※この記事は最後に2023/10/28(日)に追記編集しました。
こんにちは、かりんです🥰
2023年の日本株市場、AI関連株がだいぶ物色されていますね!
それというのもやっぱり「ChatGPT(チャットジーピーティー)」の存在感が増しているから、ってのが大きな要因だと思います。
「ChatGPT(チャットジーピーティー)」とは、米国「オープンAI社」が手掛けるAIチャットボットで、テキスト入力欄に質問などを入れるとAIが回答をくれるというサービスで、2022年11月下旬のローンチからたった2か月で月間アクティブユーザーが1億人に達したという偉業を達成しています。直近では2023年03月14日にChatGPTの根幹を支えるAI言語モデルシステムの最新版「GPT-4」をリリースしたことでさらに話題が沸騰しました。
日本株のAI関連銘柄のなかでも特にチャットGPTに関連する銘柄にはひと際脚光が当たっている印象です。
先日、人工知能・AI関連株について記事をまとめましたが、AIは商用利用・活用の幅がめちゃくちゃ広いのでかなり大ボリュームになってしまいました。記事を読むだけでもけっこう大変ですよね。
というわけで、当記事ではAI関連株のなかでも「チャットGPTに関連する銘柄」のみにフォーカスしたチャットGPT関連株をまとめていきます。2023年の大本命テーマになる可能性を秘めているのでぜひチェックしておいてくださいね!
ChatGPT関連株 とは
ChatGPT関連株とは、米国「OpenAI」社が手掛けるAIチャットボットサービス「ChatGPT(チャットジーピーティー)」や、チャットGPTの根幹を支えるAI言語モデル「GPT-3」「GPT-3.5」「GPT-4」などに関連する銘柄の総称です。もちろんMicrosoft(MSFT)やNVIDIA(NVDA)など米国株のチャットGPT関連株もありますが、この記事ではあくまで日本株のチャットGPT関連株をまとめます。
なお、チャットGPTやGPT-3~4などを商用利用する銘柄のなかには、本業がAI関連の事業じゃない銘柄もたくさんありますのでご注意ください。AI関連株については以下のリンク先ページでまとめているので、そちらも見てくれると嬉しいです!
人工知能・AI関連株 本命株・出遅れ株 一覧はこっちのページで
このページでは「チャットGPT」を自社のサービス等に活用するなど、なんらかのかたちでチャットGPTに関連する銘柄を取り上げようと思います。
ちなみにチャットGPTをなんらかのかたちで商用利用するって材料は、今後各社バンバンIRを出してくることが予想されるので、このページもどんどん追記していくと思います。ちょくちょく見に来てくれると嬉しいですね!
ChatGPT関連株 一覧
コード | 銘柄名 | 特徴 | 時価総額(2023.03.20時点) |
---|---|---|---|
3984 | ユーザーローカル | 自社のチャットボットに「ChatGPT」によるQ&A作成支援機能を実装 | 29,694百万円 |
4011 | ヘッドウォータース | 自社のAIサービス「SyncLect」とGPT-3文章生成モデルと連携 | 9,353百万円 |
5243 | note | 創作支援ツール「note AIアシスタント(β)」にChatGPTに搭載されるOpenAI社のGPT-3を採用 | 12,406百万円 |
7066 | ピアズ | 子会社のAIロープレシステム「mimik」にChatGPTを搭載した新機能(実証実験) | 5,016百万円 |
6562 | ジーニー | チャット型Web接客プラットフォーム「GENIEE CHAT」にて「ChatGPT」で活用される「gpt-3.5-turbo」を利用しメッセージ自動作成機能をリリース | 37,576百万円 |
4388 | エーアイ | パーソナルAIの研究開発ベンチャーオルツ社の「LHTM-2」とChatGPTを活用したサービス提供の実証実験を開始 | 5,928百万円 |
6182 | メタリアル | ChatGPTなどによるAI関連製品群を活用するためのプラットフォーム「Metareal AI」の提供開始を発表 | 15,092百万円 |
3691 | デジタルプラス | ChatGPT等によるAIコンテンツ制作サービスの実証実験を開始 | 3,289百万円 |
6031 | サイジニア | 子会社ZETAのチャット型検索エンジンZETA SEARCH CHAT EXTENSIONがChatGPTに対応 | 5,523百万円 |
