外石炭の輸入販売事業 258,013百万円

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パイプライン関連株

パイプライン関連株
コード 銘柄名 特徴 時価総額(24.02.02時点)
1963 日揮ホールディングス 石油・天然ガス関連のプラントエンジニアリング企業 441,898百万円
6366 千代田化工建設 石油・天然ガス関連のプラントエンジニアリング企業 87,729百万円
6594 ニデック 石油や天然ガスのパイプライン向け大型モーターで実績 3,253,328百万円
6841 横河電機 石油パイプライン設備向け管理・制御システムなど 781,697百万円
6498 キッツ 総合バルブメーカー パイプライン用トラニオン型ボールバルブ 109,470百万円
3355 クリヤマホールディングス ゴム・樹脂製品を中心に、北米・欧州・南米を拠点にホースメーカー 産業用パイプラインの部材も供給 21,297百万円
4616 川上塗料 塗料中堅 天然ガスパイプライン用塗料で実績 1,575百万円
4613 関西ペイント 総合塗料首位 ガスパイプライン内面塗装技術 585,939百万円

ドナルド・トランプ関連株 本命株・出遅れ株

それではドナルド・トランプ関連株本命株出遅れ株をピックアップします。この項目は個人的な主観コミなのでその点はご理解ください😋

ドナルド・トランプ関連株 本命株 7011 三菱重工業

7011三菱重工業
7011 三菱重工業

もしトランプ氏が米大統領選挙で当選すれば、米中摩擦がより激しさを増す可能性が高いと思われます。またパリ協定からの再離脱も考えられるので先進国同士の結束がゆらぎ各地で地政学リスクが高まる可能性も一部で指摘されている模様。

地政学リスクが高まる時は、防衛銘柄が物色される傾向にありますね。特にトランプ氏は「自国の安全は自国で守ればいいじゃん!」というスタンスでしたよね。日本も防衛力のさらなる強化を促されるかもしれません。防衛関連株といえば、やはり本命は三菱重工かなと。ただ三菱重工は海外売上が6割弱の円安メリット銘柄でもありますので、トランプ当選で円高にシフトする場合はちょっと話が変わってくるかも。

難しいところではありますが、三菱重工は防衛関連、宇宙関連、核融合関連などなどさまざまな有望テーマを内包しているので引き続き注目しておきたいです。

同じく川崎重工やIHI、三菱電機などの防衛関連株も注目しても良いかもしれません。

ドナルド・トランプ関連株 本命株 4274 細谷火工

4274細谷火工
4274 細谷火工

防衛関連株で特に時価総額規模が小さく値動きが軽い銘柄といえば細谷火工ですね。細谷火工は自衛隊向けに照明弾や発煙筒などを供給しています。地政学リスクの悪化で真っ先に株価が動く銘柄なので、短期で狙うには面白いかもです。短期の防衛銘柄だと細谷火工、石川製作所、豊和工業らへんに注目。

ドナルド・トランプ関連株 本命株 6240 ヤマシンフィルタ

6240ヤマシンフィルタ
6240 ヤマシンフィルタ

ヤマシンフィルタは前回トランプさんが当選した際にも急騰した経緯がある銘柄。フォロワーさんに教えてもらいました!ありがとうございます

ヤマシンフィルタは建設機械用の油圧回路に用いるフィルターで世界首位建機用フィルタの売上は海外が約5割で北米向けが16%と強めです。トランプ氏は国内のインフラ投資に積極的な姿勢も見せていましたので、北米向けにも建機用フィルタを手掛けるヤマシンフィルタに思惑買いが入ったのかもですね。

ヤマシンフィルタはトランプ銘柄として割と知られているようですし、インフラ輸出系の銘柄のなかでも時価総額規模が小粒。値動きの面白さ的にも本命株として注目です。

ドナルド・トランプ関連株 本命株 6358 酒井重工業

6358酒井重工業
6358 酒井重工業

酒井重工業もインフラ輸出系の銘柄として注目。酒井重工業は道路建設機械の専業メーカーでロードローラーなどを提供しています。米国・インドネシア・中国で現地生産しています。

米国は道路や橋などのインフラ老朽化も問題になっているようですので、トランプさんが再び当選しインフラ投資を積極化すれば、道路建設機械を手掛ける酒井重工業は注目される可能性がありそうですね。

ドナルド・トランプ関連株 本命株 5233 太平洋セメント

5233太平洋セメント
5233 太平洋セメント

セメントメーカーで米国やアジアに輸出している太平洋セメントもインフラ輸出銘柄として注目。インフラといえばまずセメント。コンクリートの材料でもあるセメントがなくてはインフラ構築は話にならないので、セメント・コンクリ関連は注目か。

