※この記事は2023年10月28日(土)に追記編集しました。
こんにちは、かりんです🥰
2023年05月18日に、米MetaがAIに特化した半導体を独自開発したことを発表しました。
AIに特化した半導体は米Googleや米NVIDIAなど名だたるテック企業による開発競争が始まっています。
日本株はAIチップで世界に遅れをとっている感は否めないですが、AI関連株が盛り上げれば同時にAI半導体関連株にも物色が巡ると思います。
というわけで、このページではAI半導体関連株(AIチップ関連株)について本命株・出遅れ株 一覧をまとめておきます。
ちなみにこのブログではすでに「半導体関連株」や「パワー半導体関連株」はすでにまとめてますので、このページではAIチップに特化した銘柄だけをピックアップしたいと思います。
半導体関連株・パワー半導体関連株も併せてチェックしておきましょう。
半導体関連株 本命株・出遅れ株 一覧
パワー半導体関連株 本命株・出遅れ株 一覧
AI半導体関連株とは
AI半導体関連株・AIチップ関連株とは、AI向けに特化した半導体「AIチップ」に関連する事業を手掛ける銘柄の総称です。
そもそもAI半導体ってのはなにかってところから軽く説明しておきますね。
AI半導体ってのは、機械学習・ディープラーニングで行われる演算処理を高速で行えるように設計されたAI専用の半導体のこと。
もともとAIには「GPU」という画像処理向けの半導体が使われていました。GPUと言えば米NVIDIAが有名ですね。GPUは同時に大量のデータを処理する「並列処理」を得意とするチップで、この特徴がAIにも向いているってことで、もともと画像処理向けに開発されたGPUがAI向けにも応用されてきたわけです。
ただ、やっぱりGPUは画像処理向けのチップなので、AI開発競争が激化している今「もっとドンピシャにAIにマッチするAI専用半導体があった方がいいよね」ってことでAI半導体の開発競争も激化してるって感じですかね。
AI半導体は、米ビッグテック企業(Google,Apple,Meta,Amazon,Tesla,Microsoft)をはじめさまざまな半導体企業が参入しています。
やっぱり米国企業がAI半導体でも一歩リードしているっぽいですが、日本も負けじと国内の名だたる8社が出資して半導体メーカー「ラピダス」を設立して、ラピダスには日本政府も2023年5月現在で計3300億円の補助金を出すことが決まっています。さらに2024年以降も追加支援を行う方針。
ラピダスは「2nm(ナノメートル)の次世代半導体を2027年に量産すること」を目標に掲げています。
2nm(ナノメートル)って言われてもちょっとピンとこないと思いますが、2nmはウイルスより小さいくらいなので超がつくほど微細です。
半導体っていうのは回路を構成する線の幅が狭ければ狭いほど密度が高い高性能なチップになるらしく、だから2nm(ナノメートル)の半導体チップができればとんでもなく高性能になる模様。具体的には「コスト削減・消費電力削減・動作速度向上・高機能化」とあらゆる面で高機能化に期待できるらしい。
2023年現在、日本企業が量産可能なのは40~60nm程度らしいので、20~30倍以上もちっちゃいやつを作ろうって話ですね。
2nmの超微細チップがAI専用というわけではないですが、めちゃくちゃ高性能になるってことでAI向けにも応用できると期待されているわけですね。
ちなみに2nmの次世代半導体は、米IBMが技術を持っていますがまだ量産技術まではできていないです。ラピダスは米IBMと提携したのでIBMと組んで2nmの半導体の量産を目指すって感じですね。
ちなみに、半導体メーカー世界TOPの台湾「TSMC」は2025年に2nmの半導体の量産を目指している模様。
「TSMCでも2025年なのに、ラピダスが2027年いけるのか…?!」ってのはよく言われてるみたいですが、ラピダスは日本の名だたる企業と政府が進めている国産半導体メーカーのリーダーなので、頑張ってほしいですね。
ちょっと話が2nmのロジック半導体にズレましたが、ラピダスに関連する日本企業もAI半導体関連株の一部と言えると思います。
米調査会社Verified Market Research(VMR)によると、AI半導体の市場規模は2021年が約112億ドルで、2031年には2636億ドルになると予想されているみたいです。今後AIがさらなる進化をするのに、高性能なAI半導体は必要不可欠とも言われています。
AI半導体市場はものすごい急拡大が予想されているので日本株市場でも注目しておきたいですね。