6027 | 弁護士ドットコム | 法律相談チャット・契約相談チャットなどにChatGPT のサービス活用しAIの可能性について研究 | 51,407百万円 |
3999 | ナレッジスイート | 現在開発中の次世代型「KnowledgeSuite(クラウド型ビジネスアプリ)」でhatGPTを活用した助言機能を検証 | 4,398百万円 |
4484 | ランサーズ | 子会社「MENTA」が「ChatGPT」で利用されている言語モデル「GPT-3」を活用したアシストする機能をリリース | 4,338百万円 |
7047 | ポート | ChatGPTを活用したインサイドセールス自動化への検証開始 | 19,651百万円 |
3993 | PKSHA Technology | Microsoft社の「Azure OpenAI Service」を活用し、エンタープライズ向けAIソリューション・AI SaaSを展開 | 55,198百万円 |
5129 | FIXER | Microsoft社のAzureパートナーとしての最上位資格「Azure Expert MSP」の認定 | 34,577百万円 |
9449 | GMOインターネット | AI・RPA・ロボットを活用した業務効率化を進める中でChatGPTの積極的な業務活用を開始 | 285,064百万円(2023.03.30時点) |
3627 | JNSホールディングス | 子会社ネオスが「ChatGPT活用ソリューション」を提供開始 | 5,198百万円(2023.05.08時点) |
3633 | GMOペパボ | ChatGPTを活用したWebサイト自動作成など新機能を提供開始 | 10,008百万円(2023.05.08時点) |
5132 | pluszero | 同社の注力する「AEI」と「ChatGPT」は相互補完関係にある、との資料を発表 | 16,450百万円(2023.05.08時点) |
4444 | インフォネット | 子会社アイアクトのAI検索「Cogmo Search」にChatGPTを連携 | 2,745百万円(2023.05.08時点) |
6580 | ライトアップ | ChatGPT搭載の広告自動解析・生成ツール「Omneky」の国内正規代理店として販売・提供 | 5,359百万円(2023.05.08時点) |
7357 | ジオコード | ChatGPTを用いた記事作成コンサルティング | 2,135百万円(2023.05.08時点) |
3082 | きちりホールディングス | ChatGPTを用いた対話型AI接客の実証実験 | 9,443百万円(2023.05.08時点) |
9984 | ソフトバンクグループス | 米OpenAI社に大型投資を検討と英紙で報道される(2023/09/16) | 9,875,428百万円(23.09.17時点) |
ChatGPT関連株 本命株・出遅れ株
それではチャットGPT関連株の本命株・出遅れ株をピックアップします。個人的な主観コミなのでその点はご理解ください😘
ChatGPT関連株 本命株 4011 ヘッドウォータース
ヘッドウォータースはChatGPT関連株として注目の銘柄です。同社はAI関連株の記事でも取り上げた銘柄で、さまざまなAIソリューションを提供している会社です。
ヘッドウォータースは2023年02月28日に、自社のマルチAIプラットフォーム「SyncLect(シンクレスト)」とチャット分析ソリューション「Chat Analyzer(チャットアナライザ)」が、マイクロソフト社の「Azure OpenAI Service」に対応したことを発表しています。
「Azure OpenAI Service」とは、OpenAI社とマイクロソフト社のパートナーシップから生まれた、さまざまなユースケースに応じて最適化が可能なコーディングおよび言語AIモデルを提供するサービスです。
ヘッドウォータースは、この発表以前からMicrosoft Azureを活用した自然言語認識・クラウドコンピューティングを活かしたAIシステムを提供してましたが、この「Azure OpenAI Service」の導入によって、これまでよりAIシステムが最適化したとのこと。
具体的にはマルチAIプラットフォーム「SyncLect」では、ChatGPTでも利用されているGPT-3 文章生成モデルをと連携することで、企業向けの独自Webシステムやスマホアプリ、チャットボットなどに対して早期に組み込む事が可能に。