ドナルド・トランプ関連株 本命株 9843 ニトリホールディングス

9843ニトリホールディングス
9843 ニトリホールディングス

トランプ氏は大統領在任中、利下げを拒否するFRBを批判していたことがあり、もし再選すればふたたび利下げ圧力が強まる可能性が考えられます。利下げ圧力が強まれば米国株としては恩恵がありますが、日本株は円高が重しに。

ただ円高メリット銘柄にとっては追い風かもです。ニトリは中国や東南アジアなどで生産している家具を輸入する円高メリット銘柄の代表格なので、もしトランプ氏がドル安政策を進めるとすれば注目です。

ドナルド・トランプ関連株 本命株 3038 神戸物産

3038神戸物産
3038 神戸物産

業務スーパーをFC展開する神戸物産もよく知られる円高メリット銘柄。業務スーパーは輸入食品が多めだからですかね。こちらもトランプ氏のドル安政策次第でこちらも注目。

ドナルド・トランプ関連株 本命株 9603 エイチ・アイ・エス

9603エイチ・アイ・エス
9603 エイチ・アイ・エス

海外旅行が中心の旅行会社エイチ・アイ・エス。海外旅行は円高の時の方がお得なので、為替相場が円高に傾けばHISにとってはビジネスチャンスですね。

ドナルド・トランプ関連株 本命株 1605 INPEX

1605INPEX
1605 INPEX

トランプ氏といえば「化石燃料の強力な支持者であり脱炭素政策には懐疑的」という特徴があります。もしトランプ氏が当選すれば、パリ協定から米国が再び離脱する可能性も考えられ、脱炭素系のクリーンエネルギー銘柄にとっては逆風となりますが、原油や石炭などの化石燃料銘柄にとっては追い風になるかもしれません。

トランプ氏は過去にOPEC減産へ働きかけることもニュースで報じられていたことがありますので、原油高メリット株もトランプ銘柄と言えるかも。原油は輸入ですから円高もメリットになりますね。INPEXは原油銘柄の代表格なので注目。

ドナルド・トランプ関連株 本命株 1518 三井松島ホールディングス

1518三井松島ホールディングス
1518 三井松島ホールディングス

原油だけでなく石炭銘柄も注目。三井松島は石炭開発・販売を手掛ける企業でオーストラリア、カナダ、インドネシアに幅広い調達ルートをもちます。石炭銘柄の代表格なのでこちらも注目か。また石炭もほぼ輸入なので円高メリット株としても注目。

※24年03月04日(月)追記
すみません。三井松島は2023年度中に石炭事業撤退するようなので石炭関連株とはいえないかもです。追記しておきます。

ドナルド・トランプ関連株 本命株 1514 住石ホールディングス

1514住石ホールディングス
1514 住石ホールディングス

石炭銘柄として住石ホールディングスも注目。住石ホールディングスは住友石炭鉱業が母体で豪州等からの石炭輸入販売を手掛けます。こちらも化石燃料銘柄&円高メリット株として注目。

ドナルド・トランプ関連株 本命株 1963 日揮ホールディングス

1963日揮ホールディングス
1963 日揮ホールディングス

トランプ氏は大統領在任期間にカナダのアルバータ州と米国のネブラスカ州を結ぶキーストーンXLパイプラインの建設計画をあらためて承認する大統領令に署名しています。このことから一時期パイプライン建設関連株にも物色が集まった模様。

また今回、シェールガスの一大産地「マーセラス・シェール」へのパイプラインの認可を早めることも公約しているみたいです。

日揮ホールディングスは石油・天然ガス関連のプラントエンジニアリング企業で、石油パイプラインやガスパイプラインでも実績があるので物色が巡ってくる可能性もあるかも。ただ、米国のパイプライン計画で日本企業が受注できるかは微妙そうなので期待は限定的だと思いますが。短期の値幅取りなら規模の大きい日揮ホールディングスじゃなく、千代田化工建設も面白いかも?

ドナルド・トランプ関連株 本命株 6841 横河電機

6841横河電機
6841 横河電機

横河電機は石油パイプライン設備向け管理・制御システムなどを手掛けています。こちらもパイプライン系の思惑でもしかしたら注目されるかも?