AI半導体でリードしている企業
2023年現在、AI半導体(AIチップ)でリードしている企業はなんといっても米NVIDIA(NVDA)だと思います。
NVIDIA(NVDA)は画像処理に特化した半導体GPUに強みを持っていることから、2023年現在のAI半導体市場では圧倒的な首位とのこと。エヌビディアは今後もAI半導体分野をリードしていく企業になると思いますが、他の企業も急拡大が予想されるAI半導体分野にどんどん参入してきています。
米GAFAMをはじめAI半導体分野に参入している世界的な企業をピックアップしておきます。
Apple(米国)
Meta(米国)
Google(米国)
Tesla(米国)
Amazon(米国)
Microsoft(米国)
INTEL(米国)
AMD(米国)
Groq(米国)
Qualcomm(米国)
Halio(イスラエル)
Arm(イギリス)
サムスン電子(韓国)
TSMC(台湾)
SK hynix(韓国)
AI半導体関連株 一覧
コード | 銘柄名 | 特徴 | 時価総額(2023.05.22時点) |
---|---|---|---|
6723 | ルネサスエレクトロニクス | 独自AIアクセラレーター「DRP-AI」をベースとしたAIチップを開発 | 4,079,460百万円 |
6526 | ソシオネクスト | 2020年に量子化DNNエンジン搭載・低消費電力AIチップを試作 | 446,420百万円 |
6702 | 富士通 | ディープラーニング向けAI半導体を開発 | 3,806,763百万円 |
3132 | マクニカホールディングス | 日本国内におけるNVIDIAの正規代理店 | 295,463百万円 |
9984 | ソフトバンクグループ | 英半導体大手アームに出資 | 7,670,435百万円 |
6920 | レーザーテック | 半導体マスク欠陥検査装置 AIチップ向けでも需要か?インテル・サムスン電子・TSMCなどが顧客 | 2,010,186百万円 |
6857 | アドバンテスト | 半導体検査装置大手 エヌビディア・AMDなどが顧客 | 2,744,801百万円 |
7735 | SCREENホールディングス | 半導体洗浄装置大手 枚葉式洗浄装置「SU-3400」など TSMC・インテルなどが顧客 | 669,476百万円 |
8035 | 東京エレクトロン | 半導体製造装置大手 サムスン電子・インテル・TSMCが顧客 | 8,800,667百万円 |
6146 | ディスコ | 半導体向け 切断・研磨・研削装置 | 2,060,195百万円 |
4063 | 信越化学工業 | 半導体シリコンウエハーで世界首位級 | 8,638,957百万円 |
3436 | SUMCO | 半導体シリコンウエハーで世界首位級 | 681,091百万円 |
7729 | 東京精密 | 半導体製造装置・精密測定機器 | 230,887百万円 |
4062 | イビデン | インテル向けIC(集積回路)パッケージを手掛ける | 912,776百万円 |
4369 | トリケミカル研究所 | 半導体に欠かせない絶縁体などの化学材料をオーダーメイドでつくる化学薬品メーカー TSMC向けなど? | 77,347百万円 |
6890 | フェローテックホールディングス | 半導体ウェーハや半導体設備向け部品 大手半導体デバイス及び同製造装置メーカーが主要顧客 | 148,555百万円 |
3652 | ディジタルメディアプロフェッショナル | 世界有数のGPU IPベンダー AIプロセッサIPなどを手掛ける | 12,594百万円 |
6758 | ソニーグループ | 次世代半導体の新会社「ラピダス」に出資 | 17,163,323百万円 |
7203 | トヨタ自動車 | 次世代半導体の新会社「ラピダス」に出資 国内AIユニコーン「プリファードネットワークス」に出資 | 31,814,226百万円 |
6902 | デンソー | 次世代半導体の新会社「ラピダス」に出資 | 6,820,451百万円 |
9432 | 日本電信電話 | 次世代半導体の新会社「ラピダス」に出資 | 15,226,941百万円 |
6701 | NEC | 次世代半導体の新会社「ラピダス」に出資 | 1,729,868百万円 |
9434 | ソフトバンク | 次世代半導体の新会社「ラピダス」に出資 | 7,254,919百万円 |