チャット分析ソリューション「Chat Analyzer」は企業内チャットデータをGPTモデルへ追加学習させることによって企業内で過去に行われたQ&Aや個々のチャット上でやりとりされた暗黙知のナレッジマイニングを行うことでチャットボットが人手によるデータ登録なしで応答することが可能となったみたいです。
ヘッドウォータースも、ChatGPTを自社のAIシステムに組み込むことで、より良いサービスを提供している銘柄なので、ChatGPT関連株と言っていいと思います。
ChatGPT関連株 本命株 3984 ユーザーローカル
ユーザーローカルもAI関連株の記事でもピックアップした銘柄ですね。ユーザーローカルはビッグデータの解析ツールやAIを用いた業務支援ツールを提供している企業で「ユーザーローカル サポートチャットボット」を提供する銘柄。このサポートチャットボットは厚生労働省やその他大手企業にも導入実績があります。
ユーザーローカルは、2023年03月03日に「ユーザーローカル サポートチャットボット」にChatGPTの文章生成AIを組み込み、回答内容を高速に自動生成する機能の提供を開始すると発表しています。
「ユーザーローカル サポートチャットボット」は2023年1月にOpenAIの対話型AIのtext-davinci-003を実装し、2023年03月03日に上位版であるChatGPT(gpt-3.5-turbo)へとアルゴリズムをアップグレードしたので、2023年3月14日に公開された「GPT-4」へのアップグレードのIRも近々でるのではないか?と期待しています。
ユーザーローカルはChatGPTに用いられる文章生成AIを自社のチャットボットに組み込んでサービスを提供しているので、まさにChatGPT関連株と言えると思います。ChatGPT関連の本命株として注目。
ChatGPT関連株 本命株 5243 note
noteはCtoCメディアプラットフォーム「note」の運営を手掛ける銘柄ですね。
noteは2023年02月08日に、ChatGPTに搭載されているOpenAI社のGPT-3を採用した創作支援ツール「note AIアシスタント(β)」の先行ユーザーの募集を開始すると発表しています。このツールを活用することでクリエイターはアイデアを膨らませたり、表現方法を追求したりできるみたい。
「AIの発展でいろんな仕事がAIに取って代わられる」とか「クリエイティブな分野も例外ではない」みたいなこともよく言われますが、AIが仕事をまるまる奪うというよりこんな風な強力なサポート役になるのがAIの活用方法として正しいのではないですかね。
noteもChatGPT関連株として引き続き注目しますが、業績が赤字続きな点は少し注意。ただグロースは業績二の次でテーマ性だけでぐんぐん上がることも多いですし、四季報見てると赤字幅は縮小していきそうな雰囲気なのでそんなに気にしなくても良いかもだけど。
ChatGPT関連株 本命株 6182 メタリアル
AI自動翻訳技術のメタリアルもChatGPT関連株として注目です。
メタリアルの子会社ロゼッタは2023年03月08日に、同じくメタリアル子会社のMATRIXと共同で、ChatGPT等によるAI関連製品群を企業のビジネスソリューションとして活用するためのプラットフォーム「Metareal AI(メタリアル・エーアイ)」を開発、提供開始を発表しています。
「Metareal AI(メタリアル・エーアイ)」とは、ChatGPT等の生成AIのみならず、数多のAIモデルを用いたさまざまなサービスを企業のビジネス活用の観点でまとめたプラットフォーム。要するに、ChatGPTを含めた世界中の最先端AIサービスを日本の企業との橋渡しを担うサービスってこと?だと思います。
「Metareal AI(メタリアル・エーアイ)」はロゼッタの既存顧客5000社に、04/03からベータ版を無償提供するみたいです。ベータ版の当初ラインナップは「AI要約」「AI資料作成」「AI文字校正」「AI音声認識」などで、順次拡充する予定。
ちなみに2023年03月17日には、「Metareal AI(メタリアル・エーアイ)」がOpenAIの大規模言語モデル最新版「GPT-4」の接続を完了したことを発表。2023年03月20日には子会社MATRIXがメタバース空間共有プラットフォーム「どこでもドア」において、ChatGPTを活用したAI英会話機能付きワールド「AI先生」のβ版を公開するなど材料がぞくぞく出てます。