ドナルド・トランプ関連株 出遅れ株? 3355 クリヤマホールディングス

3355クリヤマホールディングス
3355 クリヤマホールディングス

クリヤマホールディングスはゴム・樹脂製のホースを北米・欧州・南米を拠点に提供している企業で、産業用パイプラインの部材も供給しています。クリヤマHDは時価総額規模もそんなに大きくないですし、値動き的にも面白そうです。

ドナルド・トランプ関連株 出遅れ株? 4616 川上塗料

4616川上塗料
4616 川上塗料

トランプ関連株のダークホースとして注目したいのは川上塗料。川上塗料は天然ガスパイプライン用塗料を手掛けており、1991年からロシア・ガスプロム社に天然ガスパイプライン用塗料を納入した実績があります。時価総額かなり小粒で出来高も少ない板うすうす銘柄なので、万が一人気化すれば火柱の可能性もあるか。ちょっと注目しています。

ドナルド・トランプ関連株 本命株 6594 ニデック

6594ニデック
6594 ニデック

ニデックは石油や天然ガスのパイプライン向け大型モーターで実績があるので、こちらもパイプライン思惑で注目。

ドナルド・トランプ関連株 本命株 7003 三井E&S

7003 三井E&S
7003 三井E&S

※2024年03月06日(水)追記

三井E&Sもトランプ関連株に追加しておきます。
三井E&Sは船舶用ディーゼルエンジンや港湾クレーンなどを手掛ける銘柄。

直近(24年2月以降)で爆発的に急騰している三井E&Sは、02/14に発表した決算で業績上方修正を行ったこともビッグサプライズでしたが、その後、2月22日に「船舶エンジンなどを手掛ける三井E&Sの米国子会社は、政府支援を踏まえクレーンの米国内生産を再開する方針を示した」と一部メディアが報じたことも大きな買い材料となっています。

最近、米国では中国製遠隔操作港湾クレーンがデータを収集しているとかで、中国製クレーンがいわゆる「スパイ兵器」と認識されてきています。米国の港湾クレーンの総使用量の80%近くを占めており、中国製クレーンは潜在的なリスク…という認識ですね。

ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、バイデン大統領は2024年02月21日に中国製の港湾クレーンに代わる新型港湾クレーンの米国内での生産を含め、今後5年間で港湾警備に200億ドル以上を投資することを提案する大統領令に署名

で、代替クレーンを生産する予定として名前が挙がっているのが日本の三井E&S米法人(米国子会社PACECO)ってことですね。

米国で80%のシェアを誇る中国港湾クレーン、今後5年間で200億ドルをかけて中国依存を脱却する方向性なら三井E&Sさらなる大化けもありそうか。

三井E&Sは港湾クレーンという貿易の要である港湾インフラ輸出銘柄として注目されているわけですね。

バイデン政権でも脱中国で港湾クレーンの代替に動いたわけで、これがトランプさんならもっと厳しい対中姿勢を取るのではないか?とも思えます。トランプ政権ではファーウェイ通信機器の規制を強化したことでも知られますし。

米大統領選を前に、トランプさんが優勢という報道があれば、三井E&Sはますます中国の代替需要銘柄としての存在感を増すのではないか?と個人的には思っています。

さすがに直近だと短期的に急騰しているので短期的には落ち込む可能性もありますが、もし報道通りに米国の港湾クレーン需要を取り込むとすれば期待したい。どこまでいくのか未知数。

ドナルド・トランプ関連株 本命株 6301 コマツ

6301コマツ
6301 コマツ

※2024年07月17日(水)追記

トランプ関連株にコマツも追加しておきます。コマツは建設機械で世界シェア2位を誇るグローバルな建機メーカー。2016年の米大統領選でトランプ氏が当選した後にも株価を伸ばした銘柄ですね!

最新四季報(24年06月号)によるとコマツの海外売上比率は89%。約9割が海外売上ですね。で、決算説明資料では2024年度の北米売上比率は30%程度を見込んでいるようです。2019年度の北米売上割合は26%なので、北米の売上増えてます。2024年11月の米大統領選でトランプ政権2.0となれば、コマツには追い風か。

ただトランプ氏は直近で「ドル安の是正」を示唆する発言をしていますので、その点は要注意。コマツのは2025年3月期の想定為替レートは「1米ドル=140.0円」とまぁまぁ保守的ですが、とはいえ海外売上比率の高い銘柄にとって円高進行はダイレクトに打撃です。