8306 | 三菱UFJフィナンシャル・グループ | 次世代半導体の新会社「ラピダス」に出資 | 11,717,101百万円 |
6954 | ファナック | 国内AIユニコーン「プリファードネットワークス」に出資 | 4,821,596百万円 |
6501 | 日立製作所 | 国内AIユニコーン「プリファードネットワークス」に出資 | 7,746,690百万円 |
8031 | 三井物産 | 国内AIユニコーン「プリファードネットワークス」に出資 | 6,837,240百万円 |
2433 | 博報堂DYホールディングス | 国内AIユニコーン「プリファードネットワークス」に出資 | 610,829百万円 |
8411 | みずほフィナンシャルグループ | 国内AIユニコーン「プリファードネットワークス」に出資 | 5,234,664百万円 |
6967 | 新光電気工業 | インテル向けの半導体パッケージ基板を手掛ける | 685,322百万円(23.05.25時点) |
3565 | アセンテック | 注:半導体銘柄というかエヌビディア関連株 エヌビディアのパートナー企業 | 8,582百万円(23.05.25時点) |
6967 | 凸版印刷 | ICパッケージ関連製品を手掛ける。量子AIの研究など | 1,015,547百万円(23.05.25時点) |
8068 | 菱洋エレクトロ | エレクトロニクス商社 インテルやエヌビディア製品を取り扱う | 93,130百万円(23.06.19時点) |
3131 | シンデン・ハイテックス | エレクトロニクス商社 AMD製品を取り扱う | 6,331百万円(23.07.26時点) |
6676 | メルコホールディングス | 子会社「CFD販売株式会社」がAMDの国内正規代理店 | 53,439百万円(23.07.26時点) |
6315 | TOWA | 生成AI向け半導体の生産に最適な半導体モールディング装置「YPM1250-EPQ」の開発・製品化 | 127,223百万円(23.10.27時点) |
AI半導体関連株 本命株・出遅れ株
それではAI半導体関連株の本命株・出遅れ株をピックアップしていきますね!この項目は個人的な主観コミコミなので参考程度にお願いします😗
AI半導体関連株 本命株 6723 ルネサスエレクトロニクス
ルネサスエレクトロニクスはAI半導体関連株の本命株として注目。ルネサスエレクトロニクスは日本の半導体メーカーで車載用をはじめ、インフラ、IoT向けなどの半導体も提供していて、AI向けにも力を入れています。
ルネサスは2022年12月に従来技術に比べて最大10倍の電力効率を実現した人工知能(AI)チップを開発したと発表しています。このAIチップはルネサス独自のAIアクセラレーター「DRP-AI」と電力効率をさらに高めるAI軽量化技術を組み合わせて開発したとのこと。
「エッジAI」と呼ばれる分野(AIをデバイスに直接搭載して、そのデバイスで処理を行う)で米NVIDIAに対抗心むき出しで頑張っている国内半導体メーカーなので注目したいですね。
AI半導体関連株 本命株 6526 ソシオネクスト
ソシオネクストもAI半導体関連株として注目です。ソシオネクストは富士通の子会社「富士通セミコンダクター」とパナソニックのシステムLSI事業が統合して設立された半導体のファブレスメーカーです。2022年のIPO銘柄。
ソシオネクストは2020年にNEDO委託事業「進化型・低消費電力AIエッジLSIの研究開発」の取組みの一部として量子化ディープニューラルネットワーク (DNN) 技術を組み込んだテストチップを試作し、その動作および性能を確認したとの発表をしています。
これ、その後の続報がないっぽいんでなんとも言えないですが2020年の時点でAIチップの試作品の動作・性能を確認してるので一応関連株として注目。
AI半導体関連株 本命株 8035 東京エレクトロン
東京エレクトロンは半導体製造装置大手。代表的な半導体関連株の一角ですね。東京エレクトロンはサムスン電子・インテル・TSMCなどが顧客で、これら大手半導体メーカーはどこもAI半導体に参入してるので、AIチップの需要拡大は東京エレクトロンにとっても大きなビジネスチャンスだと思います。
AI半導体関連株 本命株 6702 富士通
直近でスパコン「富岳」を使って2023年度中に高度な生成AIを開発すると発表したことで話題の富士通。
富士通は2019年に従来よりも計算性能10倍のAI向け半導体を市場に投入…と報じられてるんですが、最新の情報が見当たらなくて困ってる。まぁでも国産の生成AIを開発するらしいし注目してます。