今後もChatGPT関連の材料に期待できるかもですね。
ChatGPT関連株 出遅れ株? 7066 ピアズ
ピアズは通信業界に特化したコンサルティングを手掛ける会社です。
ピアズの子会社Qualiagramは、2023年03月02日に自社開発のAIロールプレイングシステム「mimik」にchatGPTを搭載した新機能の実証実験を開始したと発表。
AIロールプレイングシステムというのは、営業マンが行うロールプレイング(疑似接客)でAI技術を用いるってことですね。mimikにchatGPTを搭載してバーチャル顧客を作成することで、高品質な接客ロープレが可能になる新機能だそうです。
時価総額規模小さいですし、短期的には値動き面白そうですが、本命かと言われるとそうではない気がします。一応引き続き注目。
ChatGPT関連株 本命株 6562 ジーニー
ネット広告配信プラットフォーム「GenieeSSP」を手掛けるジーニーもChatGPT関連株として注目。
ジーニーはチャット型Web接客プラットフォーム「GENIEE CHAT」というサービスも提供していますが、2023年03月09日にChatGPTで活用されている「gpt-3.5-turbo」を利用しメッセージを自動作成する「ChatGPTメッセージ作成」機能をリリースしたことを発表しています。
具体的には、購入フォームを離脱した「カゴ落ち」と呼ばれるユーザーに対して一定時間後にメッセージを送り商品が未購入であることをリマインドするメッセージを自動生成する機能のようですね。
こちらも一応ChatGPTを商用活用する銘柄として注目。ジーニーのサービスにはほかにも活用できるサービスがありそうな気がしますね。
※2023年05月09日(火)追記
ジーニーは2023年04月24日にもChatGPT関連の材料が出てますね。
ジーニーは自社開発の営業管理ツール「GENIEE SFA/CRM」において、ChatGPTを活用した新しい機能開発に取り組んでいます。その第1弾として、SFA/CRM内に登録された議事録等のテキストデータをChatGPTで自動要約する機能をリリースしたとのこと。
今後も「GENIEE SFA/CRM」にノーコードで企業の業務効率化につなげられるAIを活用した機能を随時リリースしていく予定らしいですね。引き続きChatGPT関連の材料が出てきそうなので注目。
ChatGPT関連株 出遅れ株 4388 エーアイ
音声合成エンジン「AITalk」を手掛けるエーアイもChatGPT関連株として注目します。
エーアイは2023年03月06日に、ChatGPTと日本のパーソナルAI開発ベンチャーであるオルツ社の「LHTM-2」を活用したサービス提供の実証実験を開始すると発表しています。
オルツ社の「LHTM-2」は日本発の大規模言語処理モデルです。OpenAI社の大規模言語処理モデル「GPT-3」等と同水準のパラメータ数で構成されていて、機械翻訳や自動要約、テキスト生成、対話など、様々な用途に利用することができるもののようです。
エーアイで蓄積された音声データ、言語データと「ChatGPT」と「LHTM-2」を組み合わせ、AI及び各人が聞きたい声によるセリフや文書作成、記事自動生成や多言語への同時自動翻訳など、法人が利用可能なAIサービスを構築開始するとのこと。
エーアイは時価総額規模も小粒ですし値動き的にもまぁ面白そうかも。
本命といえるかは微妙かもしれないけど一応ChatGPT関連株として引き続き注目しようかと。
ChatGPT関連株 本命株?? 3691 デジタルプラス
デジタルプラスは、デジタルギフトサービスが柱の銘柄。メディア事業もやってます。2022年4月に社名変更してるので、旧社名「リアルワールド」のほうがなじみがある方も多いかもですね。
デジタルプラスは2023年03月07日に、ChatGPT・Microsoft Bing・(一般公開予定のBard)等を用いたコンテンツ制作及び、マーケティング強化の実証実験を開始すると発表しています。
具体的には主力事業であるデジタルギフトのマーケティング強化を目的として、コンテンツに図解をいれたりキャラクターを導入したりするリッチ化、コンテンツのSNS化、コンテンツを基にしたLP制作などを検証する模様。この検証で効果が実証された場合は、デジタルギフトと連動したマーケティングメニューとして企業への販売を視野にしているらしいです。