コマツ含め建機メーカーはトランプ関連株の代表格として注目ですが、為替相場には注意しつつって感じですかね。

ドナルド・トランプ関連株 本命株 6305 日立建機

6305日立建機
6305 日立建機

※2024年07月17日(水)追記

日立建機も建機メーカー・インフラ輸出系のトランプ関連株としてピックアップしておきます。日立建機は建機で世界2位のコマツには及ばないものの、建設機械で世界シェア上位の銘柄。四季報では3位圏内とあったり、他のニュースメディアでは世界8位とあったりちょっとわかりにくい。まぁいずれにせよ油圧ショベルを軸にした世界的な建機メーカーです。

日立建機は最新四季報(24年06月号)によると海外売上比率は84%。北米売上比率はだいたい23~24%くらいで地域別でみると北米向けがの売上比率が一番大きいです。こちらもコマツと同様、円高進行には注意しつつ注目。

ドナルド・トランプ関連株 本命株 6302 住友重機械工業

6302住友重機械工業
6302 住友重機械工業

※2024年07月17日(水)追記

住友重機械工業は防衛関連株としても取り上げた銘柄ですね。住友重機械工業は2021年に陸自向けの機関銃から撤退していますが、機関銃部品や機関砲の生産・保守はやってるので防衛事業ぜんぶから撤退したわけではないです。

トランプ氏は「同盟国であっても自国は自国で守れ」というスタンスが有名ですから、防衛銘柄というだけでも注目ですが、住友重機械工業は油圧ショベルなど建設機械も手掛けているので、建機メーカー、インフラ関連としても注目か。地域別売上でも北米が約23%で海外だと一番大きいです。特に油圧ショベルは日本国内と遜色ないくらい売れてる(2022年度実績)。

ドナルド・トランプ関連株 出遅れ株 6395 タダノ

6395タダノ
6395 タダノ

※2024年07月17日(水)追記

建機メーカーのタダノにも注目したいですね!
タダノは特に移動式建設用クレーンでは世界最大手クラスの建機メーカーです。
2022年度の資料ですが、海外売上比率は約67%、北米売上は29%。海外では北米が一番売上がデカい。
建機メーカーとしては若干出遅れ感もあるか?!他の建機メーカーと同じく為替相場には目を配りつつ、トランプ関連として注目。

ドナルド・トランプ関連株 出遅れ株 6432 竹内製作所

6432竹内製作所
6432 竹内製作所

※2024年07月17日(水)追記

竹内製作所はミニショベルなど小型建設機械を得意とする中堅建機メーカーです。クローラーローダーという建設機械を世界で初めて作った会社としても知られるらしい。竹内製作所の公式HPによると、ミニショベルに限ると欧州でシェア2位、北米で5位とかなり上位の模様。海外売上比率は9割を超えていて、売上の約5割が北米向け。こちらもインフラ・建機輸出関連株として注目しておきます。

ドナルド・トランプ関連株 出遅れ株 6390 加藤製作所

6390加藤製作所
6390 加藤製作所

※2024年07月17日(水)追記

全体的な業績に不安がある銘柄ですが加藤製作所も一応ピックアップしておきます。
同社は建設用クレーンは国内最大手級で油圧ショベルでは中堅の建機メーカー。
海外売上比率は33%と国内のほうが強いですが、近年では北米のインフラ投資を背景に北米売上が伸びています。21年3月期は北米・中南米売上比率14.9%(※日本除く)だったのが24年3月期には34%(※日本除く)にまで上がっていますね。

ドナルド・トランプ関連株 出遅れ株 6364 北越工業

6364北越工業
6364 北越工業

※2024年07月17日(水)追記

北越工業もピックアップしておきます。北越工業は建設現場などで用いる可搬式エンジンコンプレッサーやエンジン発動機などを手掛ける銘柄。北越工業ではエンジンコンプレッサ、エンジン発動機は北米向けを成長事業として拡大していくビジョンを掲げています。北米で各発電所の老朽化による電力安定供給への不安が高まりつつありこのリスクに対応するエンジン発電機の需要が高まっているとのこと。海外売上比率は46%(四季報参考:24年6月号)。

ドナルド・トランプ関連株 まとめ

ドナルド・トランプ関連株については取り急ぎ以上となりますが、今後、米大統領選挙の日程が近づくにつれて他にもトランプ関連株が浮上する可能性は大いにあると思います。新たな銘柄が浮上した際には、また追記していきますね。

いずれにしてもアメリカのトップを決める大統領選挙は世界経済に大きく影響すると思われますので、トランプ関連株も要注目!

他にも、次にくる有望テーマ株とか材料株とかを初動で拾えるようにしっかりアンテナを広げておきましょう!

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