AI半導体関連株 本命株 3132 マクニカホールディングス
マクニカホールディングスもAI半導体関連株の本命株として注目。マクニカホールディングスは独立系の半導体商社で、米NVIDIAの国内正規代理店です。NVIDIAは、AI向けの半導体で世界をリードしている半導体メーカーなので、AI向けチップの需要が拡大すれば国内正規代理店のマクニカはビジネスチャンスかと。注目。
AI半導体関連株 本命株 6920 レーザーテック
レーザーテックは半導体関連株の代表格で半導体向けマスクブランクス欠陥検査装置の分野で世界シェア100%の企業。AI向けの半導体需要が増えればレーザーテックにも大きなビジネスチャンスだと思います。レーザーテックはインテル・サムスン電子・TSMCなどの世界的な半導体メーカーが顧客。AI半導体関連株としても注目です。
AI半導体関連株 本命株 6857 アドバンテスト
アドバンテストは半導体検査装置の大手で半導体関連株の代表格。アドバンテストはエヌビディア・AMDなどが顧客で、これらはAI半導体で世界をリードする企業。アドバンテストもAI半導体向けで需要を取り込みそうですね。
AI半導体関連株 本命株 7735 SCREENホールディングス
SCREENホールディングスは半導体洗浄装置の大手でこちらも半導体関連株の代表的銘柄ですね。
2022年12月にはウエハを1枚ずつ処理していくタイプの枚葉式洗浄装置「SU-3400」を販売開始したことを発表しています。
高度な半導体デバイスは回路パターンの微細化・高集積化が進んでいて、半導体洗浄プロセスにおいても従来以上にウエハーの高い清浄度が求められているようで、SCREENホールディングスの枚葉式洗浄装置「SU-3400」は安定した洗浄処理性能にくわえて、世界最高レベルとなる最大毎時1,200枚の実用処理能力を実現しているらしいです。
高性能なAI半導体向けにも需要を獲得するのでは?と注目しています。SCREENホールディングスはTSMC・インテルなどが顧客っぽいですね!
AI半導体関連株 本命株 3652 ディジタルメディアプロフェッショナル
ディジタルメディアプロフェッショナル(DMP)は研究開発型の半導体ファブレスメーカー。
ゲーム市場やアミューズメント市場(パチンコ・パチスロ市場)向けの画像処理半導体などを手掛けていますが、AI向けに軸足を移しつつありますね。DMPは世界有数のGPU IPベンダーでAIプロセッサIPなどを手掛けることからもAI半導体銘柄として注目。
AI半導体関連株 出遅れ株? 9984 ソフトバンクグループ
ソフトバンクグループは英半導体大手アームに出資していることで知られていますね。アームの米国上場などの期待もありますし、アームのAI向け半導体にも期待。
AI半導体関連株 本命株 7203 トヨタ自動車
日本の大企業8社が出資して政府も支援する半導体の新会社「ラピダス」に出資する企業としてトヨタも注目。ラピダスはAI半導体というか2nmという超微細な半導体の量産を目指している企業ですが、この超微細な半導体が量産できればAI分野向けでも先駆できるんじゃないかと思われます。
あとトヨタは国内の最強ユニコーン企業と呼ばれる「プリファードネットワークス」に出資することでも知られます。プリファードはAI半導体の開発も手掛けていますので、本当はプリファードが上場してくれたら全力なんですけど…。プリファード出資企業は割と注目。
AI半導体関連株 本命株 6902 デンソー
デンソーも半導体の新会社「ラピダス」に出資している企業であるほか、米国のAI半導体のスタートアップ企業「Blaize」に出資している点にも注目。自動運転技術絡みでもデンソーには期待したいし、押し目を拾いたい銘柄。最近押し目無くぐんぐんあがってるけど…。
AI半導体関連株 本命株 7729 東京精密
2023年05月25日(木)追記↓
東京精密もAI半導体関連株として注目。東京精密は「精密位置決め技術」とやらに強みを持つ企業で、半導体製造装置・精密測定機器を手掛けています。半導体製造装置としてはウェーハの表面に回路を焼き付けていく工程やウェーハをチップごとに検査し良品・不良品の判定をしていく工程、ウェーハの裏側を正しい厚さに削る工程、ウェーハ帖の集積回路を切断してチップ化する工程の製造装置を提供しています。
機械学習・ディープラーニング向けのAIチップでもこれらの工程は欠かせない…?と思いますので、AI半導体の需要増でビジネスチャンスを得る銘柄として注目しています。