材料的には面白そうな気もしますが、個人的にはあんまり好きじゃない銘柄。短期で値幅取りにいくならいいかもしれないけど、腰を据えて投資はしないと思う。継続前提に重要事象。
ChatGPT関連株 出遅れ株 7047 ポート
ポートは就職、リフォーム、ファイナンス、エネルギーの4領域でマッチングDX事業を展開する企業です。
ポートは2023年01月30日に、エネルギー領域を中心にChatGPTを活用しユーザーの成約率向上に向けてさまざまな施策の検証を開始すると発表しています。
具体的には、エネルギー領域において土日や深夜帯などのユーザー問い合わせにChatGPTを活用した問い合わせ対応システムの提供を検証する模様。
また就職領域においてはキャリアコンサルタントがこれまでに実施したアドバイスの音声データをテキストデータとしてChatGPTに学習させて、テキスト型アドバイスサービスを提供することもも検討する模様。
ポートは業績面でも期待できますし、メタバース関連とかChatGPT関連とかテーマ性も豊富なので割と注目しています。
2023年10月28日(土)追記↓
ポートはこれまで自社の会員限定サービスとしてChatGPTの「GPT-4」を搭載した面接診断AIサービスを提供してきましたが、2023年10月10日(火)にこれを外部向けにもユーザー課金型モデルとして提供開始すると発表しています。
面接AIは新卒採用面接における志望動機や自己PRなどなどさまざまな面接対策を行うことができるサービス。引き続きChatGPT関連株としても注目。
チャットGPT関連株 6031 サイジニア
2023/03/21 19時頃追記↓
ネット広告配信を手がけるサイジニアも子会社の「ZETA」がChatGPT関連の材料を出しているので注目です。
サイジニアの子会社「ZETA」はEC商品検索・レビュー・ハッシュタグ・OMOソリューションを手掛けています。ZETAは2023年01月26日に、主力製品の「ZETA SEARCH」のチャット拡張オプション「ZETA SEARCH CHAT EXTENSION」をアップグレードし、OpenAI社の【ChatGPT】に対応したことを発表しています。このアプデによりスムーズな会話が可能となり店舗スタッフやオペレーターとのコミュニケーションに近づけられる模様。
このほかサイジニアは2023年03月06日に、AI関連事業を行う新会社「サイジニアアドバンスド研究所」の設立を発表している点も注目ポイント。今後もAI関連の材料がどんどん出てくる可能性に期待。
チャットGPT関連株 6027 弁護士ドットコム
2023/03/21 19時頃追記↓
法律ポータルサイトを運営する弁護士ドットコムもChatGPT関連株として注目。
弁護士ドットコムは2023年02月14日に、新しいテクノロジーのサービス活用や研究を加速させるため、「プロフェッショナル・テック・ラボ(Professional Tech Lab)」を創設すると発表しています。プロフェッショナル・テック・ラボでは法律相談チャット・契約相談チャットなどにChatGPTのサービス活用やAIの可能性について研究するとしています。
また同時に「プロフェッショナル・テック・ファンド(Professional Tech Fund)」を創設することも発表しています。こちらはプロフェッショナル領域の起業家に対して積極的な資金支援・成長支援をしていく模様。まずは自社の自己資金を活用し投資するみたい。
法律相談・契約相談とChatGPTは相性がよさそうな気がしますね。弁護士ドットコムはここ何年か下降トレンドですが、ここにきて業績が上向いてきてるっぽいので一応注目しておきます。
チャットGPT関連株 3999 ナレッジスイート
2023/03/21 19時頃追記↓
クラウド型ビジネスアプリケーションツールを提供しているナレッジスイートもChatGPT関連の材料が出ています。
ナレッジスイートは2023年02月21日に、現在開発中の次世代型クラウドビジネスアプリ「KnowledgeSuite」でChatGPTを活用した助言機能を検証開始したことを発表しています。
ChatGPTの助言機能は利用企業の円滑な議論、多言語翻訳、業界マーケットの状況把握、プレゼン資料作成、セミナー資料作成、営業戦略策定など初期策定にかかる時間の効率化・営業活動効率化に親和性が高いとのこと。今後のChatGPT商用版公開を想定しAPI連携をスムーズに行う為の機能検証を進めているらしいです。
ナレッジスイートは出来高も少ないしあんまり人気ない銘柄だと思いますが、もし注目されたら…。
一応出遅れ株として注目かも。
チャットGPT関連株 4484 ランサーズ
2023/03/21 19時頃追記↓
クラウドソーシングサービス大手のランサーズもChatGPT関連の材料がでてますね。
ランサーズの子会社でさまざまなプロに直接相談できるメンターマッチングサービスを手掛ける「MENTA」は、2023年02月20日に、ChatGPTとの連携を開始したと発表しています。
ChatGPTで利用されている言語モデル「GPT-3」を活用して、出品者(メンター)が出品プランを作成する際にアシストする機能とのこと。こちらも言語モデルのアップデートが今後材料として出てきそうですね。
また、クラウドソーシング仕事依頼サイト「Lancers」では個人スキルを商品化できるパッケージ方式でChatGPTを活用したスキル出品を開始しています。
チャットGPT関連株 思惑株 3993 PKSHA Technology
2023/03/21 19時頃追記↓
パークシャも注目しておきたい銘柄です。
パークシャは国内シェアNO.1のAIチャットボット(PKSHA Chatbot)を手掛けている銘柄で、ChatGPTとバッティングしそうな気もしますが、むしろマイクロソフトとは協力関係にありChatGPTに用いられるGPT-3/4などのLLM(大規模言語モデル)の社会実装を目指しています。
パークシャは2023年03月15日に「PKSHA LLMS」をローンチ。「PKSHA LLMS」は米OpenAIのGPT-3/4、ChatGPT、米GoogleのPaLM、米Meta社のLLaMAなどの大規模言語モデル(LLM)を統合的にカスタマイズできる環境を提供するソリューションのことです。
2023年03月16日にはマイクロソフト社の「Azure OpenAI Service」を活用し、エンタープライズ向けAIソリューション・AI SaaSにおける大規模言語モデルの実装を強化する、とも発表しています。
ChatGPTの台頭はパークシャの国内事業と一部バッティングしそうな部分はありそうですが、マイクロソフトと連携してLLMの社会実装を強化するって部分はかなり面白い気がします。引き続き注目したい銘柄です。
チャットGPT関連株 思惑株 5129 FIXER
2023/03/21 19時頃追記↓
クラウド環境下で動作するシステムの開発を手掛けるFIXERもChatGPT関連株として注目しておきたい銘柄。
FIXERは、現時点(2023.03.20時点)ではChatGPTとの直接的に関連する材料は出ていないと思いますが、同社はMicrosoft社のAzureパートナーとしての最上位資格「Azure Expert MSP」の認定を受けている企業。AzureはMicrosoftが提供するクラウドサービスで、IaaSやPaaSといったITインフラ、プラットフォームをクラウド上で提供するサービスです。
2019年のFIXERのプレスリリースによると、マイクロソフトパートナーは世界30万社以上あるものの、最上位となる「Azure Expert MSP」は40社強のみしか認定されてないらしいです。狭き門ですね。
マイクロソフトの最上位パートナーということは、FIXERもいずれChatGPT関連の材料を出してくることはありそうな気がします。思惑株ではありますが、注目。
チャットGPT関連株 出遅れ株? 9449 GMOインターネット
2023/03/30 12時頃追記↓
GMOインターネットもいちおうChatGPT関連株と言えるかも?
GMOインターネットは2023年03月10日に、グループ全体でChatGPTの活用を推奨し業務効率化や新しいサービスの展開検証、研究開発に取り組むと発表しています。今はまだChatGPTを自社の業務効率化や新サービスの展開検証に積極使用するというだけですが、今後もしかしたら面白い材料が出るかも。
あと、GMOインターネットグループのGMOペパボでは2023年2月28日から「教えてAIロリポおじさん」というサービスが期間限定で復活しているとのこと。「教えてロリポおじさん」は2005年にリリースされたレンタルサーバー「ロリポップ! by GMOペパボ」の伝説的な機能らしいです。GMOペパボの20周年を記念してOpenAIの「ChatGPT」 APIを搭載し、旧バージョンと比較してより知的になり期間限定で復活したみたい。「教えてAIロリポおじさん」って名前の響きがなんかヤバくてちょっと面白いですね!