AI半導体関連株 本命株 4062 イビデン
2023年05月25日(木)追記↓
イビデンは米インテル向けにICパッケージ基板と呼ばれるICチップと一体となって機能する重要な部品を提供している会社ですね。高性能なICパッケージ基板市場は世界的に日本企業のイビデンと新光電気工業が圧倒的なシェアを握っていて、イビデンは2021年5月に1800億円の新工場建設計画を発表しているほか、2023年1月には過去最大の2500億円前後をさらに投資してICパッケージ基板の生産体制の増強する姿勢を見せています。
AI半導体需要を見越した投資だと思います。イビデンは2020年に経済産業省が認定する「グローバルニッチトップ企業100選」に最先端ICパッケージ基盤で選定されていますし、AI半導体関連株の本命銘柄として注目したいですね。
AI半導体関連株 本命株 6967 新光電気工業
2023年05月25日(木)追記↓
ICパッケージ基板でイビデンと双璧をなす新光電気工業も注目ですね。新光電工もインテル向けが主力。
新光電気工業は複数の半導体を実装してパッケージ全体の性能を高める「フリップチップタイプパッケージ」へ投資しています。2022年5月に長野県千曲市の新工場の稼働を24年度下期に始めると発表しています。
こちらもイビデンと同様にAI半導体向けでもビジネスチャンスを獲得しそうな銘柄として注目。
AI半導体関連株 出遅れ株? 6967 凸版印刷
2023年05月25日(木)追記↓
凸版印刷もICパッケージ関連製品を手掛ける銘柄。凸版印刷はICパッケージの「リードフレーム」「FC-BGAサブストレート」というものの開発・製造を行っています。あと、凸版印刷は2022年09月から東京大学素粒子物理国際研究センターと共同で「量子AIの研究」に注力している点も注目。新しい半導体材料開発などへの応用を見据えているらしいです。
AI半導体関連株 本命株 6890 フェローテックホールディングス
2023年05月25日(木)追記↓
フェローテックホールディングスも半導体銘柄としてよく知られる銘柄ですね。フェローテックは半導体ウエーハや半導体製造装置向けの部品を手掛けています。フェローテックの手掛ける製品の用途は、今後AIの発展でさらに広がる見込みで、このチャンスを生かすべく国内と中国などの生産拠点を強化していく模様。中国拠点ってところは少し心配ですが、一応こちらもAI半導体関連株として注目。
エヌビディア関連株 本命株?? 3565 アセンテック
2023年05月25日(木)追記↓
AI半導体関連株というかエヌビディア関連株としてアセンテックに注目。AI半導体といえばエヌビディアなので一応紹介しときますか。
アセンテックはエヌビディアの仮想デスクトップや仮想アプリケーションのグラフィックス処理を高速化する「NVIDIA vGPUソリューション」を提供してきた会社で、2020年にNVIDIAの最上位パートナーレベルである「Elite Partner」に認定されています。なのでエヌビディア関連株ではあるんですが、今エヌビディアの公式サイトでパートナー企業調べたらアセンテックは「Elite(エリート」じゃなくて「Preferred(好ましい)」になってました。たぶん一段階下がってるんじゃないのかな?
アセンテックは時価総額規模小さめだから短期資金は集まるかも?
AI半導体関連株 本命株 8068 菱洋エレクトロ
2023年06月19日(月)追記↓
エレクトロニクス商社で半導体やシステム情報機器などを取り扱う菱洋エレクトロもAI半導体関連株として注目したいですね。菱洋エレクトロは三菱電機やインテル、エヌビディアの製品を取り扱っています。エヌビディアに関しては国内正規代理店としてデータセンターGPUなどを取り扱っています。2023年5月にはNVIDIAが提供する新製品「NVIDIA IGX Orin 開発者キット」を販売開始し、医療やファクトリーオートメーション(工場の自動化)の業界に対応したプラットフォームを提供すると発表してますね。
また2022年7月にはエヌビディアとのパートナープログラムにおいてもっともすぐれた一次代理店に授与される「Best Distributor of the Year」を受賞してる模様。エヌビディアやインテル関連株として注目したい銘柄。
AI半導体関連株 出遅れ株 3131 シンデン・ハイテックス
2023年07月26日(水)追記↓
半導体商社のシンデン・ハイテックスもAI半導体関連株として注目してもいいかも?