本命とは言えないかもですが、GMOインターネット・GMOペパボも今後なにかしらChatGPT関連の材料が出るかもしれないので一応注目してみます。
ChatGPT関連株 出遅れ株 3633 GMOペパボ
2023年05月08日(月)追記
GMOペパボもChatGPT関連の材料が出てますね。GMOペパボは2023年03月22日に、OpenAIの「ChatGPT」APIを活用したマーケティング支援機能をEC関連の3サービスで提供開始したと発表しています。
ChatGPT関連の新機能を開始するのは「カラーミーショップ by GMOペパボ」「minne by GMOペパボ」及び「SUZURI by GMOペパボ」の3つで、カラーミーショップとMinneではSNS投稿用宣伝文を自動生成できる機能を提供。で、SUZURIでは作成したアイテムを販売する際の説明文章の自動生成を行う機能を提供しています。
で、2023年04月05日には「ロリポップ!レンタルサーバー byGMOペパボ」と「GMOレンシュ」において「ChatGPT」APIを活用した新機能の提供を開始。
「ロリポップ!レンタルサーバー byGMOペパボ」では、テキスト情報からウェブサイトのソースコードを生成し、ウェブサイトとしてそのままワンストップで公開できる機能。
「GMOレンシュ」では、ユーザーから受講者に向けた「お知らせ」の文面を簡単な箇条書きや条件から自動で生成できる機能を提供しています。
ChatGPT関連株 出遅れ株 3627 JNSホールディングス
2023年05月08日(月)追記
JNSホールディングスは、子会社のネオスがChatGPT関連の材料を出してます。ネオスは2023年03月22日にChatGPTを活用して企業のDXやビジネスの場面で新たな価値創出を支援する「ChatGPT活用ソリューション」の提供を開始したと発表しています。
ネオスの「ChatGPT活用ソリューション」ってゆーのは、顧客のニーズに応じてChatGPTを効果的かつセキュアに活用するためのコンサルから開発、環境構築まで対応するという感じ。
ネオスは国内チャットボット史上の黎明期から、チャットボットサービス【OfficeBot】を提供してきた企業なのでJNSホールディングスはチャットボット関連株でもありますね。で、ネオスのAIチャットボットサービス【OfficeBot】においても、ChatGPTのAPI連携を行ったとのこと。これにより、【OfficeBot】のセキュアな環境下でChatGPTを利用し、回答文の自動生成が可能になったらしいです。
と、いうことでJNSホールディングスもChatGPT関連株として注目しておきます。時価総額規模小さいし値動き的には割とおもしろそう。
ChatGPT関連株 出遅れ株 4444 インフォネット
2023年05月08日(月)追記
インフォネットもChatGPT関連株として注目。インフォネットは子会社の「アイアクト」からChatGPT関連の材料が出てる。アイアクトはAI検索「Cogmo Search(コグモ・サーチ)」というサービスを提供している企業です。
Cogmo SearchってのはAIを活用したファイル検索エンジンで、社内資料や業務マニュアルをより効率的に検索できるようになるってサービスだと思います。文章や会話内容などでも検索できて、検索精度を学習できるAI検索とのこと。
このCogmo Searchが2023年03月20日にChatGPTと技術連携したことを発表。これによりCogmo Searchが抽出するAI検索結果に、文章生成AI ChatGPTによる要約文の提示を実現したみたいです。
インフォネットはかなり時価総額規模が小粒な銘柄ですし値動きは面白そう。
ChatGPT関連株 出遅れ株 6580 ライトアップ
2023年05月08日(月)追記
ライトアップは中小企業向けの助成金診断システムや労務のコンサル事業を手掛ける企業で、2023年04月25日に、自社で提供する経営者支援サービス「JSaaS(ジェイサース)」に、新しくChatGPTを活用した事業計画書作成支援機能を追加し、5月中に提供を開始すると発表しています。
あとChatGPT搭載の広告自動解析・生成ツール「Omneky」の国内正規代理店として販売・提供している企業でもあります。
時価総額規模も小さめですし面白そうな銘柄。
ChatGPT関連株 出遅れ株 7357 ジオコード
2023年05月08日(月)追記
ジオコードは企業のWEB制作やSEO対策事業を手掛ける企業。ジオコードは2023年04月18日に、自社で提供するSEO対策サービス「オーガニックマーケティング内製化プラン」にChatGPTを活用した記事作成コンサルティングを追加したと発表しています。
さらに2023年04月26日には、AI関連株のヘッドウォータース(4011)とChatGPT活用における連携を開始すると発表。ヘッドウォータースはAI関連株・ChatGPT関連株のなかでもめきめきと株価を伸ばしている銘柄ですし、ここと連携スタートは面白い材料な気がしますね。ジオコードも時価総額かなり小粒なので注目。
ChatGPT関連株 出遅れ株 3082 きちりホールディングス
2023年05月08日(月)追記
きちりホールディングスは居酒屋の「KICHIRI」などを直営展開する飲食系の銘柄です。きちりホールディングスは2023年04月24日に、ChatGPTを用いた対話型AI接客の実証実験を開始したと発表。材料的にはそこまでアツいわけではないかなぁと思いつつも、インバウンド・リオープン系の銘柄としては注目してもよさそうかなぁと。
ChatGPT関連株 出遅れ株 5132 pluszero
2023年05月08日(月)追記
pluszeroはAI関連株の本命株としてもピックアップした銘柄でもちろん注目なんですが、これまでChatGPT関連の明確な材料が見つけられなかったので取り上げなかったんですが、もう取り上げちゃいます。
pluszeroは2023年04月13日に、自社独自のAI技術(AEI)と「ChatGPT」の関係性に関する資料というのを公開しています。この資料によると、ChatGPTはpluszeroの独自AI技術である「AEI」の強烈な追い風になるとともに、相互補完関係にあるとのこと。プラスゼロのAEIはChatGPTの信頼性を向上させ、ChatGPTはAEIの開発を加速させるとのこと。
ちなみにここでいう「ChatGPT」とは、OpenAI社の「ChatGPT」だけでなく大規模言語モデル全般のことっぽい。
ここまで言うなら、ChatGPT関連株として注目してもいいのかなぁと。今後、ChatGPT関連の材料が出ることにも期待したいですね。
ChatGPT関連株 本命株 9984 ソフトバンクグループ
2023年09月17日(日)追記
2023年09月16日に、英紙フィナンシャル・タイムズが、ソフトバンクグループがChatGPTを開発した米OpenAI社を含めAI分野に数百億ドルの投資を検討していると報じたようですね!
ソフトバンクグループは参加の英半導体大手のARMの米上場で得た資金を使う意向とのこと。また、米OpenAIだけじゃなく、そのほかのOpenAIと競合する企業への大型投資も検討しているみたいです。まだ一部で報道されているだけで正式な発表ではないとはいえ、なかなか面白いニュースですね!
以前から孫正義さんはAI投資に積極的だったと思いますが、ARMが米上場したことで今後ますますAI投資に積極的になっていくかも。
ChatGPT関連株 まとめ
チャットGPT関連株について現時点では以上ですかね。
今後もいろんな会社から「チャットGPTをなんらかのかたちで商用利用するよー!」って材料がバンバンIR出てくると思いますので、このページはこの先もどんどん追記していくかもしれないです。なのでちょくちょく見に来てくれると嬉しいです😘
「チャットGPTはホワイトカラーの仕事ほとんどすべてに影響を与える」とも言われてたり、かなり社会に与えるインパクトは大きいと思われますので、関連株はしっかりチェックしておくといいと思います!
他にも、次にくる有望テーマ株とか材料株とかを初動で拾えるようにしっかりアンテナを広げておきましょう!
もっとドンピシャで今買うべき株!みたいなの探してる人はこっちも並行してみておくのがオススメ↓情報早いです😋
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