シンデン・ハイテックスは半導体や液晶パネルなどの電子部品の専門商社で、AMDの半導体を取り扱っています。
現状、AI半導体業界で断トツTOPを走っているのは米エヌビディアですが、AMDもエヌビディアに追いつこうと生成AI向けの半導体を開発しています。中でもAMDが開発した「MI300X」というAIチップはかなり優秀らしく、AMDいわくエヌビディアのフラッグシップAIチップ「H100」を上回る性能と主張しています。
実際にAMDの「MI300X」がエヌビディアのGPUよりも高性能かどうかはわかりませんが、AMDがエヌビディアの強力な競合であることは事実だと思いますし、もしかしたら生成AIチップでエヌビディア一強の状況を変える可能性もあるかもしれません。
調べたところAMDの半導体を取り扱っているエレクトロニクス商社はあんまり見つけられなかった。シンデンハイテックスはAMD製品の取り扱いがあるようなので、もしかするとAI半導体関連株として注目されるかも。
時価総額小粒で出来高少ない板薄めの銘柄なので人気かしたら火柱もある…?出来高少ない銘柄なので注意しつつ、ちょっと注目したいと思います。
AI半導体関連株 出遅れ株 6676 メルコホールディングス
2023年07月26日(水)追記↓
メルコホールディングスはPC周辺機器を手掛けるバッファローを傘下にもつ会社ですね。
メルコホールディングスの100%子会社の「CFD販売株式会社」がAMDの国内正規代理店になってるのでちょっと注目。
AI半導体関連株 出遅れ株 6315 TOWA
2023年10月28日(土)追記↓
TOWAもAI半導体関連株としてピックアップしておきます。TOWAは半導体製造における後工程である「モールディング(封止)」や「切断加工」などの装置を手掛ける銘柄です。
TOWAは2023年09月26日に、生成AI向け半導体の生産に最適な半導体モールディング装置「YPM1250-EPQ」の開発を完了し、製品化したと発表。モールディングってのは、半導体チップを衝撃やや光、温度、湿度から守るために特殊な樹脂で覆い固める技術のことですね。
TOWAの新しいモールディング装置は高度な技術により、従来では難易度が高いサイズの大型パッケージにも対応できるみたい。特に生成AI向け、高機能AI向け半導体のチップサイズが大きいチップレット製品に最適とのこと。さらにTOWAの既存機種と比べて生産性も最大3倍も向上しているようです。
こちらもAI半導体関連株として注目です。
半導体製造装置関連株 出遅れ株 6338 タカトリ
2023年11月06日(月)追記↓
タカトリも半導体製造装置関連株としてピックアップしておきますね。タカトリはパワー半導体関連株としてもピックアップした銘柄ですね。タカトリは「真空技術」「搬送技術」「切断技術」「研磨技術」「剥離技術」「計測技術」などさまざまなコア技術を有しており、これを応用して半導体やエレクトロニクス分野の産業機械を製造・提供しています。
半導体関連で注目なのはSiC(シリコンカーバイド)ワイヤーソー。パワー半導体はSiC(シリコンカーバイド)という材料をインゴットの状態から薄くスライスするんですが、このスライスする機械をタカトリが手掛けていて100%近いシェアを握っています。インゴットをスライスする工程なのでウェーハの製造工程ってことですね。やっぱオンリーワン技術をもつ銘柄は注目です。
タカトリは他にもウエハー保護テープ関連機器やチップマウンター(電子部品をプリント基板に配置する装置)も手掛けています。
半導体製造装置関連株 本命株 6383 ダイフク
2023年11月06日(月)追記↓
ダイフクはマテハン(マテリアルハンドリング)ってやつに強みを持つ銘柄。マテリアルハンドリングってのは物流や製造の現場で使われる言葉で製造に用いる材料・部品などの物品を移動・搬送・仕分けさせる機器のこと。ダイフクは半導体製造現場に向けて「クリーンルーム向けAMHS(Automated Material Handling System)」ってのを手掛けています。
微細化の進んでいる半導体にとって目に見えないレベルのチリでも大きな異物となり混入すれば品質の低下が起こりますので、クリーンルームが必要不可欠。ダイフクのマテハンはクリーンルーム内の半導体生産工程でウェーハの工程間搬送を止めることなく稼働させることができるやつです。半導体製造の現場では必要不可欠ですね。
半導体製造装置というか、半導体製造現場に不可欠な装置ということでこちらのページにピックアップしておきます。今後、九州や北海道、宮城県などにも半導体製造工場ができるのでダイフクの業績も注目。
半導体製造装置関連株 本命株 6361 荏原
2023年11月06日(月)追記↓
荏原はポンプの総合メーカーですが、半導体製造装置でも高い技術力をもっています。荏原は半導体製造の前工程である「CMP装置(ウェーハの表面を平坦化する装置)」で世界シェア26%。
半導体製造装置関連株 本命株 6521 オキサイド
2023年11月06日(月)追記↓
オキサイドは「単結晶」技術に強みをもつ銘柄。
原子、分子が規則正しく配列している固体を「結晶」といい、原子、分子配列がまったく同一である結晶のことを「単結晶」といいます。この単結晶ってのは光技術の進化に欠かせないものらしく、その中でも波長変換などの光機能特性をもつのがオキサイドの手掛ける「酸化物単結晶」というやつ。酸化物単結晶は、さまざまな産業分野で基板材料として使われているほか、半導体ウェーハの欠陥検査装置にも使われています。
半導体ウェーハ欠陥検査装置向け単結晶でオキサイドは世界シェア95%とのこと。さらにオキサイドは次世代パワー半導体材料のSiC(シリコンカーバイド)の単結晶量産に向けても動いており、パワー半導体関連株としても注目の銘柄です。
半導体製造装置関連株 出遅れ株? 6337 テセック
2023年11月06日(月)追記↓
テセックは半導体用テストシステム(半導体検査装置)やハンドラを手掛ける銘柄です。トランジスタやダイオードのように1素子が単独の機能をもつものを個別半導体(ディスクリート)と言いますが、テセックは個別半導体のテストシステムでは世界首位級。
ハンドラ装置というのは半導体デバイスを性能評価や良否判定などの動作試験をする搬送装置のことです。テセックの半導体用ハンドラは国内首位級とのこと。こちらも半導体製造装置関連株として注目ですね。
半導体製造装置関連株 出遅れ株? 6266 タツモ
2023年11月06日(月)追記↓
タツモも半導体製造装置関連株ですね。タツモは「貼合・剥離装置」「塗布・現像装置」「リン酸プロセス装置」「CMPスラリー供給システム」「洗浄装置」などの半導体製造装置を手掛けています。パワー半導体の生産工程で使用される貼合・剥離装でタツモは世界シェア約9割とのこと。タツモは時価総額規模もそこまで大きくないので値動き的にも面白そうな銘柄ですね。
半導体製造装置関連株 本命株? 6227 AIメカテック
2023年11月06日(月)追記↓
AIメカテックも半導体製造装置関連株として注目。AIメカテックはインクジェット技術に強みがある企業で、インクジェット技術を活かした半導体ソリューションとして「回路形成Ag/Cuナノインク」「システムインパッケージ」「セラミックパッケージ」とかいろいろやってるっぽいですけど、会社ホームページが死ぬほどわかりにくくて具体的にどんなことやってるのかまで調べる気にならなかったので気になる人は自分で調べてください😡
ま、たぶん塗布技術とかそういうのを半導体向けにやってるんだろうなと。
で、AIメカテックは2022年9月に東京応化工業の半導体・ディスプレー用製造装置などの製造事業を譲受して協業すると発表している点に注目。東京応化工業は経営資源を主力の材料事業に集中するために、半導体・ディスプレー用装置事業をAIメカテックに譲渡。お互いに協業して売り上げ伸ばそうみたいな感じだと思います。
半導体製造装置はウェハハンドリングシステム、プラズマアッシング装置、UVキュア装置を手掛けています。AIメカテックも時価総額規模があまり大きくないので値動き的に面白そうです。
AI半導体関連株 まとめ
AI半導体関連株は取り急ぎ以上ですが、また新しく注目したい銘柄が出てきたら追記するかもです。
2023年の市場はAI旋風が巻き起こっていますし、AI半導体銘柄もまだまだこれからのような…。引き続き注目しておきたいテーマ株です。
あわせて半導体関連株・パワー半導体関連株もチェックしておくと良いと思います。
半導体関連株 本命株・出遅れ株 一覧
パワー半導体関連株 本命株・出遅れ株 一覧
他にも、次にくる有望テーマ株とか材料株とかを初動で拾えるようにしっかりアンテナを広げておきましょう!
もっとドンピシャで今買うべき株!みたいなの探してる人はこっちも並行してみておくのがオススメ↓情報早いです😋
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